原材料に記載されるあやしい「カタカナ甘味料」の見分け方。本当に危険なものはどれ?
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加工食品の多くに使われている甘味料。
既製のお菓子や調味料の多くには甘味料が使われています。
砂糖やはちみつはともかく、カタカナの甘味料って同じような名前のものが多くてよくわからないですよね。
トレハロース、ソルビトール、アスパルテーム・・・
名前は見たことがあるけど実はどんなものか知らないという人が多いと思います。
どれが天然甘味料でどれが人工甘味料なの?
どれが安全でどれが危険なの?
体に入るもののことはちゃんと知っておきたいものです。
主な甘味料について気になるポイントを見ていきましょう。
甘味料の分類
出典:https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm#2
甘味料は大きく分けると糖質系甘味料と非糖質系甘味料の2種類があります。
今回は、この図の中でも特によく目にする甘味料について確認していきましょう。
糖質系甘味料
砂糖、でんぷん由来以外の糖
★トレハロース
甘味度:砂糖の45%(スッキリとした上品な甘みで後味がない)
用途:和・洋菓子、パン、加工食品
メリット:でんぷんの老化防止や保水性に優れるため、大福やだんごなどのモチモチした食感を保つ。砂糖よりも血糖値の上がり方がゆるやか。
デメリット:多量摂取するとおなかがゆるくなることがある。とうもろこしやじゃがいもが原料となるため、遺伝子組み換えの可能性が高い。
糖アルコール
名前はすべて「◯◯◯トール」となっています。体内で消化されにくいため、体に摂り込むエネルギー量が少なく低カロリーの甘味料として使用されます。
とうもろこしやじゃがいもが原料となるため、遺伝子組み換えの可能性が高いのが難点。
★ソルビトール(ソルビット)
甘味度:砂糖の60〜70%(清涼感のある甘み)
用途:漬物、佃煮、珍味、練り物、和・洋菓子
メリット:虫歯の原因になりにくく、血糖値を上昇させない。食品をしっとりさせたり香りを発散させないはたらきがある。
デメリット:多量摂取するとおなかがゆるくなることがある。
★マンニトール(マンニット)
甘味度:砂糖の55〜70%(清涼感のある甘み)用途:あめ、ガム、落雁、佃煮
メリット:吸湿性がなく、食品の粘着防止効果がある。
デメリット:多量摂取するとおなかがゆるくなることがある。
★マルチトール(還元麦芽糖水飴)
甘味度:砂糖の70〜80%(砂糖に似たまろやかな甘みで後味がくどくない)用途:卓上甘味料、飲料、あめ、ガムや健康食品のコーティング、錠菓、医薬用タブレット
メリット:虫歯の原因になりにくい。血糖値をほとんど上昇させない。
デメリット:多量摂取するとおなかがゆるくなることがある。
★キシリトール
甘味度:砂糖と同等(水に溶けやすく、口に入れると強い清涼感がある)
用途:あめ、ガム、錠菓、歯みがき剤
メリット:虫歯の原因にならず、虫歯菌の増殖を抑制する。虫歯を予防する。血糖値を上昇させない。
デメリット:多量摂取するとおなかがゆるくなることがある。
★エリスリトール(ブドウ糖発酵甘味料)
甘味度:砂糖の75%(あっさりした甘みで後を引かない)用途:清涼飲料水、卓上甘味料、健康食品
メリット:カロリーがとても低く、「0kcal/g」「ノンカロリー」と表示できる。血糖値を上昇させない。虫歯の原因になりにくい。糖アルコールの中では最もお腹がゆるくなりにくい。
デメリット:多量摂取するとおなかがゆるくなることがある。
非糖質系甘味料
天然甘味料
★ステビア
甘味度:砂糖の10〜300倍(清涼感のある甘み)用途:漬物、佃煮、珍味、練り物、飲料、ヨーグルト、氷菓
メリット:虫歯の原因にならない。
デメリット:吐き気やむかつきを引き起こすこともある。
人工甘味料
砂糖に比べ数百倍とはるかに強い甘みを持つ。使用量が少なくて済むため結果的に低カロリーとなり、糖質オフ・カロリーオフの食品に使用される。
★サッカリン
※水に溶けにくいため、サッカリンナトリウム(サッカリンNa)の形で使用されることが多い。
甘味度:砂糖の500倍
用途:漬物、佃煮、練り物、飲料、ガム、アイスクリーム、あんこ、歯みがき剤
メリット:血糖値を上げない。
デメリット:発がん性、胃酸過多、吐き気、めまい、しびれ、不妊、糖尿病、アレルギーなどの原因として疑われている。
★アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
甘味度:砂糖の200倍(砂糖に似たスッキリとした甘み)
用途:飲料、卓上甘味料、あめ、ガム、錠菓
メリット:虫歯の原因になりにくい。
デメリット:フェニルケトン尿症の患者は代謝することができない。発がん性、催奇形性、頭痛、めまい、てんかん、うつ、ADHD、体重増加、アルツハイマー、多発性硬化症などの原因として疑われている。
★アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
甘味度:砂糖の200倍(後引きのない甘み。特有の苦みを感じることもある。濃度が低いほど甘味度が高くなるのが特徴)用途:飲料、あめ、ガム、錠菓、漬物
メリット:虫歯の原因にならない。血糖値を上げない。
デメリット:発がん性、吐き気、頭痛、うつ、肝臓障害、腎臓障害などの原因として疑われている。
★スクラロース
甘味度:砂糖の600倍(砂糖に似た甘みで後味がない)用途:スポーツドリンク、コーヒー飲料、製菓、製パン、デザート
メリット:虫歯の原因にならない。
デメリット:吐き気、頭痛、偏頭痛、めまい、耳鳴り、発疹、にきび、歯肉出血、舌や唇の腫れ、過敏性腸症候群、リーキーガット症候群、うつなどの原因として疑われている。
出典:https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm#2
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2202324
http://www.mercola.com/article/aspartame/hidden_dangers.htm
http://www.healthline.com/health/aspartame-side-effects#controversy1
https://draxe.com/splenda-side-effects/
工業的に生産された甘味料はできれば避けよう。
トレハロース、糖アルコールはそれほど危険度の高いものではありませんが、原材料に遺伝子組み換え作物が含まれている可能性を考えると日常的に摂ることはおすすめできません。人工甘味料については発がん性をはじめとした多くの健康への影響が指摘されていることを考慮するとできる限り避けたいものです。共通するのは、いずれも安価な原材料で工業的に生産されているということ。
安くて便利なものにはそれ相応のリスクがついて回ることを覚えておきましょう。
現在は使用禁止!懐かしい昭和の人工甘味料。
かつては使用されていたけれど現在は使用禁止となっている甘味料があるのをご存じですか?参考までにご紹介しますね。
チクロ
砂糖の約30〜50倍の甘みを持つ甘味料で、サイクラミン酸ナトリウムとも呼ばれます。他の人工甘味料と異なり、砂糖に近いスッキリとした味わいだと言われています。
日本では1956年(昭和31年)に食品添加物として指定され、粉末ジュースや清涼飲料水に使用されていました。
しかしFDA(米国食品医薬品局)の調査により発がん性が確認され、1969年(昭和44年)にアメリカで使用禁止に。
同年、日本でもアメリカの後を追うようにチクロの使用が禁止されました。この出来事はチクロショックと呼ばれています。
当時、キリンやコカコーラ社では元々チクロは使っていなかったものの、消費者が「清涼飲料水=チクロ」というイメージを持っていたため「当社ではチクロは使用していません」と周知するキャンペーンが行われたそうです。
尚、ヨーロッパやカナダ、中国など諸外国では現在も使用されていることがあります。
英語では「Sodium cyclamate」と表示されるので、海外で清涼飲料水を飲む時は注意しましょう。
出典:キリンビール(著:川上清市、永井隆、 佐治広)
ズルチン
砂糖の約250倍の甘みを持つ人工甘味料。1946年(昭和21年)に認可されました。
1966年(昭和41年)、島根県安来市の農家でズルチンによる食中毒が発生。
原因はズルチンを大量に入れた自家製のあんつけ餅で、喫食した30分後に6人が頭痛、嘔吐、手足のしびれを訴える。うち1名が死亡。
1967年(昭和42年)には幼児・小児用の食品への使用が禁止され、使用を認められた品目についても基準を厳格化。
翌1968年(昭和43年)には食品への使用が全面禁止されました。
出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/shokueishi1960/10/2/10_2_112/_article/-char/ja/
手作りすれば、甘味料も選べる。
加工食品に含まれるすべての甘味料が危険とは言いませんが、工業的に生産された不自然なものであることは確かです。私個人の基準としては、一般家庭の台所にない原材料は摂らないようにしています。
たとえば、甘味料の中でも砂糖やはちみつなら家でも使うので多少はOKですが、糖アルコールや人工甘味料は避けます。
食べるものはできる限り手作りを。
手作りであれば、使う素材をすべて自分で選べますからね。(甘味料だけでなく塩や油も)
ちょっとお値段の張る食材を買っても、加工食品を買うよりは安く上がります。
素材にこだわるとお金がかかると思われがちですが、外食を減らせばその分は捻出できます。
甘味料ならランチ1回分で以下のようなものが買えますよ!
私は本みりんや生はちみつを使っています。
パウンドケーキを作る時、砂糖の代わりにみりんを入れるとブランデーケーキみたいでおいしいですよ!
みなさんの食卓がより安全でおいしく、楽しいものになりますように。
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最近では日本でも取り上げられるようになり、人気が出てきています。
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こちらでご紹介するマヌカハニーはニュージーランド政府の認定を受けた抗菌表示であるMGを採用。
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「マヌカ」はフトモモ科に属するニュージーランド原産の樹木。
先住民であるマオリ族の間では「聖なる癒しの木」とされており、「マヌカ」というのもマオリ族の言葉です。
マヌカハニーは、日本でここ数年、知名度が上がってきていますがニュージーランドでは昔から大切に扱われてきた薬効の高い食品です。
ブームになるずっと前からマヌカハニーを扱っていることに、大きな信頼を感じます。
養蜂家から直接仕入れるからこそ高品質なのです。
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