甘酒で夏を乗り切る!(前編)
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
マクロビアンの皆さんには良く知られているでしょうエナジードリンクの玄米甘酒が、実は夏にこそピッタリな飲み物だったってご存知ですか?
江戸時代、夏の風物詩として知られた甘酒
甘酒といえば冬に飲むものと思われていますが、江戸時代では、栄養分に富み滋養回復に良いことから、夏を乗り切るためのビタミン剤的存在だったそうです。現代のイメージとは異なり、当時は「暑い季節の飲み物」でした。夏になると甘酒売りが江戸の市中にやってくる風物詩であることが史実にも残っています。俳句の世界で「甘酒」が季語なのは、その名残なのでしょう。事実、暑い夏にキンキンに冷やした甘酒を飲むと、その甘さが際立ちながらスッキリとしたのどごしで、乾いたのどをうるおすのにぴったり。温めて飲む甘酒とは、またひと味違った美味しさがあります。
甘酒の効果
知ってる方にとっては今さら・・・な情報ですが、念のため甘酒の効果をおさらいしましょう。①美肌効果
麹(酒かす)には、美肌成分のコウジ酸が豊富に含まれています。このコウジ酸は、シミの原因となる過剰なメラニン生成を抑えてシミやくすみを防いでくれる効果があります。また甘酒には、皮膚や粘膜を保護してくれるビタミンB2が多く含まれていますので、飲むだけで、皮膚を活性化してくれる効果が期待できます。②美髪効果
コウジ酸は頭皮を若返らせ、美しい髪を作ると言われています。強い日差しなどで、ダメージを受けた髪や頭皮にも効果があるようです!③ダイエット
甘酒には脂肪の燃焼を促進する、ビタミンB郡が豊富に含まれています。甘酒の中でも米麹でつくった甘酒は砂糖を使用しないので、100gあたり81㎉と、ローカロリーフードです。お酒のメーカーである月桂冠で、マウスに甘酒を与えて2週間飼育をしたところ、甘酒を摂取しないマウスに比べて、体重増加量と血清中性脂肪の濃度が抑制されました。その効果は甘酒に含まれているビタミンB郡が豊富であるからではないのかとの実験結果の報告もされている注目食品です。
④断食のお供に
今ファスティングダイエットが流行っていますが、そのときに酵素ジュースの代わりに甘酒を飲んでいる人も多いようです。甘酒は甘みのある飲み物で、満腹感も得られますし、何よりプチ断食時に栄養不良による肌荒れを防ぐ為にピッタリだとか。⑤疲労回復・夏バテの滋養強壮
甘酒に大量に含まれているブドウ糖は、疲労回復を強力にサポートしてくれます。消化吸収を助ける消化酵素、エネルギーを効率よく転換するビタミンB郡が豊富に含まれるため食事から効率よく身体に栄養を取り込むことを助けるので、体力が落ちている夏バテ時や、産後・授乳期の栄養補給にもオススメです。
⑥便秘解消
甘酒に含まれている麹由来の食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境を整えてくれる効果があり、妊婦さんの便秘解消にも役立っているそうです。甘酒の種類
甘酒と聞くと、「酒」と名前につくだけあってアルコールだよね?と思う方も多いはず。しかし、甘酒には“酒粕”から作るものと“米麹”から作るものとの2種類あり、“酒粕”で作ればアルコールとなりますが、“米麹”で作ればノンアルコールのものになります。だから“米麹”で作った甘酒であれば、妊婦さんやアルコールが苦手な方にも安心して飲んでいただけます。また“酒粕”から作る場合は、あの独特な甘みを出すために砂糖が加えられるのですが、“米麹”から作る場合は砂糖いらずでも十分甘く作れるので、ローカロリーフードとなるわけです。さらにマクロビではおなじみの“玄米”と“米麹”から作る『玄米甘酒』は、白米から作る甘酒よりもさらに栄養満点!だから甘酒は、マクロビの甘味として利用されたりもしていますよね。
次回の後編では、玄米甘酒の作り方や夏におすすめの玄米甘酒の食べ方・アレンジ方法をご紹介します☆
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう