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元パリコレモデルが教える「究極の美しさ」とは?絶対に訊けない美のアドバイスを徹底取材。

stylemy.co.uk

「人」にフォーカスをあててご紹介するこのコーナー。
今回はパリコレクションをはじめとし、現役時に出演したファッションショーは4,000本を超える元パリコレモデル篠あけみさんに、「パリコレモデルとしての人生観」や、「仕事の仕方」、「美しさのあり方」などについてお話を伺ってきました。
輩出したモデルの数は2000人以上を越えるという彼女は、現在はモデルのためのスクール運営や一般人のためのウォーキングレッスンを主宰する講師として活躍中です。
一体どんなお話が訊けるのでしょうか。

P9260528 篠あけみさん

最初はあまり芸能業界やモデルの業界に興味はありませんでした。
やっぱりモデル業界ってドロドロしていて恐いイメージだったので(笑)


松浦:モデルになったきっかけは?

篠:学生時代、知人経由で「クラスに背が高くてバレーが出来る子」を探していたところ、ちょうどその条件に当てはまり、映画出演のお話しをいただいたことがありました。
ですが、正直最初はあまり芸能業界やモデルの業界に興味はありませんでした。
やっぱりモデル業界って女の世界でドロドロしていて恐いイメージだったので(笑)。

松浦:なるほど、実際にドロドロしているものなのですか?(笑)

篠:はい、今はもうあまり聞かなくなりましたが、結構想像通り、壮絶な世界でした。
ランウェイの上で、堂々と戦いが繰り広げられているんです。

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新人がランウェイを通れなくしたり、有名な話では、マヨネーズを靴の中に入れられたり・・なんて話もありますよ(笑)。

松浦:壮絶ですね。(笑)まるでドラマのような世界。
話がそれてしまいましたが、その後篠さんがモデルを志すようになったのには何かきっかけがあったのでしょうか。


篠:そこから結果として本格的にモデルの仕事をすることになったのは大学卒業後のことです。
大学を卒業してから、「普通の会社員になるのはちょっと違うかな?」と感じ、当時ヘレンヒギンスという名前のモデルスクールに三か月間だけ通うことにしたんです。
その流れでスカウトを受けたことがきっかけで、「やるのであれば、ちゃんとモデルの仕事をしてみよう」と決意し、ここからモデルの道を歩むことになりました。

松浦:そこからプロのファッション・モデルとしてご活躍されることになったんですね。
モデルというとやはり美意識がとても高い職業だと思うのですが、篠さんが普段健康で気を付けていることは何かありますか?

篠:歩き方の話なのですが、実は歩き方には、ほんのちょっとした「コツ」があるんです。
そのコツ自体はとても簡単なのですが、これをやることによって毎日のウォーキングが全部ストレッチになるというもの。
現代人は皆忙しいじゃないですか。
毎日仕事から帰ってきてから、例えたった5分や10分という時間でも、しっかりと時間を確保してトレーニングするというのは無理がある。

誘いをすべて断るのではなく、楽しむときは楽しんで、あとは別の日にその分を調整していけばいい。


私がおすすめしているのは家の狭いスペースや毎日のウォーキングを通じてストレッチして綺麗な身体を作ると言うやり方です。
誰でも毎日数千歩〜数万歩程度歩く機会があると思います。それが全て運動になればとても効率がいいんです。
歩き方をちょっとだけ変えるだけで骨盤も締まる。
それから、無理なダイエットはしないということも鉄則ですね。

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無理なダイエットはほぼ確実にリバウンドに繋がりますから。
今の多くのダイエットは「減量方式」です。
私の考える身体づくりは食べないのではなく、ちゃんと食べるやり方です。
食べることは本来楽しくあるべきものだと考えています。
健康的に痩せるためにはいつも我慢して食べないと言うやり方はよくありません。
例えば私の場合、普段朝昼はしっかり食べて夜は少し軽めに食べるようにしています。
野菜は大好きなので、夜は色々な野菜をたっぷり入れたスープやボウル一杯のサラダなどを食べます。
勿論、皆さんは日ごろ友達や仕事仲間から飲み会に誘われることもあると思うんです。
そういった誘いをすべて断るのではなく、楽しむときは楽しんで、あとは別の日にその分を調整していけばいい。
「今日はちょっと食べ過ぎちゃったから、この日とこの日は軽めにしよう」など、一週間から十日のスパンで区切り、トータルでコントロールしていくことが大事です。

本当に美しい人は健康。
普通のTシャツジーパンだけであっても十分かっこいい。


松浦:美の秘訣、お勧めの健康法は?

篠:ただ単に着飾っていくだけではすぐに飽きられる
外観だけの美ではなく、内からの美、特に身体の中を引き締めることが大事です。
お化粧や洋服にばかりお金をかけてきれいにしても、身体の中がゆるゆるだと本当の意味でキレイとは言えない。

www.ooclothstyle www.ooclothstyle
本当に美しい人は健康ですし、身体の中まで引き締まっているから、例え普通のTシャツジーパンだけであっても十分かっこいい。
シンプルが一番美しいんです。

ちょっとの無理とちょっとの我慢。意識するだけで変われる。


松浦:おすすめのトレーニング方法はありますか。

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篠:所謂、一般的なトレーニング・ジムでやるような筋肉をつけるための筋トレではなく、身体を引き締めるためのストレッチをすることが大事です。
一般の方が体を引き締めるためには、アスリートのようなトレーニングは必要ありません。
例えば私がおすすめしているのは、テレビを見ながらでもできるような、簡単なストレッチ。
日常生活を送りながら、家の中でも生活の中に自然に組み入れるタイプのトレーニングなら忙しい方でもできますよね。
美しいボディラインを作るのに、沢山の無理と沢山の我慢は必要ないのです。
ちょっとの無理とちょっとの我慢だけでも、意識するだけで変わりますよ。
たった一つのストレッチでも、毎日続けることで、やるとやらないのとでは五年後の見た目がガラッと変わっていくはずです。
まずは意識をすることです。ダイエットでも健康でもまずは意識を変えるところからがスタート。
常に意識をして、忙しくても一日一回だけ簡単なトレーニングをする。それだけでもいいのです。
ダイエットというと数週間で効果を出そうと言った非常に短期的なものが多いですが、私は半年や一年かけても毎日少しずつ実践することを推奨しています。
数週間頑張って、我慢してもすぐにリバウンドしますからね。
それなら一年かけても、その後10年間の身体が変わった方が良いと思うんです。

「どんな人でも自分の中に素敵さを持っている。」


松浦:今は若者でも未来に希望を持てないとか、そういう人が増えていて、
自分が一体何をしたいのかもわからないと悩む女性が多いですが、そういう人はまずは何をしたらいいと思いますか。


篠:私が皆さんに常々お伝えしているのは「どんな人でも自分の中に素敵さを持っている。」ということです。
誰しも必ず一つは魅力を持っているんです。
ただ、その魅力の引き出し方や磨き方が間違っているケースが多いんですよ。
例えば洋服に例えると、自分の好みだけで選んではなりません。
自分の好きな色や自分の好きな形が必ずしも似合うとは限らないためです。
まずは色々チャレンジしてみて、いいか悪いかを判断したらいいと思います。

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それから人の意見をきくことですね。
出来るだけ色々な方の意見をきいた方がいいのですが、例えば女性の友達だと多くの場合、本当のことを言ってくれないこともあると思うんです。
なので、できれば、客観的な意見をズバズバ言ってくれるような人に意見を聞いてみてください。

松浦:確かに女同士だと本音と建前がありますし、どうしても本音ではっきり言えない・言ってくれない場合も多いですよね。そういった意味では付き合いの長い男友達等に訊いてみるのがいいかもしれませんね。

篠:そうですね。とにかく色々な人に訊く。
悪いところもあえて指摘してくれるような人を信用するといいと思いますよ。

「自分がどう?きれいでしょ?」と思ってやることは、素敵だと思われない。


松浦:モデルとして成功し、ご活躍してこられた篠さんが、「世の中の女性が成功するために実践したらいいと思うこと」はありますか?

篠:自分の仕事に対して、勉強したり努力したりすることは当たり前だと思うのですが、仕事をする上では何よりも人とのコミュニケーションやその場の柔軟な判断力が重要だと思います。
私はモデル時代に、いつも周りの人間をよく観察していましたよ。
いつも教え子には伝えているのですが「相手がどうしてほしいかをまず考えなさい。」ということ。
自分の主張をして「私が、私が」となっていては、何も見えてこないんです。
ファッションショーのステージにおいても同じです。
自分が目立つために、自分がキレイに見えるように演出するのではなく、ステージの向こう側にいるお客さんがキレイに見えるような振る舞いや動きをすることが大事。
モデルたちには、ステージに立つときは常に自分を第三者=お客さんに置き換えるように指導しています。
何事にも言えますが「自分がどう?きれい?いいでしょ?」と思ってやることは、大体客観的に見て素敵だと思われない(笑)
相手のことを考えることで自分自身も冷静になれますし、勿論周りからの印象も良くなることは間違いありません。
一般的に業界で「やり手」と言われる方々は、相手の気持ちをくめるというか、いい意味で心を揺さぶることが出来る人だと思います。

INYOU読者へのメッセージ

篠:せっかくなので、あえてファッションについてのコメントをして終わりたいと思います。
「服を着た時に素敵に見せる、洋服の選び方。」
お洋服を選ぶ時って皆さん、試着されますよね?
選ぶ際にトータル的に一番大事なのが「丈の位置」。

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スカートやトップス、縫い目でもそうですが、身体を横に切るラインが非常に大事なんです。
サイドのラインが異なるだけで足が長く見えたり短く見えたり、すらっとして見えたり・・驚くほど体型が変わって見えます。
是非そこを意識して選んでみてください。
ポイントは鏡からちょっと離れてみること。
それから試着室に持っていく時に普段絶対に選ばない色、デザインのものを着てみてください。
そこで「意外とこんなのが似合うんだ!」という発見があるはず。
それを何度も何度も繰り返してみてください。
買い物に行って試着するだけならコストもかかりませんからね(笑)

身に着けるもので人は変わる。

www.mycity-web www.mycity-web

私は身に着けるもので人は変わると思っています
どんな服を着るかによって顔つきまで変わってくるんですよ。
似合う服を着ていれば、自分に自然と自信をもてたりする。
美しいラインの服を着て歩くだけで、意識が変わり、だんだんその服の形に自分の身体が近づいていくんです。
私達プロのモデルは無理をしたファッションも当然します。
ですが一般の方は無理をする必要はないと思います。
少し体のラインが見えるものを着てみるだけでも違いますよ。
いつも暗い色の服やがばがばしたものばかりを着ていると、驚くほど老けるのが早くなっていきます。
身体のラインがうっすらみえるものを着ることで、身体が良い意味で緊張するようになります。

最後に

元パリコレモデルの篠あけみさんにお話を伺いました。
当たり前のことながら、篠さんは始終とても姿勢が良く、遠くから歩いてきただけでも周りとは違うオーラを纏っており、まさに「本物のモデル」というイメージでした。
彼女が教えてくれた、人生を美しくハッピーにするエッセンスは誰でもすぐに日常に取り入れたくなるものばかり。
中でも印象に残っていたことは彼女が常に仕事や人生の中で「相手を通じて自分を見ている」ということ。
モデルと言うお仕事は、華やかであるが故「目立ってなんぼ」というイメージが強いと思うのですが、彼女のスタンスは決してそうではないということが話して、すぐにわかりました。
「自分が自分が」となっているうちは、本物だとは言えない。
ランウェイの上からでも常に相手の立場に立ち、相手が美しくなるための振る舞いをしてきたという彼女を見て、どんな場合においても謙虚な姿勢を持ち続け、実直に行動することが成功への近道なのではないかと感じました。

篠 あけみ Akemi Shino 
HPはこちら
短期大学卒業後、ファッションモデルの仕事を始める。
国内を代表するモデルとしてパリコレ他国内及び海外で活躍する。現役時に出演したファッションショーは4,000本を超え、更にはTV・雑誌への出演も多数に昇る。
現役中に既に、若手や後進の指導にあたり、指導歴は25年を越える。
これまでに育てたモデルの総数は2,000人をゆうに超え教え子の中には、各種コレクションモデルや、大手企業のCMモデル・有名雑誌のレギュラーモデル、ミス・ユニバース、ミス・ワールドファイナリストなど今もなお業界で活躍しているモデルも多数存在する。

■主な出演コレクション
パリコレクション/東京コレクション/大阪コレクション/モデル世界大会inドイツ 他多数

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