東洋医学と陰陽五行から見たあなたの「顔色タイプ」で体調・不調チェック!最近ファンデの色が合わなくなった?着ていた服の顔映りが悪くなってきた?それ「顔色」のせいかも?
東洋医学と陰陽五行であなたの顔色と体調タイプチェック!最近ファンデの色が合わなくなった?着ていた服の顔映りが悪くなってきた?それ「顔色」のせいかも?
最近なぜか、ファンデーションのカラーが合わなくなってきた?
「最近、ファンデのカラーが合わない・・・。
日焼け対策ばっちりしてるのに、なぜ?」
「お気に入りのトップス、最近似合わなくなってきた・・・。
顔映りが悪くて浮いて見える、どうして?」
「似合うリップのカラーが日によって違う!」
こんなこと、ありませんか?
生理の前後や風邪をひいたときなどに特に感じる、という方も多いんじゃないでしょうか?
それは、お肌含めて自分自身の「顔色」が原因かもしれません。
また、そんな顔色が教えてくれることもあるのです。
あなたの顔色、どうでしょう?
東洋医学では顔色も診る
何千年もの歴史がある東洋医学。
昔は検査やレントゲンなどが無かったため、患者の匂いや顔色、脈の強さなどを含めて見立てを行っていました。
陰陽五行論と色
そんな東洋医学で基礎となっている概念の一つに「陰陽五行論」という考え方があります。
声とか季節、方角、体の部位や働きなど。
あらゆるものを陰と陽、そして5つの要素に配置してみる考え方です。
その作用や関係性を用いて、状況や存在を解き明かそうとした、古来の自然哲学のことです。
漢方の流派や中医かどうかなどによって、
この陰陽五行論をどれだけ用いるかに違いはありますが、お馴染みの陰陽のマークをご覧になってもわかるように、
東洋医学を知る上でひとつの基礎的考え方の一つです。
そして「色」も、陰陽五行論で考察されているのです。
五行の基本「木 火 土 金 水」に、それぞれ色を配置すると下記のようになります。
木・・・青
火・・・赤
土・・・黄
金・・・白
水・・・黒
顔色がどれかに強く出ていませんか?
この5色、どれかの色に顔色が強く寄っているということは、そこを司る部分の様子が影響していると考えられています。陰陽五行論と、からだの生理機能「五臓」
(東洋医学では肝 心 脾 肺 腎という5つの臓が体の主な器官や生理活動として考えられています)、
そして顔色をつなぎ合わせて、あなたや周りの方の体と心の状態をみてみましょう。
①顔色が青タイプ
五行の「木」は、五臓のうち、「肝」という臓を司っています。この肝、からだの「気」と「血」をめぐらす働きをしていると考えられ、これが滞ると、イライラしたりキーキーしてしまいがちになります。
女性は生理があるので、血を変動の影響が大きく、どうしてもこの肝の影響を受けやすいといえます。
本人がコントロールできないくらいキーキーしたりイライラしてしまう人は、この肝の働きが弱っている、もしくはオーバーヒートしてしまって、うまく気や血が体全体に巡らなくなってしまっているのかもしれません。
そして、木の位置するところの色は「青」。
「青スジがたつ」と言いますよね。
怒りで顔に青すじがたってしまった状態。
そこまでいかなくとも、全体的に顔色が青い状態は、この肝に何かしら不具合をはらんでいるかもしれません。
ストレスたまっていませんか?意識的に発散するようにしましょう。
肝に関する記事はこちら
子どものかんしゃく・くよくよは「肝」が疲れているサインかも。東洋医学から見る「肝」を整え「気」を巡らせるための食べ物とケア方法
②顔色が赤タイプ
赤ら顔、なんとなく赤っぽい顔色のとき。体がのぼせているような状態ではありませんか?
また、ドキドキするようなことがあったり続いていたのでは?
五行の火は、からだの「心」を司り、色は「赤」とされています。
心は、精神活動を司ってもいて、この心を疲れさせたり使いつぎたりすると
ドキドキしやすかったり、緊張しやすくなったり、体が熱くなったりします。
憧れの人に会って心臓がドキドキして、「かあっ」と顔が赤くなる・・・。
そんな状態だったら可愛らしいのですが、続いてしまうと心臓にも体・心にも負担がたまってしまいます。
ドキドキすることがあったら、しっかり休んで心を落ち着かせましょう。
③顔色が黄タイプ
黄色っぽい顔色のときは、なかなか似合う服が無くて困るものですよね。どんな服を選んでも顔映りが悪い・・・。
考え込むようなことはありませんか?
顔色のせいだけでなく、おしゃれも気軽に楽しめるような気分じゃないのではないでしょうか。
黄は「土」そして、五臓では「脾(ひ)」。これは、消化吸収を司る臓とされています。
考え思い悩むと、この脾に負担をかけ、むくみ、肌荒れ、
お肌、顔色なども黄色みを帯びると東洋医学では考えられています。
思い悩むと甘いものがほしくなります。
しかしこの甘いもの、摂りすぎると脾をさらに弱らせたりもします。悪循環ですね。
考え込みすぎないように気をつけると、甘いものの常用が減り、
お肌も黄色みが減って、おしゃれも楽しくなるかもしれませんよ。
脾に関する記事はこちら
国際薬膳師が教える東洋医学からみた梅雨の時期にダメージを受けやすい『脾』の働きと、脾を補うため意識したい腸内環境を整える具体的な方法。
④顔色が白タイプ
金という五行は「肺」そして「白」に関係します。お肌がかさかさ乾燥して、もともとのお肌が白っぽく血色を感じにくい方。
アレルギーを持った方が多いのがこの白タイプです。
東洋医学の「肺」は、ひとのお肌と大腸に関係しているとされています。
お肌の状態と腸内環境との関係性は、長年論じられていますが、
東洋医学の「肺」がウイークポイントの人は、アレルギー体質の方が多いとされています。
体調の良し悪しが大腸、そしてお肌に出やすいのです。
アレルギーを発症しやすいタイプの方は水分代謝がうまくできにくい、という傾向も。
水をたくさん飲むとアレルギーが出やすくなるので、摂りすぎず水分代謝をよくするよう気をつけると良いとされています。
体の中が冷えやすくもあるので、冷たいものをガンガン飲むのは控えましょう。
肺に関する記事はこちら
東洋医学からみる体から出る「汗」とは何か。涙・鼻水・ヨダレなどの体液と臓器の深い関係とは?
⑤顔色が黒タイプ
五行で水は、五臓では「腎」、そして色は「黒」とされています。お肌がどす黒く、陰がかかったように見える。
そんな時は、かなり腎が疲弊しているか体を悪くしたり、老化がきてしまった状態です。
「腎」は、老化に関係する臓で、いきいきハツラツとした状態は、腎が元気。
しかし白髪が増え、もしくは髪のツヤが落ち、体力が落ち、頭がぼーっとしたり頻尿になったり、といった
「老いた」状態は、腎の働きが落ちてきていることをあらわしています。
老いは自然なことですが、ドッと顔色が黒くなったという方は、
何か精神的に大きなショックがあった後だったり、また体のどこかが痛んでいる可能性もありえます。
「体調悪いしな」と傍観せず、早めのケアをしてあげましょう。
腎関連の記事はこちら
同い年でも見た目が若い人と、見た目が老けている人の違い。マイナス10歳を目指すアンチエイジングに効く薬膳オススメ食材。
食養生で顔色イキイキ
もともとの体質や、その時々の状態によって顔色はさまざま。
「きれいに見えるようにお肌の色も整えたい」
「顔色が悪くなるような思い当たる精神的なショックなことはあったけど早く調子を整えたい」
そんな方は、食養生という方法もあります。
それぞれの顔色が出たときの、おすすめの食べ物をご紹介します
①青タイプ・・・甘酢あじの食べ物、酢の物、梅干を摂り入れる >>詳しくはこちら
②赤タイプ・・・苦い味の食べ物、ゴーヤ・ピーマン・トマトなどの野菜 >>詳しくはこちら
③黄タイプ・・・パワーがちゃんとつくほどほどの量のご飯(おいもやかぼちゃなども)と
副菜などの、バランスの取れた食事 >>詳しくはこちら
④白タイプ・・・レンコン、大根、たまねぎ、ネギなどの白い食材 >>詳しくはこちら
⑤黒タイプ・・・お味噌、わかめなどの海藻、黒ゴマや黒豆などの黒い食材>>詳しくはこちら
食事なら、普段の食事に摂りいれて、おいしく体調&顔色改善を目指すことができます。
こころとからだのSOS、顔色が教えてくれているかも
今の顔色、実はこんなこころとからだのSOSのサインかもしれません。
「イライラしてるよ!」
「最近考え込んで甘いもの食べ過ぎて、余計疲れてない?」
「頑張ってるけど、すごく心ではショック受けてるよ!」
「リップや服の似合う色が変わってきたのもトシだししょうがない・・・」
と簡単にスルーしてしまわず、一度その顔色はどこからきたサインなのか見つめてみてはいかがでしょうか?
パートナーやご家族にもぜひ試してみてくださいね。
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