EUでは使用制限も?!休日の昼食に登場する加工食品や冷凍うどん等に含まれる「加工デンプン」の実態とは。
![japanese food 2199963 960 720](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/japanese-food-2199963_960_720.jpg)
休日のお昼御飯ってどうしてますか?
平日は朝と晩だけご飯の支度をすれば良いけど、休日となると朝昼晩、、、
正直、この昼御飯の準備が一番面倒だったりしませんか?
朝食が終わって、朝の身支度や家事をすませ終わったらもうお昼前。
さっき朝食の片付けが終わったところなんだけど?
って気分になるのは私だけではないと思います。
で、この面倒なお昼時に登場しがちなのが
うどんや焼きそば、冷やし中華などの麺類だったりします。
ご飯と違って炊く必用もないですしね。
めちゃくちゃお手軽。
原材料も比較的シンプルに見えます。
例えばある冷凍うどんの原材料は小麦 塩 加工デンプン
原材料をチェックして買ってるよって方もこれなら許容範囲内かなと思う方も多いのでは。
でもちょっと待って。
加工デンプンって一体何でしょう?
![girl-388652_960_720](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/girl-388652_960_720-940x627.jpg)
え、でんぷんだから片栗粉とかじゃないの?
と思われた方もいらっしゃるのでは。
実は数年前まで私もそう思っていました。
スーパーで食品を買う際に原材料のチェックはしていても
添加物って多すぎて覚えられないし、名前がカタカナだったり長っかたりするし、
何がどう危険かなんて把握できませーん!
というのが正直なところでした。
そんな意味の分からない原材料表記の中で、
「加工でんぷん」は食品っぽいし安全そう!と感じていたのです。
加工でんぷんって結局何?
![8704213780_857fc11b32_b](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/8704213780_857fc11b32_b-1.jpg)
加工でんぷんは、粘り気を出したり、さらさらにしたりといった性質を調整するために
ジャガイモやトウモロコシ、米などのでんぷんを化学処理することで作られたものです。
冷凍うどんのコシや、市販のパンのフワフワ感もこの加工でんぷんのおかげです。
他にも
・ゼリー
・ジャム
・ケーキ
・スナック菓子
・ドレッシング
・練り製品
・揚げ物
などなど。
様々な製品に使用されています。
なぜなら、もちもち、ふわふわ、サクサク、つるつる、、、、
そういった「美味しい」と感じる食感を、時間がたっても維持してくれるから。
![images](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/images-11.jpeg)
そんな便利な加工でんぷんですが、
実はEUでは使用量に規制があります。
一方で日本は、使用量に規制はありません。
EUはなぜ使用量に規制を設けているのでしょうか。
加工でんぷんは実は11も種類があり、一括表示が認められています。
●アセチル化アジピン酸架橋デンプン
●アセチル化酸化デンプン
●アセチル化リン酸架橋デンプン
●オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
●酢酸デンプン
●酸化デンプン
●ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
●ヒドロキシプロピルデンプン
●リン酸架橋デンプン
●リン酸化デンプン
●リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン
●アセチル化酸化デンプン
●アセチル化リン酸架橋デンプン
●オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
●酢酸デンプン
●酸化デンプン
●ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
●ヒドロキシプロピルデンプン
●リン酸架橋デンプン
●リン酸化デンプン
●リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン
これらが何種類使われていても、「加工でんぷん」と書いてしまえば問題ないということです。
EUでは、このうち2種類の(ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンと、ヒドロキシプロピルデンプン)
発がん性の疑いが拭えないとして、乳幼児向けの食品への使用が禁止されています。
一方で日本では、適正な使用においては安全性に問題なしとの判断で、一日の摂取許容量なども定められていません。発がん性の疑いがあっても、危険性が立証されてはいないため使用が認められているというわけです。
安全性よりも利便性を追求?
日本の食品添加物への姿勢
![引用元:photoAC](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/a914342ca0443dd196b5002eba801f98_m.jpg)
引用元:photoAC
安全性よりも利便性を追求し、企業に甘いと言われても仕方がない日本のこのような姿勢は
なにも加工でんぷんに限ったことではありません。
以下の数字は何の数字かご存知でしょうか。
日本・・・・・351品目
アメリカ・・・133品目
ドイツ・・・・・64品目
フランス・・・・32品目
イギリス・・・・21品目
この数字は国で使用が認められている、石油から作られた食品添加物の数です。
食品添加物は、国が安全性を認めたものだから気にする必要はないという方もいらっしゃいますが
日本で安全と言われているものが、海を渡れば使用が禁止されているものもあるということなのです。
即席で手軽に作れるのに
身体に優しく美味しい製品はたくさんある
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でもそんな風に色々と気にしていたら手軽に食べれるものがなくなってしまう!
一から手作りをしていくなんて時間もないし無理かな、、、
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがそんなことはありません。
探してみれば、添加物不使用の便利な製品もたくさんあります。
もちろん、加工でんぷんやその他の添加物が不使用の麺類だってあります。
ただ多くの麺類は加工でんぷんや添加物が使用されていなくても、使用されている小麦が輸入品であるケースがほとんど。
海を渡ってくる小麦粉は、やはりボストハーベストなど農薬の心配がぬぐえません。
やはり国産の、できれば有機の小麦を使用しているシンプルな材料の乾麺を選ぶと良いと思います。
乾麺は多少茹でる時間が長くはなりますが、変わらず美味しく頂けます。
![CIMG2117](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/CIMG2117-940x705.jpg)
我が家では、私が2ヶ月ほど前からグルテンフリーを続けているため
ビーフンを使ったメニューが休日のお昼時によく登場します。
写真のように、ゆがいたビーフンに大豆ミートで作った肉みそとサラダをのせて、冷やし担々麺のようにしても。
買い物は投票!消費者の意識が変われば企業が変わり、国も変わる
![vote-2042580_960_720](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/vote-2042580_960_720-940x705.png)
このような話を聞くと、日本の姿勢にがっかりしてしまうという方も少なくないことと思います。
「より手軽で より安く より美味しく より見栄えするように」と使用される添加物。
利便性が追及され、安全性が置いてきぼりになっているように感じます。
でも、このような流れを作ってしまっているのは、私たち消費者であるということもまた事実。
なぜなら企業は私たち消費者が求めるものを作っているからです。
消費者の意識が変われば、企業の動きや流れが変わるでしょう。
そうすれば、自然と国の動きも変わってくるはずです。
そんな大げさな、、、と思われますか?私はそうは思いません。
消費者の力ってけっこう大きいものだと思うのです。
私たちが安全性を追求して、本物を求めれば何かが変わるはず。
残念ながら、今は国に守ってもらおうという受身の姿勢では、
自分自身の健康も、大切な家族の健康も守っていくことが難しい時代です。
一人一人の小さな一歩が、日本を動かすはず。
健康志向に批判的な方もいらっしゃいますが、
そういう方にも理論で伝えるのではなく、
あなた自身が健康的な生活を楽しんでいる姿を見せるのが、一番説得力があるようにも思います。
今の日本の、企業の在り方にがっかりするのではなく、まずは安心安全なお買い物を楽しむということを始めてみませんか。
皆様のより健康でより楽しい毎日のお役にたてますように。
IN YOU Marketではこだわりの生産者さんを応援しています
加工でんぷんを使わない商品を買ってみよう。
![Adobe-Spark-73-e1478076640804](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/Adobe-Spark-73-e1478076640804-4.jpg)
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