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漢方が合わない・効かない体質ってあるの?向き不向きがあるって本当?漢方が得意な領域と苦手な領域とは

福原真一郎
鳥取大学の農学部で生物学や化学を学んだ後、鍼灸師とマッサージ師を別に取りに行ったので、長く東洋医学について学んできました。 今は整骨院で東洋医学と薬膳、栄養学の知識を活かして、治療と生活指導を行っています。

漢方を飲んでいても改善しないのはなぜ?


原因不明の不調を自律神経失調症と診断されて病院をタライ回しにされた。
東洋医学科で煎じ薬を4ヶ月服用しているが思うように改善しない。
主治医から、3ヶ月で良くなると言われたのに改善しなかった。
普通の人は治っている頃だが、効果が遅いので分からないと言われた。


そんな経験はありませんか?

こちらでは、漢方の効き方と得意分野、苦手分野について書いています。

漢方とは何か?

漢方薬は、中国から伝わった東洋医学を日本版にアレンジしたものです。
そのため、日本人の身体に合いやすく体質改善には効果的です。


漢方薬の原料は自然界にある植物や鉱物などから作られ、効果が高まるように複数の種類を組み合わせて作られた薬です。
長い年月をかけておこなわれた治療の経験を積み重ねられて、現在ある漢方薬が作られました。

そして、「どんな効果があるか」と同時に、「どんな人の問題を解決するか?」ということに焦点を当てました。

どんな人に効果があるのか?


漢方の世界で重要視しているのは、気血津液による体質診断です。
さらに内蔵によっても分類するのでかなり多くの体質に分類されます。


そのため、漢方医の知識や経験も問われ、人によっては思うような成果を挙げられないこともあります。
ですが、漢方の基本的な考え方として、服用して効果を見ながら内容を変更するという柔軟性も特徴です。

使ってみて効果が薄ければ新た漢方薬を加えたり、逆に症状が悪化すれば違う漢方薬に変えてみたりします。
つまり、やってみてダメなら次に行く漢方医のほうが安心です。
だから、漢方薬を飲む前より状態が悪化したら、細かに漢方医に報告して自分に合ったものを模索していくのがベストです。

一番、良くないのは漢方薬を飲む前より状態が悪化しているのに、
漢方医に相談せずに、体質改善には時間がかかるものだと飲み続けることです。


漢方薬自体が合わないこともある?

「症状に合った薬を出してもらうが、飲んでも目に見える効果が出ない」という悩みも聞きます。

そして、「飲むのをやめると、飲んでいたときよりも楽になる」という人もいます。
  • むくみ
  • 体重の増加
  • かなり眠くなる
などの不調が強くなる人もいます。


漢方医から指定の量を指定の期間に、空腹時に白湯で飲むなど服用の仕方は問題なかったはずなのに・・。

では、

漢方薬自体が身体に合わないということはあるのでしょうか?


結論としては漢方薬が身体に合わないことはあります。
それは珍しい事ではなく、身体に合わない食品はあって当然です。

例えば、日本人には一定の割合で小麦のグルテンや、牛乳の乳糖に耐性がない人もいます。

小麦のグルテンなら70~80%、牛乳の乳糖なら80%以上が耐性がないと言われます。
もちろん、食品に対する耐性のなさは程度に差がありますが苦手な人が一定数いるのは確実です。

結論として、漢方薬が合わない人が一定数いるのは確実です。
市販の薬でも同様のことが言えます。

漢方薬の得手と不得手

漢方治療にも、得手不得手があります。

一般に漢方薬が劇的に効果をあらわすのは、主に
  • 自律神経
  • 免疫機構
  • 内分泌系
が関与したものだと言われます。


その一方で、漢方の弱点としては、気質的な異常です。

例えば、
  • レントゲン
  • MRI
  • 胃カメラ
  • 血液検査
などで原因がはっきりしているものは、即効性の面からみても漢方薬にこだわる必要はありません。

つまり、漢方薬の得意分野は身体の機能低下などで、
  • 身体そのものに問題がある
  • 細菌などの感染
  • 血液成分に異常が認められる
などの時には、西洋医学的アプローチも大切になります。

こんな人にこそ漢方がおすすめ


たとえば漢方薬は更年期の不調が得意分野です。
なぜなら、更年期障害は代表的な内分泌疾患だからです。

更年期障害の原因は女性ホルモンのエストロゲンが減ることです。
エストロゲンは女性特有の症状を左右するものだと思われがちですが、自律神経も整えます。
つまり、更年期障害はホルモンバランスの乱れと自律神経の乱れが同時に起こる疾患なのです。

漢方薬は時間をかけて体質を改善するものだと思われがちですが、一包で即効性があるものもあります。
続けて飲んで体質改善できるものもあります。


昔は更年期障害という概念こそありませんでしたが、その時期に起こったさまざまな不調に対しては、漢方薬が使われていました。
更年期障害に限らず、検査では異常がないけれど、本人が訴える様々な症状は漢方治療がもっとも得意とするところです。

現在, 国内においても, 国外においても更年期障害治療に, 体外からエストロゲンを投与する方法が一般的に用いられているが,
エストロゲンと発癌との関連が近年いくつかの論文で示唆されているので,エストロゲンを更年期婦人に投与することはなるべく控えることが望ましいと考える。
岡村 靖 産業医科大学産婦人科学教室


西洋医学においては、更年期障害の改善に安易なエストロゲンの投与は発癌の危険もあるので、なるべく控えるほうが望ましいと発表されました。

だからこそ、近年では漢方薬が注目を浴びるようになったのです。

更年期障害によく使われる漢方

漢方の世界では、漢方の独特の考えがあり、「気・血・水(き・けつ・すい)」から不調を探っていきます。

気は身体の中での代謝とそれから生み出されるエネルギーなどの産物です。
血は身体の中で必要とされる様々な栄養や熱を運ぶ通路です。

水は身体に潤いをもたらし、老廃物などを運びます。


身体の不調とは気・血・水が不足したり、流れが滞ったりすることで生じます。

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過剰なものは実と呼び、不足したものを虚と呼びます。
例えば気虚はエネルギー不足といえますし、血虚は貧血に似ています。

水の滞りはむくんでいる状態です。
更年期障害の時に主に使われる漢方薬は次のようなものがあります。

①加味逍遙散(かみしょうようさん)
体力がある人向きで、のぼせ感、肩こり、精神不安やいらだちのある方向きなので血が滞る瘀血(おけつ)に分類される更年期障害に効果があります。

②桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
体力は充実していても肩こりや頭痛、めまい、のぼせなどがある人向きです。
頭の熱を冷やせない水不足になる人に効果があります。

③当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力がなく、冷え症で貧血の傾向がある人向きです。
エネルギー不足の気虚と貧血気味の血虚が同時に起こっている人向きです。
エネルギーを補い身体に血を充実させます。

まとめ

漢方薬のよいところは、複数の症状に対して効果が現れることです。
ですが、合わない人もいます。

使ってみて合わない漢方薬はは変えてもらうか服用を止めましょう。

また、漢方薬はその人の体質や体格などを考慮して処方されるので、
その人とぴったり合えばよく効きますが、合わない場合はなかなか症状が改善されないということもあります。

症状としても漢方薬の相性が良いのは、
  • 自律神経
  • 免疫疾患
  • ホルモンバランス

などになるので、自分の症状とあうかも重要です。
もし、更年期障害などで悩んでいる人には漢方薬はおすすめです。

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