そのハミガキ粉、合成洗剤ではないですか?子ども向けハミガキ粉にも有害な合成界面活性剤が含まれている!シャンプーや洗濯洗剤以上に危ない歯磨き粉の実態。
普段、ハミガキはどんなものを使っていますか?
実は、合成洗剤で歯を磨いているかもしれない、と聞いたらびっくりしますか?
乳幼児健診や学校での歯科指導など、小さいうちから、歯を磨く習慣がつくように指導されますが、ハミガキが合成洗剤であるという事実は、実は伝えられていないのではないでしょうか。
もちろん体に害のないハミガキもありますので、ご安心を!
ご自身の体のため、地球のために、ハミガキを見直してみませんか?
実は、子ども向けのハミガキですら、合成界面活性剤が含まれていた!
先日、市が主催の歯科健診に次男を連れて行きました。そこで、子どもむけのフッ素入りのハミガキ剤を紹介するポスターを発見。
別にこれがオススメ、とは一言も書かれていませんが、
保健センターにこれが貼ってあったら、「この中から選ぼうかしら」と思われますよね。
フッ素については、この記事では触れませんが、気になる方はこちらをご一読ください。
子供のフッ素入り歯磨き粉、歯科医院で塗布されるフッ素も今すぐやめてください。
保健センターのポスターに、有害な化学物質を含むハミガキが載っていた!
子ども向けの安心して使えるハミガキがピックアップされているかと思っていましたが、成分を見ると驚愕!
残念ながら、PRTR制度(*)の中で、国が有害であると指定している化学物質 ラウリル硫酸Naが発泡剤として含まれているハミガキも掲載されていました。
(PRTR制度とは、国が環境や人の健康に影響を及ぼすとして、有害であると指定した化学物質があり、それらの排出に関する情報を1年ごとに集め、公表する制度のこと)
発泡剤に書かれているラウリル硫酸Naとは、陰イオン系の合成界面活性剤です。
界面活性剤とは、水と油をつないで、汚れを落とす働きがあり、洗濯や台所洗剤などで役に立っています。
ハミガキの場合は、それがなぜか発泡剤として添加されていることが多いです。使用感のよさを目指してのことなのかわかりませんが、有害物質を使ってまで、泡を立てる必要があるのでしょうか。
おそらく、微量なので問題ないとして販売されているのだと思うのですが、本当に問題ないのでしょうか。
合成系のハミガキで歯を磨くとどうなるか見ていきましょう。
合成系のハミガキで磨くと、経皮吸収により体内に化学物質が侵入してしまう
経皮毒については、インユーでいくつも記事があるので、ご存知の方も多いと思います。
簡単に説明すると、皮膚から、化学物質が体内に侵入してしまうことです。この場合、食べて体内に入るのよりも、排出率が低く、体内に蓄積されるので、注意が必要です。
実は、口は体の内側にある皮膚なのですね。
体を覆う皮膚よりも、肛門や口内など粘膜でできている部分のほうが、化学物質が体内に入りやすいのは簡単に想像できますよね。口内の粘膜からの経皮吸収の具体的な数字の率は見つけられませんでしたが、腕の内側を1としたときに、皮膚の薄い性器が42倍、という数値であることから考えると、口内の粘膜からの経皮吸収率が低いとは言えないと想像できます。
市販の子ども向けハミガキには、保湿剤として、プロピレングリコール(PG)も使われていました。これは化粧品やメイク用品などだけでなく、塗り薬にも使われている成分で、一緒に使われる有害物質の経皮吸収を促してしまいます。
「傷等がある時は使わない。」などの注意書き
「お口のまわりの傷などに直接つけないでください。」「口中の異常、発疹やかゆみ、強い咳きこみ等の症状が出たら使用を中止し医師に相談する」などの注意書きもあること、ご存知ですか?きちんと守って、口内炎ができたときなど、避けるようにしていますか?
そのような注意書きがあるハミガキ。あえて選ぶ必要はないのではないでしょうか。
うがいをきちんとしていても、口の中に残留してしまう!
歯を磨いたあと、しっかりうがいをしているから大丈夫と思われていたら、残念ながら違います。
ハミガキを使ったあとに、合成界面活性剤が残留しているかの実験。
実験内容
ハミガキを使って、歯を磨いたあと、丁寧に8回うがいをする。
そのとき、合成界面活性剤が口の中にどの程度残留しているかを調べる。
実験結果
4.1ppmの濃度の合成界面活性剤が検出された。
『「ハミガキ」は合成洗剤です』山崎雅保 メタモル出版
同書によれば、「ある調査団体の報告によると、0.45ppmの合成界面活性剤でヒアユの50%が死にます。」とも書かれていました。
情報元が確認できませんでしたが、それが事実だとしたら、それよりも高い数字だと言えます。
なお、水道法で規定されている水質基準では、陰イオン界面活性剤は0.2mg/L以下と指定されています。つまり、水道水では0.2ppm以下と定められているんですね。
水道水の基準と比較するのは厳しすぎるかもしれませんが、きちんとうがいをしたとしても4.1ppmも残る、というのは決して低い数字ではないのではないでしょうか。
そもそも8回もゆすいでいますか?
残留した合成界面活性剤は、いつまでも界面活性作用が維持されてしまう。
そもそも界面活性剤は、水と油を結びつけるもの。その力を利用して、汚れを落としてくれています。石けんだったら水と油が反応したらすぐに界面活性剤としての働きは失われます。ところが、合成洗剤の場合は、強力でいつまでの界面活性作用を保ったまま、下水へと流れていくのです。
合成の界面活性作用が維持されるのが合成洗剤。口の中に残留した合成界面活性剤が、少しずつ口の中の粘膜を通じて体内に蓄積されていってしまうのです。
合成系のハミガキが、口内細胞を萎縮させ、味覚を鈍化させる
ハミガキを使って歯を磨いたあと、オレンジジュースを苦く感じるなど、味が違う感じがするという経験はありませんか。
それがハミガキに原因がある、というのは想像できますよね。メントールなど辛みを感じる成分のせいなのかと思いますが、
そもそも食べ物を味わう口に、合成系のハミガキを使うことで、どんな影響があるのでしょうか。
人間は舌にある味蕾で味を感じています。
その味蕾に、合成洗剤がどんな影響を与えるのかの実験があります。
合成系のハミガキを使用した場合、マウスの口中内の細胞にどのような変化が起こるかを調べるための実験
実験内容
合成系のハミガキの希釈液をネズミの舌の表面に、毎日1回、計60回塗布して、その結果、舌の表面にある舌乳頭がどのような影響を受けているかを、電子顕微鏡で観察。舌乳頭と舌の表面に近い舌粘膜上皮細胞の様子を見る。
同様の実験を、ハミガキの希釈液ではなく、水に置き換えたものと比較する。
実験結果 舌乳頭の様子
水で実験した結果
舌乳頭は規則的に並んでいる。乳頭先端は、綺麗に枝分かれし、表面積を広げ、味覚などの情報をしっかりキャッチできるようになっている。
ハミガキの希釈液で実験した結果
舌乳頭の並び方が不規則になり、乳頭の先端部分が溶けて消失しており、味覚などの情報をとらえる力が鈍磨している。
実験結果 舌粘膜上皮細胞の様子
水で実験した結果
細胞と細胞をつなぐ境界が、しっかり密着しており、透き間がほとんどわからない。細胞が利用するエネルギーを生み出すミトコンドリアもはっきりした像で確認できた。
ハミガキの希釈液で実験した結果
細胞間に透き間が空いてしまっており、細胞が萎縮しているのが確認された。ミトコンドリアも、ぼんやりとふくらんでしまっており、内部は白っぽく抜けて見えている。
実験結果からわかること
ハミガキを毎日口にすることで、マウスの乳頭組織は不規則に。
乳頭の先端も消失し、味覚を敏感にキャッチする機能が落ちている。
また、細胞を萎縮させ、細胞内のミトコンドリアの機能も失われつつある。
『「ハミガキ」は合成洗剤です』山崎雅保 メタモル出版 p83~91
この結果は人ではなく、マウスでの実験であること。またハミガキをどの程度希釈したのかはわからないというのはありますが、人間で行った場合に、同じことが全く起きないとは限りません。
合成界面活性剤が、舌の表面の細胞の働きを鈍化させ、細胞も萎縮させ、ミトコンドリアの機能も奪ってしまう可能性を持っている、ということなのだと感じました。
合成系のハミガキは、環境に悪影響!
合成洗剤は環境に悪い、というのはご存知ですよね。自然界に流出してしまった合成洗剤は、その界面活性剤としての働きを強力に維持しながら、植生や動物たちに影響を与えています。
合成系とセッケン系のハミガキの植物への影響
実験内容
合成系のハミガキとセッケン系のハミガキの希釈液でカイワレを育てて、その生長の様子を調べる。
実験結果
合成系のハミガキの希釈液では、カイワレは本来の生長が阻害されていた。
セッケン系のハミガキの希釈液では、水のみの場合より、よりよい生長が見られた。
『「ハミガキ」は合成洗剤です』山崎雅保 メタモル出版 p66~76
カイワレという植物において、合成系のハミガキはマイナスに作用するだけ。セッケン系のハミガキでは、害になるになるどころか、栄養分になりえるんですね。
じゃあ一体どれを使用すればいいの?!
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皆さんで安心して使っていただけること間違いありませんよ。
ハミガキをぜひ見直してみて。
こうやってハミガキについて記事を書いているわたしも以前は、恥ずかしながら、市販のハミガキに、合成系のものとセッケン系のものがあるなんて、と考えたことすらありませんでした。
まさか、ハミガキが合成洗剤だなんて思いもよらなかったのです。
でも、成分表示を見ると、国が有害であると認めているラウリル硫ナトリウムが確かに含まれている。もちろんそうではないものもあった。
ぜひ、ご自身の目できちんと確かめて、購入してくださいね。
おすすめのハミガキはやっぱりセッケン系のもの!
発泡剤として添加されている合成界面活性剤がないものは、泡がたちません。切り替えてすぐは泡立ちの悪さから、磨けている感じがしないと思うかもしれませんが、慣れてしまえば全然平気!
「これ磨けてるの?」と言っていた家族も、今では違和感なく使っています。
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全てが天然由来の成分。ナチュラルな歯磨き粉。
参考図書
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