お悩み別

鉄のサプリで貧血は治りません。むしろ鉄の過剰摂取が冷え・貧血の負のスパイラルを加速させる危険な習慣です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
500_mg_calcium_supplements_with_vitamin_D

鉄分の取りすぎが冷えや貧血の悪化につながる

鉄のサプリをわざわざ毎日飲んでいませんか?


こんにちは。ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
鉄は女性に欠かせない、というようなことをよく聞きますよね。

「女性は毎月の生理で血液を体外に出しているのだから、鉄分をたくさん摂取しなければ貧血になってしまう。」
そう思って普段から鉄分が多く含まれた食べ物を食べたり、鉄分のサプリメントを飲んでいる人もいるかもしれません。

私も妊婦には鉄が必要と思い、妊娠中は鉄のサプリを飲んでいました。

ですがその後、実は鉄は体内にありすぎても良くないという事がわかりました。
鉄が身体の中で正しく使われずに余っていると、炎症を引き起こす可能性があるのです。
冷えや貧血に悩んでいる人が鉄を多く含む食品を食べ過ぎたり、鉄剤を飲めば飲むほど、さらなる冷えや貧血へとつながっていきます。

そもそも鉄の役割って?

spinach-1665396__480
そもそも鉄とは私たちの身体の中でどんな役割を担っているのでしょうか?
鉄は体内のエネルギー生産の過程で重要な働きをします。


ここでエネルギーが作られる仕組みについて少しご説明します。
私たちの体では、糖・脂質・タンパク質を材料にして体を動かすためのエネルギーを作っています。

エネルギーを作る作業は細胞の中のミトコンドリアという場所で行われ、糖・脂質・タンパク質の他にも酸素が必要です。
酸素が無事にミトコンドリアに届けられなければ、身体を動かすエネルギーは作られません。
酸素をミトコンドリアに届けるものは何かというと、血液中の赤血球です。

赤血球の中にあるヘモグロビンが、呼吸で取り込んだ酸素と結びついて、
酸素を肺から身体のいたるところにある細胞のミトコンドリアまで届けます。
そしてヘモグロビンが何でできているかというと「鉄」なのです。

つまり鉄は体内で酸素をミトコンドリアに運び、
きちんとエネルギー代謝が行われる支えをしているのです。

これが鉄の役割です。

鉄が多すぎると起こる危険な作用とは

meat-3139641__480
本来であれば細胞内のミトコンドリアがちゃんと酸素を受け取り、糖を使ってエネルギーを生産するようにできています。
鉄は、エネルギー生産に使われる酸素をエネルギー生産工場であるミトコンドリアに運びます。

しかし、鉄がないと酸素が循環しないのでエネルギーが作られません。
貧血の人は大抵エネルギー不足でもありますよね。
それは鉄が適切に酸素を運んでおらずエネルギーが作られていないということです。


さて、貧血にならないためにも「鉄をせっせと摂りましょう」と一般には言いますが、
鉄は正しく使われる形で取り込まれなければ逆に危険です。

実は鉄が放置されると大変なことが起こります。
私たちの身体には鉄を能動的に排出するシステムがありません。通常食事を通して摂取した鉄は、体内に入ると2種類の形をとります。

1.タンパク質に結合する
ヘモグロビンとして酸素を確保する鉄、肝臓に貯蔵される鉄(フェリチン)、鉄の運搬に関わる鉄(トランスフェリン)、鉄を捕獲する鉄(ラクトフェリン)。
鉄はタンパク質に結合すると、上記のようにそれぞれの役割を担います。

2.フリーの鉄
タンパク質と結合していない鉄はフリーの鉄となります。

サプリメントや鉄を含む食べ物の摂りすぎで鉄が過剰に入ってくるとどうなるでしょうか。

私たちの身体には鉄を能動的に排出するシステムがありません。

身体は安全な形に変換して使おうとしますが、そうできない分がフリーの鉄になります。
鉄はタンパクとくっいていないと危ない働きをする可能性が出てくるのです。

体内で余った「フリー鉄」が毒性物質を生む

medications-257344__480
鉄は私たちに欠かすことができませんが、人体にとって嬉しくない作用もあります。
鉄は炎症を起こす物質でもあるのです。


鉄は体内にエストロゲンや不飽和脂肪酸があると、炎症を起こして「アルデヒド」を発生させます。

現代人の身体には残念ながらエストロゲンや不飽和脂肪酸がたくさん存在しています。
特に現代人が日常的に摂取しがちで注意が必要なのが「不飽和脂肪酸」です。

不飽和脂肪酸とはスーパーで売られている大量生産されたサラダ油、多くの加工食品に使われている植物油脂、美容と健康に良いと流行中のオメガ3やオメガ6を含んだあまに油やえごま油、サプリメントとしてもよく見かけるフィッシュオイルなどです。

不飽和脂肪酸とそれが人体に悪影響を及ぼす仕組みについては、この記事に詳しく書きましたのでご覧ください。
サラサラ油の恐いワナ。現代人の蔓延的不調の元凶は一見ヘルシーな「植物油脂」?!代謝低下、治らないアレルギー、アトピー、シミがある人必見。

baobab-oil-1020957_960_720-660x400
さて、フリー鉄が発生させるこの「アルデヒド」という毒性の物質はあらゆる炎症の元となります。
肌のシミやシワ、体臭、不妊症、生理痛などの不調を引き起こし、ひどくなると発ガンに至ることもあります。

またアルデヒドはミトコンドリアのエネルギー生産をブロックすることがわかっています。
アルデヒドのエネルギー生産を阻害する作用が、冷えにつながっていきます。

過剰な鉄が「冷え」の元に


鉄が過剰にあって発生するアルデヒドは、ミトコンドリアのエネルギー生産をブロックします。
エネルギー生産がうまく行われないとは、エネルギーを作る材料はあっても十分なエネルギーが作られない状態を指します。
慢性的な疲れやすさ、倦怠感、顔色が悪い、めまい、動悸、息切れなどにつながります。

鉄は冷えの負のスパイラルを加速する

blonde-2793936__480
そしてエネルギーが不足すると「冷え」の問題も起きます。
冷えの原因の一つは「血流の悪さ」です。

血の巡りが悪いと、身体のすみずみに血が流れず冷えてしまいます。
冷えにつながるのは血流の悪さだけだと思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。

冷えの原因のもう一つが「体の放熱が少ない」ことです。
一つ一つの細胞のミトコンドリアでエネルギーが作られる際には熱が発生します。

しかしアルデヒドによってミトコンドリアのエネルギー生産にブロックがかかると、全身にある細胞でエネルギーが作られにくくなる、つまり熱が発生しにくくなるのです。また血流が悪いことで酸素がミトコンドリアに十分に行き届かないことも、エネルギーが作られる妨げとなるので冷えにつながります。

冷えの原因は二つ

血の流れが悪いこと、そして体の放熱が少ないことが冷えの要因です。
ここでさらにサプリメントなどで鉄を体内に投入したらどうなるでしょうか。

血流が悪い状態では、酸素がうまく回らず、その酸素を運ぶはずの鉄が余って「フリー鉄」となります。
そのフリー鉄がエストロゲンや不飽和脂肪酸と結びついてアルデヒドを発生させ、そのアルデヒドがエネルギー代謝を悪くし、また冷える…という悪循環が始まります。
貧血を治すために鉄を過剰摂取しても、身体はエネルギー不足の状態ですから、鉄を正しく使うことができず、むしろ不調に拍車をかけます。

鉄剤は飲まないで

medicine-2207622__480
「月経血が鉄くさい」「毛髪検査をしたら髪の毛の中に鉄が出されていることがわかった」、だから排出された分鉄を摂取しなくては。
そう思って鉄剤をせっせと飲む人がいますが、それでは逆効果です。

身体にとって良くないから身体は鉄を外に出そうとしているのです。
新たに摂取しないようにしましょう。
鉄などのミネラルが私たちの身体で不足しすぎることは滅多にありません。

鉄についてお話ししたいことはまだまだ沢山ありますが、
ここでまずお伝えしたいのは、貧血だからと言って鉄をサプリメントなどで過剰摂取しないでいただきたいということです。

貧血は身体でエネルギーが作られにくくなっていることから起こります。
ということはまずは、エネルギー代謝をよくするところからスタートするのが望ましいのです。

鉄を直接摂取するのではなく、身体のエネルギー代謝を上げることを目指しましょう

どうすればエネルギー代謝が上がる?

sugar-1304500_640
エネルギー代謝を上げるためにまずすべきことはなんでしょうか。
ここでは今すぐできる対策を2つ紹介します。

・「植物油脂やオメガ3、オメガ6などの『不飽和脂肪酸』の摂取をなるべく避ける」


不飽和脂肪酸をたくさん抱えた身体にフリー鉄があると、猛毒アルデヒドが発生します。
このアルデヒドが細胞のミトコンドリアで行われるエネルギー生産にブロックをかけます。
植物油脂やオメガ3、オメガ6はヘルシーというイメージがありますが、気をつけましょう。

「血液サラサラ」「コレステロールゼロ」の言葉に惑わされないで!一見安全そうなその植物油が、不調や病気を引き起こしているかもしれません。

・「一番のエネルギーの源である糖を抜いてしまう『糖質制限』をしない」


糖質制限を長期的に行っていると、エネルギーを作れない身体になってしまいます。

お菓子や小麦などエネルギーに変換するのに時間がかかる糖でなく、
フルーツや黒糖(加工黒糖でないもの)、はちみつ(非加熱のもの)などすぐにエネルギーに変換される糖を意識して選びましょう。
これらの糖は太るどころかエネルギー代謝を上げてくれます。

詳しくはこちらの記事をぜひご覧ください。
その糖質制限があなたの身体を内側からボロボロにします!糖質制限の致命的な問題点と、仕組みを知れば納得の「太らずエネルギー代謝を上げる糖の摂り方」とは

Antipasto_allitaliana-660x400

妊娠中に貧血になる理由

pregnant-244662__480
私も妊娠中、貧血の症状が実際に出るようなことなくとも病院で検査をすると貧血と診断されるので鉄剤を飲んでいました
今の時代は、妊婦に対して鉄を処方されるため、生まれてくる赤ちゃんには鉄過剰の子が多いのです。

(これについては次回の記事で書きたいと思います。)

妊娠中に貧血気味だからと鉄をとる人は多いですが、
妊婦が貧血になるのは、身体に炎症を起こす材料である鉄を外に出そうとするため。

これは自然な作用だったのです。

(この記事の内容はホリスティック療法家 Vanilla氏および崎谷博征医師のセミナーや著書で学んだことに基づいて執筆しています。)

エネルギー代謝をよくするための良質なフルーツ

PR: Recommended items by IN YOUMarket
apple-2788662_640 3月25日下旬頃終了【大人気!】期間限定、数量限定!超貴重な農薬化学肥料不使用のりんごセット今すぐここをクリック!
3月25日までで終了の、貴重なりんごです。
ぜひ良質な糖分の摂取源として活用してみては。

オススメの記事

海外で危険性が認知されているにも関わらず日本ではなぜか「安全」とされているアトピー薬の恐怖。ステロイドが引き起こす負のループ。強制抑制した炎症は、肺からも出てきます。

波動測定器メタトロン ゼロサーチで発覚した8ヶ月の赤ちゃんの体の中で起きていた危険な実態。そこから分かる離乳食で気をつけるべきこと。重金属、炎症、リーキーガット、甲状腺機能異常の原因とは

アトピー乳幼児の『ミトン』使用によって、逆に炎症が広がり、悪化してしまう知られざる事実。ピカピカ・プヨプヨ皮膚にするための方法

何気なく食べている食べ物があなたの腸を炎症させている!知らないとコワイ消化管の慢性炎症から起こるリーキーガット症候群とは。



IN YOU一押しコンテンツ
究極のアンチエイジング。自然治癒力を高め老化抑制する方法。
本当に安全なオリーブオイルの選び方
ここまでこだわったのは初めて!体をととのえるオーガニックな酵素

オーガニックなオンラインストア IN YOU Market OPEN!

詳しくはこちら

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう


いいね!して、
IN YOUの最新記事を受け取ろう。

工藤 万季
ナチュラルライフアドバイザー 株式会社BHCL代表取締役 一般社団法人ビューティヘルスコンシャスライフ協会代表理事 1987年生まれ、愛媛県出身 アーユルヴェーダのデトックスメニューをベースにした 「キッチャリークレンズ」をプロデュース、指導。 SNSでは食べて痩せると話題に。 夫婦で40kgのダイエットに成功。 本当の健康とはカラダとココロが調和してこそ。 自然に沿って暮らすための知識やコツを都会的で洗練された暮らしに無理なく 取り入れる。内側からの綺麗になりたいナチュラルライフを求める人たちへの 情報を発信している。その他、日本各地で料理教室やイベントを開催する他、 メディアへの出演等、精力的に活動。現在は1児のナチュラルママとしても活動中。 http://bhc-life.com
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. ffggh 止まらないくしゃみ、鼻水 辛い花粉症。今あなたの体内で起こってい…
  2. drugs-1799520_960_720 「乳幼児の風邪に抗生物質を使わない病院に報酬。」もはや、ここまで…
  3. candy-295583_960_720 「子供に駄菓子を食べさせないのは可哀想」と思っていませんか?子ど…
  4. ham-926278_960_720 ウインナーやベーコンなどの市販加工肉に大量に含まれる危険な添加物…
  5. donut-2289696_960_720 甘いものが止められない!!その原因は、まさかの「隠れ貧血」かも?…
  6. 800px-Cherry_Blossom_Festival_Washington_DC お花見スポットの裏で行われる危険な農薬散布の実態。楽しいはずのお…
  7. pexels-photo-235494 30年間自分の体で検証しました。「風邪には葛根湯」は間違うと効か…
  8. 16 DSC_5893 【対談:ホリスティック美容家・岸 紅子 × IN YOU編集長・…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (1)

    • おおしまひろや
    • 2018年 3月 14日

    初めまして。いつもこのページを拝読しながら勉強させて頂いています。ありがとうございます。
    質問が、あるのですが今回の鉄の記事の内容で鉄を摂りすぎると危険という事ですが、鉄の許容量はどのくらいですか?
    また、僕は以前分子整合の血液検査で貯蔵鉄が、少ないと言われて鉄を飲み始めたのですが、貯蔵鉄欠乏の場合はどうしたらいいでしょうか?
    最後に不飽和脂肪酸まとり過ぎるとダメという事ですか、この場合も具体的な量を教えて下さい。よろしくお願いします。

新着記事

デイリーランキング

IN YOU公式レギュラーライター 一覧

  • 松浦愛
  • IN YOU 編集部
  • くみんちゅ
  • 小林 くみん
  • 越野美樹
  • 佐野亜衣子
  • 松永加奈恵
  • 品川まどか
  • 工藤 万季
  • hiroro
  • izumi
  • うちゅう
  • riko tanaka
  • lelien
  • 河口あすか
  • 煙山 昭子
  • yuriesasaki
  • 池田 歩
  • 前之園知子
  • yokosato
  • 松橋佳奈子
  • 桺町 瑠璃
  • haruna
  • 霜崎 ひろみ
  • ZuYu
  • 福原真一郎
  • hata ikue
  • ayukotaniguchi
  • 永樂茶百合
  • はりまや佳子/Yoshiko Harimaya
  • Akitsu Kitahara
  • 柳千妃路
  • mamiko
  • 加藤 晴之
  • MARIE
  • 中村 りえ
  • 滝野 清
  • 加藤 貴大
  • ゆみえこば
  • AYANO
  • Kawasaki Mariko
  • 山﨑 拓
  • 井村 政子
  • Kayo
  • 室谷 真由美
  • UharaRisa
  • YoshiAraki
  • 山口 りりこ
  • 森智世
  • Ayako Endo
  • 古村優里
  • 豊池 晃
  • 柳原 里実
  • 深井ゆきえ
  • 桑村 亜美
  • arikawatoshiko
  • 鈴木 こなみ
  • 小泉 沙耶
  • yumi
  • keiko nakagawara
  • 坂田 まこと
  • 近藤 栞
  • joko
  • AKIKO MIYAKAWA
  • 袴田 はるか
  • jyuan
  • 佐藤いづみ
  • Mao
  • akemi
  • ami iwasaki
  • 関塚 祥子
  • 小西 尚子
  • 佐々木 里奈
  • みずしま さちの
  • 桜桃
  • nana
  • yoko
  • 平野浩靖
  • みふすや
  • 高根 佳子
  • 阿南 まどか
  • 三浦 郁惠
  • 水鳥川崇春
  • yoshimike
  •  肖瑶
  • Ninomiya Koji
  • 益戸 梢子
  • 日向葵
  • 由香
  • 薬膳 ともこ
  • 岡田 佳子
  • 坂の上零
  • ayumifukuda

カテゴリー

PAGE TOP