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7年前と今を比較して。「やりたい仕事ができるなんて贅沢」と思っていた時代に生まれた私から見る、やりたいことが出来る恵まれた今の時代。

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私は実は、「超就職氷河期」時代に生まれた一人でした。

よくある

「外資系なんちゃら」だとか
「帰国子女かんちゃら」だとか
「大手出身で営業で1位を獲得」だとか
「学生起業家」だとか。

名だたる経歴のある方がこの世の中にはたくさんいらっしゃいます。

そこそこの学校は出たかもしれませんが、
他のキラキラした起業家さんたちと比べると、皆が羨む華やかな経歴など、私にはありません。

今でこそありがたいことに、大好きなものに囲まれ、
楽しくやらせていただいていますが、当時は今のような未来を想像などできませんでした。

正直、昔のことには興味がないというか、常に今が大事な人間なのですが
ただ、たまたま家族と話す機会があったので、つい思い出してしまい、懐かしかったので、お話しします。

一言で言うと、ほんと、ひどかったです。笑
あの当時は。

行きたくもない今思うと(こう言うのは申し訳ないけど)こちらから願い下げたいような興味がない企業さんにもエントリーを出しまくりました。

業界にまで無理やりエントリーシートを出したりして。
化粧品メーカー、PR会社、不動産、ジュエリーメーカー、広告代理店、アパレル。

手当たり次第。
なんの共通点もない業界ばかり。

ただし、そもそも、本来は興味がないので、ろくなコメントを言えないわけです。

興味がないので、ろくな志望理由も書けるわけがない。

ところが、あまり興味がないのになぜか最終面談に進んだところがありました。

小手先のテクニックだけで通ったのですね。

昔、実はなぜか、学生を200人とか集めて色々なところでしょっ中イベントとか開催しまくっていた
いわゆる、やや意識高い系??(笑)の学生だったんですが、

そのことをエピソードとして話したら、

ある外資系メーカーの最終面接で大変心無い社長様から

「僕だってすぐに200人とか会社で集められるよ。それの、どこが一体、すごいのん?」みたいな話をされて。

悔しくてあとで、泣いたのを覚えています笑

今考えると、「会社として200人集めるのなんて、知名度とお金を使えば、そんなん簡単に決まってるでしょ・・」としか、思わないんですが。苦笑。

私はお金も知名度もなかったが、地道にチケットをいろんな大学相手に飛び込みで、200枚、売りさばいたんだぞと。
ああー、くだらない。

これも今や一つの自虐的な笑い話でしかないのですが。

あの当時は、私だけではなく周りの人たちも、全然心の声に従ってない人たちばかりだったことを記憶しています。

本心を隠して。
個性のない安いスーツに身を包んで。
いい人のふりをしたり。個性のない髪型とメイクをしてみたり。

最低一人100社はエントリーしましょう!がお約束だった。

100社も到底面白そうな企業なんて見つけられるはずもなく、妥協するわけです。

説明会も、興味ないところにまで時間かけて交通費かけて、無駄に行ったりして。

会場の前で泥沼にハマって転んで、ドロドロなスーツで会場に行く羽目になり、大泣きしたこともありましたね。

深夜バスで朝の6時から会社の前のカフェで数時間、面接のイメトレしたり、半分いかれてました。

何かにつけ、「自己分析」「自己分析」って。

今思うとすごい気持ち悪い。
だいたい、就活っていう言葉自体もものすごく気持ち悪いし。

大げさに言うと、ヤラセだよね。全部。

自己分析ももちろん大事だけど、本来、必死にやるもんじゃない。
自己分析ってさ、あくまでも、時間と心に余裕のある時に一人で落ち着いてするものだし、やりたいから、やるものだと思うのね。

少なくともエントリーシートを書いたり面接に受かるために存在するものではないからねって。「くだらないから今すぐやめろ」ってあの時の自分に伝えたい。

まだまだ笑えない逆武勇伝がたくさんあります。

あの時代は、若者による就職難が理由の自殺が多発した時代でもありましたね。
こんなこと言うとあれですが、その気持ちはわかります。

(実際はそうではないんだけど)100社もの企業から「NO」を突きつけられたら本当に自分が否定されてるような気分になるでしょうね。
否定されたと思うなんて、バカバカしいったらありゃしないんだけれど。

今だと、学生に「絶対、やりたい仕事をしたほうがいいよ!」なんてアドバイスする側になったりしているけど、

あの当時の自分は「やりたい仕事」がなんなのかすら、見失ってた。

やりたいことができるなんて恵まれた人だけだ、と思っていたよ。本気で。

この話を聞いたら今の学生達は自分たちがとてもラッキーなことに気がつくでしょうね。

だから、本当に、今の学生さんや転職希望者達は、恵まれた時代なのです。

売り手市場ですから望めば、何でもできる。

あと、それ以上に、必ずしも雇われなくてもいい時代に入ってきています。

別に雇われなくてもやろうと思えば、多分、生きていける。

そしてそう言う自由な生き方を望む人たちが7年前と比べてすごい増えている感覚があります。

型にはまらない生き方を選べる人が増えて来ていて。私の周りにもいます。

だから今こそ、本心から好きなことを、なんの疑問もなくやれる時代でもあるし、一人一人が本当に妥協しなくていい時代になりつつある。

悩んでいるなんてもったいない!
何でもやったらいいよ。

チャンスがたくさんあるから怖がらず挑戦できるのだろうなって。


私の場合、そういう過去の時代があったからこそ、今があるわけで、今の時代の人たちを、全く羨ましいとは思わないです。
生きている価値を、より一層実感できるから、本当に恵まれているとすら思います。

(もちろん嫌味を言っていた相手にまで、態とらしく「感謝をします!!」なーんて、言うわけないけれど笑)

悲惨な時代があったからこそギフトをもらえた。
一人一人これまで出会った人たちも必然的だったのだろうし、今周りにいる人たちも大切にしようと思えます。

マイナスに見える経験も、実は中長期的に見るとプラスになっていたりもすることに気がつきます。
7年前の出来事が今、夢の中の出来事のように。今こうして笑い事になっていること自体、幸せなのですから。

何でもかんでも、望まなくても当たり前に手に入る世の中に生まれていたら、今の自分はなかったのかもしれない。

確かに、当時、私自身は大変だったとしか言いようのない時代でしたが、それでも、「働けること」それ自体が私にとっては、ハッピーだったし(ある勤務経験を除いて)
その経験がとても貴重だった。

つまり全てが必然だったし、何一つ間違ったことなど、なかったと。

自信を持って、今は、そう思えます。

感謝できる自分と、感謝できる相手や、私を育ててくれた人に、出会えたことを、嬉しく思います。

そんなことを考えた夜♬



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松浦愛
facebook オーガニックなライフスタイルを提案するWEBマガジンIN YOU 編集長兼株式会社インユーCEO 。「すべての人にオーガニックな暮らしを」をコンセプトとして掲げ、オーガニックの普及と拡大を目指し、日夜活動中。 最近の趣味はアート、食べ歩き、乗馬など。 運営サービスはIN YOUや編集長自らが選りすぐったお気に入り商品を扱う、オーガニックオンラインマーケットIN YOU Marketなど。
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