無農薬菊芋・無農薬宇宙芋を通じて医食同源を伝えたい【オーガニックベンダーズ達の声 by IN YOU Market】

きっかけは、大手企業に開発を依頼した時に感じた矛盾から

無農薬の菊芋・宇宙芋・もち麦を育てられている、杉本様に
菊芋・宇宙芋・もち麦を育てるようになったきっかけを伺いました。


「無農薬・無化学肥料の菊芋（土付き）と宇宙芋」詳しくはこちらから

現代人の健康のテーマとして、活性酸素対策・糖化対策・腸活をテーマに、
理想的なサプリメントを自分で開発したいと考え、
6年前に大手企業に自社製品の開発協力を依頼し企画を進めました。

ところが、私の考えとは逆に、
流行の原料、
副作用のある原料、
熱に弱い成分に対しても疑問が残る処理法、
さらには添加物による食味優先の製品化などの企画があがりました。

異を唱えると、消費者は詳しいことは知らないからと言われ愕然。
その後も、数社で同じような印象を受けました。
限られた予算での企画なため、仕方ない部分もあるのでしょうが、
健康のための企画なのに、健康よりも経済を優先する業界の常識に矛盾を感じたのです。

自分の想いとは、かけ離れた製品化に対していきどおりを感じ、
５年前に自分の健康事業のありかたを見直す決意をしました。




―その後、すぐに農業ではなかったのですね。

『そうなんです。それからというもの治療・予防・食習慣・運動・環境など、
いろいろな角度から健康というテーマについて考えました。

そこで気づいたことは医食同源だったのです。
さらに美食同源（これは私の造語ですが）でもあるのです。

私たちの体は食べたもので出来ています。
食べた結果が今の結果なら、原因である“食”に貢献したいと思いました。

病気や不調に対して医学の検査や治療もきっかけであり、
根本から治すのは、自身の治癒力なのです。

そこで体にやさしく力強い健康茶の事業として、サラシア茶、チャーガ茶をメインに販売を開始しました。

また、原料の無農薬・無化学肥料の自家栽培を目指してなたまめをはじめ、
数々のハーブや健康野菜を栽培してきました。』


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商品は自らの手で作らないと難しい。自分が作った菊芋がとても良いものだと気付いたのです。

健康茶事業から始まり、菊芋などの栽培と販売に至った経緯についても伺いました。

『お茶のような加工品だけではなく、健康効果の強い旬の野菜も提供できるようになりたいと思いました。
そう思った時に、ふと気づいたのが自生をしていた菊芋です。
身体に良いことは知っていたので、家族の為に栽培をしていました。』

―どうして菊芋を販売しようと思われたのですか。

『4年ほど前ですね、お酒好きな家族の為に菊芋を栽培し、家族で消費しているだけだったのですが、
糖質の吸収をするイヌリンが身体に良いということが、テレビ番組で取り上げられブームになり、
菊芋の流通がとても増えました。

その菊芋を見ると形がバラバラ、乾いたものも多く、
私が栽培したものの方が品質が明らかに良いと自信を持てたので、
良い菊芋をたくさんの人に食べてもらいたいと思い、販売を決めたのです。』

手掘りと不自然な環境を自然に戻す育て方にこだわりました

―菊芋の育て方についてのこだわりを伺いました。

『まず、出荷に応じて機械を使わず手で掘ることです。
とても大変な作業なのですが、外せないこだわりです。
大量に掘って出荷までに時間がかかると菊芋は乾いてしまい美味しくなくなってしまいます。
そして、機械をつかうと、菊芋に傷がついてしまい、その傷を基に品質が劣化します。

うちの菊芋は、乾いていないこと、きれいなことでリピーターさんがとても多いです。

次に、畑を元気にすることにこだわっています。竹パウダー、発酵もみ殻、もみ殻燻炭を巻くことで
善玉菌の住処を環境汚染（酸性雨など）から守って、
育つ手助けをしているので、とても大きく育ち、味も良いんです。』



私も、実際に杉本様の菊芋を食べさせていただいたのですが、
今まで購入した菊芋と比べて食べた時のフレッシュ感がすごかったです。

たこ焼の美味しさに感動をして、伯父から教えてもらい育てることになった宇宙芋。

―宇宙芋を栽培するきっかけについて伺いました。

『宇宙芋って知らない方も多いんではないでしょうか。
山芋科の芋です、ムカゴがとても大きくなったものをイメージしていただければと思います。
畑の隕石とも呼ばれてます。





糖質が少なく、カロリーはサツマイモの半分、食物繊維も豊富。
ポリフェノールはなんと赤ワインの 2倍も含んでいます。

強い粘りが持ち味の宇宙イモは、お好み焼きやたこ焼きなどを作るときに小麦粉を少し減らして、
皮をむいてすりおろしたものを、一人前あたり１０～２０ｇ程度混ぜるだけで、
外はカリっと中はクリーミー仕上がります。
まさに、食感を劇的に変えることができる健康野菜なんです。

豊田市で「おいでんグランプリ」というグルメグランプリがあるのですが、
受賞した宇宙芋の師匠である親戚のたこ焼き屋さんのメニューには、
たこ焼き、お好み焼き、ネギ焼き、五平餅などほとんどに使われています。

クセになる食感からくる美味しさと期待できる健康効果から栽培に挑戦しました。』

―宇宙芋の育て方のこだわりについて伺いました。

『こだわりというよりは、育てることがとても大変です。
水はけが悪いと根が腐りますし、水はけが良すぎると、干ばつで枯れてしまいます。

そして、きれいな棚を組んで蔓を広げないと光合成がしっかりできずに十分に育たないのです。
台風が来たら、棚が壊れてしまい3割ほどがダメになった年もあります。

台風の時期は常に心配です。毎年、棚を強化しています。
土壌改良と棚づくりに試行錯誤を重ね、4年目に入り、
ようやく自信作ができるようになりました。』


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入手困難な種との出会い、試行錯誤と家族で育てる無農薬もち麦

―2019年の5月収穫後に販売開始を予定しているもち麦についてもお話を伺いました。

『もち麦を育てるなら「キラリモチ」という品種を育てたいと思い種を探したのですが、
その人気と希少性から販売店では完売とのことでした。

そこで品種を開発した国立研究機関に直接お願いして契約の末、手に入れることができたのです。
ところが、一年目は土壌の栄養不足や湿害、雑草で大失敗でした。

そこで、3年かけて田んぼだった農地を自家製もみ殻ぼかし（米ぬかともみ殻を発酵させたもの）や、
竹パウダーなどで土壌改良を繰り返し、もち麦専用の畑にして完成させました。
無事に播種を終え順調に発芽しました。

麦踏は重機を使わずに家族総出で丁寧に行っています。
子供たちに大人気のキラリモチ、５月の収穫が楽しみです。』



昔ながらの、天日干しへのこだわり
『収穫後の乾燥も梅雨入りのリスキーな次期ながら、昔ながらの天日干しにこだわります。
栄養価がしっかり残るだけでなく、味もとても美味しくなります。』

伝えたいことは医食同源。食べるものを変えれば身体はかわる。

読者の方に伝えたいメッセージを最後に伺いました。

『私自身の経験からですが、

肥満気味で血圧が200mmHgを超え、目の静脈が詰まるという病
を患ったことで、食生活と食材を大きく見直しました。

その後、わずか１ヵ月ほどで血圧は１５０を下回りさらに改善し
体重も１年かけて１５ｋｇの減量に成功しました。

９６歳の祖母も８１歳の時に大腸がん（ステージ４）と診断され
余命先刻までされたのですが、食事を切り替えることで体温が上がり
手術後の再発もなくとても元気です。

身体を壊してから医療費にお金をたくさん使うより、
少しでも食べ物を良くして自然体で健康を維持して欲しいと思います。



旬の作物は健康に良いですし、何よりも美味しいです。
「美味しいね！」は家族円満のための魔法の言葉です。
美味しいが健康を呼ぶ、まさに医食同源なのです。

皆さんの健康をサポートできる商品をこれからもたくさん栽培していきたいと思います。
今まで、200種類以上の野菜やハーブを育て、日々勉強をしています。』

ご自身の体験と体感を語ってくれた杉本様の菊芋と宇宙芋、是非お試しください。



12月の初旬に植えられた「もち麦」５月の収穫後、INYOU　Marketで販売予定です。とても楽しみですね。




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