舌は体調を示す鏡。舌でできる手軽な体調をチェックの方法

二人に一人がガンになり、四人に一人は糖尿病、二人に一人は突然死・・・

そんな風に言われている時代に、
ただロシアンルーレットの如く、当たるのを待って過ごし、
何かが起きてから、病名を突きつけられてから、
強制的に何かを我慢しないといけい、イヤイヤ杖をつきながら運動したり、
楽しみのためにではなく、
病気のために本来は使わなくてよかったはずのお金を使う・・・


そんな悲しいことにならない為に、
「突然はない」という事を知り、
「忙しい」を言い訳にせず、
自身の身体は借り物だから大切に扱わないと。という気持ちで、
日々の生活、人生楽しみながら健康に美しく歳を重ねていって欲しいなと思っています。
意識の差はきっと運命を変えるはず。


何かが起きた時、自分だけの問題なら、覚悟決めて自由に振る舞えばいい。
しかし、残念ながら、何かが起きた時、自分ではなく、
周りの大切な人たちが悲しむことに繋がることが多い。

修行僧のように厳しく生きる必要はないけれど、
少しの小さな意識の積み重ねは、
自分だけではなく、周りの大切な人のことも守ることに繋がるから
日頃から過信することなく、ケアしながら生活してもらえたら嬉しいです。

細胞の振動数を整えることで体質改善を指導しています。

身体の調律師ビューティスタジオ フェリス 神戸貴子です。
安心安全な食が難しくなって来た現代で、
「生涯自立！健康に楽しく過ごして行く為に知っていて欲しいこと」をテーマに
いつも書かせて頂いています。

今回は突然死は突然来ない！
という事で、毎日いつでもどこでも簡単に出来る健康チェックを
お伝えしたいと思います。

私は喘息や鼻炎、アレルギー諸々、虚弱だと言われて子供時代を過ごしてきました。
目も良くなかったので、毎日毎日、耳鼻科、眼科、内科、皮膚科と
学校に行く日数より病院に行く日の方が多かった子供時代だったからこそ、
今の診察との違いに？？？を多く感じます。


私の子供の頃は、今のように先生の前にはパソコンは無かったので、
行くとまずされることは、「あっかんべー」と舌を見せる事と
下瞼をベローンとひっくり返されること、
耳と鼻の奥にライトを当てられ、粘膜のチェックをしたり、
両手で首を挟み込まれてリンパのチェック。

胸に聴診器を当て、先生目をつぶって斜め下を見ながら、
じーっと音を聞いている姿が懐かしいです。


ちなみに21歳の頃、いつもとは明らかに違うと本人は感じていたのに
どこの病院に行っても「風邪でしょう。」「いつもの喘息が酷いだけでしょう。」と言われ
苦しんでいた症状を、お客様に紹介して頂いた町の小さな病院のおじいちゃん先生に
聴診器だけで命を救われたこともあるのです。（肺の機能停止寸前でした）

このように、本来は、患者を診る事が仕事だったはずのドクター達ですが、
今は果たして本当に患者を診てくれているのでしょうか？

身長、体重、男女、年齢などの個性を無視して、一律で数字だけを見て診断されていませんか？

肺の機能停止寸前の苦しさがいつもの喘息の苦しさとは違うことは、私が一番わかっていました。

そこから、自身の体の変化が一番わかるのは、やはり自分自身ではないか？と、
私は思っています。


東洋医学や昔の西洋医学のドクター達のように、
目で体の状態を観察する「望診」は、日頃の自分の健康チェックや体調の変化を知るのに活用でき、
四診の中でも「舌診」は一般の方にもわかりやすいもの。

舌に健康状態が表れやすいと言われているので、
自分やお子さんのために是非チェック法を覚えて健康管理にお役立て頂けたら嬉しいです。

舌は情報の宝庫

東洋医学では、舌は「身体の鏡」と捉え、
内臓の状態がわかる重要ポイントと考えています。

気をつけて欲しいのは、舌を診る時は、
食事内容などで舌の色などが変わりやすいので、食後を避けてください。

自然光に近い場所で、毎日、親子で「あっかんべー」たったそれだけで、
日々の体調の変化に気付きやすくなるなら簡単ですよね。

舌診の方法

①舌の色　②舌苔の状態　を観察します。

体調が悪い時やお酒を飲みすぎた時、唾液の量が少ない時などは舌苔がつきやすくなります。

東洋医学では、舌の異常と内臓と結びつけて考えますので、
体調改善の為の今必要な自身の食材を工夫して日々の食事に役立ててみてください。

舌診

・キレイなピンク色
ふっくらと柔らかく、舌全体がキレイなピンク色で、適度な湿り気を帯び、動きも滑らか

・舌全体が赤みが薄く白っぽい
気血が不足している人や身体が冷えている時に見られる舌。
髪や肌にツヤがなく、疲れやすく貧血などの症状を伴うこともあります。

・舌全体が暗紅色
血の巡りが悪い時に見られる舌。舌の裏の静脈や顔、唇なども紫がかった暗紅色になることが多い。
紫色の斑点が舌につく場合もある。
肩こり、頭痛、冷え、生理痛などの症状も出やすいです。

・紫色の斑点がある
血瘀(血がドロドロとスムーズに流れにくくなっている状態)を表します。


・舌の色が全体的に赤い
身体が熱に傾いていると、血管が拡張し、舌の色も赤くなります。
舌の先だけ赤いのは「心」に熱がこもっている証。
熱タイプの水毒(浮腫み)では、黄色い舌苔になりやすい。

・舌の縁に歯のあとがついている
気の不足や水分代謝が悪くなると、舌が浮腫んで歯型がつきやすくなる。
胃腸の消化機能が低下している人や水分を摂り過ぎている人によくみられます。

・舌の表面に亀裂が入っている
もともと亀裂がある場合ではなく、急に表面がひび割れたような状態になった時は、
ストレスや過労の影響で潤い不足になっている場合が多い。

・薄く白い舌苔
舌苔は舌そのものの色が透けて見えるくらいの薄さが正常。
色は薄い白、余分な熱があると色が濃く黄色っぽくなる。

・白くべったりした舌
食べ過ぎや消化吸収力の低下で、水毒(浮腫み)などの余剰物質が体内に生まれると舌苔が厚っぽくなる。
胃腸の冷えを伴うことも多い。

・黄色くべっとりした舌
色が薄黄色で厚さも薄い場合は正常。
体の中の水毒が熱せられると、黄色くべったりした舌にねる。
中央に白、または黄色の舌苔がある場合は、気の流れが滞っている状態。

・舌苔がほとんど消失し、舌全体の潤いが少ないのは陰虚の舌
(元々潤い不足の体質傾向がある人や長期に渡る薬の服用などからおきる)熱が生じている場合は、
舌全体が赤く(深紅色)なる。

引用：埼玉医科大学公衆衛生学教室「舌診の研究」

東洋医学では、人間の体の中に季節は巡っていると考えられ、
人も自然の一員、季節に応じた体の変化が起きるとも言われています。
「夏仕様」と「冬仕様」


これから寒い冬に備え、秋にはたっぷりの美味しい食材が増えてきます。
乾燥から肺を守る為の潤い作用、寒さに向かい抵抗力をつける強精作用の食材を意識する食生活は、

健康に冬を過ごせる助っ人になるはずです。

秋を元気に乗り切る食材の数々

肺によく潤す食材・・・梨、大根、栗、銀杏、キクラゲなど

喉、咳によい・・・レンコン、ごぼう、キンカン、はちみつ、黒豆など

抵抗力をつける・・・銀杏、サツマイモ、ゴマ、牡蠣、鮭、イワシ、秋刀魚、山芋など

免疫を高める・・・ほうれん草、柿、クコの実など



便利になりすぎた現代に生きる私たちには、ちょっとした日々の積み重ねは、
近い将来の大きな差となると思います。

難しく考えずに、出来ることから少し意識して変えていってもらえたら嬉しいです。
毎日笑顔でお過ごしください。

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