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その「箸」大丈夫・・?一見ナチュラル仕上げに見える木製品にひそむ危険性とは?

柳原 里実
日本の四季の行事や暮らしの手作りを体験する「いつもがわくわく*こどもてらこや」を主宰。 日本の文化体験・国際交流体験の他、自然農法で野菜を育て、重ね煮・マクロビなどを取り入れた料理体験などを行っている。 その他、「いま・ここ」にゆるりと心を込め、「日常」をしあわせにたのしむことをテーマとするイベント・ワークショップの主催・共催、寄稿、ラジオ出演、バンドのヴォーカルなど。 循環型暮らしを提案するイベント2015年親善大使。 共著本『What’s LOHAS? ロハスブックvol.3』(株式会社交通タイムズ社)では、四季・暮らし・食事・テーブルコーディネート・育児・工作・植物・こころなどに関する制作・撮影・エッセイ・イラストなどを担当。

1 ひと晩あけて驚きの水の色 

こんにちは。「いつもがわくわく☆こどもてらこや・おとなてらこや」主宰の柳原里実です。
先日思いがけず、暮らしの道具の安全性について、改めて考えさせられる体験をいたしました。


それは、いつものように、朝、神棚のお水を替えるために蛇口をひねったときのことです。

何気なくカウンターを見て、驚きました。
箸を入れていたピッチャーの水が、褐色になっていたからです。


はじめは、ガラスピッチャーに、箸やカウンターの色が映り込んでいるのかと思い、
顔の角度を変え、上からのぞき込み、持ち上げ、最後には箸を抜いてもみました。
ところが、やはり水の色は褐色なのです。

2 前日に何をしたのか


写真は、前日のガラスピッチャーです。
蛇口を撮影した折に写り込んだものを、トリミングして拡大しました。

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水の色は、透明からすりガラスのような半透明のグラデーション。
貝殻の粉を溶かした水溶液です。


この焼成粉は、いつもは大きなボウルに溶かし、野菜やくだものを洗うのに使っています。

無農薬栽培か分からないときにも便利。
魚介類や肉などにも使えます。

調理開始の一番最初に入れ、他の材料や調理器具を用意している間に漬けておき、蒸留水で洗って調理を始めるのが常です。


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この日は、近日中のイベント用に、たくさんの箸をおろす必要があり、水溶液の入ったピッチャーに立てたのでした。
色の変化について考える前に、貝殻焼成粉について確認しておきましょう。

3 貝殻焼成粉について

(1)貝殻焼成粉とは?


その名の通り、貝殻を焼いて作られた粉。
1000度以上という高温で焼成ののち粉砕された微細な粒子で、水にも溶けやすい。

厚生労働省公表の一覧表の163番に説明されています。

名称「貝殻焼成カルシウム」「貝殻を焼成して得られたものである。
成分は酸化カルシウムである」と説明されています。

(2)驚くべき多様な用途

洗浄、除去、消臭、除菌、消毒、防腐、防カビ、鮮度保持、抗酸化、土壌改良、作物への防虫効果など、その多様な用途により屋内外で活用されています。
一番有名なのは、ご存知のように、食材を水溶液で洗う使い方。食材の表面に付着した農薬やワックスなどを落とすといわれています。

(3)貝殻焼成粉の代表的な使用法

<野菜・果物>

①1~3%の水溶液(水1リットルに焼成粉1g~3gを溶かす)に約15分漬ける。
②よく水洗いをして調理する。

<調理器具>  

①約30分浸けて置く。
*アルミニウムには使用しないでください。
②水洗いをして使用する。

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(4)人体への影響は?

貝殻焼成カルシウム(Calcinated shell calcium)は、厚生労働省ホームページの「既存添加物名簿収載品目リスト」
(公益財団法人日本食品化学研究振興財団)163番に掲載。

カルシウムサプリメントの原材料にも使用されており、水溶液は強アルカリ性であるが刺激性が認められず飲用も可。
添加物に一般的に言われるように、偏った過剰な摂取はしないように注意。洗浄等に使用後の貝殻焼成粉は廃棄すること。

(5)使用後の水溶液の働き

排水された水溶液は、アルカリ水の性質により排水管や川をきれいにする。

(6)「海洋廃棄物」の有効利用

東北、北海道など、牡蠣やホタテの養殖地域では、毎年大量に出る貝殻の廃棄が長年の問題だったが、1981年広島での土壌改良実験にはじまり、貝殻の有効利用が期待されている。
毎年約69,000トンの水揚げがある東北では、農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)によって、焼成粉による土壌改良の効果が認められている。

4 なぜ箸に化学的処理がなぜされるのか?

これまで、竹細工の師匠たちと、お箸やへらなどを作らせていただいて実感したことがあります。

それは

「地産地消」は、道具にも大切

ということ。


以前、竹のほうき作りや花器作りの記事でも触れたように、里山や近隣の資源で作った道具を使うことは、その地域の環境と暮らしに、持続的な循環を与えます。

近隣で使用するため、長期間の輸送や気温湿度の変化も大きくないので、対応が必要ありません。
定期的に間引くことが求められる竹ならば、ある程度使用して傷むことはむしろ、比較的短期間に作り替え、使い替えることが循環の助けとなるでしょう。


また、国内での流通には、検疫の必要がないため、通るための薬品処理も必要ありません。
検疫は、輸出入時に病原菌の移動などを防ぎ安全を守るため必要とされるもの。

しかし、その処理をしないで済むならば、ないに越したことはないでしょう。
輸出入時には、長期間の保管や輸送、気温湿度の大幅な変化が考えられるので、それに耐えうる処理も必要となってきます。

そもそも箸は、食べ物などをはさんで運ぶ二本の棒。

昔家族で山に遊びに行き、お弁当のお箸を忘れたときには、辺りに生えているかやを拝借したものです。
それで事足りるほどシンプルな道具です。

しかし、そういった輸出入時に必要な工程に加え、安価で手に入れられ、使用後の傷みが少ないなどという「わたしたち消費者の希望」により、
シンプルな道具にはあらゆる処理がなされているのが現状です。


ナチュラルな仕上げに見える竹や木製の製品に漂白処理がされているその理由!?


一見、ナチュラルな仕上げの竹や木の製品に、漂白処理や塗装処理がなされている
その理由として、以下の要因があげられます。

①人件費削減

安価で供給するため抑える部分のひとつ。
その結果、輸送費を差し引いても安価にできる海外国での生産が多い。

②時間短縮

国内のある木製品店は、化学的処理なしにするために、原料の木を100度以上で24時間煮沸し、1年間自然に乾かすという手間をかけられている。
安価にするために削るのは、このような丁寧な手間。

製作から販売までの時間を短縮し、より早いサイクルで回すことで、保管にかかる費用を抑えられる。
また、天然の塗料ではなく、ウレタン塗装にすると、揮発するため、乾燥の手間も時間も短縮できる。

③材料費削減

広大で安価な森林から手に入れることで、大幅な削減ができる。
上記のお店のような手間をかけると、長時間の煮沸に必要な燃料や、自然乾燥中の曲がりや割れにより商品化できない材が出てしまう。そのため

④見栄えの向上化・均一化

漂白剤に漬けることにより、しみや木目が薄くなり、見栄えが良くなる。模様やデザインがある場合は特に、均一で、表に色が響かないものが求められる。

⑤無臭化

「香り」を人工的に管理する現代、天然の漆の香りに対して、クレームが入ることがあるそう。
熱い汁物を入れると独特の香りがするとのことだが、ウレタン塗装はにおいが少ないことでも人気の理由のひとつ。

⑥傷みにくさ

竹でも木でも、削っただけでは、使用するうちに入り込む水分で、変色したり、傷んだり。
ウレタン塗料に漬け、導管を埋めることで傷みが少なくなる。

以上代表的な理由をあげました。

これらから感じるのは、本当に安心なものを届けるために、
丁寧な技や手間をかけられているお店や職人さんがおられるということ。

そして、商品はわたしたち消費者に一方的に押し付けられているのではなく、
消費者の選択や希望との兼ね合いにより、現在の状況になっているということです。

5 今後の行動で気をつけたいこと

材料も仕上げもナチュラルな箸にも関わらず、黄褐色に染まった水溶液。
食材でも道具でも、まず選択の時点で気をつけたいものです。

よいものを作っておられる方から購入すれば、そういう職人さんやお店へ対価が渡ります。
その方たちがきちんと収入を得て、余裕をもって暮らせるようにすることは、その分野の後押しにもなります。


時には、自分が選択していないものも生活の場面には入ってくるものです。
そして、見た目やイメージと、中身の安全が一致しているとは限りません。

簡単なひと手間も「ちりも積もれば山となる。」よりすこやかな日常を生み出されますように。

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日本の四季の行事や暮らしの手作りを体験する「いつもがわくわく*こどもてらこや」を主宰。 日本の文化体験・国際交流体験の他、自然農法で野菜を育て、重ね煮・マクロビなどを取り入れた料理体験などを行っている。 その他、「いま・ここ」にゆるりと心を込め、「日常」をしあわせにたのしむことをテーマとするイベント・ワークショップの主催・共催、寄稿、ラジオ出演、バンドのヴォーカルなど。 循環型暮らしを提案するイベント2015年親善大使。 共著本『What’s LOHAS? ロハスブックvol.3』(株式会社交通タイムズ社)では、四季・暮らし・食事・テーブルコーディネート・育児・工作・植物・こころなどに関する制作・撮影・エッセイ・イラストなどを担当。
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