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マーガリンだけではない、あなたの周りにある身近なトランス脂肪酸の危険性とトランス脂肪酸を多く含む食品ランキングトップ10

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トランス脂肪酸と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
マーガリンと思う人は多いでしょう。

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でも、マーガリンだけではなく、トランス脂肪酸は他の食品にも数多くあるのです。

そもそもトランス脂肪酸とは

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トランス脂肪酸は人体に有害であるというのは有名です。
しかし、トランス脂肪酸はそもそもどうやて発生するのでしょうか。

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天然発生するもの、人工的に発生させるものがある

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有機物の基本骨格は炭素(C)で出来ており、人間も含めて全ての生物の構成材料となっています。
脂肪酸は、炭素(C)の原子が鎖状につながった分子で、その鎖のいったんに酸の性質を示すカルボキシ基(COOH)と呼ばれる構造を持っており、鎖の長さと炭素間の二重結合の位置と数によって多数の種類があります。

炭素間の二重結合がないものは飽和脂肪酸、二重結合があるものは不飽和脂肪酸に分類され、
不飽和脂肪酸は炭素間の二重結合のまわりの構造の違いで、シス型とトランス型に分かれます。

シス型とトランス型のちがいは、簡単に言ってしまえば水素のつく向きが同じ側であればシス側、反対側であればトランス型となり、自然界の脂肪酸は殆どシス型です。
対して、トランス型はほぼ、人工的に水素を添加されて発生するものであり、トランス型の二重結合が1つ以上ある不飽和脂肪酸はトランス脂肪酸と呼ばれます。


トランス脂肪酸の中で、天然に出来るものものは牛や羊など反芻を行う動物が胃の中で微生物の働きによって発生し、その肉や乳製品中に存在しています。
しかし、殆どのトラス脂肪酸は油の加工や精製で発生します。
引用:農林水産省

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/

トランス脂肪酸が及ぼす影響

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アメリカをはじめ海外ではあ相次いで禁止や規制があるトランス脂肪酸ですが、
日本では健康に対して摂取量が少ないから影響が少ないと推定されるという理由から常時義務も規制もあります。
それでは、実際のところトランス脂肪酸の危険性はどのくらいあるのでしょうか。

アレルギーや不妊など、冠動脈疾患だけではないトランス脂肪酸の弊害の数々

WHOでは今年の5月14日、トランス脂肪酸を世界の食料供給から撲滅するため、独自ガイドREPLACEを発表しました。

その内容は、トランス脂肪酸について供給源と状勢のレビュー、より健康的な油への切り替え推進、排除のための法規制化、
消費量と内容のモニタリング、悪影響への啓発、政策と規則遵守強化、というもので、2019年から5ヵ年計画で各国にトランス脂肪酸撲滅を呼びかけています。

WHOによる推計では年間50万人がトランス脂肪酸の過剰摂取による心血管疾患で死亡しているとされますが、それだけではなく他の病気もトランス脂肪酸の影響を受けるとされます。

日本油脂検査協会によるとLDLコレステロール増加による冠動脈疾患以外に、

・肥満
・アレルギー性疾患
・胆石
・脳卒中
・不妊および流産
・未熟児出産

がコホート研究の中で一致が認められたとされています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/13/6/13_259/_pdf


そのほか、がんや糖尿病といった重大な疾病との関係性も疑われています。

トランス脂肪酸が広まった背景は

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現在では健康を害するものとして知られているトランス脂肪酸を含むマーガリンや調合された植物性油ですが、その常識は昔は全く違うものでした。
かつては動物由来のバターはとりすぎは健康に良くないからマーガリンに、油もサラダ油など植物油に置き換えるといった説がありました。

1902年、ドイルのウィルヘルム・ノーマン博士は常温で液体の植物油に水素添加し固形の油を人工的に作り出す方法を発見、1911年にはショートニングが市場に初めて登場しました。

1960年代にはバターなど飽和脂肪酸の害が報告されたことにより、その代わりとしてトランス脂肪酸を多く含むマーガリンやショートニングが健康的だと大量消費されるようになり、生産コストが安価なうえ長持ちするともてはやされ、クッキーやドーナツなどに多用されました。

しかし、1990年代にはいると続々と折らん酢脂肪酸の健康に対する悪影響が指摘されるようになり、ハーバード大学のウォルター・ウィレット教授らがLDLコレステロールを増加させHDLコレステロールを減少させるトランス脂肪酸が心疾患の大きなリスクになると結論づけます。

1997年には同大学のフランク・フー博士らが大規模疫学調査により、
トランス脂肪酸を2%不飽和脂肪酸に置き換えるだけで心疾患のリスクが53%減少すると報告しました。
2003年にはナビスコ社のオレオに含まれるトランス脂肪酸は子供が食べると危険だと訴訟が起こり、同年、マクドナルド社に対しても訴訟が起こります。

その流れを受け、アメリカでは2006年にトランス脂肪酸の表示を義務化し、
2013年にはFDAがトランス脂肪酸の使用規制を発表、2018年6月以降の原則使用禁止を発表しました。

アメリカだけではなく、デンマークやスイス、オーストリアなど各国が規制や流通の禁止を行っており、アジアでも中国、韓国、台湾、香港が表示を義務付けています。


そんな中、日本はWHO基準の1日摂取エネルギー量1%未満を満たしているとし、規制も表示義務もありません。
ただし、その根拠となっている数値に関しては2005年~2008年の調査で出た推定0.3%未満というものであり、都市部と地方、男女差、年齢差で違いもあるのでそれを考慮しなければなりません。

更に、消費者庁では食品100gあたり、清涼飲料水では100mlあたりのトランス脂肪酸が0.3g未満の場合は0gと表記できるとしています。


これでは本当にトランス脂肪酸が入っていないのかどうか、表示義務もない上に消費者にとって不安な状況です。

マーガリンだけではない、トランス脂肪酸が多い食品

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食品安全委員会による平成18年度の資料では、トランス脂肪酸を含むと予想される食品386検体でその含有量を調査しています。
http://www.fsc.go.jp/sonota/kagaku4-toujitusiryou.pdf

その結果を10位まで、平均値100gあたりのトランス脂肪酸/gで示していきます。


トランス脂肪酸が多い食品ランキング順位ベスト10

Margarine

第1位ショートニング:13.574
第2位マーガリン、ファットスプレット(業務用):8.184
第3位マーガリン:8.057
第4位マーガリン、ファットスプレット:7.004
第5位マーガリン、ファットスプレット(市販品):5.509
第6位ファットスプレット:5.499
第7位パイ:4.754
第8位クリーム:3.017
第9位バター:1.951
第10位クッキー:1.916


そのほか、植物性油脂では1.395、コーン系スナック菓子1.715、マヨネーズ1.237などや牛肉やチョコレート、
アイスクリームや中華麺、菓子パンや食パン、ドーナツや油揚げ、がんもどきなど様々な食品にトランス脂肪酸は含まれています。

トランス脂肪酸を避ける為に

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それでは、このトランス脂肪酸に対して表示義務すらない日本において私達はどう気をつけるべきなのでしょうか?

原材料表示を見て、外食する際も注意を払う

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日本ではトランス脂肪酸の表示義務が無いですが、表示を見る際には加工油や植物性油脂、食用調合油などといった表示を見て避けることはできます。
コールドプレス製法で製造された油は危険性が低いので、購入の際は製造方法も確認すると安心です。



また、パンやお菓子やマヨネーズなどにもトランス脂肪酸のリスクはあるため、そうした加工食品は避けましょう。
ファストフードなどのお店以外でもレストランでもトランス脂肪酸の危険性はあるので、事前に確認しておくことが大切です。

ヴィーガンとしての食生活を送る

水素添加された食品や飲料を避けるためには、加工食品や清涼飲料水だけではなく牛や羊の肉やそこから出来る乳製品なども避ける必要があります。
農研機構によれば、放牧された牛ではそうでない牛よりもトランス脂肪酸の含有率が低いとはされますが、含まれていないわけではありません。

http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2007/konarc07-32.html

ヴィーガンとして食生活を送れば、そうしたリスクは気にする必要がありません。
たんぱく質やカルシウムなどは大豆や野菜から補うようにし、不足分はオーガニックなサプリメントなどで補うようにしましょう。

日本の市場からトランス脂肪酸を排除するために今すぐできること

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表示義務も規制もない世界基準より遅れをとる日本では、
0.3g未満であれば0gとしていいという消費者庁のルールもあり実質トランス脂肪酸は野放し状態です。
そんな中では、私達自身が見を守っていくほかありません。

信頼できるオーガニックな商品を購入し、私達や周りの大切な人たちを守っていくことが大切です。
また、海外では消費者の声を受けて規制や禁止が進んだという背景もあります。

これからも消費者でる私達がトランス脂肪酸に対し排除の姿勢を強めていくことが必要なのです。

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