オーガニックにまだ手が出せていない人へ|まずこれだけはオーガニック・無農薬に変えてほしい野菜5選と果物7選
身体に良いものを摂りたいなと思った時みなさんは何を参考にしますか?
テレビ、お店で売られてるもの、ネット、本
現代社会では情報があらゆるところに流れています。
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事の著書津川友介さんは、
この世の中に健康に良いと言われているものは沢山あるが実際に医学的に健康に良いものは5つしかないと言っています。
その5つは
1.魚
2.野菜と果物
3.茶色い炭水化物
4.オリーブオイル
5.ナッツ類
とされています。
どれも健康のことについて学んだことのある人であれば
納得のものが並んでるのではないでしょうか?
その中でも多分誰しもが小さい時から食べるように言われてきたであろうもの。
それが野菜です。
しかし野菜とは一括りに呼びますが、その中でも色々なレベルがあります。
全ての野菜が果たして本当に身体に良いのでしょうか?
身体の為に摂っている野菜、その選んだ野菜には栄養素入っていますか?
野菜が身体に良いとされる理由の一つは、抗酸化作用です。抗酸化物質という言葉は現代だと誰しもが知っている言葉だと思います。
野菜には本来この抗酸化物質がたっぷり入っています。
しかしここに農薬を使ってしまうと、この抗酸化作用が落ちてしまいます。
それはなぜでしょうか?
農薬は虫や病気などから野菜を守ってくれる役割をしてくれます。
その為野菜は自分自信で身を守る必要がなくなるので、抗酸化物質を作る必要がなくなってきます。
つまり野菜を守るために農薬を使うことで、野菜が十分な栄養素を持たない状態に育ってしまうのです。
農薬を使ったか使わないかで栄養価が20〜70%も変わってきてしまいます。
見た目が同じ野菜だとしても農薬を使用してるかどうかは大きな問題なのです。
アメリカの大手農薬会社モンサントが3度目の敗訴。約2200億円の賠償命令
農薬は摂っても安全なのかどうかというのは、
今も昔もずっと議論され続けているところではあると思います。
先日モンサント社の商品であるラウンドアップでがんが発症したということで、
訴訟が起こされていた件の判決がでました。
モンサント社の主張ではラウンドアップと発がん性の関連は否定し続けられています。
しかし今回のように訴訟を起こされ、敗訴した例は過去にも2件あります。
敗訴はしていないだけ、訴えてはこないが
影響を受けていると考えられる件はまだまだたくさんある可能性が高いです。
それだけ多くの訴訟があるような農薬は本当に発がん性との関連は無いと言い切れるのでしょうか。
オーガニック野菜を食べるとがんのリスクが減る!?
発がん性と農薬の関連性は様々な研究がなされています。
フランスの国立保健医学研究機構のジュリア・ボードリーが筆頭者となる論文では、
がんのリスクをオーガニック食材を食べた人とそうではない人で比較する実験があります。
7万人を対象として調査されたもので
無農薬の食材をとっている人は、残留農薬を含む食材を食べている人よりもがんのリスクが25%低いという結果もあります。
このような様々な論文や動きを見ていると、やはり取らなくていい農薬は身体にいれないに越したことは無いのではないでしょうか。
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オーガニックの野菜を食べたいけれど立ちはだかる問題点とは
オーガニックの野菜は栄養価的にも不必要な農薬を身体に入れなくて済むという点ではメリットしかありません。
もし問題があるとすると、
オーガニックの野菜は買える場所が少ない
オーガニックの野菜は値段が高い
この2点ではないでしょうか?
最近市場を伸ばしているように感じる日本のオーガニック野菜。でもその実態は?
ひと昔前はオーガニック野菜を日常生活で目にすることは
ほぼ無かったといっても過言ではないのではないでしょうか?
しかし現在でも日本のオーガニック市場は大きくありません。
実際に日本国内で有機農業の取り組み面積は緩やかに増えてはいるものの、
耕地面積のたった0.5%しかないのが現状です。
市場の規模としても欧州が3.7兆円、米国が4.7兆円というなか1300億円という桁違いの差がついています。
アメリカと比較するとその差は36倍にもなるのです。
いかに日本のオーガニック市場が小さいのかわかってもらえるかと思います。
日本の農薬使用率は世界トップクラス
日本の作物の怖いところは有機栽培をやっている面接が少ない上、
農薬の使用量も多いところも見逃せません。
農地面積当たりの農薬使用量
日本 13.2韓国 13.1
オランダ 9.0
英国 3.5
ドイツ3.2
ノルウェー 0.6
フランス 3.3
(単位:kg/ha)
参照 平成28年2月 農林水産省 農薬をめぐる情勢
このように農薬をたっぷり使っている農家さんが多いのでオーガニックの流通量は少ないのが現状です。
そのため普通のスーパーで手軽にオーガニックの野菜を買うということができないのも、
消費者がオーガニック野菜に手が伸びないことを助長させているのではないでしょうか。
オーガニック野菜は価格が高い
オーガニックの野菜は高いとはいいますが、実際どのくらいの値段の差があるのでしょうか?
野菜によって価格の差はありますが、およそ1.5倍となっています。
1.5倍の差があるものが横に並んできたら、
値段以外の付加価値を意識している人でなければ手が伸びないかもしれませんね。
事実オーガニック野菜を購入していない人の60%は価格や安定供給などの条件があえば購入したいと回答しています。
つまり価格と買いやすさがクリアできれば、
オーガニックの野菜は普及していってくれる伸び代があるということになるでしょう。
参照 平成30年3月 農林水産省 有機農業をめぐる事情
しかし伸びしろがあるとしても健康の為にオーガニック野菜に全て変えましょう。
と言ってすぐ変えられるものではありません。
やはり先ほどの2点をクリアしなければ、オーガニック野菜の消費を増やしていくのは容易ではないでしょう。
その為全部オーガニック野菜に変えるのではなく、
これだけはオーガニック野菜にしてほしいというものだけをピンポイントで変えてみるのはどうでしょうか?
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毎日食べる野菜これだけはオーガニックにしよう
理想的を言えば毎日新鮮で栄養価たーっぷりのオーガニック野菜を食べられるのが良いですね。
しかし実際全部をオーガニックにするのが難しい場合、是非参考にしてほしい値があります。
それが残留農薬です。
同様に農薬を使っても、野菜自体に農薬が残りやすいものとそうではないものがあります。
その為私達の身体に入る農薬を少なくするために、
残留農薬が多い野菜だけでも率先的にオーガニックのものを選ぶことをオススメします。
残留農薬の多い野菜はどのようなものなのでしょうか?
アメリカの研究グループ(EWG)は毎年残留農薬の量が多い食材、少ない食材を発表しています。そこで2018年の発表で残留農薬が多い野菜のランニングは以下のような結果が出ています。
残留農薬の多い野菜ランキング(上から多い順)
ほうれん草
トマト
セロリ
じゃがいも
ピーマン
となっています。
これらを食べるときには少し値段が高くてもオーガニックのものを選ぶのが良いでしょう。
反対に残留農薬の少ない野菜ランキング(上から少ない順)
アボカド
スイートコーン
キャベツ
玉ねぎ
えんどう豆
パパイヤ
アスパラガス
カリフラワー
ブロッコリー
これらは変えれたらオーガニックにするのがベターではありますが、
全て変えるのは難しいという場合はこの辺は変えなくてもいいでしょう。
ちなみに果物であれば、
いちご
すもも
りんご
ぶどう
桃
さくらんぼ
洋梨
と残留農薬が多い順になっています。
野菜だけではなくこちらも合わせて注意して購入して欲しいですね。
引用 エリカ・アンギャル スーパーモデルの食卓
自分の身体を守るものを選ぶ知識を持つ
身体に良いものを食べたい。
でも買い物のしやすさや、価格で引っかかっていた方。
選んで買うというという方法を是非使ってください。
残留農薬が多いものだけはオーガニックの野菜に変える。
それだけでも身体に対する影響も変わります。
賢く選んで賢く食べる。
それこそが今のこの世界で健康的に生きていく方法なのではないでしょうか。
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