痩せる=健康とは限らない。低カロリー食品で不健康になっても本末転倒。健康的なダイエットとは。
ダイエットに流行り廃りはない。
一時的なダイエット方法に振り回されていてはダイエット成功は難しい。
夏本番も間近となり、雑誌ではさまざまなダイエット特集が目白押しですね。毎年、その年の流行りのダイエットというものが次々に紹介されます。
とりあえずチャレンジするも、一時的な効果は見られるもののやめた途端リバウンドし、長期的な結果と結びつかない、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
英語でのダイエットの意味は、
健康療法という意味であり、やせる、という意味ではない。
そもそも英語で”DIET”の意味は、「食事療法」「健康を目的とした食事」です。しかし、日本で捉えられているダイエットは「痩せる」「減量」だけに特化したものが多く、「健康」という大事な部分が抜けてしまっているダイエット法も多くあります。
痩せた=健康になった、とは限らない。
やせたけれど不健康になるダイエットもあふれている。
カロリーコントロールをしていれば確かに痩せられるかもしれません。
ただし痩せれば健康ということではありません。
添加物や薬品まみれの低カロリー食やコンビニ食を食べても全く健康にはなれません。
ただし痩せれば健康ということではありません。
その証拠にがん患者などをはじめとした重篤な病に侵された方は嫌でもやせていくことが多いですよね。
カロリーコントロールダイエットをされている方の中には中身を公開されているケースもありますね。
よくよく見ると、中には毎日何度もコンビニなどのサラダや弁当を食べているケースもあり、いったい何のためにダイエットをしているのか首をかしげたくなることがあります。
過度の食事制限や運動、単独の食材だけを食べる方法、添加物や農薬まみれのものを食べて満足しているケース・・・。
間違った知識で実践した結果、体を壊すことも珍しくはありません。
本来のダイエットの目的とかけ離れてしまったがゆえ、結果に結びつかないどころかリバウンドを繰り返す、健康被害が出て、体に支障がでる、などの逆の結果を生み出すこともあります。
女性ならいつも付き纏うダイエットですが、流行りのダイエットに飛びついて一時的な効果しか得られないものではなく、長期的に無理なく身体が健康で減量もできた、というほうが効率がいいのではないでしょうか?
間違ったダイエット法がかえって太る原因に!
健康そのものを失うダイエットに意味はない。
極端な食事制限を伴うダイエットや、厳密に食べるものを選別し行う〇〇制限ダイエット、単独食材を食べる〇〇だけダイエットや、カロリーカットクッキーやサプリなど。ダイエット方法は数えきれないほどたくさんあります。
自身の身体に合う適切なダイエットを行わないと、長く続かないどころか大切な健康そのものを失う可能性もあります。
行き過ぎた過度のダイエットで栄養バランスが乱れ、生理不順や摂食障害に至るなど、正しい知識を持って行わないと危険性も伴うことも。
反対に意志が弱くいつも挫折を繰り返している、食事療法、断食療法の反動が激しくつい食べ過ぎてしまう、間違った健康法で返って太ってしまう、普通の食事に戻した途端リバウンドする、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ダイエットが成功しない間違った認識
カロリーだけを意識したダイエットの落とし穴。
ダイエットの一般的な認識として、食品の摂取「カロリー」を抑える、ということが基本となっています。消費カロリーを摂取カロリーが上回ると体内に蓄積され、蓄積されたカロリーは体脂肪となって太る、とされています。
高カロリーなものは控える、一日の摂取カロリーを抑える、という考え方をもとに、食事制限や置き換えダイエット法は人気のようです。
しかし、「カロリー」だけを重視して痩せる方法は、いずれ栄養バランスに偏りが出てきます。
同じカロリーの食材を比べても、その素材のもつ栄養素が違えば、体に与える影響は異なります。
糖質だけでできているカロリーのものと、タンパク質や脂質などの栄養素から構成されるカロリーとでは、内容が大きく違ってきます。
わたしたちの体はさまざまな栄養素を必要とするので、カロリーだけを見て抑えると必須栄養素がまかなえずに、自らの身体にある栄養素を使って生命活動を行います。
すると、髪の毛がパサパサになる、抜けやすい、肌が荒れる、疲れやすい、免疫力が落ちる、といった不調が現れるようになります。
必要とする栄養が足りていないと、返って体が欲してしまい食欲が増幅するので逆効果にもつながります。
ここで食に走ってしまいリバウンドする人も多いのです。
カロリー制限を続けて行うことで栄養バランスの悪さから代謝機能がダウンし、次第に痩せにくい体質へと体が変わってきます。
基礎代謝が落ちることで、摂取したカロリーを従来のように消費できにくい体へとなりますので、さまざまな病気の根源をつくってしまう可能性も否めません。
また、我慢のしすぎがストレスの原因をつくってしまい、自制が効かなくなるほど食べてしまう…という負の結果を招くことも。
太る理由って何?
太る食べ方、太るメカニズム
食事は減らしているのになぜ体重は減らないのか、そんなに食べていないつもりでもなぜ太るか、とくにダイエットはしていなくとも疑問に感じますよね。
これまでのダイエットは、カロリーだけに焦点を当てたものが多かったですが、食材の「GI値」に注目してください。
食品を摂取したときの血糖値の上昇率を指数で表したものがGI値といい、この数値が高いものほど太る食材となります。
血液中に糖質が多いと血糖値を下げようとインスリンを発生させ、糖質を処理します。
しかし過剰摂取した糖質は血中に残ってしまい、ブドウ糖を脂肪に変えて体にどんどん蓄積させます。
この蓄積された脂肪が太るメカニズムとなります。
つまり、過剰に血糖値を上げないGI値の低い食品を選んで食べることで、蓄積する脂肪を減らせることになります。
また高脂血症の原因となる脂質の高いもの、人口甘味料、添加物の多い食材も加えて注意が必要です。
GI値の高い食材
・精製された砂糖
・パン・うどん・そうめん・ドーナツなどの小麦製品
・白米
・フライドポテト
・チョコレート
・ケーキ
・ジャム
・せんべい
・アイスクリーム
・ジュース
GI値の低い食材
・海藻
・くるみ
・アボガド
・いちご
・きのこ
・ココナッツミルク
・きくらげ
・こんにゃく
・いんげん
・葉物野菜
食べないダイエットと違い、GI値の低い食べ物を選択することで、しっかり食べられる、ということがストレスを減らせられます。
ストレスが少ない、ということがダイエットを長く成功させる秘訣です。
頑張らなくても意識するだけで痩せられる方法
十分な睡眠を取る
眠っている間にホルモンが分泌されますが、その中に痩せるための要となるホルモンがあります。理想の睡眠は22時とされ、23時を超えると気分が高揚し寝つきが悪くなります。
またホルモンの分泌は就寝について3時間後に活発になると言われていますので、十分な睡眠時間の確保が必要となります。
・成長ホルモン
古くなった細胞を修復し、組織の成長をさせ、体脂肪燃焼の効果があります。・コルチゾール
睡眠中に体脂肪を分解。代謝を促してブドウ糖をエネルギーに変える働きをします。
・レプチン
食欲をコントロールしている満腹中枢を刺激し、脂肪を燃焼する。睡眠不足になると自律神経が乱れから、レプチンが働きにくくなり食欲のコントロールができなくなる。
レプチンの働きが鈍ると、食欲を増進させるグレリンというホルモンの働きが活発に。過食につながります。
食事を摂るときの環境を整える
まわりの雰囲気に流されてついつい食べ過ぎた、なんて経験はありませんか?外食店は食事内容に合ったお店や照明、BGMでイメージ作りをしています。
ゆったりとした落ち着いた店内に心地よい音楽、そんな空間で食欲に任せてひたすらガツガツ食べる、という方はあまりお見かけしないように、わたしたちの食欲は環境によってコントロールすることができます。
反対にガチャガチャした空間では早食いになる、満足感を得られず過食になる、だらだらといつまでも食べている、ということもあります。
雰囲気によって変化する食欲、うまく使っていけば過食を防ぐことが可能になりますので、ダイエット中のお店選びの際は店内の雰囲気も重視してみてください。
落ち着いて食事をしていると、自然と噛む回数が増え食事に意識が向くようになります。
噛む回数が増えると満腹感を得られるだけでなく、酵素の発生率も高くなり、消化力も上がります。
満足感をしっかり得れば、無駄に食べ過ぎるということが減らせるでしょう。
ながら食いをしない
食事中にテレビを見たり、ケータイを操作しながら、読書しながらという「ながら食い」も太る原因になります。意識が食事以外に向けられ、満腹感を得られにくくなります。
食べるときは食事だけに集中してみてください。
腹八分目を意識する
しっかり咀嚼しゆっくり食事をすると、満腹中枢がきちんと働きます。お腹いっぱい食べるのではなく腹八分目、慣れてきたら七分目、で終わらせるようにしてみてください。
食事は軽めで終わらせると体が軽くなり快適です。
脳や体がそう感じられるようになれば継続して行えるようになるので、体の変化に意識を向けることも大切です。
また、口の中の食べ物が完全に無くなってから次の一口を運ぶ、一回一回お箸を置く、野菜から食べるということも意識してやるとさらに効果的です。
結果、食事制限をせずとも、健康的に痩せれるということにつながります。
食事中に水分を摂らない
食事中に水分をやたらと摂る方もいらっしゃいますが、胃液の分泌をうすめ、消化不良の原因をつくっていることとなります。冷たく冷やされた飲み物にも注意が必要です。冷たい飲み物は内臓を冷やし、機能を低下させますので消化力が落ちます。
食事中飲み物が必要であれば、白湯をゆっくり飲むようにしてください。
お腹が完全に空いてから食事を摂る
食べたものがまだ消化されずに胃に残っている状態でまた食べてしまうと、前の食べたものがきちんと消化されないまま腸へと送られます。消化不良や便秘の原因となりますので、注意が必要です。
我慢しすぎない
リバンウドの大半は過度に与えられたストレスによるものです。我慢すればするほど、反動も大きいもの。
我慢のしすぎでストレスをため込みすぎない、ハードルを高く設定しすぎないということもダイエットを成功させるポイントとなってきます。
深い呼吸をする
特に運動をしていなくても、リラックスし深い呼吸を行うことでダイエットの成果をあげます。深い呼吸をすることで自律神経を刺激、血流を良くし新鮮な酸素を全身へと行き渡らせます。
血行が良くなるとエネルギー代謝を促進し、老廃物が促されたり、体温を上げ冷えの改善へとつながります。
また内臓の温度も上がり、内臓脂肪が分解されやすくなります。
いつでもどこでもできることなので、気が付いたらやると効果的です。ゆっくりと呼吸を行うことがコツ。
健康的なダイエット=「痩せること」ではない。
まずは健康的な食事で体を整えれば結果的に痩せられる。
最後に、無理なく健康的にダイエットを成功させるポイントは食事と生活習慣にあります。痩せたい、痩せたい、と思って低カロリーな市販のダイエット食品や添加物まみれのサラダに手を出したところで、その低カロリー食品自体がどんな原料で、どのような工程でできているかを考えないことには、健康的な痩せかたをするのはまず、不可能です。
これまでの間違った認識に振り回されていた方は、ここにあげた考えを新たに取り入れていただけると、効果が期待できるかもしれません。
ダイエットに限らず、すべての病気にもつながることなので継続して行えば、生活習慣病や高脂血症など厄介な病気も回避できる可能性もあります。
少しの意識で身体は変わりますので、意識をどこに向けるか、が大きなポイントとなると思います。
ストレスをあまりためず、体重にこだわりすぎなく、ご自身が快適に過ごせるベストな体形・体重でいれることが大切だと感じます。
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