知らないあなたは損をしていますよ。がん、アトピー、精神疾患、現代人の悩みは全て腸が原因!?あなたの9割は細菌で構成されている?!本当の健康を作るため知っておきたい腸内細菌。
「腸を綺麗にすれば肌が綺麗になる」
「腸を綺麗にすれば痩せやすくなる」
このようなことは最近では、多くの人が知っていると思います。
IN YOU読者ならなおさらのこと、腸内環境というワードは飽きるほど耳にしていることでしょう。
しかし何故このように腸が色々な作用をもたらすのかというのは意外と知らない人が多いかもしれません。
実はここを理解するだけでも、
太る痩せるをコントロールできたり、自閉症などの精神的な疾患にも影響があるというびっくりするような効果があるのです。
あなたの本当の身体は1割だけ。のこり9割は細菌。
「あなたの身体のは9割が細菌でできています」
といわれるとどんな気分でしょうか。
え?細菌?と思われる方もいると思いますし、すでにご存知の方もいらっしゃると思います。
実は自分の身体は自分の細胞1個に対して微生物が9個くらい存在している状態なのです。
それくらい細菌が自分の身体に存在しています。
特に腸管の中には多く存在します。
これらが腸管の中で種類、グループごとに集まっています。
顕微鏡でみるとこの細菌の集団がお花畑のように見えることから 腸内フローラ(腸のお花畑)と呼ばれています。
これらはみんな一律ではなく、人種、年齢、生活習慣などで種類や数が変わってきます。
その数は発表先によって変わってはきますが、数千種・1000兆個以上が存在していると言われています。
意外と知らない自分の腸の中
お腹に良い菌を育てるのにヨーグルトを食べよう。
お腹の悪い菌を出し切ると病気が治るよ。
など善玉菌・悪玉菌と呼ばれる良い菌、悪い菌がいるという話は耳にしたことあるかもしれません。
しかしたくさんいる腸内細菌の中では実際はこの2つはメインではないのです。
腸管の中では日和見菌という菌がなんと70%以上をしめています。
日和見菌とは良い菌が増えればそっちに加担し、悪い菌が増えたらそっちに加担してというどっちつかずの菌です。ではこの腸内細菌を全部善玉菌にすればいい!というわけではありません。
この3種類が理想のバランスを保っておくことが大切です。
理想の割合は 善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1 と言われています。
この状態をキープできれば心身ともに健康といえるでしょう。
知られざる腸内細菌がもたらしてくれる恩恵
腸内の細菌たちは私達人間に数えきれないほどのプレゼントをしてくれています。
人間が自分でやっていると思っていることは実は多くの部分を細菌が行ってくれるのです。
<腸の菌たちがもたらす効果>
1.食事の栄養素の吸収の補助
2.人間が作り出せない栄養素を作る
3.外部からの有害物質や病原菌の侵入を防ぐ
4.免疫のバランスをとる
5.脂質の代謝の調整
6.短鎖脂肪酸をつくる
上記は一例ですが腸内細菌は私達の身体が健康で生きていけるように活躍してくれています。
例えば1の栄養素の吸収では微生物が腸の壁に存在することで指状突起が長く伸び、食べ物から栄養素を吸収してくれる腸の表面積を増やしてくれるということが起きます。
これにより腸内細菌がいない状態よりも30%も栄養吸収が良くなるのです。
6の短鎖脂肪酸は腸内細菌が食物繊維などから作り出すものです。
これによりエネルギー代謝が高まり、様々な病気の元凶になる肥満を防止する効果もあります。
これは人間が進化で得ようとするととてつもなく膨大な時間をかけないと得られない能力です。
これを自分以外の腸内細菌に仕事を委託することで昔からこの恩恵を受けてくることができました。
身体の中で自然と仕事が外部委託されている仕組みは面白いですよね。
現代は腸内細菌のバランスが崩れている!!今の普通は昔の異常
ほとんどの人ががんで命を落とす日本。
花粉症、食物アレルギー、アトピーなどアレルギーの疾患をもつ方が多くいます。
先進国なら人口のほぼ半分の人になんらかのアレルギーがあると言われています。
アレルギー以外でも日本人の2人に1人はがんになり、
3人に1人ががんで命を落とすという日本人の死亡原因の1位をキープし続けています。
自閉症・鬱などの精神的な疾患の方も細菌は周りに多いと思います。
ニキビも青春のシンボルと言われ、出たことが無い人の方が少ないのではないでしょうか?
しかしこれらが当たり前だと思っているのは間違いです。
昔はこれらは当たり前ではない症状だったのです。
これらの症状は全て腸内細菌が昔と今とで変わったのが原因の1つではないかと言われています。
人間の健康を作ってくれる腸内細菌の乱れを作る要因はどんなことなのでしょうか。
ここでいくつか例を挙げてみたいと思います。
日本人が大好きな、抗生物質
腸内細菌の乱れを作る一つの原因は抗生物質です。
最初にお話はしておきますが、抗生物質が悪だとは言いません。
適切に使用すれば人間が開発し様々な病などから救ってくれるものでもあります。
しかし抗生剤による弊害もあることを知っていて欲しいです。
抗生剤は殺してほしい菌だけでなく、お腹の中にいる菌も殺してしまいます。
そのため頻回に抗生剤を使うとお腹の菌が減ったりバランスが崩れたりします。
例えば良くあるものであれば、抗生物質を飲んだ後お腹を壊しちゃう人がいると思います。
それがお腹の菌のバランスが崩れる一例です。
深刻なものであれば抗生物質の頻回の使用が原因で遅延性の自閉症になったのではないかというようなデータがあります。
たまにお医者さんが抗生物質は不要と判断したにも関わらず、親が希望して抗生処方を追加してもらったりもします。
そのようなシチュエーションになりやすいのは風邪や発熱がある時です。
子供が高熱が出たら親としては心配でお薬を飲ませて治したいと思うことがあると思います。
しかし実はインフルエンザや風邪などはウイルス感染なので抗生物質は効きません。
あくまで抗生物質は細菌感染に使う薬なのです。
このように良かれと思って不用意に抗生物質を飲むことになり、
自分の腸内細菌のバランスを悪化させてることがあるので注意した方がいいでしょう。
欧米化が日本人の腸を荒らす食生活の変化
戦後の日本は急速に食事の欧米化が進みました。
お肉や油の摂取量は増え、食物繊維は大きく減りました。
パンや牛乳の消費量も大きく増えだしました。
食事の変化は腸内細菌の変化をもたらします。
例えば野菜や食物繊維を多くとり、脂肪分を控えてる方はより多くの腸内細菌をもつ傾向があります。
逆に植物性の食べ物をあまり食べないとこの細菌群に偏りが出てきます。
腸内細菌のバランスが変わるとそれが身体に影響を及ぼしてきます。
残念ながらもともと遺伝的にこのバランスの違いはありますが、その後の食事でも変わってくることがあります。
一例をあげるとすると体型に影響を与えるという デブ菌 と ヤセ菌 というものがあります。
例えば大食いで一世を風靡したギャル曽根さん。
通常10〜15%の腸内細菌の割合をビフィズス菌がしめるところを、
50%ビフィズス菌がしめているというのが2007年のTBSのネプ料理という番組で発表されました。
これは食べても太りにくいヤセ菌の代表格です。
ギャル曽根さんが食べても太らないのはこの腸内細菌のバランスにあるのかもしれませんね。
ちなみにこの方の娘さんは2歳にしてミニおにぎりではありますが50個をペロリと食べ、その上まだ食べ物を欲しがるようです。
ギャル曽根さんの母親も大食いで太らないのでこの辺は遺伝的な要素が強いのかもしれません。
しかし元の体質とは別に高脂肪食を好んで食べる方は、デブ菌の方が優位になりやすいです。
ラーメン、揚げ物、お肉などを好んで食べている方はいませんか?
元々の遺伝はあったとしても、その後の食生活が悪ければデブ菌が喜ぶ腸内細菌を作り出しているのかもしれません。
逆にヤセ菌の好む食事をとってあげれば理想の体質になりやすくなります。
有機の野菜や食物繊維たっぷりの食事など、腸内細菌の喜ぶものをとりいれてあげましょう。
日本人に多い過剰なまでの抗菌、除菌
これは日本が特に強い傾向があると思います。
私も好きで海外旅行に行くのですが、日本は平均的に綺麗好きだと思います。
片付いているという意味より、菌にうるさいという感じですね。
マスクをして出勤する人、様々な公共の場に置かれるアルコール、除菌に関するCM、除菌シートで赤ちゃんの手を拭くお母さんなどよく見かける光景だと思います。
しかし海外ではあまり普通の光景ではありません。
しかしこれらは良いことのように見えて実はとてももったいないことをしています。
私達が雑菌と呼んでいるのは殆どが日和見菌です。
これが身体に入ることで腸内細菌全体が活性化するといわれます。
特に子供は身体に菌をいれることが大切です。
赤ちゃんは生後一年でどれだけの種類の菌を取るかで腸内フローラの形成が変わってきます。
本当に危ない菌からは守ってあげないといけません。
しかし日常で遠ざけているものは本当に悪い菌なのでしょうか?
子供のためを思ってやっている抗菌や除菌がその後どのような影響を及ぼす可能性があるか、
そこまで一度考えてみるのもいいかもしれませんね。
見えないからこそ大切にしたい腸内細菌
人間が生きていくためにとても大事なものが腸内細菌です。
目に見えないものなのでありがたみを感じるのも難しいかもしれません。
しかし現在当たり前になりつつはありますが、昔はアレルギーや精神疾患などとは無縁の生活を人々が送ってきていたのは事実です。
その生活のカギを握っていた腸内細菌のバランスを取り戻せれば現代人の悩みの多くは消えることでしょう。
目には見えないがたくさんの人間にとってうれしい働きをしてくれる腸内細菌を大事にしながら日常生活を送っていきたいですね。
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