あなたはどっち?「陰性体質」or「陽性体質」マクロビオティック・タイプ診断
「マクロビオティックといえば・・」
マクロビオティックときいて、あなたはパッと何を思い浮かべますか?「乳製品とお肉がダメな、食事法のことでしょ?」
「質素な玄米食のこと?」
「食事制限が厳しい、ベジタリアンのような人達のこと?」
「女子が好きそうなヘルシー系のカフェのこと?」
・・・こう思われた方。残念ながら厳密にはすべて間違っています。
確かに、現在日本で認識されている「マクロビオティック」の一部は、特定の食材を抜いた厳格な食事制限のことを指していることも少なくなく、実践している方の中にも「乳製品や、卵、その他動物性食材はすべてNGである」食事法だと思われている方は多いかもしれません。
「伝え方」「伝わり方」により、どうしても勘違いされやすいマクロビオティックですが、実は単に「これを食べたら、絶対NG」というストイックな食事法ではありません。
ごく簡単に言うと、「あなたの生まれつきの体質・後天的な体質に合った食事を食べることにより、体内のバランスを整える食事法のこと」であるとお考えいただければわかりやすいでしょう。
「体内のバランスを整えるために今日はこの食材を控えよう」だとか、「昨日飲みすぎてバランスが崩れているから、今夜はこれを食べよう」のように、自分の体調に合わせて食べるものを柔軟に調整するだけなので、マクロビオティック自体は、考えようによっては非常に自由な考え方であり、「あれもこれもダメ」という厳格な食事制限のことではないことがお分かりいただけると思います。
また、海外にいるベジタリアン・ビーガンにおいては、動物愛護的、または宗教的、または健康的な観点から、特定の食材を抜いた食事をする人たちのことを指しており、いずれもマクロビオティックとは全く異なるものです。
さて、マクロビオティックが「バランス食」である理由として、この思想の中に古代中国で言われてきた「この世の中にあるものはすべて陰陽でできている」という陰陽五行説という考え方が反映されていることが挙げられます。
これをもとにして考えた食事法がマクロビオティックなのです。
例えば、動物性はより陽性、植物性はより陰性、小さいほうが陽性で、大きいほうが陰性といった具合に色々な事象を陰陽に分けることができ、活発で動きがある状態が陽性・落ち着いて静かな状態が陰性など、物事の状態についても陰陽に分けて捉えることができます。
これと同様に私たち人間においても性格や見た目、体質によって陰陽で分けることができます。ただし、完全な陽性とか、あるいは完全な陰性のような見方をすることはできず、どちらかというと陰性、というようにどちらにより傾いているかを知ることが重要です。
マクロビオティック・タイプ診断
では早速、あなたの先天的・後天的な体質について一体どちらのタイプなのか診断してみましょう。下の項目について、それぞれABCのいずれの選択肢多いか数えてみましょう。
・体型がふっくらしているA
・体型が引き締まっているB
・どちらでもないC
・シャイな方だA
・積極的な方だB
・どちらでもないC
・背が高いA
・背が低いB
・どちらでもないC
・甘いお菓子が好きだA
・しょっぱいものが好きだB
・どちらでもないC
・体力が無い方だA
・体力がある方だB
・どちらでもないC
・冷え性であるA
・身体が火照りやすいB
・どちらでもないC
・だるくて何もやる気が起きないA
・活力に満ち溢れていて、常にうずうずしているB
・どちらでもないC
・お酒が好きだA
・お酒はほとんど飲まないB
・どちらでもないC
・顔は細長いA
・顔が丸いB
・どちらでもないC
・室内で読書などゆっくりした過ごし方が好きだ。A
・屋外でスポーツなど、体を動かすことが好きだ。B
・どちらでもないC
・寒い気候で育ったA
・暑い気候で育ったB
・どちらでもないC
・夜型であるA
・朝に強いB
・どちらでもないC
・水分をよく飲むA
・水分はほとんどとらないB
・どちらでもないC
・顔が青白いA
・顔が火照っている・赤っぽいB
・どちらでもないC
・小食であるA
・大食いであるB
・どちらでもないC
・低体温であるA
・高体温であるB
・どちらでもないC
・人からは落ち着いている・大人っぽいね。と言われるA
・人からは元気・明るいね。と言われるB
・どちらでもないC
・気が長く、おおらかA
・気が短く、怒りっぽいB
・どちらでもないC
診断の答え
Aの数が一番多い方は「陰性より」であると言えます。
Bの数が一番多い方は「陽性より」であると言えます。
Cの数が一番多い方は「中庸より」であると言えます。
<陰性よりタイプ>スイーツや菓子パン、ジュース、フルーツ、コーヒー、お酒、化学調味料の多く含まれたインスタント食品や惣菜を習慣的に食べてはいませんか?
野菜の煮物・お味噌や醤油で味付けした料理・玄米を中心に食べてみましょう。
おすすめ食材
玄米・大根・人参・カボチャ・玉ねぎ・レンコン・もずく・三年番茶・白菜・小松菜・ひじき・昆布・高野豆腐
<陽性よりタイプ>
焼肉や卵、塩っ辛いものばかり食べていませんか?
緑の野菜や、お豆料理、豆腐、サラダを意識的に多めに食べましょう。
おすすめ食材
玄米・かぶ・にんにく・干しシイタケ・ながいも・豆腐・大豆・オリーブオイル・キャベツ・レタス・小松菜・黒ゴマ・りんご
<中庸よりタイプ>
比較的バランスのとれた体質だといえます。
まるい野菜、玄米、海藻、豆類を中心に食べるようにしましょう。
ただし、どちか一方が多いといったことがあれば上記のおすすめ食材参考に食べてみましょう。
下記の表は食材を陰陽に分けたものです。
参考になさってみてください。
皆様はどのタイプでしたか?
上記テストは、簡単な診断なので、あくまで目安でしかないことを、ご了承ください。
また、今回自分がどちらのタイプだったにせよ、極端に陰陽どちらかに偏りすぎた食生活にシフトすることは非常に危険です。
中庸の位置にある食材を中心に、自分の身体と相談しながら、食べるものを決めるようにしましょう。
自分が今どちらの状態に傾いているかを自然に考え、それによって食べる食材を自由自在に調整することができるようになれば、あなたは立派な「マクロビオティック・マスター」と言えるのではないでしょうか。
出典:http://www.ci-kyokai.jp/index.html
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