血行不良は、「目」からきていた!肩こりや冷え性の原因も「目」から。東洋医学で考える「目」と「血」の関係
血行不良は、「目」からきていた!肩こりや冷え性の原因も「目」から。東洋医学で考える「目」と「血」の関係
「目」疲れていませんか?
現代人は、スマートフォンの普及で液晶画面を始終見ている生活になりました。
私も、仕事中はパソコン、通勤の電車でスマートフォン、
自宅ではTVとスマートフォンのダブル使いで、ひとときも目が休まる時間がない状態でした。
ブルーライトの眼鏡が流行ったように、
液晶画面を見ることによって「目」に負担がかかることは、
皆さんご存知の通りです。
パソコンやスマートフォンを使いすぎて「目」がシパシパする、かすむなどの症状がでているとき、
肩や首も一緒に凝っている人が多いと思います。
ひどい人は、眼の奥が痛い、頭痛がするといった症状がでる方もいらっしゃいますよね。
肩や首の凝りは姿勢のせいだと思っていませんか?
むくみや冷え性はデスクワークのせいだからと関係ないと思っていませんか?
この「目」の負担が、全身の血行不良や肩こりや冷え性、
むくみの原因になっているのです。
東洋医学では「目」と「血」は深い関係があります。
東洋医学で考える血行不良とは
東洋医学の「肝」と「目」との関係
東洋医学では「五行論」を元にした「五臓」という考え方があります。「五行論」は「木・火・土・金・水」と自然界を5つに分ける考え方です。
「五臓」は身体を「肝・心・脾・肺・腎」の5つに分けて考えます。
「五臓」は内臓・臓器を指すだけではなく、関連する働きや機能、
精神状態なども関連付けて5つに分けます。
「肝」―「胆」―「目」―「爪」―「怒」
「心」―「小腸」―「舌」―「顔」―「喜」
「脾」―「胃」―「口」―「唇」―「思」
「肺」―「大腸」―「鼻」―「毛」―「哀・悲」
「腎」―「膀胱」―「耳」―「髪」―「脅・恐」
例えば、胃腸が弱ると、口内炎が出やすい、ひどくなった経験がある人も多いのでは?
これは、「脾」は、脾臓だけでなく消化器全般を指すのですが、
「脾」が弱ると「口」に症状として口内炎が出ます。
ほかの臓腑も同様です。
このように、「肝」が弱ると「目」に症状がでる。
逆も同様で、「目」を酷使すると「肝」が弱る、消耗します。
では、「血」はどのように関係してくるのか?
それは「肝」の働きに関係します。
東洋医学における「肝」と「血」の関係
東洋医学での「肝」の働きは、臓器で言う「肝臓」の働きである、解毒や代謝のほかに、「蔵血(ぞうけつ)」といって「血」を蓄える働きがあります。
そして、「肝」には、貯蔵した「血」を「疏泄(そせつ)」といって巡らせる働き、
つまり血流を良くする働きがあります。
疏泄は、「血」だけでなく、「気」や「水」の巡りにも関係しています。
「血」を蓄えることにより精神状態も安定するので、
「肝」の働きの中には情緒の安定も含まれます。
子供の「疳(かん)の虫」の疳は肝からきています。
肝が不安定になると癇癪を起すのです。
「目」を酷使すると、「肝」に貯蔵している「血」を消耗してしまうわけです。
「肝」の「血」を消耗することを「肝血虚」といいます。
そもそも「血」って何?
東洋医学の考え方に「気血水」があります。これは身体の構成する成分を3つに分けて考えます。
「気」はエネルギーや精神力、気力、生命力のことです。
「血」は血液や血液に含まれる栄養分・潤いのことです。
「水」は血液以外の体液(唾液・汗・消化液・尿など)のことです。
「血」の働きとして、身体の隅々まで流れることにより、
細胞に栄養を与え、老廃物を回収していきます。
この働きが低下すると、細胞に栄養が不足する、
老廃物が回収されずに蓄積したり、滞ったりします。
そのため、肌荒れやニキビが出る、爪が割れる、抜け毛や白髪などが増える、
疲れ目、かすみ目といった症状がでます。
また「血」には、身体の潤いを保たせる働きがあります。
この働きが低下すると肌が乾燥して痒い、腸が乾燥して便秘になる、
ドライアイ、身体の余分な熱を冷ますことができず火照りが生じます。
この「血」が不足することを、東洋医学では「血虚」といいます。
また、「血」が滞り、汚れをためてしまうことを「お血」といいます。
*ちょっと寄り道:「血虚」って貧血のこと?*
厚生労働省による貧血の定義は以下の通りです。
貧血とは血液中の赤血球や血色素(ヘモグロビン)が正常よりも少なくなってしまった状態をいいます。
引用:「厚生労働省eヘルスネット」
血液中の成分の不足のことを貧血、
血虚は、血液全体量が減っているという事です。
そのため、貧血ではない人も「血虚」に当てはまる場合があります。
逆に貧血だが「血虚」に当てはまらない人もいるわけです。
貧血じゃないから~と思っている方、血虚で症状がでているかもしれませんよ。
「血」と「目」の関係と血行不良
「目」を使いすぎた時どんな症状がでますか?疲れ目、かすみ目、まぶたのけいれん、ドライアイ、充血などなど
どれも「目」に血流が悪いと起こる症状です。
血流が悪い原因は血虚のため、
つまり「目」を酷使することにより、「肝血」を消耗します。
「肝血」が不足すると、肝の働きも低下します。
肝の働きの1つである「疏泄」が低下すると
「気」「血」「水」の巡りが悪くなります。
そのため、「気」の巡りの影響で、肩こり、首凝り
「血」の巡りの影響で、冷えや血行不良
「水」の巡りの影響で、むくみが生じます。
このように「目」からくる「血」不足によって、
症状がでている「目」に限らず全身に影響があるのです。
「目」からくる血行不良の対策の方法
「目」を大事にすることが、全身のケアにつながります!「血」の消耗を押さえて「目」を休めましょう!
まずは、「血」を消耗しないことが大事です。
目を閉じることをしましょう。
仕事上、パソコンを使う方も多いと思います。
そんな時は、1日10分ぐらいホットタオルやアイマスクで
視界をふさいじゃってください。
強制的に目を休めましょう。
できれば温めて、血流を良くすることがいいので、
ホットタオルに1~2滴好きなアロマオイルを垂らしてリラックスさせましょう。
温めた後はマッサージもおすすめ。
目の周りや眉毛の下の骨のあたりを
親指のはらを使って
イタ気持ちいいくらいの強さでおしましょう。
目にいい食材は血にもいい食材
「血」が足りないので、増やすことも大事になります。ブルーベリーは目にいいと有名ですよね。
東洋医学では、クコの実が目にいい代表的な食べ物です!
よく杏仁豆腐の上にのっている赤い実のことです。
昔は不老不死の食べものといわれていたそうですよ。
他には、なつめ、黒ゴマ、黒米、ひじき、黒きくらげ、
レバーや赤身の肉・魚です。
赤や黒色の食材が「血」にいい食材です。
ブルーベリーも黒食材の仲間なので、目にいいのも納得ですね。
レバーは、肝臓ですよね。
薬膳の考え方で、「以類補類」といって、
肝臓が弱っているなら、鶏や豚の肝臓を食べて補いましょう、とされてきました。
確かに「貧血にはレバニラを食べなさい」と親に言われた記憶がありますが、
レバーは肝臓そのものですし、ニラは血行にいい食材ですので
肝血を補い、血を全身に巡らせるためには、
理にかなった食材同士の組み合わせだったのですね。
目にいい漢方薬もある?!
目に良い漢方薬として「杞菊地黄丸」があります。「杞菊地黄丸」の効能効果は、
体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇があるものの次の諸症:
かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下です。
引用:「PMDA」
この「杞菊地黄丸」は、
枸杞子、菊花、地黄、山茱萸、
山薬、沢瀉、茯苓、牡丹皮
の8種類の生薬が配合されています。
そうです、クコの実が入っているお薬です!
クコの実は漢方薬の生薬にも使われますが、
食材として普段使いできるので、おすすめです。
ですが一つ注意していただきたいのが、
杞菊地黄丸の場合、体質に合わない時に胃に触ってしまう恐れがあります。
また、杞菊地黄丸以外にも「肝血」を増やす漢方薬も数多くあります。
自分の体質に合った漢方薬を飲むことをお勧めしますので、
漢方の専門の医師や薬剤師に相談したほうがいいですね。
目を酷使する現代人に是非飲んでほしい、JASとUSDAを認証を取得しているオーガニック生クコの実100%ジュース今すぐここをクリック!
世にも珍しい、新鮮なクコの実を生搾りした、ストレート果汁100%のジュースです。
ついに実現しました!
JASとUSDAを取得している、他にはないオーガニックの生クコの実ジュースです。
クコの実は、500年もの長くクコ栽培の歴史を持つ寧夏・中寧産。
米国食品医薬品局の指定農園で採ったものを使用しています。
乾燥クコの実では叶えられない、生の栄養をほぼそのまま残した状態で摂ることができます。
きっと今まで味わったことのないフレッシュな味わいに、美味しくて感動するはずです。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Market疲れた目を労わろう!眼精疲労におススメの、IN YOU厳選オーガニックアイテム
【この記事を読んだ方におすすめ】
スマホ眼精疲労、大丈夫ですか?|目の疲れにいい食べ物や栄養素、教えます。スマホ老眼、スマホ鬱、スマホ四十肩…その原因はスマホ首にあり!
パソコン・スマホでの眼精疲労は頭痛と美容の大敵!経穴と食事で簡単セルフメンテナンス
この記事が気に入ったら
いいね!しよう