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えっ!あのビジネスホテル「スーパーホテル」がナチュラルな取り組みを?!朝食にはオーガニック野菜。日本にもロハスな流れが到来?

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欧米はオーガニック先進国、日本はオーガニック後進国

こんなイメージはありませんか?

実際、日本は欧米と比べてオーガニックやナチュラル系の食品や化粧品の種類が少なく、値段も安くありません。
また、自然食品店に置かれている商品ですらすべて安全なものとは言いがたく、中には化学調味料やトランス脂肪酸が含まれているものも。

「オーガニック(有機)」という言葉の意味すら通じないことも多く、食べる物や肌につけるものに気を遣っている人は神経質で格好悪いという風潮もあります。

でも最近、日本でもロハスな流れがきている。環境にやさしい取り組みをする企業は確実に増えています。

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ナチュラルな生活をする人はまだまだ少数派な日本ですが、ここ数年は流れが少し変わってきています。
自然食品やナチュラル系の化粧品を販売する企業のみならず、一見オーガニックなどと関係なさそうな企業でもロハスな取り組みが増えているのです。

ちなみに「ロハス」とは「Lifestyles of Health and Sustainability(LOHAS)」の頭文字を取った略語であり、「健康的で持続可能なライフスタイル」という意味。

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大手ビジネスホテルチェーン・スーパーホテルのロハスな取り組み。朝食のサラダバーには何と有機野菜が!

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先日、たまたま旅行先で大手ビジネスホテルチェーン・スーパーホテルを利用しました。
ビジネスホテルなのに大浴場があるという理由で選んだのですが、宿泊してみてそのロハスな取り組みに感動しました!

1.ナチュラル系成分を使用したアメニティ

パラベン、シリコン、鉱物油、紫外線吸収剤、石油系界面活性剤などを使用していない基礎化粧品が女性限定で1人4個までもらえます!

ビジネスホテルのアメニティといえば未だにリンスインシャンプーが多く、シャンプーとリンスが分かれているだけでも助かるのに・・・スーパーホテルはクレンジングや洗い流さないヘアトリートメントまで置いてある上に、それがナチュラル系製品だなんて女性にはありがたいですね!

これらのアメニティはスーパーホテルのオンラインストアで購入できます。

2.健康イオン水

世界8ヶ国で特許を取得しているMICA加工によりエネルギーが高くなった水「健康イオン水」を採用。

ロビーの給水器や大浴場のシャワーはもちろん、客室で出る水も健康イオン水となっています。
実際飲んでみた感想としては、水道水特有の臭いがなくとてもおいしかったです。

現在では一部のホテルのみで採用していますが、今後はスーパーホテル全店舗に展開予定とのことなので楽しみですね!

3.天然温泉の大浴場

ビジネスホテルで大浴場があるというだけで嬉しいですが、なんとスーパーホテルの大浴場は天然温泉。
温泉成分による疲労回復効果や美肌効果はもちろん、体が温まりぐっすり眠れます。

大浴場を使用することで各部屋で浴槽にお湯を溜めるよりも水の使用量が減るため、大幅な節水にもつながります。

4.朝食のサラダバーはすべて有機野菜使用!

種類豊富で健康的な朝食バイキング。
サラダバーの野菜はなんとすべて野菜ソムリエが選んだ有機JAS認定の有機野菜!
レストランでも有機野菜を使用しているお店はあまりないのに、ビジネスホテルで有機野菜が食べられるなんてとても嬉しいですね!

サラダ用のドレッシングは全5種類、保存料、化学調味料、アレルギー特定原材料・準特定原材料27品目不使用。
これもアメニティ同様、スーパーホテルのオンラインストアで購入できます。

大阪府内のスーパーホテルでは、石川県小松市産の特別栽培米(栽培時の農薬使用量が通常の半分以下)を使用しており、今後は他県への展開も予定。
ちなみに、納豆や味噌汁に使用している味噌も有機JAS認定品です。

5.ゴミ減量への取り組み「ロハスなエコひいき」

宿泊時に客室に置いてある歯ブラシを使わずに返却した場合と朝食用にマイ箸を持参した場合はお菓子、連泊時に清掃不要を申し出た場合はミネラルウォーターがもらえます。

こんなに充実しているのに、他のビジネスホテルと比べて宿泊費が高くないのも利用者にとっては大きなポイント。

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これらの取り組みが認められ、スーパーホテルはホテル業界では唯一、エコ・ファースト企業として環境省に認定されています。

自然食品店やオーガニックカフェは価格も高めで、ナチュラルなものに興味を持っている人でないとなかなか利用しませんが、誰でも利用する施設でオーガニック食品やナチュラルな成分の基礎化粧品を取り扱っていれば、今までそういったことに興味がなかった人が興味を持つきっかけになるのでとても良いですね。

ビジネスホテルは特に、忙しく働いて生活習慣も乱れがちな男性の利用者が多いです。
彼らはナチュラルでヘルシーな生活に興味を持つきっかけは少ないけれど、それを一番知って欲しい層でもあります。

スーパーホテルへの宿泊が、生活習慣を改めるチャンスとなるかもしれません。

戦後、日本の復興・発展とともに増え続ける化学物質。

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戦後、農薬や化学肥料を使用したいわゆる近代農業が始まりました。
従来の農業よりもコストをかけずに収量が上がったり旬に関係なく一年中色々な作物を収穫できたりと、一見すると日本の食は豊かになったように見えました。

また、工業も飛躍的に発展し、終戦から11年後の1956年には「もはや戦後ではない」というフレーズが経済白書に記載され、この言葉は流行語にもなりました。

しかし、1960年代以降、水俣病やイタイイタイ病、光化学スモッグなどの公害の多発、それまでほとんど見られなかったアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、ぜんそくの増加など、環境汚染による影響が顕著になってきました。

1974年から75年にかけては朝日新聞に有吉佐和子の「複合汚染」が連載され、大きな反響を呼びました。

この連載では当時まだ明るみに出ていなかった農薬や化学肥料、石油系界面活性剤、食品添加物の危険性について触れており、これらの化学物質が人体や生態系に及ぼす影響について警鐘を鳴らしました。

そんな状況に危機を感じた人たちの間から有機農業が始まり、1980年代頃からは有機農産物の宅配が始まったりと、少しずつ認知されるようになったのです。

2000年には有機JAS規格が制定され、日本でもオーガニックの認定制度が始まりました。

それでも日本では有機農業が広まるスピードはとてもゆるやかで、市場規模は諸外国と比べてまだまだ小さいです。
日本の農業の中で有機農業は面積にしてたったの0.2%。
「農薬や食品添加物に気を付けている人=神経質」というレッテルを貼られることもしばしば。

そのため、ナチュラルな生活を志していることを人に言えなかったり、家族の理解がない場合はそもそもナチュラルなものは高いから買えなかったりすることも。

でも、現在「オーガニック」「ナチュラル」と言われているものは本来特別なものでなく、むしろそれが普通だったのです。
戦前は野菜を育てるのに農薬や化学肥料は使わなかった。食品添加物もなかった。

本来普通でないものが普通になってしまっている。
自然でないものが世の中の大半を占めている。

一方、最近は食品も洗剤も化粧品も合成化学物質が入っているものがほとんどで、本来自然なものが特別なものとなっています。
農薬や化学肥料を使ったオーガニックでない野菜のことを「慣行栽培の野菜」「普通の野菜」と言ってしまうことはありませんか?

本来普通でないものが普通になってしまっている。
自然でないものが世の中の大半を占めている。
でも人間の体はたったの数十年でそれに適応できるはずもなく、不自然なものへの違和感が様々な生活習慣病やアレルギーとなって出てくるのです。

消費者が変われば社会が変わり、社会が変われば消費者が変わる。
質の良い商品を選び、体にも環境にもやさしい生活をすることが循環型社会の第一歩。

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「買い物は投票」と良く言われますが、健康や環境に配慮した誠実な企業の製品やサービスを利用することは、その企業を応援すること。
私たちがそういった企業の製品を選べば質の良い製品の価格が下がり、消費者たちが買いやすくなります。
すると、消費者たちはその製品をたくさん買うようになり、たくさん売れれば企業は生産量を増やし、質の良い製品が世の中に広まる。

質の良い製品を使った消費者たちは健康になる。

健康になった消費者たちはたくさん働き、お金を稼ぐ。
病気にならない分、医療費もかからないので、さらにお金が貯まる。

貯まったお金でまた質の良い製品を買う。
すると企業はさらに伸びる。

このように、消費者と生産者は相互的であり、健康と環境に配慮した製品を作ることは世の中を循環させることにつながります。
「持続可能な社会」は、質の良いものを生み出し、手に取ることによって成り立つのです。

景気の良くない昨今、消費者としてはできるだけ安いものを選びたいところ。
でも、安いものには安いなりの理由があります。

食品添加物により長期保存できるようにしているもの、農薬や遺伝子組み換えにより低コストで大量に収穫できるようにしているもの・・・。

もちろん、中には企業努力により高品質・低価格を実現している商品もありますが、安いものを買う前には「なぜこの商品はこんなに安いのだろう?どんな方法で生産されどんな原材料でできているのだろう?」ということを考えてみましょう。


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品川まどか
農学系大学で食品の研究をし、卒業後は洗剤メーカーに就職。食品現場の衛生管理指導や微生物検査業務を経験しました。 食品表示診断士(中級)とニュージーランド調理師免許保持。 暮らすのに困らない程度の英語と挨拶程度のトルコ語ができます。 アレルギー体質や不定愁訴をきっかけに食や健康に興味を持ち、ブログやSNSでも情報発信中。 ブログ→http://www.kurashikaru.com Facebookページ→https://www.facebook.com/nekomimikitchen/
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