4月からの高血圧の基準が変更!あなたの高血圧度は大丈夫?薬膳アドバイザーがおすすめする高血圧の人向けの食材とは。
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これまで高血圧の基準は収縮期血圧(上)140、拡張期血圧(下)90といわれていました。
しかし、これが今年の四月に改定され、上130、下80が基準になると言われています。
これは降圧目標値と呼ばれ、心臓血管病を発症するリスクが高まる数値だと言われています。
この基準値が下がることで懸念されるのは、
今までは「高血圧」としてみられていなかった上が130前後の人たちにも薬を処方されることにもなるということです。
薬代を考えれば、月々の出費をなるべく抑えたいところ。
今回は、食生活を見直すことで薬に頼らない高血圧対処方法をお伝えします。
そもそも高血圧のきっかけとなることとは
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そもそも、高血圧になる理由として考えられるのは塩分過多、内臓脂肪の増加、そしてストレス過多です。
食塩をとりすぎてしまうと、血液中の塩分濃度が高くなります。
身体は血液の塩分濃度を調整するために体内の水分を血液中に集めます。
つまり、血液の中の水分が増えるということはその分、血液の量が多くなるということを指しています。
そのため。通常よりも多くの血液を体内に送り出す必要がありその分、血圧があがるのです。
2つ目の内臓脂肪はいわゆる肥満によって問題視されるもので、
肥満が続いていると血圧が高くなってしまいます。
3つ目にストレスです。ストレスはよく頭に血がのぼるとは言いますが、
一気に血流の流れが早くなって一時的に高血圧になります。もしも、日常的にストレスを抱えていて、
あまりにも怒りすぎの日が続いていると血圧が高くなってしまいます。
基準値が下がることで医療費がかさむ可能性も
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高血圧として判断される基準値が引き下げになるということは、
その分、今まで「高血圧」として判断されてこなかった人も、
「高血圧予備軍」として診察や検査の必要が出てきたり、これ以上ひどくならないようにと、
薬を渡されたりする可能性が高くなります。
つまり、一か月にかかる医療費が増えてしまうということでもあります。
病院代と薬代となれば、場合によっては5000円以上の出費を毎月する可能性もあります。
自分でできる高血圧対策とは
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高血圧対策には様々あります。
例えばストレスの一時的な増加、または、ストレスによる慢性的高血圧症状が出ているという場合には、
ストレスが少ない環境に自分の身を置くということが必須になります。
ストレスの原因となっている出来事は個人によって違います。過剰なストレスは身体にもよくありません。
子育てによるストレスであることもあるでしょうし、時には仕事のストレスである可能性もあります。
また、場合によっては、これ、という判断がしがたいほどに、
様々な要因でストレスを感じているという可能性もあります。
高血圧の原因も様々ですが、まずは身近なところから体調を整えていきたいと考えている人も多いと思います。
身近なところで言えば、「食事」による高血圧改善は有効です。
薬膳的おすすめの食材
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エビ
高血圧に良い食品としてオススメしたいのが、まず「エビ」です。エビは日本人が大好きな海鮮の一つでもありますが、
実は高脂血症や動脈硬化を防ぐ食材でもあるのです。
高血圧になってしまっている人が一番怖いのは、
血液がどろどろになってしまって、動脈硬化で血液が身体に循環しなくなる事です。
特に内臓脂肪が多い人はインスリンを腎臓で作る事が多く、
腎臓に負担がかかっていることも多いです。
そうした、腎臓の疲れにもエビは適しています。
干しエビを粉々にして毎日ふりかけにしてご飯にかけて食べるのがおすすめです。
りんご
次に「りんご」です。驚かれる方もいるかもしれませんが、実はりんごには血圧を下げる作用があるのです。
塩分を多く摂りがちという方は、食後にりんごを食べるのがオススメです。
塩分を控えたメニューを食べることも大切ですが、
りんごを食べることで腸内環境も整えることもでき、
身体の中にある不純物を外にだすこともできるので食前やおやつなどにおすすめです。
イワシ
DHAといえば「イワシ」ですが、実は高血圧予防にも適した食材だと言われています。また、認知症にも良いとされ、高齢者の方には特に食べてほしい食材でもあります。
イワシにはEPAという、血栓や動脈硬化を予防する成分も含まれているのでとてもオススメです。
そば
高血圧のときにおすすめの主食は「そば」です。そばには毛細血管を強化し、血圧を下げる効果があるのです。
濃いそばつゆや揚げ物を食べたくなるという人もいるかもしれませんが、
高血圧の方はこうしたものは少し控えてイワシのメニューをサイドで取り入れたりすると良いですね。
バランスの良い食事を摂ろう
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バランスの良い食事、とは一口に言っても、
果たしてその「より良い食事」が本当に身体に適しているかどうかはわかりません。
たとえば、玄米について考えてみましょう。
玄米は時に身体のデトックス作用があって、
白米よりも多くのメリットがある食材だとも言われたりもします。
しかし、その一方で人によっては胃腸のバランスが良くなかったり、
「体質」に合わないということから、下痢が止まらなくなってしまったり、
胃腸の調子がおかしい、消化不良が起こるなどという症状もでてきたりします。
一概に「玄米」といっても食べ方も様々で、調理法や組み合わせる食材によっても身体の反応が変わってきます。
今回は「りんご」「イワシ」「そば」という身近な食材を紹介しましたが、
これをどのように食べるのかということは一人一人の体質に合わせてみないとわからないことでもあるのです。
それだけ、食生活を改善して病気を治すということは難しいことでもあるのです。
ただ単に良いと言われているものを食べれば良くなるのかといえば決してそうではないのです。
高血圧がストレスによって引き起こされることもあるように、必ずしも身体の不調だけが原因とも限りません。
大切なのは自分の身体を大局的に見て、観察して、自分の心と身体の在り方を知り、
本当に合っているものを探すということです。
血圧の基準値が下がって血圧129(上)の人が「健康」なのかと言われればそうではないでしょう。
見かけの数字や、「これを食べたら良くなる」という情報だけに飛びつかず、
まずは自分の心と身体を知って、自分のそのときの体調に合う食べ物をチョイスするということがとても大切です。
2019年発表予定の高血圧治療ガイドライン作成状況と高血圧治療の考え方についてのお知らせ
日本高血圧学会
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