傷んだ髪や増える白髪は疲れ?老化? 東洋医学と食養生から、きれいな髪を目指して今すぐできるヘアケア
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傷んだ髪や増える白髪は疲れ? 老化? 東洋医学と食養生から、きれいな髪を目指して今すぐできるヘアケア
白髪や痛んだ髪が増えた…
気づいたときには増えている、白髪・痛んだ髪。
ここも? ここにも? という感じで
ドンドン見つかって、ぞっとしますよね…。
頑張って白髪染めや高めトリートメントなどでケアして
見た目が美しくなっても、またすぐに元に戻ってしまう。
そんな方も多いかと思います。
東洋医学的アプローチもあること、ご存知でしょうか?
ぜひ応急処置だけでなく、
これからご紹介するケアも試してみてくださいね!
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髪は臓の影響を受けている?
陰陽五行と髪
約2000余年の歴史を持つ東洋医学。
西洋医学とは違った特徴的な考えとして、
「陰陽五行」という考え方があります。
自然や体、機能や方向、色など、すべてのものを
5つに配置する考え方で、
例えば
木 火 土 金 水…自然
これを色であてはめると、それぞれ順番に
青 赤 黄 白 黒 となり
季節でもそれぞれ当てはめられて
春 夏 梅雨 秋 冬 と、
万物を5つに配置し、関係性を説いていくという考え方です。
この五行、東洋医学で「髪」についても説かれており、
「髪」は「腎」という臓と関係が深いとされています。
東洋医学で「腎」という臓は、
西洋医学の「腎臓」とはまた違った概念で存在しています。
主に生殖活動や骨の発育、成長などに関わる臓として「腎」が存在しているので
この腎が弱ると老化が進むこととなります。
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髪だけケアしても短期間で戻る
腎の影響が髪にも表れてきますので、
髪をどれだけケアしたとしても、
腎が充実して機能していないと
また健やかな髪の状態ではなくなってしまいます。
そして、血と髪は繋がりが深いとされています。
血自体が働きを行えない状態であったり、
血のめぐりが悪い状態だと、
白髪になったり、毛が細く薄くなったり、潤いのない髪になったりするのです。
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痛んだ髪は他の体の不調を教えてくれる
海水浴に出かけた。
外仕事で日焼けした。
髪を丁寧に扱っていない。
このような生活を送っていて髪が痛んでいるのなら、
生活改善によってつややかな髪が戻ることが期待できます。
しかし、
気づいたらパラパラと白髪が大発生してた!
ケアしているのに、最近はずっと髪の調子が悪い!
そんな場合は、体のほうに意識を向ける必要があります。
白髪だけでなく、疲れや不調など、
実は別にケアしないといけないSOSを体が発しているのかもしれません。
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白髪だけじゃない、腎の不調で現れる老化現象
腎がうまく機能しなくなると、このような影響が出始めます。
・ 疲れやすい 風邪をひきやすい
・ 眠りにくい ぼーっとして物忘れが多い
・ 耳が聞こえにくい 耳鳴り
・ トイレが近い もしくはうまく排泄活動ができない
・ 歯が欠ける
・ 骨が弱くなる 腰が痛い
・ 不妊 精力がわかない 性生活の困難
・ 息があがりやすい
これらは老化の代表的な症状といえます。
白髪も老化現象ですよね。
腎と老化は深い繋がりがあるのです。
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若々しさのもとのエネルギー「精」と髪
「精がつく」「精がでる」とよく言いますよね。
この「精」、東洋医学でも使われる言葉なのです。
東洋医学では「先天の精」「後天の精」という概念があります。
先天的に、親から精を分け与えられて腎に蓄えて、命が産まれるとされ、
このあらかじめ腎に蓄えられた精を「先天の精」と呼んでいます。
この先天の精は、産まれたときに腎に蓄えられており
つまり精は産まれてから、消費し続けているのです。
(精が尽きると死となる)
対して「後天の精」は、
食べ物などによって生きながら体にとりこむ精です。
徐々に減っていく先天の精を、
なるべく一気に消費してしまわないよう、
極端な活動による疲労やストレスを避け、
また食べ物などを気をつけ、
きちんと後天の精を体にとりこめるような状態にしておくこと。
これが元気で若々しく、美しい髪を保つためのコツとなるのです。
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東洋医学で髪と腎をケア
ちょっと良いケア用品を奮発してみるとか、
ヘアケアに通うとか、
そのほうが実は楽。
体質改善は根性がいることです。
せっかくなら、
楽しく快適に髪と腎をケアしたいですよね。
東洋医学の考え方は「中庸」つまり「ほどほど」が良しとされています。
つまり、極端に律することではなく、
楽しみながら楽しみすぎず、
心地よくバランスをとってケアしていくことが大事です。
食養生でおいしく腎をケア
後天の精を蓄えて、腎をサポートして若々しい髪を目指しましょう。
・精がつくといわれているネバネバ食材
山芋やもち米など、粘り気がある食材は「精がつく」といわれていますよね。これらは腎を補ってくれるとされています。
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・体を温める食材
羊肉、鶏肉は、体をあたためるとされています。またシナモンやショウガも冬に重宝されるスパイスです。
共にパウダータイプのものが手に入りますし、色々な料理に合いますので、
ココアやコーヒーに入れたり、
スイーツやスープにかけたりして手軽に楽しめます。
風味が増しておいしいですよ。
※かけすぎは体調に影響が出るおそれがありますので適量を守りましょう
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・しょっぱい味もの(五味)
五行には五味というものがあり、腎にはしょっぱい味が関係が深いとされています。
東洋医学でしょっぱい味とは、わかめや海苔、昆布などの海藻が自然本来の塩から味のこと。
海藻サラダやわかめ・海苔のたっぷり入ったお味噌汁などは
最近召し上がっていますか?
忙しくて昔よりお味噌汁飲んでないな・・・という方も多いはずです。
塩分の摂りすぎは良くありませんが、甘いもの・辛味のものばかり食べているという方は
ぜひ自然の塩から味を、ほどよく摂ってバランスの取れた食事を目指してくださいね。
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・黒い色の食材(五色)
また五行で、腎は黒色と関係があるとされており黒ごまや黒まめなどの、黒い色の食材がおすすめです。
黒ごまは何でも相性がいいため、
スイーツや中華・煮物にパラパラとかけるだけで手軽に摂ることができます。
すりおろしの黒ゴマはサラダにからめてもおいしいですよ。
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胃腸を養って食事からの精を吸収して髪に栄養を
「後天の気」は食べ物から吸収するとお伝えしました。
つまり、胃腸がしっかり動かないと栄養を吸収する力も弱まり、
結果、後天の気も充分に補えなくなってしまいます。
胃腸が弱く、胃痛や胃もたれが続く方、
食後にとても眠くなってしまう方などは
この「後天の気不足」の可能性が考えられます。
暴飲暴食や睡眠不足・ストレスなどで胃腸を痛めていませんか?
検査は行ったことがありますか?
髪に出てきたSOSをキャッチして、
この機会に胃腸をケアすると、全体的に体力がアップしてくるかもしれませんよ。
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全身からのトータルケアで美髪を目指しましょう
髪にあらわれたトラブルは目に付くところなので、
見つけるとショックなものです。
いますぐに隠したい! 治したい! とあせってしたケアは
そのひと時は隠せるかもしれませんが、またすぐに悪い状態に戻ってしまうことも。
目に見えないところから発せられた自分自身のSOSかもしれない、髪トラブル。
しっかりキャッチして、
東洋医学の知恵も生かしてトータルでケアしてみてくださいね。
髪だけでなく、全身が生き生きと力を取り戻してくるかもしれませんよ。
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