人間が食べられる日がやってくる・・?!現代の家畜制度を風刺する、深く考えさせられた3つのお勧めマンガを紹介します。
こんにちは。
この記事はぜひrelaxしながら読んでみてください。
今日は漫画についてご紹介です。
皆さんは漫画をお読みになりますか?
ベジタリアンの私が読んだマンガで家畜について風刺している作品があるのでこちらをお伝えしたいと思います。
直接的には描かれていませんが
少し見方を変えるとストーリーの解釈が今までと違って見えたりするものです。
ベジタリアンになる前となった後ではだいぶ作品の捉え方が変わりました。
そんなオススメのマンガを3作品ご紹介します。
進撃の巨人
ストーリー
文明を築き上げた人類は、突如出現した“天敵”「巨人」により滅亡の淵に立たされた。
生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という
巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。
城壁による平和を得てから約100年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた。
引用 Wikipedia
大人気コミックの『進撃の巨人』、多くの人が名前くらいは聞いたことがあると思います。
人間を食べようと城壁に侵入してくる巨人、人間は生きるために必死に逃げたり、戦ったりなど、とてもスリルがあります。
物語を通じて謎や伏線が多く散りばめられていて、
この作者は何を伝えようとしているのだろうと私はすぐにその作品の虜になりました。
最初に読んでいた時はベジタリアンではなくストーリーばかり気にしていたのですが、
食生活を変えてから改めて読むとこの作品を見る視点や解釈が変わっていました。
これは現代の家畜制度や肉食を風刺しているのではないでしょうか?
引用 GYAO
作品中にそう読み取れる点を挙げます。
・城壁は家畜でいう所の柵や自由に外に出れない姿を例えている
・巨人は人間だけを食べ、動物には手を出さない
・巨人には胃はあるが消化能力がないので人間を食べた後に吐き出す、つまり食べる必要のないものを食べている
・物語中で城壁の外に出ようとしない者たちを家畜と呼んだ
人間は体の構造的に肉食向きでなく菜食向きです。
肉を食べる必要がないのに家畜を殺し肉を食べています。
巨人は消化能力がないので生きるために人間を食べる必要がありません。
牛や豚、ニワトリなどさまざまな家畜も「牧場や畜産場という壁」に囲まれ、
自由を奪われていて、いつ人間に食われるかという恐怖を抱いているということを伝えようとしているように感じました。
進撃の巨人の作中では肉は高級食材で壁の中の人々は穀物中心の食事です。
登場人物の一人が肉を盗んでそれを食べようとした時に大型巨人が現れるシーンがありますが、
それも“肉食へ対する警告”のように解釈できます。
進撃の巨人という作品は直接的にはベジタリアンや家畜について言及していませんが、
読んだことがある人も一度そういう視点で読んでみると作品の見方が変わりますので、ぜひ読んでみて下さい。
寄生獣
~あらすじ~
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。
その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、
脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、
超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。
寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。
彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。引用 Wikipedia
こちらも大人気コミックでアニメ化、実写映画化もされました。
人間に寄生し同じ姿に擬態することができ、人間を捕食する謎の寄生獣たち。
人間に寄生した寄生獣の数も増えていき
最終的には人間を排除して寄生獣だけの世界を作ろうとする者たちと
人間と寄生獣が共存する世界を作ろうとする者たちに分かれます。
作品の内容は家畜やベジタリアンついては言及されてませんが作中のセリフで
「フン、牛や豚を平気でひき肉にしている人間どもが今さら何を驚いている・・・」
これは人間に寄生した寄生生物が人間をミンチにして食べられるという事件に対するセリフです。
現代の家畜制度に対するメッセージのようにも感じられます。
それからもう一つあります。
砂に子猫を埋めて動けなくしてそこに石を当てて遊んでいる不良達に主人公が怒鳴るシーンです。
「生き物はおもちゃじゃねえんだ!みんな生きてるんだぜ!おまえらと同じに!」
動物の命も人間と等しく尊いものだと伝えようとしています。
物語では人間が寄生獣たちを駆逐したり、どう対処するのかなどを決めていて現実世界の家畜も人間によって生き方を決められてしまいます。
この作品は人間と寄生獣の戦いを通して命の在り方を考えてほしいというメッセージが込められています。
東京喰種トーキョーグール
~あらすじ~
人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延する東京。
上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、
直後起こった鉄骨の落下により捕食を免れる。
しかしその後、彼女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。引用 Wikipedia
喰種(グール)と呼ばれる人間の姿をした怪人が人間を食べるというお話です。
悪意があって人間を食べているのではなく人間以外は吐いてしまうほど
マズ過ぎて食べれないので人間だけを捕食します。
人間である主人公が臓器移植によって
人間と喰種(グール)のハーフになり人間を食べたい衝動に駆られますがそれを拒み、
人間と喰種の狭間で揺れ動くお話です。
主人公が人間と喰種のハーフになりケーキを食べて言ったセリフが
「無味無臭のスポンジみたいだ」
喰種の臓器を移植された主人公の体は人間の食べ物が不味くて受け付けない体になってしまったのですが、
これはベジタリアンになると肉が不味くなるということと酷似しています。
引用 mediaplus
喰種は人間しか食べることができないので一概に悪いことと言えず、
彼らにとっては肉食動物が動物を食べることと同じく生きるために必要な行為なのです。
しかしそんな喰種の中にも人間を食べることにことに
疑問を持つものもいて人間との共存を考えるものも現れます。
知能や心がある私たちは選ぶことや思いやることができます、
命のあり方を決めるのは何か?
を考えさせられる作品です。3作品に共通すること
上記3作品は共通して人間を食べる存在が出てきます。
人間は食物連鎖の頂点に立っています。
これは家畜よりも人間のほうが強いから成り立っていますが、
もし人間よりも上の存在、例えば地球より科学の発達した惑星からきた宇宙人がいたら
地球人は家畜のような奴隷にされてしまうでしょう。
強者が弱者を従わせることが当然の世界になったら
上には上がいて下には下がいるわけですから
どこまでもこの負の連鎖は止まりません。
人間が神のように物事を決め、力のある存在だからと言って、
いつかその立場が逆転する日が来るかもしれないことを揶揄しているようにも受け取れ、
現代社会を風刺しているように感じました。
甲乙、優劣で物事を考えている限りいつまでも世界は負の方向へ進んでいきます。
物事の判断基準を心で決めることができればあっという間に世界は愛のある楽園に変わることでしょう。
どれも残酷な描写の多い作品ですが
それでも多くの人に愛されているということは
意識しなくても本能的に社会の間違った部分に反応しているのではないか、と感じざるを得ません。
命や人間という存在のあり方というテーマが増えているということはそれが必要な時代になっているサインなのではないでしょうか。
今回紹介した作品はどれも傑作と呼ばれるものばかりでファンも多いです。
たまには頭をぼーっとさせて漫画でも読む時間を作ってみては。
ベジタリアンでなくても楽しめる作品なのでぜひご覧になってみて下さい。
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