『日本の国民病』慢性的な肩こり。実は食べものが原因?アーユルヴェーダから見る慢性肩こりの原因と対策
こんにちは。IN YOUオーガニックアドバイザーのharunaです。
肩が凝っていない人はいない?!
私は普段、体のケアをする仕事をしているので毎日いろんな人の体を触っていますが、肩がこっていない人がいません。
『日本人の8割は肩こり』とか『欧米人は肩こりがない』とか言われていますが、
欧米人も肩がこってますし、日本人も8割以上に肩こりに悩まされている人は多いと私は感じています。
10年前も肩こりの人はもちろんいましたが、
肩こりの“こり具合”がすごく悪化していると実感しています。
この10年で急速に発展したのはやはりパソコンの普及、
スマホの登場、Wi-Fi環境などは全く違います。
それらが影響を及ぼしているのは確かですが、だいぶこの10年で世の中が変わったように感じます。
肩こりを緩和するために、ストレッチをしてみたり、肩をまわしてみたり、
マッサージをしてみたり、、、
いろいろしても肩こりから解放されないのはもしかしたら別に原因があるのかもしれません。
今回は食べ物から考えた『日本の国民病』とまで言われている肩こり対策法をご紹介します。
一番避けて欲しい食べ物は白砂糖!
白砂糖は血糖値やカルシウムなど数えきれないほどのいろいろな問題がありますが、
とにかく血流を著しく悪くします。
それによって酸素不足になり、老廃物がたまり、
乳酸などの疲労物質も流せずに肩周りの筋肉はどんどん硬くなり、“こり”となります。
そして血流が悪くなるということは、冷えるということ。
冷えると体から熱を放出しないように毛細血管を収縮し、
筋肉を硬直させ震えさせて熱を作ろうとします。
筋肉が硬直すると、やはり“こり”となり、血流が悪くなり…と負のループになってしまいます。
砂糖がそのまま血液中に流れている訳ではありませんが、
砂糖水の中に手を入れると手がベタベタして気持ち悪いことから、
これが血液中で起こっているのかと思うと血行不良の状態が想像がつきやすいと思います。
その他にも白砂糖はサトウキビからできていますが、
サトウキビは陰陽の考え方から、上に上に上昇するエネルギー(気)を持っています。
それを精製して白砂糖に加工するのですが、
やはり同じ上に上昇するエネルギー(気)は変わりません。
そのエネルギー(気)が上にたまることで、肩こりの原因になることも。
甜菜糖や甘味に使われるビーツなどは、大根からできているので、
これらは上昇させるエネルギー(気)ではありません。
白砂糖の代用品として使ってみてはいかがでしょうか。
アーユルヴェーダと肩こり
アーユルヴェーダで考えると、循環させる【ヴァータ(風)】が過剰になっている状態です。
循環が悪くなると、やはり筋肉が硬くなり、肩こりは悪化しています。
【ヴァータ(風)】は風からも想像できるように、冷え・乾燥・不安定なものです。
なので過剰になった【ヴァータ(風)】を下げるためには
●ゆっくり湯船にはいる
●冷やさない
●リラックスをする
●適度な油をとる
もちろん油の質にはこだわりたいですよね。INYOUのお勧めのこだわりの油はこちら。
アーユルヴェーダのトリートメントでいうと、
アヴィアンガというオイルマッサージが乾燥している【ヴァータ(風)】を静めるのに最適で、肩こりケアに向いています。
そして出張や旅行など移動が多いと、
これも【ヴァータ(風)】が過剰になりやすいのです。
この対策としては小瓶にマッサージ用のオイルを持って
先々でマッサージをすると【ヴァータ(風)】が静んで、
肩こり以外にも、疲労、不眠、便秘などの【ヴァータ(風)】の症状を未然に防げるのです。
また、【ヴァータ(風)】を静める食材
●玄米
●発芽米
●大豆
●湯豆腐
●小豆
●かぼちゃ
●にんじん
●大根
●玉ねぎ
●ニラ
●ねぎ
などがお勧めです。
【ヴァータ(風)】が過剰になっている状態の時は、ぜひ食べてみてくださいね。
肩こりと内臓の関係
“こり”の場所によって、内臓のどこに負担がかかっているのか教えてくれることがあります。
例えば
●右肩は肝臓、胆のう
●左肩は肺、横隔膜、胃
(因みに今回は関係ありませんが、腰は腎臓に負担がかかっている状態を指します。)
原因が分かると、対策法を考えることができます。
肝臓編
『肝には感情が宿る』といわれていますが、イライラしたり、ストレスが多いと肝臓に負担をかけてしまいます。その他にも
●睡眠不足
●お酒を飲む
●甘いものが好き
なども肝臓に負担をかけてしまいます。
肝臓と肺や横隔膜は位置を見ても近いので、結局はお互いの影響を受けてしまうので両肩こってしまうのです。
薬膳で考えると、肝臓は『肝』を示します。
肝とは肝臓の働き以外に、自律神経、運動神経、血液循環、目の働きを司ります。
肝に適した食材は
●セロリ
●セリ
●ニラ
●梅
●ゴマ
●ほうれん草
●小松菜
●シジミ
●アサリ
●ヨモギ
などがお勧めです。
胃編
食べ過ぎも肩こりの原因になります。食べ過ぎると胃がパンパンに膨れ上がりますが、そうなると近くの肋骨にストレスがかかり、それによって背骨にまでストレスがかかります。
「ストレスがかかる=筋肉が硬直してしまう」ので、背骨の周りの脊柱起立筋が硬直し、
背中がこることで、僧帽筋(=肩こり筋)までこってしまうのです。
近くのものは内臓も筋肉もこりもどうしても影響を受けてしまいます。
薬膳で考えると胃は『脾』を示します。
脾は胃や消化器系の働きを助けて食物を消化し、
その栄養を全体に巡らせる働きで、水分代謝とも密接な関係があります。
脾に適した食材は
●米
●大豆
●黒豆
●かぼちゃ
●にんじん
●長芋
●トマト
などがお勧めです。
大腸編
肩こりの原因が便秘だった、という場合もあります。
便秘とは便が大腸にとどまっている状態。
すると腐敗し、インドールやスカトールという有害ガスを発生させ、血液が汚れます。
これが血行不良となり疲労物質や老廃物をためこんでしまう原因です。
そして筋肉が硬くなり、肩こりとなります。
薬膳で考えると大腸は『肺』を示します。
肺は肺の呼吸の機能の他に、水分代謝、汗腺機能、免疫機能も司ります。
肺に適した食材は
●はと麦
●大根
●玉ねぎ
●白菜
●シソ
●生姜
●ミョウガ
●長ねぎ
●唐辛子
●コショウ
などがお勧めです。
こうしてみると内臓と肩こりはとても密接につながっていますが、
内臓に負担がかかるとそれを修復しようと血液が集中するので、
その他の肩などの血流は悪くなり、“こり”となるのは容易に想像がつきます。
食べ物以外で考えられる肩こりの原因
肩こりは国民病と言われるだけあって無数に原因はあります。
●奥歯と奥歯が当たるだけで筋肉がこわばるので肩はこります。
というのも顎関節症も引き起こす『咀嚼筋』がこわばるので、その影響で『僧帽筋(=肩こり筋)がこわばって硬直してしまいます。
なので食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある方は、力まないように注意しましょう。
真面目な方、一生懸命な方ほど力み癖があります。
●感情をためこみやすい方、我慢をしている、ストレスを感じている場合はどうしても筋肉が硬直してしまいます。
適度なストレス発散を心がけましょう。●自律神経の働きは、血流やリンパの流れに影響します。規則正しい生活を。
●骨盤の歪みや、足首、膝などの他の関節からくるもので、
体のバランスが崩れることにより、バランスをとろうと筋肉にストレスがかかるためです。
それは体の構造通りの動きをしていないことを指します。
●冷え性による血行不良
●きついブラジャーをつけるなど、合わない下着をつけるための血行不良
このようにパソコンや姿勢の悪さなど、よく言われていること以外にもたくさん考えられる原因があるので、自分の生活習慣、性格、体質などを見つめ直して対策をしてみてはいかがでしょうか。
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