奇跡の木、ニームで夢のオーガニックガーデンが実現！ハーブの力と自然栽培に学ぶナチュラルライフ

オーガニックガーデンを実現したい
そんな思いとはうらはらに
ひっきりなしに出てくる虫たちに困り果て
仕方なく薬品を使っているご家庭も少なくないでしょう。

プランターや鉢植え栽培でも
虫食いやアブラムシに困り果てていませんか？
アルミホイルや牛乳や・・・とナチュラルな解決策を
いろいろ試しては見たけれど
どれも効果は今ひとつなんですよね。

今回はそんなお悩みがすべて吹き飛び
驚くほど簡単にオーガニックガーデンを実現する
奇跡の植物の作用についてお伝えします。

ナチュラルガーデンを目指して

５年前に引っ越してきた我が家は
桜や椿、ツツジなど
狭いながらも木々がたくさん植えられている庭があります。

季節に応じて様々な花で楽しませてくれるけれど
虫の勢いも凄まじくて、はじめの頃は庭に出るのが苦痛でした。

ぎゅうぎゅう詰めの住宅街の真ん中のこの庭は
日当りもそれほどよくなく、
毎年定期的に植木屋さんを呼び殺虫、防虫の薬品が散布されていました。

消毒をするから虫が増える。
そんな自然栽培の原理をヒントにナチュラルガーデンを目指すことにしたのですが
やはり何か対策をしなければ虫は容赦なく増殖します。

困り果てたときに助けてくれたのは
奇跡の植物と言われるニーム（Neem tree)でした。

ミラクルニームとは

ニーム(インドセンダン）はインドで数千年にわたって
利用されてきたハーブの一種です。
非常に優れた抗菌、抗炎症、忌虫作用があり、
アーユルヴェーダでは驚くほど多くの病気や症状に対して
利用されてきました。


日本で言えば柿の木のように
優れた薬効を日常的に利用するため
民家の近くに植えられる樹木でもあります。

その薬効の幅広さ、奥深さから
奇跡の木、ミラクルニームとよばれます。

ニームの薬効

ニームの薬効は多岐にわたります。
傷、やけどなどの応急処置や細菌による感染症、
皮膚疾患、歯周病、高血圧などの循環器系疾患、消化器系疾患、
そのほか糖尿病や関節炎などあらゆる慢性的症状に対して
優れた効果をもたらします。
ニームが、もうひとつの別名「村の薬局」である所以です。


人に対する薬効以外にも
ニームにはとても強い昆虫忌避作用があることでも知られています。
蚊やダニ、ノミ、ハエ、ゴキブリなどをはじめ
200種類以上の害虫に忌避効果が認められると言われています。
そのため農業においても重用されるニームは
害虫には忌避効果を発揮し益虫には無害であるという
まさにミラクルばかりの偉大な木なのです。

アザディラクチン

ニームの防虫効果はニームオイルに含まれる
アザディラクチンという成分の働きにあります。

農業利用における効果はまさにミラクルです。

摂食を阻害　

毒で殺虫するのではなく、餓死するまで食べなくさせることで駆除します。

繁殖能力を減少させる

昆虫の生殖能力を奪い、脱皮や変態を阻害することで防虫につながります。

鳥もほ乳類も影響をうけない

農作物にニームオイルを散布しても人にも鳥にも犬猫にも無害です。

益虫には影響なし

害虫＝植物を食べる昆虫のみ影響を受け、
益虫と言われるミツバチやてんとう虫などには影響がありません。


その他にもニームは
抗真菌作用でうどん粉病などのカビの害を防いだり
土壌改良剤としても効果を発揮したりと
農業利用だけをみてもその効果効力は本当に驚くばかりです。

ニームオイルの使い方

そんなミラクルなニームを利用したオーガニックガーデンのためには
ニームオイルを使います。
ニームの種子を絞ったオイルです。

プランターなど小規模なら
水によくまぜて希釈液を作りスプレー容器で噴霧します。
大きな木や庭全体なら小型の噴霧器があると便利です。

虫が発生しているときは濃いめの溶液を３日に1度くらい。
虫の多い時期の予防のためには1週間に1度くらい噴霧します。

ニームオイルの散布だけで他の薬品や肥料などを与えずにいると
次第に虫の発生量も回数も減ってくるので
そうなるとニームの散布回数も少なくて済むようになります。

消毒まみれの庭は沈黙の春

自然の力を利用した自然栽培では害虫は思いのほかよってきません。
植物は根を張ってしまったらそこから自分では動けないから
本来虫を寄せ付けないための優れた化学物質をもっています。
アロマテラピーやハーバルセラピーで薬用利用する成分などがそれです。

それでも植物に虫が寄ってくるのは肥料をやり消毒をするから。
薬品や肥料によって甘やかされて育つ事によって
植物の防御パワーが落ちた結果、虫を寄せ付けてしまうのでしょう。


長期にわたって毎年有機リン系の農薬を施されていた我が家の庭は
梅雨の時期には虫の害で悲惨でした。
桜の木の下は毛虫の糞でどろどろになっていたし
大人の背丈ほどの椿は毛虫に丸裸にされていました。

植木屋さんが消毒液を噴霧すると、
木々からはぼとぼと大粒の雨が降るように毛虫が落ちてきて
罪のないバッタや蝶の死骸も転がっていました。
春先には桜がきれいねと褒められる庭も
夏を迎える前には「沈黙の春」さながらの光景だったのです。

ニームオイルが救ってくれた

そんな調子だったから
オーガニックガーデン一年目はちょっと大変でした。
それまでの消毒剤や肥料が土中にあるから
虫たちは大勢やってくる。

ニームオイルの効き目は高かったけど毛虫などの害虫の数が多く
春先から梅雨の時期は３日ー1週間に1度の頻度で
ニームオイルを散布する必要がありました。

それでも1年目より２年目と
ニームオイルの効果だけで
毛虫の数は段々と減っていきました。

３年目の今ではときどき思いついた時に
軽くニームオイルを噴霧するだけで
植物はみな生き生きしています。

蝶はひらひらやってきて
てんとう虫は幼虫から成虫まで観察できます。
手水鉢にはメダカが泳ぎ
庭を走り回る犬にも安心。
ハチも小鳥もやってきて住宅街の狭い庭ながら
いきいきとした賑やかなオーガニックガーデンが実現しました。

自然栽培とオーガニックガーデン

ミラクルニームの力を借りると同時に
虫が寄ってこない環境をつくることが大切です。

人間が手をかけない森の木々が花を咲かせ実をつけるように
植物が生きる力を最大限に発揮できる環境があれば
虫の害も少なくてすみます。

肥料や農薬が農作物の体に入り人間に害を及ぼす成分になると
虫が寄ってきて食べてくれている、
と表現する自然栽培農家の声もあります。

肥料、農薬、虫の害はエンドレスの循環です。
そんな自然栽培の理論をヒントに
あなたのお庭もオーガニックガーデンに作りかえましょう。

ミラクルニームが救世主になってくれます。

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