ケミカルな虫除け対策を卒業しよう!身近な「ハッカ油」1つで、あらゆる夏の害虫から身を守る方法。
日本列島、南から徐々に梅雨入りが発表されていますね。
やっと暖かくなって、寒い冬から春になったと思っていたのもつかの間。
早いもので、本格的な夏の到来がすぐそこまで近づいています。
夏は様々な害虫に悩まされる季節
気温が高い夏は、様々な生命が繁殖する季節。蚊、ハエ、ゴキブリなど。。害虫も多く出回ります。
毎年のことながら、徹底した虫除け対策を施せるよう、その対策には頭を抱えます。
特にゴキブリは、できれば一度もお目にかからずに、夏を過ごしきりたいですよね。
病原体を媒介する、蚊
虫さされは、一夏に誰もが経験するであろう、夏の風物詩のひとつとも言えますが、あなどれません。デング熱、脳炎、マラリア、フィラリア、黄熱病など、様々な病原体を媒介します。
時代の流れと共に、蚊も人も、世界中から出入りするようになっているので、病原体の媒介者としてのリスクは高まっていると考えられます。
特に子供は蚊にさされやすいので、虫除け対策は入念にしたいですよね。
ドラッグストアに並ぶ、たっくさんの虫除けグッズ
「虫さされを防ぎたい」という私たちの意向を実現すべく、市場には数多くの虫除けグッズが出回っています。自分が子供の頃は、キャンプ場など虫がすごく多くいる場所に行く時に、虫除けスプレーをするくらいでした。
今は、虫除けスプレーだけでなく、虫よけシールに虫よけネット、虫よけリングなど、子供用のものを中心に、種類豊富な虫よけグッズが存在します。
夏の公園で遊ぶ子供の多くは、身体中に虫よけシールを貼っている方が常で、貼っていない方が目立つくらいです。
ドラッグストアなどで安価に手に入れられるグッズは、化学物質の力によって、「虫除け」を実現させています。
ケミカルな虫除けグッズに頼って、大丈夫?
虫除けの有用成分として使用される化学物質の代表格とも言えるのは、「ディート」という成分です。元々は、アメリカ陸軍がジャングル戦対策として開発された強力な薬剤なので、その強力さは容易に想像できます。
開発当初は人体には無害とされていましたが、そもそも虫がディートの臭いを嫌う理由は未だ解明されていません。
それなのに安全と言い切るのは、矛盾していないでしょうか。
実際、戦時中にディートに触れた多くの兵士が原因不明の後遺症に悩まされたそうです。
虫除け成分「ディート」による、人体への懸念
・神経系に対する影響
・血液脳関門
・皮膚炎
・眼の刺激
・接触蕁麻疹
・皮膚の透過性亢進(皮膚の他の物質の透過性を高める作用により、環境汚染物質を皮膚から取り込むことを促進する)
・循環器に対する影響、
・胎児への影響
など
・血液脳関門
・皮膚炎
・眼の刺激
・接触蕁麻疹
・皮膚の透過性亢進(皮膚の他の物質の透過性を高める作用により、環境汚染物質を皮膚から取り込むことを促進する)
・循環器に対する影響、
・胎児への影響
など
虫除けグッズは、身にまとうことでその効力を発揮します。
人体への有害リスクがあるものを、肌身離さずにいる状況というのは、いかがなものでしょうか。
長い時間外遊びをする子供は、物質の身体への影響も大人より大きいので、尚更心配ですね。
身体を守る為に虫除けするのに、その虫除けグッズで人体に危険なものを使っていたら、本末転倒です。
ハッカ油さえあれば、家も身体も虫除けできる!
自然の力で虫除けができれば、それに超したことはありません。手軽に手に入れることできる「ハッカ油」さえあれば、これ1つで家も身体も、害虫から身を守ることができます。
日本での生産がごく小規模になってしまった「ハッカ」
シソ科の多品種ハーブである「ハッカ」とは日本語の呼び名で、英語の呼び名である「ミント」と同じものを指します。品種によって、ハッカの油に含まれる独特の清涼感であるメントールの含有量が異なり、日本の和種ハッカに多く含まれます。
虫はメントールの香りや清涼感を嫌うので、その含有量が多い日本の「ハッカ油」が虫除けに適している、というわけです。
日本でのハッカ油栽培の歴史
北海道のお土産品としての知名度からも、ハッカというと北海道のイメージが強いですが、元々は1817年に岡山県で作付けが始まりました。それから山形県や広島県などにも広がり、主生産地が北海道へと移っていきました。
拡大傾向にあったハッカ栽培ですが、海外産のハッカや合成のものに押されて、生産が激減してしまいます。
現在では北海道のみでしか生産されておらず(滝上町90%、北見市10%)、作付け面積はわずか数ヘクタールのみ。
少し前の「ハッカ油ブーム」でメジャーな商品も出てきて、手軽に手に入れやすくなりましたが、とても貴重なものということが分かります。
ハッカ油を買い求める際は、必ず天然のものを
乾燥したハッカ油を、水蒸気で蒸留して作られるハッカ油。必ず天然成分100%のもの、
そして虫除け効果を高く望むのであれば、メントールが多く含まれた和種のハッカ油を手に入れましょう。
日本のハッカはとても貴重なので、和ハッカとして売り出されていても、外国産の和ハッカを輸入して日本で製造していることがほとんどです。ご参考までに、日本で無農薬栽培されて作られたハッカ油も、唯一あります。
ハッカ油を活用して、夏の害虫から身を守る方法
洋服、網戸、布団、どこにでもシュッと、ハッカ油スプレー
作り方はとても簡単で、水(100ml)とハッカ油(30滴位)を混ぜるだけ。
エタノールを少量入れると分離しにくくなりますが、なければ入れなくても、都度シェイクしてから使えば大丈夫です。
外出時に洋服にシュッと吹きかければ、人体へのリスクがあるケミカルの虫除けグッズを、お金をかけていくつも買いそろえる必要はありません。
但し、自然のものなので持続力は、ケミカルなものよりも劣ります。
長時間外で過ごす場合は、携帯してこまめにスプレーすることをおススメします。
我が家では、窓を開ける際、網戸にも吹きかけるようにしています。
外からの虫の侵入を撃退します!
ハッカ油には殺ダニ効果もあるので、気付いた時に布団にスプレーするようにすると、良いです。
夏の寝苦しい夜など、寝る前にスプレーすれば清涼感で人間は気持ちよく、一石二鳥です。
子供の敏感肌には刺激が強すぎることもあるので、スプレーを直接肌につける際は注意してくださいね。
守りたい場所が広くある場合は、「ハッカ油基地」を設置
1日を通して、家の中で開け閉めが最も多い玄関には、ハッカ油基地を設置しています。朝に3滴程垂らすだけで、出入りが多くある朝の時間帯から1日を通して、ドアからの虫の侵入を防ぎます。
スポンジを使用していますが、他にコットンやウッドチップなどでも代用できます。
以前は重曹にハッカ油を垂らしていましたが、重曹の消臭効果で、持続力が弱かったです。
シャンプー、リンスにこだわるなら、お風呂掃除にもエコにこだわってみませんか?
入浴時に使って、排水溝からのゴキブリの侵入を防止!
これからの暑い夏、ハッカ油を3滴程垂らしたお風呂に入るのもおススメです。スーッと気持ちよい清涼感を味わうことができます。
IN YOUでは健康的なバスタイムをサポートするバスグッズ、オーガニックシャンプー・リンスのお薦め品をご紹介しているので、見てみてください。
また、排水溝はゴキブリの侵入経路ともなるところです。
お風呂に入れることに加えて、入浴後に排水溝に数敵垂らすようにすると、侵入防止効果を高められます。
本当に必要なものだけを選択するようにすると、身体にも家計にも地球にも、やさしい
天然で良質なハッカ油があれば、1つでひと夏の虫除けを完了させることができます。
いくつものグッズを買う手間に時間、お金も省け、収納場所も節約できます。
もちろん、身体にやさしい。
世の中に、ビジネス目的で、不要で有害なものがいかに多く生み出されていて、
それを消費するという良くないスパイラルが存在していることを改めて感じます。
自分のために。家族のために。地球のために。
ぜひ、ハッカ油で、夏を快適に過ごしてみて下さい。
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