【いま一度チェックしておきましょう!】新型コロナウイルスについての最新情報まとめ(2020年2月4日現在)
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【いま一度チェックしておきましょう!】新型コロナウイルスについての最新情報まとめ(2020年2月4日現在)
【はじめに】
コロナウイルスについては、
インターネットにあふれる誤った情報に十分に注意しましょう。
公的機関や学会などといった公益を主な目的としたする組織が発信する情報を確認し、
適切に対処するようにしてください。
なおこの記事は、主に、厚生労働省による「新型コロナウイルスに関するQ&A」の情報を
基に執筆しています。
また、記事の内容は2020年2月4日時点での最新情報です。
コロナウイルスとは?新型コロナウイルス感染症とは?
コロナウイルスには様々なタイプが存在します。発熱や上気道症状(鼻水、くしゃみ、のどの痛みなど)を引き起こすウイルスで、
人に感染を起こすものは6種類あることが分かっていました。
そのうち、2種類は「中東呼吸器症候群(MERS)」や「重症急性呼吸器症候群(SARS)」など
重症化することが多い疾患の原因となります。
それ以外の4種類は、一般的な「風邪」の原因となることが多いウイルスです。
そして、「新型コロナウイルス感染症」とは、
この6種類に含まれない新型コロナウイルス(2019-nCoV)に関連する呼吸器感染症のことを指します。
新型コロナウィルスによる症状/2割が重症化の恐れ
せき、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、発熱などが報告されています。
症状の重さについて、世界保健機関(World Health Organization:WHO)によれば、
ほとんどの人は軽い症状ですが、約20パーセントが重症化するとされています。
また、高齢者や基礎疾患(糖尿病、高血圧、心臓の病気など)を持つ人は
健常者に比べて重症化しやすいとされています。
新型コロナウイルスの致死率/インフルエンザより高い
WHOは、新型コロナウイルスによると推察される肺炎での致死率は3パーセント程度と推定しています。ただしウイルスの変異や感染者数増加により、この数値は変動する場合があります。
以下は、他の感染症の致死率との比較です。
■季節性インフルエンザ→0.001パーセント
■新型コロナウイルス→3パーセント
■SARS(重症急性呼吸器症候群)→9.6パーセント
■MERS(中東呼吸器症候群)→35パーセント
■エボラ出血熱→50パーセント
現時点では、SARSなどより致死率は低いものの、インフルエンザと比べると致死率が高いと言えます。
新型コロナウイルスの感染源と感染経路
現状、中国国内では人間同士の感染が起きていますが、その程度は明らかになっていません。
新型コロナウイルスの感染源
詳細は分かっていませんが、武漢市にある市場の関係者には患者が多くいることから、感染源は野生動物ではないかと言われています。
新型コロナウイルスの感染経路
詳細は分かっていませんが、飛沫感染と接触感染の可能性があります。「飛沫感染」とは?
せきやくしゃみ、会話などを通して感染者からウイルスを含んだ飛沫が飛び散り、違う人が口や鼻から吸い込むことでウイルスが体の中へと入り込み、
体の中でういるすが増殖して発症すること。
「接触感染」とは?
感染者のせきやくしゃみ、鼻水などに含まれるウイルスが付いた手でドアノブや部屋の電灯のスイッチ、手すりなどに触れ、
その後、同じ場所に違う人が触れることでウイルスに間接的に感染すること。
予防のためには「こまめな手洗い」が大切です。
新型コロナウイルスの潜伏期間/最大で約2週間
潜伏期間(病原体に感染後、体に症状が出るまでの期間)は現在のところ明らかになっていませんが、他の型のコロナウイルスの潜伏期間などから推測すると、
新型コロナウイルスの潜伏期間は最大2週間程度と考えられています。
新型コロナウイルスの予防法
まずは、以下の3つの予防法がとても重要です。
①手洗いとうがい
②せきエチケット
③消毒
1つずつ、見ていきましょう。
①手洗いとうがい
流れる水と石鹸を使った手洗いを十分に行ってください。特に外出やせきをした後、口や鼻、目など粘膜に触れる前には徹底してください。
手の指の正しい洗い方の手順
〈1〉石けんを泡立てながら、手の平→〈2〉手の甲→〈3〉指の間→〈4〉親指の周囲→〈5〉指先と爪→〈6〉手首
の順番で、15秒間以上かけて洗いましょう。
洗った後は、ペーパータオル等でよく拭き取り、使用済みのペーパータオルはすぐ捨ててください。
※手洗いができない場合は、アルコールを含んだ手指用の消毒薬を使用してもよいでしょう。
②せきエチケット
せきやくしゃみがある場合は、口や鼻をティッシュや手を使って覆ってください。使用したティッシュは捨てて、流れる水と石鹸を使って手を洗ってください。
③消毒
皮膚の消毒と物の消毒では、消毒を使い分けるようにしてください。■皮膚の消毒→アルコールを使用
■物品の消毒→次亜塩素酸等を使用
消毒薬を含ませたペーパータオル等でしっかりと拭き取ってください。
スプレータイプのものは、不完全な消毒やウイルスを舞い上がらせることに繋がる恐れがあります。
また、次亜塩素酸は消毒力が強いものの、刺激性も高いため、
皮膚への消毒には使わないようにしましょう。
また、次亜塩素酸の使用による塩素の発生には注意が必要です。
またアルコールの使用は肌の常在菌までも死滅させてしまい、
その結果、免疫力が低下する可能性があることも気にとめておきましょう。
※コロナウイルスはエンベロープ(ウイルス粒子に見られる膜状の構造)を持っています。
アルコール消毒することでエンベロープが壊れ、ウイルスにダメージを与えることができます。
その他の予防法
■十分な睡眠とる■バランスがよい食事を心がけて免疫力を高める。(後述します)
■人混みには行かないようにする。
■発熱やせきなどといった症状がある人との接触はできだけ避ける。
■症状がある人と接触した場合は手洗いを十分に行う。
■野生動物や動物の死骸には触らないようにする。(感染源の可能性があります)
※ペットから感染するものではありません。
なお、現時点で予防接種はありません。
アメリカ国立アレルギー・感染症研究所などで開発の準備が進められています。
新型コロナウイルスの感染予防に/免疫力を高める食事
十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めることが、
ウイルス感染を予防するとされています。
ここでは特に、「食事で免疫力を高める方法」を見てみましょう。
免疫力を高めるには、腸内の善玉菌を増やすことが効果的だと言われています。
腸内の善玉菌を増やすには主に2つの方法があります。
免疫力を上げる食事法①:プロバイオティクスを摂取する
健康に有効な作用がある、生きた善玉菌「プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌など)」を直接的に摂取することで、腸内に善玉菌を増やせます。
そのためには、ビフィズス菌や乳酸菌を含むや乳酸菌飲料、納豆や漬物などの食品を
毎日摂取するとよいでしょう。
ビフィズス菌や乳酸菌は腸内に一定の期間存在することはできますが、棲みつくことはできないからです。
免疫力を上げる食事法②:プレバイオティクスを摂取する
もともと腸内に存在している善玉菌を増やす「プレバイオティクス」を摂取もおすすめです。具体的な食品成分としては食物繊維やオリゴ糖がプレバイオティクスに当たり、
野菜類や果物類、豆類などに多く含まれています。
特に、オリゴ糖は、大豆・たまねぎ・ばなな・ねぎ・アスパラガス・にんにく・ごぼう
などの食品に多く含まれています。
なお市販のオリゴ糖製品の有効摂取量は一日あたり2~10グラムとなっています。
ただし、オリゴ糖を急に摂取すると、下痢やおなかの張りに繋がる場合があります。
このような場合には1回の量を2,3回に分けて摂取することや、少ない量から始めて徐々に摂取量を増やしていくことなどが
有効でしょう。
新型コロナウイルス対策にマスクは有効なのか?
アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は
2017年4月に、「パンデミックインフルエンザ予防のための地域社会伝播軽減ガイドライン」を公表しました。
要約すると、症状がある場合において、マスクはウイルス感染拡大を防ぐ目的で有効です。
ウイルスの粒子は非常に小さく、一般的なマスクでは完全に捕捉しきれないことなどが考えられます。
ガイドラインを詳しく見てみましょう。
症状がある場合のマスクの着用について
病院での受診などのために人が多数集まる場所に行く場合や他の人と密接な接触をする場合、深刻なパンデミック(世界的な大流行)期間にウイルス感染の症状がある方は、
感染拡大を防ぐためにマスクの着用がすすめられています。
症状が無い場合のマスクの着用について
マスクの着用がすすめられない場合
パンデミック期間でも特に危険度が高く無い限り、症状が無い人が感染を避けるためにマスクを日常的に着用することはすすめられません。
マスクを使用しても良い場合
深刻なパンデミックの期間に、パンデミックワクチン(パンデミックに対する予防接種剤/ワクチン)が使えず、人混みに行くことも避けられないのなら、妊娠中の女性やその他の合併症の高い恐れがある人は
マスクを使用しても良いでしょう。
さらに自宅でウイルス感染の症状がある家族を世話する人が、患者との密接な接触をする時には
感染を防ぐ目的でマスクを使用することは良いことだと考えられます。
症状がない人のマスクの使用は、汚染された環境表面に触れた後に、その手が鼻に触れてしまうなどによって
ウイルスを体の中に取り込んでしまうのリスクを低下させる可能性はあります。
もし、コロナウイルスの症状が出たらどうすればよい?
ここ最近、武漢市に滞在したことがある人や新型コロナウイルス感染症者と接触し、
せきや発熱などの症状が出た場合には、医療機関を速やかに受診してください。
その際には、病院へ行く前に連絡をいれ、マスクを着けての受診が必須です。
ご不明な点は、最寄りの保健所に問い合わせるようにしましょう。
医療機関での新型コロナウィルスの治療法
現時点で、有効な抗ウイルス薬(※)等などの治療法はありません。発熱やせきなどの症状を和らげることを目的に対症療法を行います。
そして、ウイルスが自然に体外に排出されるのを待つしかありません。
※抗ウイルス薬・・・人の体内でのウイルスの増殖を抑えるものです。
感染してしまっても、発症を抑えたり、症状の悪化を抑えることができます。
注意点:まずは出来ることから新型コロナウィルス対策を行いましょう!
過剰な心配は不要です。インフルエンザや風邪と同じように、まずは、手洗いうがい・せきエチケット・消毒に気を使いましょう。
参考文献:
新型コロナウイルスに関するQ&A.厚生労働省
インフルエンザの感染拡大を防ぐために.厚生労働省
新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~.内閣官房内閣広報室
e-ヘルスネット.厚生労働省
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