「カワイイは作れる」は本当だった。食品添加物から見る、思考が生み出す驚愕のロジックと損をしない生き方。
「カワイイ-kawaii-」という言葉は、今や世界中に広がっています。
私たちは、ある特定のものを見た時に可愛いと感じていますが、何故可愛いと感じるのか、その具体的なメカニズムは一般的にあまり知られていません。
一時、雑誌などで「カワイイは作れる」というフレーズが流行ったのはまだ記憶に新しい所ですが、カワイイは本当に作ることができます。
ただ、この話を正確に表現するならば「可愛いと相手に感じてもらうための方法がある」と言い換えた方がいいかもしれません。
もちろん、その逆に「格好良いと感じてもらうための方法」も存在しています。
では、私たちが日常的に感じている「可愛い・格好良い」と呼ぶ感覚は一体何なのでしょうか。
そして、もしこのような感覚に「食品添加物の影響も関係しているとしたら」どうでしょうか。
今回は「可愛い」を中心に、人が感じる感覚の実態について、様々な角度から迫ってみたいと思います。
信じられない!異性に「可愛いや格好良い等、強く惹き付けられる感覚」は、食品添加物の持つ作用と繋がっていた。
食品添加物は「思考力や判断力」を低下させる。
食品添加物が体に負担をかける理由については、先日書かせて頂いた内容の通り「腸に悪影響を与える」という所が大きなポイントですが、これは同時に「脳にも悪影響がある」と考える事ができます。
昨今、脳腸相関という言葉が広まってきましたが、本当にその言葉の通りで「腸の働き」と「脳の働き」は密接に繋がっているのです。
数ある食品添加物の中に「グルタミン酸Na」というものがあります。
俗にいう旨み調味料ですね。
これは脳に影響を与える事で有名な添加物ですが、一番ネックとなるのは「常習性(中毒性)」ではないかと思います。
味蕾が正常な判断能力を持っていれば、舌がピリピリする、後味が悪い苦い等の細かな反応を感じるため、拒絶する事もできますが、大抵の場合は「美味しい」と感じてしまいます。
これは「旨み成分と構造が似ている」ために美味しく感じてしまうわけですが、影響はそれだけではありません。
グルタミン酸Naは脳の報酬系に刺激を与え「幸福感」を誘発します。
その時、脳には美味しい!嬉しい!という感覚が強く引き起こされるため、ついつい食べ過ぎてしまう、
お腹が減っていないのになんとなく食べてしまう等、「腸の判断力」まで低下してしまうのです。
添加物の多くは「脂溶性」であり、脳に到達する。つまり…?
添加物の悪影響は、幸福感や腸の判断力低下、異物の排除機能低下などに留まりません。
その多くは脂溶性であることが分かっているため、端的に言えば「脳に添加物が届く」可能性が考えられます。
元来、脳には脳関門と呼ばれるブロック機能がありますが、
単体ではブロックできる異物も「別の分子と結合していると通り抜ける」ことが多いのです。
例えば、アルミとフッ素が結合した場合、この脳関門のブロックを簡単に通り抜けるという現象は広く知られている所です。
特に脳の大半は「油脂」で出来ているため、どれだけの化学物質が蓄積しているのか、どの程度影響を受けているのかは計り知れません。
食品添加物(農薬等の薬剤を含む)を多く摂取する生活を続けていると、思考力等がすぐには分からない程度にゆっくりと低下していくため「自分では能力が低下している事にも気付けない」のです。
添加物のような作用を持つ「可愛いや格好良い」とは一体何か?
人が異性に対して「可愛い」あるいは「格好良い」と強く感じている時、脳には様々な影響が出ています。
目が離せない、目で追ってしまう、近づきたい、話したい、このような強い感覚は、例え一瞬の出来事であったとしても「恋」に似ているのではないかと思います。
青春時代には誰もが一度は経験をする恋の感覚ですが、恋愛スイッチが入っている時、脳の中ではどのような事が起きているかをご存知でしょうか。
実は、その内容は既に研究で明らかになっています。
ある研究によれば、恋に陥っている人の脳は、薬物中毒に陥っている人の脳と同じ様な働きをしているそうです。
中でも、理性を司る扁桃体の働きが鈍化してしまうので、思考力は低下し、冷静に判断をすることができなくなってしまうのです。
これは、白砂糖や旨味調味料を一定以上に摂取した時に引き起こされる現象(マイルドドラッグ依存症)とも、似た様な感覚であると考えられます。
可愛いや格好良いという感覚にも種類がある!?
「可愛いや格好良いと強く惹きつけられるような感覚」には中毒性がありますと言っても、全てのシチュエーションにおいて中毒症状が発生するわけではありません。
例えば、赤ちゃんや犬、猫などに可愛いと感じている時には、そのような脳の異常は発生していません。
あくまでも「特定のシチュエーションにおいて発生する強い感覚」が、脳に強い影響を与えているのです。
では、一体何が中毒症状を引き起こす原因なのでしょうか。
脳は特定の信号に対し、過剰反応するようにプログラミングされている!?
実は、私たちは毎日知らず知らずのうちに、特定のプログラムを脳に入力し続けています。
一般的な所で言えば、テレビ、映画、音楽、漫画、雑誌、ネットなどの情報がそれに当たります。
これらのメディアから脳に入ってくる情報の数々は、適切に扱えば有害となりませんが、
扱い方を間違えると「本来は不必要なはずの情報や価値観」に縛られてしまうことがあります。
また、縛られるだけでなく「特定のシグナルに対して、脳が自動的に反応するスイッチができてしまう」という事実は、知っておいた方が良いかもしれません。
オーガニックな私たちが避けるべき「脳のAI化」
「小さい子供がデジタルメディアに触れると脳の発達に影響が出る」、
「ゲームを行う時間が長いほど、子供の脳は麻薬中毒の脳に似てくる」など、私たちの脳はインプットされる情報、
あるいはインプットする方法によって変化してしまうという事実があります。
上記の事実はあくまでも対象を子供に限定しており、一見大人には関係がないように思えます。
しかし、実際にはある程度の年齢を経ていても、少なからず影響は発生します。
その理由は簡単で「情報のインプットが一方的で、思考を伴わない、あるいは感覚機能を刺激しない時間」が続いた場合、様々な能力が低下してしまうからです。
筋肉と同じく、使わない機能が低下していくことは容易に想像できます。
このような状態が進行していくと「脳のAI化」とも呼べる現象が起きてくるのです。
特定の信号に対して特定の応答を行う機能は、いわゆる「反射」です。
特定の信号が入ったとき「反射的に反応してしまう」ことは誰しもあると思いますが、
これは本来であれば危険を回避するために備わっている機能です。
しかし、知らないうちに反射機能ばかりが発達し、もしも思考力や直感力が低下しているとすれば、
なんだか怖くなりますよね。なので、このような記事をご覧になられている時もできれば情報をそのまま飲み込まず
「論理的に整理してみる癖」を習慣付けてみてください。
今はスイッチ一つで情報を簡単にシェアできますが、噛み砕いた内容を自分の言葉で表現してみるのも、面白いかもしれません。
インターネットやテレビも思考するためのツールとしてうまく利用できれば、問題はないのです。
「カワイイ」は作れる、その真実とは。
脳が自動的に反応してしまう「反射スイッチ」は、日々の生活の中で作られたり、消されたりしています。
問題がないと感じるスイッチは放っておいても構わないのですが、中にはあると生活に支障が出るものもあるでしょう。
不必要となったスイッチを消す方法はごく簡単で、反射的に反応している事実に気付くこと、反射的に反応してしまう理由を正確に見抜くこと、
自分にとって不必要であると認識し、「必要としないという選択をする」こと等が、主な方法として挙げられます。
中には消すことが難しいスイッチもあるかもしれません。
しかし、無意識とはいえ自分の力で作ったスイッチである以上、自分で消すこともできるのです。
「カワイイスイッチ」を押されている男性がいる。
では、男性がつい反応してしまう「カワイイ」が、男性の脳内で作られたスイッチをただ押しただけの結果だとすれば、どうでしょうか。
なんだかゲームみたいで味気ないですが、実際にはこのような状況に陥っている男性は少なくありません。
誤解しないでいただきたいのですが、もちろん全てが「作られたカワイイ」であると言いたいのではなく、
中には自然にわきあがる可愛いなという心の動きもたくさんあります。
しかし、男性ウケするメイクやファッション、仕草から表情の作り方まで、カワイイを作るための情報は幾らでも氾濫しているのも事実です。
これは女性だけに向けられたものではなく、男性サイドにも「こういう女性がカワイイ」とインプットするための様々な情報が流れています。
情報元は違ったとしても、このようにして男女の間で共通認識が生まれていきます。
そして、この「共通認識されているカワイイ女性というイメージ」が噛み合った時に、カワイイというスイッチが押されてしまうことがあるのです。
単なる評価という枠を超えた「カワイイ」という現象。
日本では特に、他者を評価する際の基準として「可愛い・格好良い」が重視される傾向があるように感じます。
このような客観的評価は、時には本人のスキルや実力などと関係なく強い力を持つこともある為、
多くの方が「可愛い・格好良い」という形の無いものに対して、無意識の内に何らかの想いを抱えているのではないかと思います。
また、他方ではこのような評価基準の影響が強い世界から離れ「別の評価基準が存在する世界(他のグループやコニュミティ)」の中で生きている人も少なくはありません。
例えば、学校や学習塾における「偏差値や内申点で上下ができる関係性」や、
「お金持ちかお金持ちでないかがその人の評価に繋がる現象」なども、似たようなものと言えます。
このように、誰しもが様々な評価につい縛られてしまうことがあると思います。
しかし、心の動きを制限されてしまうようなスイッチを消す、自身の脳や感覚を鍛えること等によって、縛られた状態から自分自身を解放することもできます。
脳も感覚も鍛えることができる!
思考能力は使えば使う程鍛えられていきます。
自分の身体に「より適した食材を選びとる取捨選択能力」もそうです。
私たちが持って生まれた能力のどれほどを活かせているのかは分かりませんが、情報が人生を左右する現代において、膨大な情報の力を超えるのは
目に見えないものを感じとる私たちの心であり、感覚なのではないかと思います。
昨今、頭の中で色々と考え過ぎてしまう方が増えてきたように感じますが、日常生活の中でどれだけ心が震えることがあるでしょうか。
本当に素敵なものに触れる、見る、味わう、そういった「生き生きとした波長」と出会う機会を増やせば増やすほど、
私たちの感覚は鋭くなり、心が豊かに健康的になっていきます。
また、食品添加物や農薬などの摂取を減らす、オーガニックで元気な作物を取り入れる。
定期的な運動をして心身をリフレッシュさせる、良質な音楽に心をふるわせる、自然と触れ合うなど、私たちを健康で豊かにする方法はいくらでも用意されています。
世の中には健康に関する様々な情報が溢れかえっていますが、何事もあまり難しく考えすぎることなく、元気に楽しく過ごしていきましょう。
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