30年で3倍に増えた乳がん。乳がんリスクを上げる「6つのリスク要因」と、乳がんになりにくい生活の送り方。
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小林麻央さんの乳がん闘病生活を記したブログで、多くの女性たちの乳がんへの関心がさらに高まっているように感じております。
今後、乳がんになるかもしれないと不安になったり、また乳がんを克服してから他の原因で癌が見つかることに不安になられている方もいらっしゃるかもしれません。
今日はそんな、女性の皆さんの役に立てればと思いこの記事を書きました。
乳がんの病態
30年間で三倍に増加した現代女性に増えている乳がん
乳がんは、乳管と呼ばれる母乳が出る管にできるやすい、がんです。
30代から増加し、50歳をピークとして、その後減少していく傾向にありますが、近年は20代からの若年性乳がんも増加傾向にあります。
女性がんで乳がんは第1位で約76000人が年間で乳がんになっており(12人に1人)、
30年間で3倍に増加しています。しかし、がんの中でも生存率は高いがんです。
主な原因は、女性ホルモンのエストロゲンだといわれています。
妊娠に必要なホルモンが、乳がんに関係あるとなると、女性としては複雑な気持ちになる方も多いかもしれません。
また、乳がんが乳管を突き破ることで、転移を起しやすくなります。
特にリンパ節、血管を通して肺、肝臓、骨、皮膚に転移が起こりやすいです。主な症状は、乳房を触った時のしこり、乳房から液体が出てくる、発赤、変形、腫瘍が膨れ上がってくるなどがあります。
乳がんの生存率
出典:東京医科大学病院乳がんの生存率は初期ステージだと比較的高い傾向にあります。
5年生存率:約93%(女性のみ全症例)
ステージⅠ~Ⅱでは、90%後半
約95%(全症例の中で手術症例のみ)
10年生存率:約80%(男女混合全症例)
ステージⅠでは、90%前半
約82%(全症例の中で手術症例のみ)
※全がん協加盟施設の生存率協同調査より
小林麻央さんが患っている「進行性乳がん」は、乳がんがさらに進んだ状態のことを意味しており、ステージⅢ-Ⅳのことを一般的に指します。
ステージⅢの場合は、胸骨横のリンパ節や乳房の広範囲に広がっている状態のことを指し、さらに進んだステージⅣは鎖骨の上のリンパや骨、肝臓や肺などの臓器、胸から離れた臓器にも転移があることを意味します。
乳がんは進行性乳がんの他にもあります。
35歳以下で見つかる「若年性乳がん」は、その確率は3%という低い数値となっておりますが、若い分細胞の活性化が早く乳がんの進行も進みやすいのです。
「遺伝性乳がん」もあり、親から乳がん遺伝子が子に遺伝することを言います。
遺伝性乳がんは全例の5~10%となっています。
次の項目からは、乳がんリスクをたかめる主な原因について述べていきます。
リスクその1 妊娠・出産の減少・遅い出産
エストロゲンを悪にする要因
出典:おしえて生理痛実は、乳がんになりやすくなった原因には、私たちが食事に困ることなく、長生きできるようになったことも関係しています。
乳がんや子宮体がんなどは、女性ホルモンにさらされる時間が長いほどなりやすい、がんなのです。
今の女性は、昔の女性と比べて初潮と閉経までの期間が長くなりました。
現代の女性は、初潮が早く(11歳以下)、閉経が遅く(55歳以上)なりました。
本来ならば、子供を産める期間が長くなったと喜ばしいことなのですが、現代社会の流れもあり出産回数も激減してしまいました。
昔は、5~8人兄弟も当たり前のような時代でしたが、今は1人、多くても2、3人までのような家庭が多くなりました。これによって、妊娠・出産で一時的にホルモン分泌が止まるはずのエストロゲンの期間が長くなってしまったのです。
また、出産をしてもすぐに働くような女性も多いことで、母乳を与えない人も多くいらっしゃいます。これによって、エストロゲンの分泌の再開が早まってしまうことも要因であると言われています。
他に関連して、初産年齢が遅い、出産経験がないことも要因となっています。
リスクその2 ピルが乳がんの原因になっている
ホルモン療法
出典:cuta生理痛や生理が乱れてしまっている女性の中には、ホルモン療法を受けている女性も少なくありません。
この時に処方されるピルが乳がんの原因になっているのです。
特に10年以上続いている方は注意が必要です。
リスクその3
低品質な油・トランス脂肪酸・使いまわされた酸化した油によって乳がんになりやすくなる
私たちの体には、コレステロールから作られるホルモンがあります。
ステロイドホルモン、男性ホルモン。
女性ホルモンです。
脂質を取り入れることは私たちの体にとっては必要なことです。
しかし、近年の食事生活は未だ乱れた状態が続いており、ファーストフードやジャンクフード、菓子パン、コンビニ食品を食事としている方も多くいらっしゃいます。
その中には、悪い油を使用したものがほとんどで、この油がホルモンバランスを崩す要因となっております。
それらは、エストロゲンの分泌を過剰にさせ、乳房の脂肪組織に蓄積し乳がんになりやすくします。
これが若年性の乳がんが増えている要因と考えられます。
特にトランス脂肪酸にあたるマーガリン・ショートニング、ヘキサンなどを使って高温で精製された植物性油脂(市販大豆油、コーン油、米油、ナタネ油、綿実油など)、高温の植物性油脂を使って調理した食品(揚げ物、フライ、天ぷら)、
植物性油脂を含み高温で調理され食品(スナック、冷凍食品など)には、これらの人工的な操作によって発生したトランス脂肪酸が多く含まれていることが分かってきました。
また、過酸化脂質と呼ばれる油が酸化したことで発生する毒素成分もホルモンに影響を与えます。
これは、酸化しやすい油ほど起こりやすく、天ぷら油の使い回しが一番有名です。
他にも、えごま油や亜麻仁油、DHA、EPAのようなオメガ3系の油は、過熱や長期放置が続くと酸化が進みやすいため、できるかぎり早めに使い切るようにしましょう。リスクその4
ホルモン剤を打たれた海外産の肉など、動物性食品による乳がん罹患リスク
内分泌かく乱物質
初めて聞く方も多いかもしれませんが、内分泌かく乱物質とは性ホルモンを乱すような有害化学物質の総称です。
食べている私たちの食事に含まれており、女性の場合ですと内分泌かく乱物質が脂溶性なものが多いため、
乳房に蓄積してエストロゲンの過剰分泌を促して乳がんになりやすくします。
とくに外国産の肉類には、柔らかい肉質にするために、オスの耳の後ろにエストロゲン注射をしているものが多くあります。
また、飼育の餌に含まれている植物に農薬が残っている場合もあります。
その中でも有機塩素系農薬のDDTやポリ塩化ビフェニル(PCB)、ダイオキシン類(TCDD)などの内分泌かく乱物質が動物の脂肪に蓄積します。
リスクその5 魚の中に入っている有害化学物質
魚介類でも近年、マイクロプラスチックと呼ばれるペットボトルなどのプラスチック破片やスクラブによって海が汚染されております。
魚介類の体内でマイクロプラスチックが体内に蓄積します。
このマイクロプラスチックは、海に溶けたDDT、PCB、ダイオキシン類などの内分泌かく乱物質を吸着しやすくなっています。寒い国や冷たい海流で取れた魚介類の脂肪内にもこれらの有害物質が蓄積されています。
食物連鎖による生物濃縮で有害化学物質の毒性が増していきますので、大型魚介類ほど多く蓄積している可能性が高いのです。
参考
体に取り込んだ有害物質による病気は、あなただけでなく、子どもや子孫へ受け継がれる!「継世代毒性」の真実。
リスクその6 プラスチック類による影響
また私たちの生活に欠かせなくなっております。
ペットボトルやラップには、柔らかさを生むためにビスフェノール(BPA)が含まれています。
これは、熱を加えたり液体に触れたりすると溶け出します。
電子レンジで温めたものが溶け出して、体内に入り込み内分泌かく乱物質となり、ホルモンのバランスを乱します。
最近ではオーガニックコットンとみつろうを使ったフードラップなど、
体に優しく、環境にも負荷をかけていないラップが販売されていますが、
まだまだ浸透していないのが日本の現状です。
しかし、フランスでは環境保全対策の一環で、7月1日にスーパーで配られている使い捨てレジ袋の配布を禁止しました。
また、使い捨てプラスチック製食器やカトラリー、カップの販売を禁止する法案が可決されました。
具体的にはワイン用プラスチック製グラスやバターナイフ、オフィスに設置したコーヒーマシーン用のカップも規制の対象になるそうです。
この取り組みは、2050年のマイクロプラスチックの海洋汚染を見越して、すべて生物由来の素材で自然分解するものへのシフトする取り組みです。
しかし、これは上記の魚介類の内分泌かく乱物質の健康被害と、BPAの溶質による健康被害を共に防ぐ意味も含まれているようにも思われます。
乳がん自己検診
乳がんのなりやすい部位
出典:brise乳房の上の方、脇の下に近い部分になりやすいので上記図を確認して知っておきましょう。
入浴時に出来るチェック
出典:brise入浴前の鏡でのチェック項目
□両手を下げた状態で乳房や乳頭を観察し、変形やひきつれ、くぼみやただれがないか
□両手を真上にあげた状態で、正面、横から、斜めから同様に
□乳頭を軽くつまみ出血や異常な分泌物がないか
入浴中の触るチェック項目
□体を洗うときに、片方の腕をあげて乳房の表面に円を描くようにしこりがないか
□脇の下のリンパ節に腫れやしこりがないか
手や体にボディーソープなどがついていた方が滑りが良く、皮膚のデコボコが分かりやすくなります。
最低でも月に1度決まった日に、生理後1週間あたりがタイミングとして良いと言われております。
上記図も参照しながらチェックしてみるようにしましょう。
女性の皆さんへ
出典:brise胸は、女性の象徴とする部分であるがゆえに、自分が乳がんになったときのことを考えること不安でいっぱいだと思います。
ですが、不安もストレスの要因になってしまいますから、なるべくストレスのない環境で生きていくことが大事です。
また乳がんを克服して、公私ともに頑張っている女性も多くいらっしゃいます。
少し前になりますが「いのちの乳房」という、乳房再建術で明るく生きている女性19人の写真集なんかも新聞で取り上げられています。
女性の明るく前向きな姿は社会にも大いに影響を与えます。
周りもいつものあなたで接してくださいます。本当に悲しくて辛いときは、抱え込まないで思いっきり泣いたっていいんです。
また、乳がんになっていない女性の皆様は、何も行動に移さずに不安になるのではなく
本日ご紹介した6つのリスクについてできる限り気を付けるなど、今からでもできることを実践してみてはいかがでしょうか。
毎日使っているプラスティック容器を安全な容器に変えてみる、
化粧品を変えてみる、野菜や食べ物をオーガニックのものに変えてみる、
乳製品をやめてみる、白砂糖をやめてみる、化学物質の摂取を減らしてみる、精製穀物をやめてみる・・・。
できることはどなたにでもあるはずです。
少しでも参考になれば幸いです。自分と大切な人を守るため正しい知識を身に着けるオーガニックセルフセラピスト
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