【ヴィーガン&グルテンフリーレシピ】 クリスマスメニューにもオススメ!地球にも人にも動物にも優しい、お肉を使わない「フライドハーブチキン風」の作り方
みなさま、こんにちは。
鍼灸師のAkiです。もう少しで、お楽しみのクリスマスですね。
今回は、お肉を使用せず大豆ミートを使用した、
ヴィーガン×グルテンフリー「フライドハーブチキン風」のレシピをお伝えいたします。
地球環境にも動物にも人にも優しいヴィーガン・チキンのレシピで、
持続可能な地球の生活のための選択をしてみませんか?
ちょっと復習!「ヴィーガン」とは?
「ヴィーガン」とは、動物搾取を出来る限りしない生き方です。
細かく言いますと、
・お肉や魚介類、卵や乳製品などの動物性食品を食べないこと。
・毛皮や革製品、動物実験をしている化粧品などの製品を避けること。
つまり、動物性製品を出来るだけ避けて、
動物や自然と共存するライフスタイルを選択している人のことも、
「ヴィーガン」と呼んでいます。
そして同じ菜食主義のひとつであるベジタリアンと、そこから派生して生まれたヴィーガンとの違いですが、
もし「食べるモノ・食べないモノ」にフォーカスして簡単に比較するならば、下の囲みのようになります。
ベジタリアン: 肉×、 魚×、 卵○、 乳○、 蜂蜜○
ヴィーガン:肉×、魚×、卵×、乳×、蜂蜜×
ヴィーガン:肉×、魚×、卵×、乳×、蜂蜜×
お肉やお魚など「どっからどう見ても動物的なモノ」だけを食べないベジタリアンに対して、
ヴィーガンは、卵や乳製品など「動物から得たモノ(動物を搾取したと考えられるモノ)」までも口にしない、
というのが一番の違いです。
さらにヴィーガンは、蜂蜜を口にしないことも珍しくありません。
サステナブル(サスティナブル)とは?
サステナブル(サスティナブル)は「持続可能な」「ずっと続けている」という意味を持ち、
地球の限りある資源を使い過ぎず、大切にして、より良い状態で未来へつなぐことを目標としています。
私たちの世代だけではなく、将来の世代が必要とするものを損なうことなく、満足して暮らせるように、
地球環境を守りながら開発が行われている状態のことをいい、特に地球の自然環境の維持に役立つ事業や開発、
然環境に配慮した行動を表現する際によく聞くようになった言葉です。
これからの世界は特に、私たちの一つひとつの選択が地球レベルの問題に関わります。
地球にも人にも動物にも優しい選択をしていくことで、
持続可能な=サステナブブルな世界へと繋がっていくのです。
青い海、満点な星空、美しい草原、いつまでも当たり前に見られると思ってしまいがちですが、
私たちがこのままの生活を続けていたら、いつか失ってしまう風景かもしれません。
この地球の美しい姿を、これから何代も先の子供たちが見られるように、
未来の子供たちが笑顔でいられるために、今できることを少しづつ始めてみませんか。
肉食と環境破壊の、驚くべき関係
みなさんは、「食べる」という行為と、地球環境とのつながりについて考えてみたことはありますか?
今回は、「肉食」が地球に与えている影響の大きさについて考えてみましょう。
ひとつ、質問をさせてください。
肉食と車の運転と、温室効果ガスをより大量に産出(排出)しているのはどちらでしょうか?
国連食糧農業機関(FAO)は、家畜動物達は、全世界の交通機関から産出される温室効果ガスよりも
40%も多くの温室効果ガスを産出して おり、それが土壌や水質の劣化の主要な原因のひとつになっていると報告しています。
また、日本の畜産草地研究所によれば、1kg の牛肉の生産は約3 時間のノンストップド ライビングに相当すると発表しています。
具体的には、たった 1kg の牛肉を食べること が 、249kmの距離を時速 80km で 3時間走行した
普通車から産出された、温室効果ガスの量に匹敵する影響と責任があるということになります。
さらに詳しくみていきましょう。
1:肉食の地球温暖化への影響
世界での肉の消費量は、過去 50 年の間に およそ5 倍も増加しており、減少の兆しはありません。
また、畜産業は、他のどの産業よりも早いペースで成長しており、およそ10 億 3000万の人々の生活を支え、
農業生産高の約40%を占めています。
畜産業は、フロンガスに代わるオゾン層の破壊物質して危険視されてる「亜酸化窒素」の 65%の放出源であり、
地球温暖化係数(GWP)は二酸化炭素の 296 倍に匹敵します。
このほとんどの原因は、家畜動物達の糞便によるものなのです。
また新たな牧草地のために森林が削られると、それは深刻な森林破壊を招くことになります。
実際に、アマゾンでは伐採された森林の70%が放牧地へと転換されています。
また、畜産業から排出される、温室効果ガスである「メタンガス」は、
人為的に生じるメタンガスの約 37%を占めています。
気候変動の原因として有名なのは、火力発電など石炭や石油を使う産業かもしれませんが
大規模な森林破壊、家畜の排せつ物などが原因として、
いまや畜産業が排出する温室効果ガス(GHG)は全体の14%を構成し、
気候変動をおしすすめる要因となっています。
それは、地球上の全ての交通手段(車、トラック、飛行機、船舶、列車)が排出する量と同レベルです。
2:肉食による、土壌と水の汚染
畜産業は、水質汚染、富栄養化、珊瑚礁の破壊に加担するなど、
減少また悪化の一途を辿る地球の水源に最も被害を与えている産業です。
主要な汚染源は、家畜動物達の糞便、飼育上で使用される抗生物質、ホルモン、
なめし革工場から流出する化学薬品、家畜動物達を太らせるための穀物栽培に使用されている農薬です。
そして、肉や牛乳のために育てられている動物達は、現在、地球上に存在する生物の約20%をも占めていると
いわれているのです。
土壌を乱用し、絶え間のない穀物の生産への需要を求める畜産業の存在は、
自然環境を破壊し、生物多様性の損失にも荷担しています。
3:肉食が引き起こす、水不足
国連環境計画では、今後増加する人口を養う水を確保するためには、
肉の消費を減 らさなくてはならないと警告しています。
そもそも、食糧生産には水が欠かせませんが、その量は食糧の種類によって異なります。
穀物1kgの生産に必要な水が2~7tであるのに対し、牛肉 1kgを得るために必要な水は100t で、
畜産は穀物生産より約20倍もの、大量の水を必要とします。
今まさに、家畜動物達を太らせるための穀物の生産のために、大量の水が使い果たされようとしています。
東京大学生産技術研究所によると、牛丼一杯をつくるために使われた水は1890ℓになるといいます。
当然ながら、水は全ての生命にとって絶対に欠かせないもの。
私たちは世界の水資源の50%を使っています。残りの50%を他の動植物が分け合っています。
その水を人間だけが一方的に、過剰に使用して良いわけがありません。
4:肉食が引き起こす飢餓
現在、世界では8億500万の人々が飢餓状態にあり、約20億人が栄養失調に苦しんでいます。
食糧不足に拍車をかけるのが、食肉消費の著しい増加です。
肉などの畜産物を生産するためには、その何倍もの穀物が必要ですが、
それが、例えば開発途上国の人々の食糧を奪うことになり、栄養失調状態に陥らせているのです。
ちなみに、牛肉1kgを生産するのに13kg、豚肉1kgでは7kg、鶏肉1kgでは4kg、鶏卵1kgには 3kgの穀物が必要です。
そして、世界の穀物の約40%は家畜のための飼料にされています。
世界では、農地の40%が既に劣化しており、今後、穀物生産量の増加は難しいと言われていますが、
アメリカの家畜が消費する穀類と大豆で 13 億人の食糧をまかなうことができるという報告 があります。
ヴィーガンは動物たちに優しい
ここでもうひとつ質問です。
野生の鶏が一生涯に産む卵の数は何個だと思いますか?
正解は5〜6個です。
野生の鶏は生涯数える程しか卵を産まないところを、養
鶏場では年間300個以上産み続けるように鶏の品種改良が行われています。
また現在流通しているあらゆる肉のほとんどが、いわゆる工場式の農家で生産されていますが、
そういった農場ではいかに効率良く動物の肉を作れるかを追求しています。
そこに動物に対する愛や福祉はありません。
牛の場合
例えば、私たちが飲む牛乳。メス牛は人間と同じで妊娠している時しか乳は出ません。
それにも関わらず、メス牛はほぼ年中強制的に妊娠状態におかれて乳を搾り取られています。
また工場式の農家に住む動物たちは生まれてからずっと身動きが取れないような鎖に繋がれているか、
狭いケージの中で飼育されていることが大半です。
本来ならば25年以上生きる牛が度重なる身体的、精神的なストレスから平均5〜6年で乳を出せなくなり、
最終的には生肉用に処理されてしまいます。
また、産まれたばかりのメスの子牛は産まれてすぐに母牛から引き離されます。
牛乳を私たち人間に少しでも多く届けるためです。
子牛も私たち人間の赤ちゃんと一緒です。
母牛の乳を吸いたいという強い欲求があります。
そして母乳を吸いたいという欲求をかなえられず母牛から引き離された子牛は、
オス牛の睾丸や柵の出っ張り部分など、乳首に似たものに飛びつくという異常行動をおこします。
そして我が子を取り上げられた母牛は、少なくとも6週間にわたって嘆き悲しむといわれています。
鶏の場合
卵から孵ったばかりのひよこたち。このなかでもオスは卵を産めないため、産まれてすぐにシュレッダー式の機械にかけられる等して殺されます。
今、世界中で毎日2億匹の動物が殺されています。魚を含めるとこの数は30億匹にものぼります。
一方でスーパーでお肉を買う時に、その動物たちがどんな生涯を送ってきたのかまで考えることはほとんどありませんよね。
でも、動物達は想像もしたくないような残酷な扱われ方、殺され方をされているのです。
今回紹介したのは農場で巻き起こっている実態のほんの一部にしか過ぎません。
それでも、私たち人間は今のような肉食を続けていって良いのでしょうか。
そこで今回は、クリスマスの定番人気メニュー「フライドチキン」を
鶏肉を使わずに、しかもグルテンフリーで作るレシピをご紹介します。
ヴィーガン×グルテンフリー
「クリスマス・フライドハーブチキン」の作り方
材料
・有機大豆ミート(乾燥タイプ) 70g※乾燥タイプでない場合は210g
◆A(調味料)
・有機醤油 大さじ2
・有機酒 大さじ1
・有機みりん 大さじ1
・有機生姜(すりおろし) 小さじ1
・有機ニンニク(すりおろし) 小さじ1
・有機オニオンパウダー 小さじ1
・有機黒胡椒 少々
・有機バジル 小さじ1
・有機タイム 小さじ1
・有機オレガノ 小さじ1
・有機パプリカパウダー 小さじ1
・有機塩麹 小さじ1
・有機ニンニク塩 少々
◆揚げ衣
・有機片栗粉 適量(トッピング)
◆彩り
・有機プチトマト 適量
・有機リーフレタス 適量
・有機ブロッコリー 適量
下準備
・乾燥大豆ミートをぬるま湯につけてもどす。・ぬるま湯につけてもどした乾燥大豆ミートを熱湯に入れ、中火で3分くらいゆでる
※吹きこぼしに注意して火加減は調節。
メーカーによっては水やぬるま湯につけて戻す事もあります。
・火が通ったらザルに移す。
・しっかりと水洗いし、大豆臭さ、黄色っぽさがなくなるまで洗う。
※ここでしっかり洗わないとおいしく調理ができません。
作り方
1, 茹でてしっかり絞った大豆ミートを、調味料Aを合わせて全体に浸るように15分~30分浸けます。2, 下味をつけ終わったあと、1回で揚げる分を取り出して片栗粉をまぶします。
3, 180℃の油でこんがり揚げて完成です。
・茹でた大豆ミートはしっかり水洗いし絞ってから下味をつけることで味が美味しくなります。
・スパイスの黒胡椒については、「粗挽きタイプの生胡椒の塩漬け」もオススメです。料理の味わいが驚くほどグレードアップしますよ!
サスティナブルな社会を実現するためにできること。
まずは身近なことから始めませんか?
今回は、お肉を使わないクリスマスフライドチキンをご紹介させていただきました。
ヴィーガンに利点をたくさん挙げてご紹介してきましたが、
私はみなさんに今すぐヴィーガンになるべきだと言っているわけではありません。
毎日ではなくても、週一日からなど、ご自分ができるところから未来の子供達の笑顔のために、
地球や人、動物に優しい暮らし方を取り入れてみませんか。
例えば、環境に負荷をかけない暮らし方には次のようなものがあります。
1.マイボトル・エコバッグを持ち歩く。
繰り返し使えてゴミを減らせるサステナブルなマイボトルやエコバッグ。
それは、豊かな環境を未来へつなぐバトンなのかもしれません。
海洋プラスチック問題など、日々深刻化する社会課題ですが、
一人一人がすこしでもゴミを減らし資源を護ることでco2削減に大きく繋がります。
2:お肉の摂取量を減らしてみる。
これは今回の記事で既に触れた内容ですね。
現在日本人のお肉の摂取量は、1週間に600gが平均だといわれていますが
持続可能な社会の実現には、この半量に当たる300gが理想的であると言われています。
このような取り組みを行うことで、地球も動物も犠牲にせずに、飢餓も減少していいことばかり。
大豆ミートやおから蒟蒻、テンペなど、お肉の代替商品はたくさんあります。
毎日ではなくても週に一度でも菜食を心掛けれることで地球環境にも大きく貢献することができます。
全体的な肉の需要が減少すればメタンガスの排出量が減り、森林を護ることに繋がり、
罪のない動物が犠牲になることも減少します。
3:界面活性剤が入っていない洗剤を選んでみる。
市販の洗剤に含まれている界面活性剤はお肌のトラブルに繋がり、地球環境にも負担がかかります。
またこれらの洗剤にしばしば使用される人工的な香料はアレルギーや喘息を引き起こすことがあります。
IN YOU Marketにも、環境にも人にも優しい洗剤がありますので、
ぜひチェックしてみてください。
4:できるだけ、地産地消を心がけてみる。
住んでいる地域で作られている食材を積極的に取り入れることで、
旬の食べ物が楽しめ、遠隔地への輸送の必要も減り、CO2の削減に繋がります。
暮らしている特定の地域のものを購入すると地域経済を活性化することにもなるでしょう。
また「買い物は投票」といわれるように、有機栽培や自然栽培のものを購入すれば、
それは地球にも身体にも優しい行動となります。
私たちの地球に残された時間は、残り4年だといわれることがあります。
安全に生存するためには、産業革命以降の気温を1.5℃に抑える必要があり、
これを達成するためには、2030年までの温室効果ガス排出ゼロがマストです。
そのために今私たちは、毎年の排出量を7.6%削減しないと2030年に間に合いません。
仮に2025年から対策を始めるとすると、2030年までに毎年15.4%の削減が必要で
これは、ほぼ達成が不可能といわれています。
今ならまだ間に合います。
大きなことではなくても自分ができることを未来の子供たちのために少しづつ始めてみませんか?
今年は色々とありま下がが、楽しいクリスマスになりますように。
読んでいただき、ありがとうございました。
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