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あなたの化粧品、何から作られているか知っていますか?なぜ、化粧品に石油が使われるようになったのか。

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こんにちは。オーガニックビューティセラピストの岩崎亜美です。

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あなたの化粧品、何から作られているか知っていますか?

実は、化粧品の成分は・・・・・


化粧品の成分、あなたは意識をしたことがあるでしょうか?
ぜひ、今すぐ化粧品の成分表をチェックしてみてください。

きっとチェックしてもイメージできない用語がズラッと並んでいるのではないでしょうか?

実は、そのイメージできない成分のほとんどが【石油】から作られたものと考えても良いかもしれません。

よく見てみると、水以外はほぼ全てが石油が原料の合成成分、という化粧品は少なくないのです。


石油原料の合成界面活性剤は、肌への浸透力が高いので、シミやくすみの原因にもなると言われています。

また、スキンケアからメイク用品まで、石油原料の合成成分が主体であれば、
徐々にその合成成分が肌に蓄積され、しまいには肌トラブルを引き起こす原因にもなりかねません。

この合成成分の一番の問題は、長期的に使った場合の影響がほとんど検証されることなく市場に出ているということなのです。


なぜ、化粧品に石油が使われるようになったのか

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そもそも、どうして化粧品に石油が使われるようになったのか。

それは歴史が関係してきます。


18世紀後半に始まった産業革命。
それはやがて世界的な大量生産時代を招きました。
そしてその時、様々なものを大量生産するために、最も安価で効率が良い素材として選ばれたのが【石油】だったのです。

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1859年、アメリカのペンシルベニア州で初めて機械で石油が採掘されました。
そこから石油の大量生産、大量使用が始まります。

アメリカでは次々と油田が発見されて、まず石油は灯油として使われ始めました。

次にドイツで車が発明され、車の燃料として大量の石油が使われるようになりました。
そうして石油の生産と精製は巨大な国際ビジネスへと発展。

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そして、石油製品の開発はあらゆる分野において急速に進んでいったのです。

世界で初めて合成界面活性剤が作られたのは1917年だそうです。
第一次世界大戦中にドイツにおいて石炭から作られました。

そして、第二次世界大戦中にABSという本格的な合成界面活性剤を石油から作り、
これが元になって戦後に洗濯洗剤、食器洗い洗剤、洗顔フォーム、ボディフォーム、シャンプー、歯磨き粉などに使われるようになったようです。

ちなみに、農薬もこれら二つの大戦後に作られた石油製品です。


合成成分を使ったコスメが世界中に広がる

こうして戦後、気がつかないうちに、私たちの身の周りのさまざまな衣食住の製品が石油を原料とした化学物質で作られるようになりました。
例えば、合成繊維(ポリエステル)で作った衣料品、プラスチック、合成塗料、農薬、食品添加物、医薬品、建材なども石油を原料とした製品です。

そして、顔色をよく見せるための化粧品は古代から始まっていたようですが、
1920年から1930年にかけて、アメリカでハリウッドの映画用にメイク用品が作られるようになりました。

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やがてそれは石油の合成成分を原料とした化粧品として世界中に普及していったのです。

石油を原料として合成成分を使った化粧品が急速に世界中に広がった理由、それはやはり安価で大量生産がしやすかったためなのです。


最初のうちは、化学物質のおかげで保存期間も長くなり安定した化粧品が実現し、さらにその化粧品はつけ心地もよく、良いことずくめ。
合成成分の化粧品はまさに化学がもたらした豊かさそのもののように思われていました。

顔全体が黒ずんでしまう疾患も登場

化粧品による皮膚障害とは

世界で最初に一般人向けにメイク用品が販売されたのはアメリカでは、化粧品による皮膚障害の問題が多く浮上するようになりました。

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そして、それから遅れて日本でもさまざま問題が起こるようになりました。

特に話題になったのはリール黒皮症という顔全体が黒くなる化粧品被害です。
リール黒皮症はリール博士が発見したことでその名前がありますが、女子顔面黒皮症とも言われています。

リール黒皮症の問題は、70年代後半から消費者がメーカーを告発する事例が頻繁に起きるようになったことから浮上してきたようです。
1976年には大阪消費者センターで化粧品公害被害者の会が旗揚げされ、全国各地で皮膚障害による損害賠償を求める裁判が起こされました。

国が認めたアレルギー性のある化粧品成分

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1980年、旧厚生省(現厚生労働省)は化粧品による肌トラブルが多発していることを真摯に受け止め、
薬事法を大幅に改正して表示指定成分制度を開始しました。

特にアレルギー性が高いと思われる化粧品成分を選び出し「102種類の表示指定成分」を容器に表示するようにして消費者に注意を促す制度です。

その90パーセント以上の表示指定成分が石油から作られた合成成分だそうです。


※現在は旧表示指定成分と呼ばれています。

このほか使用上の注意や厚生労働省に成分を承認申請を行うときに
安全性データの義務付けなども行われ、化粧品の安全性確保に対して法律面で大幅な規制を行い始めました。

化粧品業界にとって、リール黒皮症は大きなターニングポイントとなったとも言えます。

化粧品の全成分表示が義務づけられる

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2001年4月からは、化粧品は全成分表示が法律で義務付けられました。
消費者がきちんと成分を見て化粧品を選べるようになったというメリットがあります。

しかし、全成分を見ても全て分かる人はほとんどいらっしゃらないかと思います。
なぜならば、現在化粧品成分として許可されているものは1万種類を超えているのですから。

そしてさらに注意して欲しいのは、この全成分表示によって102種類の旧表示指定成分は見分けがつかなくなってしまったこと。

102種類の表示指定成分はそもそも「使ってはいけない成分」ではなく、「表示義務成分」であったため、これらの成分は今でもよく使われている成分なのです。

要注意成分リスト

■現在でもよく使われている成分は以下の通り■

チェックする際の参考にしてくださいね!

・ラウリル硫酸Na(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)
特にシャンプーではよく使われる界面活性剤、皮膚への刺激があり、アレルギーを起こすことも、動物実験では受精卵の死亡率が高い。

・ラウリル硫酸 TEA 
クレンジング剤や石鹸、シャンプーなどに使用。脱脂力が強く皮膚が荒れる、発ガン性の疑いがある

・EDTA(エデト酸及びその塩類)
ミネラル分による変質を防止する、他にも酸化防止、変色防止、殺菌、石鹸や化粧水を透明にするためなど、多くの化粧水に使用。皮膚、粘膜、目を刺激し、アレルギーを誘引する

・PG(プロピレングリコール)
グリセリンに似ているが、さっぱりとして感触が良いためクリームや乳液などに使用。乳化剤、溶剤、殺菌剤としても用いられる。接触性皮膚炎を起こすこともある。

・PEG(ポリエチレングリコール)
乳化剤としての働きもあり、クリーム、乳液、石鹸、シャンプーなどに使用。毒性は比較的弱いが、不純物には強い毒性があり、発ガン性、発ガンを促進する作用が報告されている

・青色○号、赤色○号、黄色○号、アゾ色素、キサンチン色素など
タール色素、発ガン性、変異原性があるものが多い。アゾ色素、キサンチン色素は特に強い毒性がある。
赤色202号はよく使われるがアレルギーを起こす可能性が高い。

・パラベン類(パラオキシ安息香酸エステル)
多くの化粧品に使用。アレルギー性湿疹や皮膚炎を起こす人も。環境ホルモン物質の疑いあり。

・ベンジルアルコール
主に石鹸やシャンプーに使用。 かゆみ止め作用もある。弱い香りがあり香料としても使われる。
皮膚、粘膜に対する刺激、腐蝕性あり。強いアレルギーを起こす場合も。

・サリチル酸およびその塩類
角質溶解剤として育毛用トニックなどに使用
皮膚から吸収されやすく、発疹ができたりすることも。染色体異常を誘発するとの報告あり。

・セテアリルアルコール
ステアリルアルコールとセタノールを混合したもの
性質も同じでクリームや口紅などに使用。毒性は比較的弱い。

・ソルビン酸及びその塩類
食用には有効だが、化粧品にはあまり効果がない。
乳化剤としての作用もあるので主にクリーム類に使用。
環境中の亜硝酸と反応して発ガン性物質となる。ソルビン酸カリウムと同じ。

・デヒドロ酢酸及びその塩類
化粧品では防腐、防カビ剤として用いられる。毒性は比較的弱い。外国ではほとんど使われていない。

・安息香酸及びその塩類
いろいろな製品に使用。制菌力は強いが殺菌力は弱い。皮膚、粘膜、目、鼻、喉に刺激がある、変異原性、染色体異常の報告あり。

・オキシベンゾン-3
UVA、UVBとも吸収し日焼けを防ぐ効果が高いが、皮膚に吸収されると急性致死毒性がある。環境ホルモン物質の疑いあり。

皮膚から入った害はすぐには症状としてあらわれない

肌だけではなく、体への害の危険性も

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化粧品の合成成分は乾燥肌や肌トラブルの原因になるだけではなく肌の奥へ入り込み体にも害を及ぼす危険もあります。
農薬や添加物を口から取り込んだり排気ガスなど汚染された空気を肺から吸い込むのと同じように皮膚からも有害な物が吸収されると言われています。

口から入った有害物質は肝臓で解毒され、そのあとに排泄されますが、皮膚から吸収された場合は、有害物質は分解されず体内に留まってしまうそうです。

正常な皮膚の角質部分であれば毒物を取り込まないためのバリアの役目を果たしますが、
多くの化粧品に含まれる合成界面活性剤がこのバリア機能を破壊して危険な成分を体内に取り込ませやすい肌へと変質させてしまうのです。

さらに怖いことは皮膚から取り込まれた化粧品の影響はすぐに症状が現れないということです。

毎日のスキンケアや日焼け止め、メイクで知らないうちに化学物質が蓄積され、何年か後にシミやくすみとなって出てきます。
また、体内にも化粧品の有害物質が蓄積されていきアレルギーや生活習慣病の誘因ともなります。

今になってやっとさまざまなトラブルを引き起こすことがわかってきているのです。
短い使用期間でははっきりと自覚できる害がなくても、毒性はだんだんと蓄積されていくのが怖いところです。

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何年、何十年と使っていく化粧品、何を選ぶかで自分のお肌や体の健康状態が変わってきます。

自分の肌、健康は自分で守るという意識で、ぜひ化粧品もきちんと成分表をチェックして自然のもの、
イメージができるものが多く配合されているものを選んでくださいね!



IN YOUMarketで、石油成分をつかわないコスメを買ってみよう!

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