子どもが大好きなアイスクリームと氷菓子の裏に潜む「美味しくない罠」。危険なのは添加物だけではなかった!夏の不養生が重い冷え症状と不定愁訴を引き起こします。
春が終わり夏に近づき、日中は汗ばむほど気温が上昇する日もでてくるようになりました。
暑くなると欲しくなるのが、アイスクリームや氷菓子のような冷たい食べ物。
子供だけではなく、大人も好きな食べ物のひとつでしょう。
しかし残念なことに、夏には欠かせない冷たい食べ物には食品添加物をはじめ、身体に嬉しくないことがたくさんあるのです。
あなたは区別がつきますか?市販の「アイスクリーム」の分類と原材料に含まれている添加物の数々
「アイス」の種類、実は3つに分類されています
アイスクリームの製品表示を見たことがあるでしょうか。
「アイスクリーム」と総称されていますが、アイスクリームには以下の通り、4つの種類があります。
アイスクリーム・・・乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上
アイスミルク・・・乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上
ラクトアイス・・・乳固形分3%以上
氷菓・・・乳固形分3%以下あるいは0%
このように、含まれる乳成分の量によって種類が分かれているのです。
よりリッチで濃厚な味わいのものがアイスクリーム、
それよりもあっさりとした風味になるにつれて、アイスミルク・ラクトアイス、と分類されていくわけです。
そのラクトアイスは危険です!子供たちが頻繁に口にするアイスほど多く含まれている添加物
一般的に、子供たちがお小遣いを握りしめて購入するのは100円前後で販売されている「ラクトアイス」がほとんどでしょう。
しかし、安価なアイスには子供達の健全な成長を妨げる多くのものが含まれています。
つまり、メーカーはコストを下げるために乳成分を減らして代わりのものを入れる・・・どういう意味かお分かりでしょうか?
乳成分を減らす代わりに入れるもの。
それは言うまでもなく、コストを下げて、かつ、かさ増しができる、食品添加物です。
こんなに違う。市販の「ラクトアイス」と自家製「アイス」
製品によって原材料は異なりますが、子供たちが最も口にする機会が多いであろうラクトアイスの具体的な例としては以下のものが一般的です。
砂糖・植物油脂・ブドウ糖果糖液糖・卵黄・還元水飴・安定剤・乳化剤・香料・着色料(カラメル・クチナシ・アナトーなど)
いかがでしょうか。原材料の大半が人工的なものでできていることがお分かりいただけるはずです。
例えば、家でアイスクリームを手作りする場合、
卵・砂糖・生クリーム(豆乳・ココナッツミルクなど)
基本的にはこれら3つの原材料があれば簡単に作ることができると言われています。ところが、前述のとおり、商業製品となると原材料がこれほどまでに変わってしまうのです。
さらに、乳成分が比較的多く含まれている「アイスクリーム」であったとしても、
「季節限定○○味」のようにフレーバーが加えられている場合、当然それに付随する添加物が上乗せされることになりますので注意が必要です。
アイスクリームに限らず、市販のものを買う場合はなるべくシンプルなもの、フレーバーの付いていないプレーンのものをおすすめします。
その他、アイスクリームに含まれる食品添加物の詳細等は、IN YOUの別記事でも詳しく取り上げていますのでご覧ください。
市販アイスクリームは遺伝子組み換え作物や添加物で出来ている?正しいアイスの選び方と厳選オーガニック・レシピをご紹介!
氷菓子なら安全、大丈夫という思い込み。サッパリ風味でも原材料はさっぱり・・・?!
氷菓子も残念ながら添加物だらけ。
氷菓子の果汁100%は本当?!アノ液体に含まれているものの真実
夏本番を迎え、猛暑日が続くようになるとアイスよりもよりさっぱりとした味わいの氷菓子が人気となります。その代表的なものが、おそらく誰もが幼少期に一度は食べたであろう、
長細くて真ん中をポキっと折って食べる氷菓子、通称チューペットやチューチューなどと呼ばれているものがあります。
氷菓子ですし、そのあっさりとした風味から、アイスクリームよりもヘルシーだと思っている人も少なくないかもしれません。
実際に私も、子供達のアイスデビューはアイスクリームではなく氷菓子でした。
ところが、市販の氷菓子に含まれている原材料を見てビックリ。
乳成分が含まれていないだけで、使用されている原材料は
ブドウ糖果糖液糖・着色料・香料など各種アイスとなんら変わりのないものばかりでした。
遺伝子組換え作物由来の原材料の不安が・・。
中には、「果汁100%」と表記しているにも関わらず、原材料にはブドウ糖果糖液糖・香料・酸味料の記載があるものも・・・
もちろん、「果汁」はストレートではなく濃縮還元のものが使用されており、決して安心して食べられるものではありません。かき氷のシロップの原材料にも、大きな落とし穴が!
同じく、夏の代名詞であるかき氷。
夏祭りの屋台や海水浴場など、夏場のレジャースポットには必ずと言っていいほどかき氷屋さんがお店を出していますが、
かき氷のシロップもご存知の通り、砂糖液。
「無添加」「自家製シロップ」を掲げている場合もありますが、何が無添加なのか、
自家製と言ってもどのような原材料を使用して作られているのかが不明瞭です。
また、安価な市販シロップの中には、砂糖すら使用されておらず、
果糖ブドウ糖液糖や人工甘味料、香料、着色料、酸味料でできている非常に危険なシロップということも大いにあり得ます。
幼い頃、かき氷を食べた後の舌が赤や青や黄色に染まり、
友人同士でその奇妙さを楽しんでいたこともありますが、大人になった今では到底笑えないことになりました。
自宅でかき氷を食べる場合は、
旬の果物とはちみつなどの天然甘味料やストレートの果物ジュースを合わせてオリジナルの贅沢なシロップを作ってみてはいかがでしょうか。
冷え対策は夏場の食事と過ごし方が肝心!
夏こそ油断大敵。身体の冷えは夏の不養生から引き起こされる
暑い夏場についつい食べてしまうアイスクリームや氷菓子。
毎日のようにアイスや氷、冷たい飲み物を口にしている、ということはありませんか?
実はこのことには、食品添加物問題もさることながら、他にも大きな問題があるのです。
それは、身体を冷やすということ。
身体に熱がたまりやすい夏場、私たちの身体は汗をかいて体温を調節したり身体を冷やす旬の作物を食べることで熱を逃そうとします。
アイスクリームなどの冷たい食べ物も身体を冷やすから良いではないか、と考えられがちですが旬の野菜と冷たい砂糖菓子、身体への作用が全く異なることは明白です。
トマト・きゅうり・なすなどの夏の旬野菜には、身体を冷やす作用と共にカリウム・ビタミン・リコピンやポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれていますが、冷たい砂糖菓子にこれらの栄養素はありません。
むしろ、先にお伝えした通り、身体に悪影響を及ぼす食品添加物がたっぷり含まれているのです。
さらには、乳製品・砂糖の過剰摂取でビタミン・ミネラル・カルシウムなど、
私たちの身体にとって必要なものがどんどん奪われるため、夏の終わりのダルさや夏バテのような不定愁訴、
さらには秋以降の身体の冷えを引き起こすことになります。
アイスクリームや氷を食べたい気持ちもわかりますが、
夏場の食事は旬の野菜と、青じそや牛蒡などの苦味・生姜や大根おろしなどの辛味を加え、バランスを整えるようにしてください。
冷房が効いた快適な室内環境も身体にとっては快適ではありません
現代の私たちの生活はどこへ出かけても冷房が効いていて快適に過ごせるようになっています。
中には、1日中オフィスなど室内で過ごすことから夏でもほとんど汗をかくことがない、という方もいるかもしれません。
汗をかくことは体温調節とともに体内の老廃物を出してくれるデトックス効果もあり、私たちの身体の自然な反応なのです。
夏場にしっかり汗をかくことがなければ、体内に熱がこもり身体の不調を引き起こしやすくなります。
少なくても1日1回は積極的に汗をかくように心がけましょう。
また、冷房が効きすぎた場所にいると、かえって身体が冷えていることも多々あります。
それにも関わらず、口にするものは冷たいもの・・・
これでは、身体に不調をきたすのは当たり前ですし、秋以降の冷えがより深刻なものになってしまいます。
例え夏場であっても、日頃口にする飲料水やお茶は、常温またはあたたかいものを選び、室内では首・手首・足首は特に冷やさないように注意する必要があります。
本格的な夏が到来する前に。夏を健康的に過ごすために心がけたい生活習慣のおさらい
・アイスクリームや氷菓子などの甘くて冷たい食べ物・飲み物は控える
・旬の野菜とともに苦味・辛味食材を中心として食事のバランスを整える
・日常的に飲む水やお茶は常温または温かいものを基本とする
・室内ではカーディガンを羽織ったり靴下を履くなど、身体を冷やさない対策を行う
・1日1回以上汗をかく
温かい日が続き、時には夏日を思わせる気候になることも増えてきました。
夏本番を迎える前に、湿気の多い梅雨がやってきますが、甘い砂糖やアルコールは、
熱だけではなく湿気も身体に溜め込むため、梅雨の時期においても心がけることに変わりはありません。
日々の少しの心がけが、健康的で快適な日々を過ごす鍵となりますので、冷たいもの・甘いものはあくまでお楽しみとして取っておくと良いでしょう。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Market安心・安全なオーガニック食材で健康生活!IN YOU おすすめのアイテム
オススメの記事
製菓メーカー勤務時代、目の当たりにした衝撃的事実を告白します。一円でも安く売るため、大量の添加物で汚染された食品を食べさせて利益を得る製菓メーカーの裏側市販アイスクリームは遺伝子組み換え作物や添加物で出来ている?正しいアイスの選び方と厳選オーガニック・レシピをご紹介!
市販ポン酢には、砂糖や添加物がたっぷり!?何でもかけて美味しい簡単・即席ポン酢の作り方。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう