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アロマテラピーは癒しグッズではなく、ヨーロッパでは「予防医学」として実践されている。癒しを超えた香りのチカラ

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いい香りのアロマがお好きだというIN YOUの読者さんもいらっしゃると思います。

しかし、アロマにどれだけ効果があるか、ご存知ですか?

アロマは高いものだと数千円以上しますよね。


そんなアロマ。

「アロマは単なる嗜好品」や「癒しグッズ」ととらえる方も多いのではと思います。

実は、アロマはただ単に良い香りでいやされるだけの雑貨ととらえるにはとってももったいない作用が隠されています。

アロマテラピーは立派な予防医学

単なる癒しグッズにとどまらない大きな効果

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アロマテラピーという言葉が広く知られるようになって、果たしてどれくらいの時間が経ったでしょうか? 

「癒し」、「リラクゼーション」という言葉と一緒になって、いろんな商品が販売されていますよね。


しかし、本来のアロマテラピーは、単なる気休めの癒しグッズではなく、立派な予防医学です。

特にフランスをはじめとしたヨーロッパでは、フィトテラピー(植物療法)の一環として、広く親しまれています。

植物から抽出された「精油」と呼ばれるオイルは、鼻から脳へ、肺から血液へ、
さらには皮膚から血液・リンパへと働きかける、とってもパワフルなもの。


私自身もたくさんの場で助けられてきました。

今日はまず、私がアロマテラピーの凄さを知った出来事をお話ししたいと思います。

過敏性腸症候群に悩んでいた15歳の私が出会った香り

Young woman thinking about something
私のアロマテラピーライフの始まりは、まだ15歳の頃。
過敏性腸症候群と診断され、毎日お腹の痛みと戦っていた頃でした。

いつもお腹の調子が悪いので、当然気分も落ち込みやすく、毎日が曇り空のような日々を過ごしていました。もともとお医者様には「ストレスが原因でしょう」と言われていたのにも関わらず、腹痛との戦いでさらにストレスは悪化。

「これじゃあ、いつ治るのか分からない」
「もう食べ物を口にするのも怖い…」
「こんな悪循環、どうやって抜け出したらいいの?」

そんな思いでいっぱいでした。

知らず知らずのうちに選んでいた、私に必要な香り


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そんな当時の私の唯一の楽しみは、美容。


その頃からナチュラル志向が強かった私は、成分辞典を片手にコスメポーチからケミカルなものを一掃!
時にはアメリカから個人輸入までして、オーガニック系コスメブランドを試していました。

そんなオーガニックコスメジャーニーの最中出会ったのが、植物成分のみで作られたオレンジ色の石けん。
丸い愛らしいかたちと芳香なオレンジの香りに、まるで吸い寄せられるようにそれを購入した私は、家に帰り早速お風呂で使ってみました。

泡立てネットを使い、泡立てていると、バスルーム中にあたたかなオレンジの香りが広がります。
まるでオレンジジュースのプールに飛び込んだかのような、そんな気分でした。

あまりの清々しい香りに、私は身体を洗う手を止め、思わず深呼吸。


すると、さっきまでキリキリと痛んでいたお腹のあたりがスーッと軽くなっていくのが分かったのです。


消化器系に強いオレンジ・スイート

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「これは何かが違う」
「癒し以上の何かがある」


そう感じた私は、お風呂を出てすぐ、石けんの成分表をチェック。
すると、そこには「オレンジ・スイート(精油)」と、見慣れない文字が。

すぐさまオレンジ・スイートの精油の効能をインターネットで調べると、
なんとそこには「ストレス緩和」、「整腸作用」と書かれているではありませんか。


英国IFA・ITEC認定のアロマセラピスト、塩屋紹子さんの著書『アロマテラピー・バイブル』の中で、
オレンジ・スイートは「気分をリラックスさせ、心を幸福感で満たしてくれる精油」として紹介されています。

まさに私がお風呂場で体験したシチュエーションそのものです。

また、身体への効果として、お腹のハリを和らげ、便秘や胸焼けを防ぎ、消化器系を助ける精油であることも記述されています。

まさに過敏性腸症候群患者のためにあるような精油。それがオレンジ・スイートだったのです。

私は知らず知らずの間に、自分の身体が求める香りを選んでいたのですね。


「毎日少しずつ」を習慣に


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それからというもの、私はすぐにオレンジ・スイートの精油を買いに走り、毎晩アロマポットでその香りを楽しんでいました。

すると、少しずつではありますが、ストレスを感じる瞬間が減っていき、お腹の痛みで悩まされることも少なくなっていったのです。

冒頭でも触れましたが、アロマテラピーは予防医学です。



毎日少しずつでもいいので取り入れることで、現在抱えている心身の悩みを軽減することが可能になってきます。


今日から始める簡単アロマテラピー

嫌いな香りはどんなにいい効能があっても効果がない

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アロマテラピーを始めるにあたってよく言われるのが、「自分が嫌いな香りは、どれだけ高い効能があっても効かない」ということ。

効能だけに目を奪われて、好きでもない香りを買ってみても、結局脳は拒否反応を起こすのだそう。

まずは片っ端からいろんな香りを嗅いでみて、自分の心と身体が反応する香りを探してみるのもいいかもしれません。

アロマオイルとエッセンシャルオイルの違い

また、この時必ず忘れてはいけないのが「アロマオイル」ではなく、
「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」と記載されたものを買うこと。

先述の『アロマテラピー・バイブル』で、精油は「植物から抽出した100%天然」のオイルと定義されています。

抽出方法は、大きく分けて三つ。水蒸気で蒸して芳香成分の抽出を行う「水蒸気蒸留法」と、
かんきつ類に多く見られる「圧搾法」、そしてジャスミンやローズなどに使われる「溶剤抽出法」です。

これらの方法によって製造されたものだけが「精油」あるいは「エッセンシャルオイル」と呼ばれ、心身の不調を助けるとされるアロマテラピーに使えるオイルなのです。


雑貨屋さんなどでよく見かける「アロマオイル」は、精油とは似て非なるもの。これは化学合成された香料をディフューザーなどで使える形状にしたもので、精油の持つ植物のパワフルな効能は期待できません。

もちろん「好みの香りを楽しみたいだけ」という方には、アロマオイルも選択肢の一つですが、ケミカルな香料を嗅ぐと頭痛やめまいを起こす人がいるのも、また事実です。

初めての方はアロマテラピー専門店に

ただの癒しを超えた、とってもパワフルな精油の力。
強力だからこそ、様々な注意事項があることも、頭の中に入れておかなければなりません。

例えば、精油は直接肌につけてはいけないこと。マッサージやスキンケアに使う場合は、希釈のパーセンテージが決まっていること。また、

妊娠中や高血圧など、その人の身体の状態によっては使ってはいけない精油があること。

自己判断で使用方法を誤ってしまう前に、プロのお話を聞くのはとても大切なことです。


アロマテラピー初心者の方は、「生活の木」などの専門店で、しっかりと正しい使用法・保管法について学びましょう。

手づくりバームでどこでもアロマテラピーを楽しめる

balm
手作りバームもおすすめです。

私のお気に入りは、

ミツロウ
キャリアオイル(植物オイル)
精油


を混ぜて作るハンドメイドバーム。

簡単なので試してみてくださいね。

顔にも身体にも使えるバームなのですが、持ち運びができるので、いつでもどこでも精油の力を感じることができます。


「PMSでイライラしがちだから、イランイランでホルモンバランスを整えよう」
「緊張するプレゼンテーションが続くので、ネロリを入れてみようかな」
「乗り物酔いしやすいから、鼻の下に塗れるスッキリしたものを」


その時の心身の調子により、レシピは変わるのですが、

心を落ち着かせるラベンダーやゼラニウムはリラックスしたいときにおすすめ。
お家ではディフューザーを使うことが多いのですが、家を出る場合は必ずこの手づくりバームをバッグに忍ばせてから出かけます。

いかにこまめに精油の力と触れ合えるか。


それこそが予防医学としてのアロマテラピーの成功のカギを握っているといえます。

あまり堅苦しく考えず、まずはアロマテラピーの力を信じてみるのも大切なことなので、


たかが香りと馬鹿にせず、あるいは真剣に捉えすぎるのでもなく、自由な気持ちで、楽しみながら始めてみてください。

少しずつ、あなたにもその素晴らしさが伝わっていきますように。


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Mika K. Alpay
米国ハワイ大学マノア校卒。ハワイの生活で学んだナチュラルライフを日々実践する中で、ホリスティック美容、ホリスティックヘルス、自然療法、スーパーフードの学びを深める。現在はカリフォルニア州サンフランシスコにてフリーランスの翻訳者・ライターとして活動している。
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