生産性まで落とす腸内環境悪化の原因｜腸内環境を改善させるための5つのチェックリスト

「腸は第2の脳です」
「腸内フローラを改善しよう」
「善玉菌と悪玉菌のバランスが重要！」

こういったことは、
あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

もちろん、これらは正解なのですが、
結局どうすればいいのかわからないという方も多いと思いますし、
実際に皆さんのそのようなお悩みを私もよく耳にします。

そこで今回の記事では、５つのチェックリストを使い、
あなたの腸内環境がどれくらい危険なのかを診断していきたいと思います。

なぜ腸内環境が健康にとって大切なのか？

消化不良の健康は、
最近では日常的に取り上げられるようになりましたが、
多くの人々は、日々の習慣が消化不良をどのように引き起こしているかを理解していません。

腸の健康不良の主な兆候の1つは、腸管の内壁の漏出です。
これは、腸上皮の内層が異物の侵入によって損なわれ、
毒素やバクテリアが血流に入ることで起こります。

それが原因で、
多発性硬化症、ループス、関節リウマチ、炎症性腸疾患、
セリアック病と1型糖尿病（T1Dのような自己免疫疾患を含む、漏出性腸）
片頭痛、慢性疲労症候群、喘息、
さらには湿疹などの皮膚の症状も引き起こされてしまいます。

そもそもの原因を理解していないと、
腸の健康を改善することは難しいといえるでしょう。

その原因の一部は驚くべきものであり、見過ごされがちですが、
実践すると、すぐに腸の健康が大幅に改善されることがあります！

では、一つずつその原因を見つけていきましょう！

腸内環境を健康に保ちたいなら避けるべきこと

1.従来の鎮痛剤の服用

非ステロイド系抗炎症薬、
または略してNSAIDを服用したことがありますか？

これらは世界で最も一般的に使用される鎮痛剤の一つです。

あなたの痛みを取り除くかもしれませんが、
特に腸の健康に関しては、非常に望ましくない副作用があります。

NSAIDの多くの例ではありますが、
共通点として知られていることが1つあります。

一般的な副作用としての消化管の損傷です。

つまり、これらの従来の抗炎症性鎮痛剤を服用すると、
食道や小腸だけでなく、
胃の健康にも悪影響を与える可能性があるということです。

米国消化器病学会の消化器専門医および
スポークスマンであるByron Cryer医師は、
すべての出血性潰瘍の半分以上は、
NSAIDを摂取した結果であると述べています。（※1）


NSAIDを頻繁に長く摂取するほど、もちろん効果は悪化します。

また、潰瘍などの腸の主要問題に加えて、
NSAIDは心臓の問題、腎臓の損傷、高血圧にも関連しています。

2.プロバイオティクスの欠如

プロバイオティクスは、
消化管の内側を覆う生きた細菌であり、
栄養素の吸収に重要な役割を果たすだけでなく、
身体が感染症と戦うのにも役立ちます。

あなたの腸には有益な（プロバイオティクス）バクテリアと
有害なバクテリアの両方が含まれており、
常にプロバイオティクスバクテリアを勝利チームにすることが重要です。

食事でプロバイオティクスを消費していない場合、
望ましくない細菌や真菌が体に悪影響を与えるリスクが増えてきます。
また定期的にプロバイオティクスサプリメントを摂取している場合でも、
同様のことが言えるのです。

最適なバランスの状態であなたの腸内細菌叢を維持するには、
サプリメントの摂取だけではなく、
味噌、テンペ、紅茶キノコ、ケフィア、納豆、キムチなどの
発酵食品を定期的に摂取することが重要です。

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3.加工食品

あなたの食事は主に自然食品で構成されていますか？

箱や袋に入った食べ物をたくさん食べている場合
（「健康な」店や会社のものであっても）、
加工食品を食べすぎている可能性があります。

これらの加工食品は、多くの場合、
糖、水素化脂肪、脂肪が多く、
果物や野菜などの健康食品に含まれる
ビタミン、ミネラル、および重要な酵素は少ないです。

加工食品（シリアル、クッキー、クラッカー、冷凍ディナー、ソーダなど）は確かに便利ですが、
便秘や腹部膨満などの一般的な消化器系の不調にもリンクしています。

またある研究では、超加工食品の消費と死亡率の全体的なリスクも関連付けられています。（※2）

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4.ストレス

頭痛や肩こりがストレスに関係していることを知っているかもしれませんが、
ストレスと消化器系の不調につながっていることは知っていましたでしょうか。

腸と脳は、あなたが理解しているよりも
ずっと密接に相互作用しているため、
ストレスや不安、うつ病が胃腸の問題を引き起こす可能性があります。

科学的レビューによると、

「特定のストレスの多い人生の出来事は、
機能性胃腸障害（FGD）、炎症性腸疾患（IBD）、
食道逆流症（GERD）、消化性潰瘍疾患（PUD）、
消化器系を含む消化器系の最も一般的な慢性障害の発症
または症状の悪化と関連しています。」（※3）

日頃から耳にしているかとは思いますが、
やはりストレスは都度都度発散することが重要ですね。

みなさんもスポーツや趣味などで発散するようにしてみてくださいね。

5.人工甘味料

カロリーの面から、人工甘味料を使用しているかもしれませんが、
実際にそれらを消費すると、甘いものをもっと欲しがり、
栄養価の高いオプションではなく甘い食べ物を選ぶことがおおくなり、
最終的には体重を増やす傾向があります。

そして、腸の健康に関しては、非常に健康的ではありません。
これらの非カロリー甘味料の一部を消費すると、
実際に腸内の細菌が変わってしまい、
消化不良などを起こしてしまいます。

ある研究論文では、
これらの甘味料が代謝に影響を与える腸内細菌をどれくらい変化させるのかを
発表しており、肥満の関係も数値などをもとに示しています。（※4）


研究者は、腸のマイクロバイオームに対するこれらの負の変化は、
特にすでに遺伝的に肥満になりやすい人にとって、さらに肥満を促進する可能性があると言われています。

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５つのチェックリストで、健康な腸内環境を手に入れよう！

該当項目が２つ以上当てはまった場合、
あなたの腸内環境は、バランスが崩れている恐れがあり、
体の隠れた部分に不調が出ています。

目に見える、症状に現れる不調というのは
このように氷山の一角なのです。



また一つしか該当しなかったという人も、
安心していいというわけではないです。

今は大丈夫でも
明日には何かの症状が出てくるかもしれません。

今日から、この５つのチェックリストを活用して、
「人生100年時代」を優雅に過ごしていくためにも
一つずつ改善していきましょう！！


（※1）https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t162/201111/522449.html

（※2）https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2723626

（※3）https://gut.bmj.com/content/47/6/861

（※4）SPRINGER NATURE AMERICA

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