新常識!1歳半からの離乳開始で「魔のイヤイヤ期」を経験しなかった!常識を覆す西原式育児のすすめ。
離乳開始を1歳半〜2歳まで遅らせたらイヤイヤを経験しなかった「西原式育児」
生後6〜7ヶ月で離乳食を開始して、1歳半で離乳完了すると大人と同じようなものが食べられます。
母子手帳にこのように書いてあるので、どのお母さん・おばあちゃんに聞いても大体同じような認識だと思います。
母子手帳の目標のひとつに「欧米先進国並みのからだに発育させること」があり
発達が早いこと、からだが大きいことが素晴らしいことという認識の方も多いと思います。
離乳開始が早すぎるとアレルギーなど様々なリスクがあると先日この記事にもありました。
3カ月~5カ月から離乳食、始めていませんか?早すぎる離乳食がアレルギー体質のリスクを高めていた事実。
離乳開始を遅らせることでアレルギーや添加物、
虫歯など様々なリスクを避けることができる可能性があるのですが、
なんと「魔のイヤイヤ期」が来ない可能性が高いというので驚きです。
長男くんは1歳半から、次男くんを2歳1ヶ月から離乳を開始して
「イヤイヤを経験していない」というママ友にお話を伺いました。
赤ちゃんと大人の腸は全く違う
離乳食を遅らせる理由の1つに、赤ちゃんと大人の腸の違いがあります。
生まれて間もなくの新生児は胃酸もなく、タンパク質分解酵素の分泌もほとんどありません。
1ヶ月頃からだんだんと分泌能力が高まってきますが、大人と比べると極端に少ない分泌量です。
乳児期をつうじて徐々に増えてはきますが、
タンパク質分解酵素がじゅうぶんに分泌されるようになるのは1歳〜2歳すぎだと言われています。
母乳以外の異種タンパク質は腸管から分解されないで
丸のまま吸収されてしまうことが赤ちゃんにとってはとても負担です。
その異種タンパク質が頭にまわれば「目の焦点が合っていない子」になるし
肌にまわれば湿疹や蕁麻疹などの症状として現れます。
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第二乳臼歯が生えそろう2歳半頃まで離乳期
赤ちゃんが生まれてから最後の乳歯である第二乳臼歯が生えそろうのは大体2歳半頃と言われています。
胃腸の発達は目に見えませんが、歯という消化器官は目で見てわかるものです。
私自身4歳と1歳の姉妹を育てていますが
1歳次女の食事の様子を眺めていて
「この歯の本数で本当にちゃんと噛めているのかな?」とは常々思っていました。
少なくとも第二乳臼歯が生える2歳半頃まで離乳期と考えてもおかしくないのではないでしょうか?
【西原式育児】1歳からはじめる離乳食
一般的な離乳食
引用 厚生労働省 「授乳・離乳支援ガイド」一般的な離乳食は母子手帳に書いてあるように生後6〜7ヶ月から開始して、
18ヶ月頃(約1歳半)で離乳が完了とされています。
病院や保健所もこちらをベースとしているので健診などに行くとこのスケジュールに沿って
「1歳半頃には離乳食を終えて卒乳しましょう」と保健師さんからアドバイスされます。
【西原式育児】1歳から始まるスローな離乳食
口腔専門である医師の西原克成先生は1歳まで母乳のみ、2歳半まで母乳中心で育てることを提唱しています。- 1歳から1歳半近くになって離乳を開始する場合は純白米の重湯を1〜2さじから与えます
- 2歳までは母乳中心で、あくまでメインは母乳やミルクと考えましょう
- 1歳半頃からは、にんじんやさつまいも、じゃがいも、大根、かぶなどの根菜類を、スプーンの背中でつぶせるくらいにクタクタに煮たものとそのスープを少しずつ食べさせてみます。ミキサーにかけたり、裏ごしはしません。
- 2歳頃から、ご飯と野菜類を一緒に煮たおじやなどを与えていきます。この頃になったら、タンパク質もお豆腐などから少しずつ加えていってもいいでしょう。
- 月齢に応じて体重が順調に伸びない場合は、離乳食に乳児用ミルクを使った、根菜ミルクスープ、ミルク粥がいいでしょう。
- 2歳から2歳半頃からの動物性タンパクは、白身魚、鳥のささみ(鳥類)が適しています。牛肉や豚肉は、ヒトと同じ哺乳類のため控えましょう。
- 離乳食は分解され、消化・吸収さてはじめて栄養になります。緑便・下痢・便秘の場合は、不消化の便で、赤ちゃんの消化能力をオーバーしています。
- 赤ちゃんにとってお通じは健康のバロメーターです。便の状態をよく見ながら、常に黄色っぽい、大人のように臭くないいい便が出るように、量と内容を考えながら食べさせるようにしましょう。
1歳半ころからやっと野菜を食べ始め、
豆腐などの植物性タンパク質・肉や魚などの動物性タンパク質はなんと2歳からのスタートです。
よく便を観察し、緑便や下痢・便秘の場合はその子の消化能力をオーバーしているので食を見直します。
「魔のイヤイヤ期」を経験しないためには、1歳半まで十分に離乳開始を遅らせる必要があるそうです。
魔のイヤイヤ期で育児放棄していた
現在4歳になる私の長女は、母子手帳にならって生後6ヶ月から離乳食を開始。
1歳半をすぎると大人と同じように食べさせていました。
保育園でも同じペースで離乳食から幼児食へ以降。
2歳に近くなると、なぜ泣いているのかわからないけれどグズっているということが増えてきました。
それから「魔のイヤイヤ期」はハイスピードで大変さを増していきました。
毎日保育園に連れて行くのも泣き喚いて一苦労。
「イヤイヤ期」の日常はこのような感じです。
- 洋服を着ない
- 紙パンツを履かない
- 自転車の前かごに乗らない
- 車に乗らない
- ご飯を食べない
- 歯磨きしない
- 寝ない
一緒にいると何もかも予定通りに行かないので、
できるだけ保育園に預けて一緒にいないようにしようと思っていた時期もありました。
今考えると育児放棄の状態でした。
イヤイヤをこじらせて育児放棄状態だった時期があったので
「西原式育児で育てられた子供はイヤイヤがない」と聞いた時は
・・・・・天地がひっくり返るかと思うくらいの衝撃でした・・・・・
何がイヤで泣いているか言えないというのは
「未消化なものを食べておなかが不快な状態を言えなくてグズっている」
という状態だそうです。
私は写真館で七五三や成人式などの写真を撮影するという仕事をしています。
お子さんの撮影をすることも多く、2〜3歳はグズるもの、予定通りいかないものと思っていました。
うちの子を含めて、わけもわからず泣いていたあの子たちはただ
「消化できないものを食べて体が不快だっただけ」
という事実はあまりにも衝撃でした。
西原式育児で育てられた子がグズっているのをほとんどみたことがない
長女が通っている幼児園に「西原式育児」で育てられた子がいて、写真を撮らせてもらいました。
長男くん(6歳)は1歳6ヶ月から、
次男くん(2歳)はなんと2歳1ヶ月から離乳食を開始したそうです。
今まで数千人のお子さんの撮影をさせていただいているので
「イヤイヤしない2歳児がいる」というのは衝撃的でした。
実際に西原式育児で十分に離乳開始を遅らせた子たちは
「わけもなくグズる」ということがありません。
離乳食の開始が遅い分、砂糖はもちろんお菓子はほとんど食べたことがないそうです。
砂糖や添加物など「錯乱するもの」をとらないためか
この子たちは「言えばわかる」ので撮影もまったく手こずりませんでした。
(普通6歳2歳の男兄弟というのは収集がつかないものです・・)
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離乳開始を遅らせて心配なこと
西原式育児では本格的な食事が始まるのが2歳半からになります。子供の発達にどのような影響があるか聞いてみました。
栄養不足にならないか
少し小ぶりには育つものの、発達曲線の中にはいつも収まっていたそうです。
ちょうど撮影の日に長男くんの小学校就学前健診だったそうですが、
身長・体重・歯科検診など全て問題なかったとのことです。
噛まないと咀嚼力がつかない?あごや歯の発達によくない?
咀嚼力は、吸てつ運動によってつくので心配いりません。
「離乳食を与えないと咀嚼力がつかないのでないか」
と心配するのは、哺乳動物の乳児の消化器官の特徴を全く知らない人の思いついた誤った考え方です。
離乳食で咀嚼力や顎の発達は全く期待することができません。
5、6ヶ月ないし7、8ヶ月から離乳食を与えると、口呼吸と丸呑みを覚えてしまうだけです。
すると、生涯食べ物を噛まずに飲み込むようになってしまいます。
噛む力は、哺乳動物の特徴である吸てつ運動によってついてきます。
引用 http://nishihara-world.jp/2015wp/baby/baby04/ よくいただく質問 – 西原ワールド アート医研
早いうちから固形物や離乳食を与える=噛めずに丸呑みを覚えてしまう
と西原医師は言っています。
確かに3歳頃までうどんなどは丸呑みしてるな〜という印象があったので、私はとても腑に落ちました。
ゆっくり育つのを見守っていてほしい
人間は生まれ落ちてから24歳の成人になるまで進化し続けています。お酒は20歳になってからというのは皆さんもご存知だと思います。
24歳になるまで体が変化し続けることを考えたら
「1歳半で離乳完了したら大人と同じものを食べられる」
と考えるのは無理があるのではないでしょうか。
お子さんがイヤイヤしていたり、わけもなくグズっている時はもしかしたら
「消化できなくてお腹が不快」なだけかもしれません。
便をよく観察して、消化できていないようだったらお米や野菜中心の生活に切り替えてあげるだけでも
子供の負担は減るはずです。
私自身長女のイヤイヤ期で心が本当に折れそうでした。
なんで子育てってこんなに大変なんだろうと思っていました。
離乳開始を遅らせるだけで育児の負担がグッと楽になるかもしれません。
子育て中のお父さんお母さんにも離乳開始を遅らせるメリットを知って欲しいのですが、
どうか子育てに関わる周囲の方にも知っていて欲しい。
その子によって胃腸や歯が生えるスピードが違います。
その子のスピードで進化していくのをゆっくり見守っていて欲しい。
早く大きくなるようせかさないで欲しいのです。
どうかたくさんの人にこの情報が届くことを祈っています。
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参考
西原式育児の実践と検証ブログ http://ameblo.jp/umetsubasa/
西原式育児の基本ー西原ワールドアート医研 http://nishihara-world.jp/2015wp/baby/01_ikuji/
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