くらし

ヨガを今の3倍楽しむために、私がやっていること。ヨガをさらに楽しむための「食べ物」や「食べ方」の提案

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大きなブームともなりつつある「ヨガ」。

ある調査によれば、現在ヨガを実践している人は日本の人口の約5%にのぼる(*1)とも言われています。
私自身はヨガ初心者ですが、魅力的なヨガのインストラクターとの出会いやヨガの世界観に共感して、2016年からヨガと食のコラボ講座を開催しています。

「心と身体の健康」「身体の内と外からのセルフケアが大切」ということはよく言われていて、
実際にヨガを実践している方のなかには、食に対して気を遣っている方も多いことと思います。

ではヨガをもっと楽しむために、どんな食べ物や食べ方をするといいのでしょうか。
今回は、私自身が実施している講座やそのなかで感じたことを含めながら、記事をまとめてみたいと思います!

ヨガ発祥の地・インドの食事

ヨガが生まれたのは、今からなんと約4500年前(紀元前2500年頃)
インド亜大陸の最古の文明「インダス文明」のなかで誕生したと言われています。

その後、数々の歴史を辿りながら発展し、2~4世紀にはインドの哲学者パタンジャリが「ヨーガ・スートラ」を編集。
ちなみにこれは最も古いヨガの根本経典であり、「本当の自分を見つめ、どう生きるべきかを内側から探す方法」を説いたものとされています。

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実は、私自身がヨガを始めて習ったのは今から10年前のこと。

インドの旅の途中で、北部バラナシと西部ソラプールにおいて、それぞれ1週間ずつヨガを体験しました。
特にバラナシでのガンジス河を眺めながらのヨガは、今も深く心に残っています。

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目を閉じるとより鮮明に聞こえてくる、自然界の音や匂い。
鳥のさえずりや牛の鳴き声、ガンジス河のガート(沐浴場)から聞こえる賑やかな声、植物が風に揺れる音、レッスン後に飲むチャイを淹れる音。

ヨガの経典にあるような「どう生きるべきかを内側から探す」ところには到底達しなかったけれど、
ヨガのレッスンを終えると、自分自身を取り巻くいろいろなモノ・コトへの感謝の気持ちが、毎回自然に沸き上がってきました。


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初心者向けのプライベートレッスンだったこともあり、先生といろんな話をすることができました。
そして、最終日に先生の自宅でいただいたベジタリアンの食事は、素材の味がシンプルに生かされていて、身体の隅々まで“染み込む”味でした。

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ところで私はこれまで2回インドに行っており、トータルで約3ヶ月滞在しています。
そんな話をするとよく「インドの食事はどうだった?」「やっぱり、ベジタリアンが多いの?」といった質問を受けます。
ご存知の方も多いと思いますが、宗教的・文化的な理由から、インドでは「国民の約40%が菜食主義者(ベジタリアン)」とも言われています。

多くの人が日常的に食べているとあって、インドのには美味しいベジタリアン料理店が多いというのが個人的な感想です。
ベジタリアンではない私も十分に満喫できました。

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また、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」をもとにした家庭料理では、
その季節や体調に合わせてお母さん達がスパイスをブレンドするのが一般的です。
これは「医食同源」を基本とする薬膳の考え方にもつながります

学生時代には東京のインド料理屋さんで約3年間アルバイトをしていましたが、スタッフ用のまかないカレーにもアーユルヴェーダの考え方が活かされていて、食べることで心身が整うのをいつも感じていました。

ヨガと一緒に楽しみたい「食べ物」と「食べ方」

インドの食体験を、日本で展開?


インドでのベジタリアン料理が、ヨガ後の心身に“染み込む“味だったことは確か。
それに今回の話題に限らず、まず本場で体験したり、王道を知ったりすることはとても大切だと思っています。

さてここで、日本でも心身に“染み込む”体験ができないかと考えてみると、いきなり壁にぶち当たります。
というのは、気候や食文化も異なる日本でヨガを実践する場合に、インドの食事をそのまま持ち込むことは、少し難しいのでは?と感じるからです。

お店などで食べる場合は別にして、毎日の食事として自炊しようと考えると、食材や料理技術など意味で、どうしてもハードルが高くなってしまいます

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そこでまず、インドでの食体験のなかでどんな部分に感銘を受けたのか、そのエッセンスを自分なりに整理してみました。

・作り手の愛情や、素材の生命力が感じられた
・旬の食材を使い、素材本来の味をシンプルに引き出していた
・(口ではなく)心身が欲している味を知ることができた


「養生ごはん×ヨガ=養生ヨガ」

冒頭にも紹介しましたが、ヨガインストラクターrisa(岩田理佐)さん(→以下「risaさん」)と一緒に、昨年から「養生ごはん×ヨガ=養生ヨガ」のコラボ講座を行っています。

「リズム(気めぐり)」「デトックス」「ほっこり(夏冷え対策)」など、毎回テーマを決めて食とヨガの両方からのセルフケアを体験するというもの。大まかに言えば、一杯目のお茶を飲みながらお話→ヨガ→二杯目のお茶&おやつの試食でリラックスタイムという流れです。

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最初にこの企画の話をもらった時、とてもワクワクする一方で、実はかなり悩みました。

というのは、先に書いたようなインドでの食体験と、
自身が提案している薬膳ベースの「養生ごはん」の接点をどう見つけたらいいか迷っていたから
です。

risaさんに聞いてみたり、インドで購入したアーユルヴェーダや料理の本を読み返したりして、
どんな食の提案ができるだろうかといろいろと検討し、いよいよスタート。

そして養生ヨガを始めて、もうすぐ約1年半。
まだまだ模索中ですが、毎回の講座を通して見えてきたものも多くあります。

前置きが大変長くなりましたが
ヨガをさらに楽しむための「食べ物」や「食べ方」の提案として、
インドでの体験も踏まえつつ、いま大切にしていることを3つに整理してお伝えしたいと思います。

その1:愛情のこもっているもの、生命力のあるもの

risaさんによれば「ヨガは自分を知る作業であり、それが自分を大切にすることにもつながる」とのこと。

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「日本のヨガマーケット調査2017」によれば、「ヨガを始めて変わったことは?」という質問に対して、身体の変化や健康面でのメリットのほか「気持ちが穏やかになった」など精神面でのメリットを実感している人も多いのだとか。

実際に、ヨガを終えた後の参加者の皆さんの表情はポッと温かくなっているな~と毎回感じています。

そして、そんな時に身体に取り入れたいのは、誰がどんなふうに作ったか分からないものではなくて「愛情がこもっているもの」や「生命力のあるもの」ではないでしょうか。

身体の細胞の隅々まで、その素晴らしいエネルギーをしっかり巡らせるために。


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具体的に言えば「〇〇さんが愛情を込めて育てた赤紫蘇(無農薬)を干してブレンドしたハーブティー」や
「豊かな自然のなかで育ったスギナやヨモギなどの薬草をブレンドしたお茶」
など。
特に、素材選びを大切にしています。

最近は生産者の見える食材や安心安全な食材を購入できるマルシェや自然食品店なども増えています。
自分なりの定番を見つけておくと安心です。もし時間や場所があるのなら、ぜひ自分で野菜やハーブを育てたいですね。

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また当たり前かもしれませんが、添加物や化学調味料、電子レンジ調理などは避けるようにしています。
現代的な生活において毎日実践することは難しいという場合でも、ヨガの後だけでも愛情のこもっているもの、生命力のあるものを取り入れてみてはいかがでしょう。

「心身が喜んでいる」「巡っていく」感覚を、より深く感じられるのではと思います。

その2:旬の食材を、シンプルに

薬膳には「人間も自然の一部」という考え方があり、私自身はとても大切にしています。そしてこれは「自然とのつながりを感じることで心身が整う」というヨガの考え方にも、深くつながっていると思います。

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スーパーなどでは一年中手に入る野菜なども増えつつあり、都会的な生活では季節を感じることが年々難しくなっています。

しかし、もともと食材には旬があります
旬の食材は美味しいだけでなく、その時期の心身に必要な成分も多く含まれていることは、
昔から私たちが経験的に分かっていることであり、多くの研究からも示されています。

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例えば、
・春は、苦味のある食材でデトックスして、心身を目覚めさせる
・梅雨は、気を巡らせる食材やむくみを排出する食材で心地よく
・夏は、体内を潤す食材を摂って、冷やしすぎずにクールダウン
・秋は、夏の疲れを癒し、乾燥ケアになる食材を中心に冬の準備
・冬は、温かく滋養たっぷりの食材でぽかぽかの心身に
という流れで、季節の移ろいに合った食べ物・食べ方をイメージして取り入れていくのはどうでしょうか。

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「食べ物や食べ方を通して、季節を感じる」ことは、心身のセルフケアそのもの。

旬の食材は、必要以上に手をかけなくても美味しいので、料理はシンプルかつ簡単なもので十分満足できます。

頑張りすぎて続かないよりも、ちょっとしたことでいいから日々続けていく方がずっと大切。その意味でも、旬の食材は心強い存在です。

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お茶や常備菜など、作り置きやすぐ飲食できるものがあると忙しい時にも心強いですね。この夏の養生ヨガでは、以前にIN YOUさんでもご紹介した「赤紫蘇のハーブティー」を用意しましたが、鮮やかな赤色と爽やかな香りが夏らしいと好評でした。

*赤紫蘇の…
今が旬日本の最強ハーブ「赤紫蘇」をフル活用!砂糖なし養生保存食レシピ3選「赤紫蘇塩漬け」「赤紫蘇酢」「赤紫蘇茶」蒸し暑い時期の殺菌&食欲促進に!

その3:心身が欲している味に、より近いもの

普段食べているものは、「口が欲しがっているもの」と「心身が欲しがっているもの」のどちらが多いでしょうか。

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risaさんから「ヨガの後には感覚が敏感になる」とは聞いていましたが、養生ヨガを通してそのことを実感する場面もよくあります。

例えば、「野菜をじっくり加熱すると、こんなに甘さが出てくるんですね」
「砂糖ではなく、ドライフルーツの甘さの方が身体に合っているように感じた」
というコメントなど。
何気ないけれど繊細な感覚に基づいたコメントも、たくさん出てきます。

講座のなかで食べ比べをすることもありますが、ヨガの後の時間に行うことで「心身がどんな味を欲しているか」を実感できるように思います。もちろん、人によって好みが違ったり、その時の体調によっても異なったりすることも。

以前に、薬膳の考え方をもとに素材選びをした「スムージー3種」を用意して、ヨガの後に飲み比べを行ったことがあります。
スムージーのテーマは「脾(消化器系)にはたらくもの」「身体の冷えを和らげるもの」「身体の潤いを保つもの」という3種類。

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まずはこちらからは何も話さずに、全種類をゆっくり飲んでもらい「どのスムージーが美味しく感じたか」を教えてもらいました。
結果は、見事に3つに分かれ「意外に身体が冷えていることが分かった!」
「消化器系が疲れているなと感じた」
などさまざまなコメントがありました。

一般的に「身体が欲している味は、美味しく感じることが多い」と言われます。
しかし普段何気なく飲食をしていると、身体がせっかくサインを出していても、そのサインに気付く機会はどうしても少なくなってしまいます。

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もし機会があれば、塩や味噌などの基本調味料を食べ比べしてみるのも、いいかもしれないですね。
自分自身に合った基本調味料を知っておくと、きっと、普段の料理がより心身に“染み込む”ものになるはずです。

******
ヨガをもっと楽しむための「食べ物」や「食べ方」について考え、
「養生ヨガ」というコラボ講座のなかで実践する
ことによって、この1年半の間だけでも本当に多くの発見がありました。

「ヨガと一緒に、どんなものを食べたらいいの?」という質問も時々いただくので、まだまだ模索中の段階ですが、今回記事にまとめてみました。何か参考になる部分があれば、大変嬉しく思います。

毎日を思い切り楽しむためにも、心身の健康を保つのはとても大切なこと。
自分に合ったスタイルを見つけて、身体の内と外からセルフケアを続けていきたいですね。

大好きな国インド、そしていろんな方に感謝を込めて。
Shanti!!

*1…セブン&アイ出版が日本のメディアとして初めて行った調査「日本のヨガマーケット調査2017」によれば、日本のヨガ人口として「月1回以上行っている」という人が約590万人、「年1回以上」という人は約770万人と推測されている(2017年2月実施、サンプル数3000名)

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松橋佳奈子
国際薬膳師/登録ランドスケープ・アーキテクト(RLA) 自身の体調不良がきっかけで薬膳を学び、「まちづくり」から「食」の道へ。「忙しい方にこそ、食べることを大切にしてほしい」という想いを胸に、2014年8月より「養生キッチン ふうど」として活動をスタート。 ​ 「人間も自然の一部」「すべての食材に効能がある」という薬膳の考え方をベースに、身近な材料とシンプルな調理法でつくれる「養生ごはん」をお伝えしています。 【HP】http://kitchenfudo.wixsite.com/fudo 【FB】https://www.facebook.com/kitchenfudo
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