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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
IN YOU Market

次のオーガニックトレンドはまさかの昆虫食?牛肉を上回るタンパク質、食料問題を救う昆虫食に迫る!

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皆さんは、昆虫や虫って好きですか?

私は、農薬・除草剤を一切使わない農園を5年以上やっているにも関わらず、
虫全般が大の苦手です(笑)。

特に畑によく出没するのは、実害のあるものだと、
毒蛾の幼虫、アシナガバチ、スズメバチ、コガネムシ、カメムシなど。

これらの昆虫・虫はもちろん、実害のないカミキリムシ、オニグモ、蛾、カエルなども、
遭遇する度にゾワ~ッとします。(←よくそんなんで農園やってるね、としょっちゅう言われます(笑))



そんな私が、昆虫・虫に興味を持つようになったのが、
こちらの本「世界一うつくしい昆虫図鑑」を読んでから。

お店で何気なく本を物色しているときに、キレイな装丁が目に入って、衝動買いしてしまいました。

この本の著者、クリストファー・マーレーさんも最初は大の虫嫌いだったらしいのですが、
バンコクのマーケットで見つけた甲虫標本に魅入られ、昆虫を使ったアート作品を作り始めたそう。

マーレ―さんも虫嫌いだったという点に勝手に親近感を覚え、
それなら、自分もあえて苦手な虫のことについて調べてみよう!と思い立ち、
海外のネット記事を色々読んでみました。

今回は、特に面白かった複数の記事を要約・翻訳してみました!

昆虫食が世界を救う!?



昆虫食のことについて知る上で、まず頭に入れておかなければならないのが食糧難の問題。

オランダのヴァーヘニンゲン大学が発表した資料
「”Edible Insects: Future Prospects for Food and Feed Security.(食用昆虫:未来の食料事情)」によると、
2050年までに地球の総人口は90億人を超えると予測されており、
今の食料生産システムを倍の規模にしなければ、全人口分の食料をまかないきれなくなるとのこと。

そこで今注目を集めているのが昆虫食。



現に、先ほどの資料によると、世界の20億人(主にアジア諸国)はすでに
昆虫食を日常の食生活に取り入れており、
先進国の消費量が増えれば、来るべき食糧難は十分解決できるようです。
現在では、国連食糧農業機関(FAO)も、昆虫食を推奨しています。

世界で食べられている昆虫・虫の種類は様々。
ハチの幼虫、バッタ、イナゴ、セミ、カエル、タガメ、アリなどはメジャーな部類で、
ハエ(中国やイタリア)、タランチュラ(カンボジア)、ダニ入りチーズ(ドイツ)なども食べられています。

昆虫食の栄養価と利点

昆虫・虫が持つ栄養素は、基本的に半分以上がタンパク質。
鉄分や必須アミノ酸といったミネラルやビタミンも豊富に含まれています。
また、1キロ当たりの含有量で比べた場合、タンパク質と栄養素は牛肉を上回ることが分かっています。

そして、昆虫食の最大の利点は、一匹当たりが体内に蓄えている全ての栄養素を、簡単に摂取できること。
例えば家畜一頭当たりが蓄えている栄養素を全て取り入れるには、肉・内臓の他に、
血液や骨も摂取しなければなりませんが、昆虫食なら、そのままポイっと口に入れるだけ。
これが、昆虫・虫が完全食と言われる所以なのです。

昆虫食の現在



2018年からは、EU圏内で昆虫食の取引が自由化されました。
オランダ、スイス、ベルギーなど、すでに昆虫食が生産されている国々の製品がEU各国に流通し始めています。

そして、数ある昆虫食のなかでも、今最も注目を集めているのがコオロギ。

サンフランシスコに拠点を構える「Bitty Foods」や、日本の「株式会社BugMo」など、
コオロギを粉末化したクリケットフラワーを使った商品(スナック菓子やプロテインバー)を
販売するスタートアップ企業も出てきました。

Bugmoが発売している「BugMo CRICKET PROTEIN BAR」の原材料・栄養成分は以下の通り。
(BugMo公式サイトに記載)

原材料

・デーツ
・レーズン
・カシューナッツ
・クルミ
・ピュアココア
・コオロギパウダー
・卵白(卵含む)
・チアシード
・岩塩(ヒマラヤ)


栄養成分

熱量195kcal  
たんぱく質10.8g
脂質8.7g 
炭水化物23.8g 
食物繊維4.2g  
亜鉛1.0mg    
鉄分1.8mg  
カルシウム31.3mg  
マグネシウム55.0mg  
 ビタミンB6  0.1mg  
ビタミンB12   24mg  
食塩相当量0.1g


一本あたりにはコオロギ50匹分のパウダーが入っており、もちろん白砂糖は不使用。
大豆・乳製品も不使用のグルテンフリー。

脂質の低さも特筆すべき点。

このほかにも、海外で販売されている、様々な昆虫由来の商品を調べてみましたが、
基本的には、健康を意識する層をターゲットにしているため、栄養素が極めて高いのはもちろん、
原材料にもとても気を使っているんだな、という印象を受けました。


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こちらはクリケットフラワーで作ったドーナツ。

こうした需要増加にいち早く目をつけ、
コオロギの養殖ビジネスを始めたフィンランドの農家がいます。

コオロギ専門農家のシコネ夫婦は、以前は1,200頭ほどの豚を飼育していた養豚農家でした。
が、農場の経営が苦しくなり、2017年暮れに全頭を売却。

わずかばかりの資金を元手に始められる仕事を模索するなかで、
コオロギの養殖ビジネスの存在を知りました。

そこで、一念発起して、空いた厩舎をコオロギの養殖施設にリフォーム。
飼育キットも大量に導入しました。

そんな彼らの思い切った取り組みは瞬く間に世間の注目を集め、2018年度は合計で1,500キログラムのコオロギを生産。
そのほとんどが、チョコレート、クリスプブレッド、プロテインバーの原料として使われています。

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国連食糧農業機関によると、
コオロギ1kgあたりを生産するのに必要な資源や経費(飼料、水、光熱費など)は、
牛肉の5分の1以下とのこと。抗生物質も必要としません。

また、家畜と違って屠殺しなくて良いのも大きな利点。
例えばシコネ夫婦が生産しているコオロギは、

出荷体制の整った個体から順に冷凍

ある程度溜まったら、ヘルシンキの食品加工工場に輸送

洗浄→煮沸→乾燥→粉砕→パッキング

各メーカーに輸送

製品化


という工程を経て市場に出荷されています。

生産過程で大型機械を使わないので、温室効果ガスの排出量は、
輸送以外ではほぼゼロ。

さらに、コオロギを含め、昆虫・虫は卵生のため一度に生まれる幼虫の数が多く、
成虫になるまでの期間は半年足らず。
このため、出荷サイクルが非常に早い点も注目を集めています。

昆虫食、食べてみました!

さて、ここまでは昆虫食の魅力について語ってきましたが、
私は、生まれてこのかた昆虫・虫を食べたことがありません。



さすがにそれでは説得力がないだろうと思い、早速、Amazonでこちらの商品を購入してみました。
商品名は「ニューポート ジャーキー カンパニーの食べられる昆虫シリーズ ミックスバグ」。

梱包されているのは、サゴワーム、カイコ(シルクワーム)、バッタ、ケラ、コオロギ2種の計6種類。
どれも口に運ぶのに物凄い勇気が要りましたが、食べてみたら意外とおいしくてびっくりしました。

まず全種類に共通するのは、味が淡泊だということ。
Amazonのレビューでは苦いという感想も見受けられたのですが、私が食べた感じだと、
苦みはそれほどなく、クセのない風味で食べやすかったです。

特にサゴワームは味がカニみそっぽくて、旨味があっておいしかったです。
バッタのサクサク感も個人的には好きでした。

試しに、ふりかけのようにご飯にかけて、
その上に醤油を垂らして食べてみたのですが、
相性はバッチリでした。お酒の肴にも良さそうです。

低カロリーというのも嬉しい点。
私は、体形を維持するために、できるだけ間食は避けるようにしているのですが、
これなら、小腹が空いた時でも気兼ねなく食べられます。

正直、値段は結構しますが・・・。

今の子供たちが大人になる頃には、日本でも昆虫食が当たり前になっているかも!?
先に述べたように、EU圏内で昆虫食の取引きが自由化されたことにより、
昆虫で作ったパスタ(ドイツ-Metro AG)や、
クリケットフラワーを使ったグラノーラ(スペイン-Carrefour SA)など、
新商品が続々登場しています。


原材料3つ。北海道産有機大豆と有機小麦でできた「主役の有機醤油」

¥ 1,500 ~ ¥ 5,101 (税込)



こちらは実際の商品ではなく、フリー素材の写真ですが、
クリケットフラワーのパスタの見た目は、このような一般的な全粒粉のパスタと何ら変わりません。

また、欧米の実業家のなかには、アジア市場をターゲットにした昆虫食販売会社を立ち上げた人たちもいます。

自社製品をタイ・中国に輸出している「バグソリュートリー」の創業者、
マッシモ・レヴァーベリ氏も、そうした実業家のひとり。

彼によれば、「昆虫食の市場は今後確実に拡大していき、
20年後には、寿司のようなポピュラーな食文化として世界に根付くだろう」とのこと。

そのまま食べるのは抵抗がある、という人は、
まずは上述のようなプロテインバーやパスタから試してみるといいかもしれません。

人口の増加と地球温暖化が原因で、そう遠くない将来、
世界規模の食糧難がやってくると専門家の間で予測されています。
そんな時代に備えて、人体にも環境にも優しい昆虫食を普段の食生活に取り入れてみてはいかがですか?


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出典

食糧難
https://www.livescience.com/37816-eating-insects-helps-feed-hungry-world.html

昆虫食の現在
https://wired.jp/2017/08/13/italian-ready-insect-food/

フィンランドのコオロギ養殖ビジネス
https://www.bloomberg.com/graphics/2018-insects-as-food/

環境に優しい昆虫食
https://www.livescience.com/37816-eating-insects-helps-feed-hungry-world.html
https://www.houdoukyoku.jp/posts/13085

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