お家で簡単!桜塩と桜の塩漬けの作り方
1 八重桜1輪=ソメイヨシノ70輪?
こんにちは。『いつもがわくわく☆こどもてらこや・おとなてらこや』主宰の柳原里実です。今朝、裏の神社の掃き掃除に行きますと、階段に山桜の花びらがずいぶんとはりついていました。
染井吉野(ソメイヨシノ)などが花びらをすっかり落とし、新緑が美しくなり始める今頃、今度は「八重桜」が目に入るようになります。
開花期は、本州ではソメイヨシノの時期から約2週間ほど経った4月中旬~5月初旬ごろ。
一週間ほどで一斉に咲き散るソメイヨシノを見逃した方は、お花見を楽しめるチャンスかもしれませんね。
桜餅のようにぽってりと、数輪でも見応えのある八重桜。
山桜やソメイヨシノなど、花弁が5枚の一重に対して、6枚以上の花弁を付けるものが一般的に「八重桜」と呼ばれています。
「半八重咲」と呼ばれる八重桜には花びらが6~15枚、「八重咲」は20~70枚、「菊咲」は100枚以上もあり、さらになんと350枚を超えるものもあるそうです。
日本では江戸時代から、この春を代表する花を、視覚的にだけではなく、食の場面にも取り入れてきました。
2 食の場面を彩る「桜の塩漬けの使い方アイディア」
桜の花びらは、目にするだけで春を感じさせ、優雅な気持ちにさせてくれます。
色の周波数でいえば、桜色には、緊張をほぐし、気持ちをゆるめ、本来の心地よい状態へ戻してくれる役割があると言われています。
桜餅の香りとして有名なクマリンの香りと、ほんのりとした塩味で、春ならではの味を演出してくれます。
桜の塩漬けを生かすさまざまな使い方を見てみましょう。
南極に近いニュージーランドの南の島の海塩を使用、乾燥オリーブとハーブが絶妙なバランスでミックスされた万能ハーブソルト 1〜3個セット
¥1,690 ~ ¥ 6,350 (税込)
<桜湯・桜茶>
縁起物として、おめでたい席で頂く「桜湯」「桜茶」。
湯呑にひと房入れて、お湯を注いだらできあがり。
ぬるま湯を入れた別の湯呑みで、桜の塩漬けをかるくほぐしておくと、花びらがきれいに広がりやすい。
ゆらぐ花びらと桜の香りよく、白い茶器に注ぐことで桜色が映えます。
<桜ゼリー>
透明のゼリーや寒天に入れて固めた「桜ゼリー」「桜寒天」は、花びらがよく見えてとても美しい。
日本酒をベースにしたゼリーは、大人向けな和と洋の組み合わせ。
<桜ごはん・桜むすび・桜おこわ>
ごはんに刻んだ桜の塩漬けを混ぜ込み、ぬるま湯の中でかるく塩を落とした桜の塩漬けを一番上に乗せます。
おむすびにするとかわいらしい。
他の具材と炊いたおこわに刻んだ桜の塩漬けを混ぜ込むと、桜おこわ。
こちらも上に、桜をのせると美しい。
<桜あんパン>
木村屋さん発祥の桜あんぱんは、あまじょっぱい春の味。あんをつつんだパン生地の上に、桜の塩漬けを乗せ、指でやさしく押し込んで焼いたらできあがり。
<桜マフィン・桜クッキー・桜シフォンケーキ>
生地に刻んだ桜の塩漬けを混ぜ込んで焼いたらできあがり。クッキーなどには、上に刻まないままの桜の塩漬けをのせてから焼くときれい。
3 桜の塩漬けの作り方
花房を取ってもよい樹から分けていただきましょう。
薬剤などかかっていないことにも注意。
私は花や葉を分けてもらう際には、植物にその由を声をかけてお願いをしてからとらせていただいています。
では作り方を見てまいりましょう。
<桜の塩漬け>
材料
作り方
①枝を傷つけないよう、指先で摘んでいきます。*五分~八分咲きを選ぶと仕上がりが美しい。
②洗って、水気を切り、塩をなじませて、ひと晩重石を乗せます。
*ジップロックなどの密封袋に入れると、少量でも均一になじむ
③出てきた水分をしぼり、白梅酢をかけて3日おきます。
④水気をしぼり、ざるなどに広げ、3日ほど陰干しします。
⑤塩をまぶしたら、できあがり。
*密封して、冷蔵庫、冷凍庫で保存可
4 桜塩のつくり方
桜色の香りのお塩。とってもかわいらしいですよ。春のてんぷらに添えて。<桜塩>
材料
作り方
①ざるなどに広げ、日陰でカラカラになるまで乾かします。②すりばちですります。さらさら美しい 桜色の香りのお塩のできあがり。
5 桜色でこころ軽やかに
桜の塩漬け、桜塩。
和紙で包んで、少しずつお福分けで、食卓に春の風です。
新しい年度のはじまり。
どうぞこころもからだもすこやかな春になりますように。
オススメの商品
オススメの記事
オーガニック粉末緑茶で作るレシピ|本格やわらかおはぎの作り方
アンチエイジング料理家が教える、椎茸と昆布の出汁で素揚げ野菜のサッパリ漬けの作り方
これさえ知れば、あなたもプロ並みお店のクレープを自宅で堪能できる!基本のクレープ生地の作り方と、5種のクレープの中身トッピングペーストレシピ!
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう