知らずに食べ続けている。毎日の食事に潜むショートケーキ一個分以上の砂糖の実態。
毎日の食事から、ショートケーキ1個分の砂糖を食べているかも!?
ヘルシーそうな食事にこそ、お砂糖が大量に使用されている。
胚芽米ごはん
さんまの蒲焼
うずら豆の薄甘煮
青菜と油揚げの炒め煮
切り昆布のさっと煮
さんまの蒲焼
うずら豆の薄甘煮
青菜と油揚げの炒め煮
切り昆布のさっと煮
このメニューを見て、どう思われますか?
これは、糖尿病用の献立集から引用した、ある日のお弁当メニュー。
管理栄養士監修。
560kcal 塩分 3.2g
(女子栄養大学出版部 改訂新版 糖尿病の人の献立カレンダー《3》より)
糖尿病用だったら、味つけも薄味で、量も控えめ。
優秀なヘルシー弁当!と思った人もいるのでは?
もちろん、そのはず!・・・・・・。
でも、このお弁当に、
実は大福1個分の砂糖が含まれているとしたら??
調味料として使用されている砂糖 は10g。
原材料や使用量にもよるが、だいたい大福1個70gに含まれている砂糖と同量である。
日々、ダイエットに励むあなた、糖尿病やメタボリックシンドロームに悩むあなた、
何となく甘いお菓子を控えているあなた!
あなたの食事にどれだけの砂糖を使っているか、意識したことはありますか?
一見、和食でヘルシーそうに見える和食の作り方には、
実は砂糖を大量に使うものが多い。
みんな知らない和食の落とし穴
「さ し す せ そ 」と言われるように、砂糖は基本の調味料の一つ。
もちろん、管理栄養士が考えるレシピも右にならえ。
だから、このメニューも、実は昼食だけではなく、朝食と夕食もセットで、
1日1600kcal, 塩分10g以下、砂糖10.5g以内の
完璧に計算された1日の献立の中のひとつ。
そう、糖分を天敵にする糖尿病患者には、10g以下を指導している。
それに比べて一般の人の砂糖使用量は
1人1日21gまで
を勧めている。21g。
ショートケーキ、プリン、カステラ1切れ、チョコレート1枚、アイスクリーム、菓子パン、、、
おおよそ、20g〜30gの砂糖が含まれている。
(いずれも、製造者、原材料、大きさなど様々な理由により含有量は異なる。)
毎日、食事を通してショートケーキ分の砂糖を食べ続けていませんか?
「え?それはしょうがなくない?料理にも砂糖はかかせないでしょ?」と思っていませんか?
いえいえ、そんなことありません。
上記の献立、昼食分だけで砂糖10g。
でも、糖尿病患者に勧めているのは1日砂糖10g。
それは、朝食と夕食のメニューでは一切使っていないということ。
メニューによっては、使わなくてもいいということ。
例えば、スパゲッティ。
トマトソース、ホワイトソース、ジェノバソース、和風、、、、どれを取っても砂糖は使わない。
基本的に洋食で砂糖は使わない。
中華も和食ほど何にでも使うことはない。
だったら、
和食の作り方を工夫するだけで、
毎日ショートケーキから抜けられるかも!?
知って得する!簡単、マクロビオティックの調理法
マクロビオティック=肉と砂糖を食べたらいけないと思っている人が多い。
もちろん、それらを勧めてもいないし、
マクロビオティックを勉強している人は食べていない人が多い。
私は、マクロビオティックは「砂糖と動物性食品を使わない」とか、
「○○である」と一言で言えるものではなく、
それぞれの人生において、
大きな手助けをしてくれる考え方であり、生き方のヒント
だと思っている。だから、それぞれの選択があって、当然。
何を食べるかも、千差万別。
それでも、料理法は、
管理栄養士として、マクロビオティックの調理法をおすすめしたい。
毎日の蓄積は、たまに食べるおやつよりも、影響が大きい。
本当はきちんと全国各地にある教室で、きちんと手技を身につけていただきたいのだけれども、
ひとまず試してもらいたいのは、
「砂糖なし。その他の調味料半分。
水の入れすぎ注意。肝心なのは塩。」
これが、普通のレシピを参考に料理を作るときの、自己流アレンジ。例えば、さんまの蒲焼。
さんま 40g
小麦粉 3g
油 3g
醤油 6g → 3g + だし汁または水 3g
砂糖 2g → なし
野菜の煮物ならば、だしや水の量は半分以下。
もしくは鍋底が隠れる程度にして野菜自身から出る水分を塩で引き出してから、
野菜本来の旨味や甘み生かし、最後に調味料少しで味つけ。
さらに、自然塩や昔ながらの製法の味噌や醤油、できれば国産原料使用のものなど、
調味料にだわると、できばえは、全然違う。
塩分の中に、甘みも加わる。ただ、例え、今使っている塩が食塩だったり、
買い置きの醤油に「アミノ酸等調味料」が入っていたとしても、量が減る分、食材の旨味は引き立つ。
「調味料をそろえてからでないと、できない。」
「まだ使っているものが残っているからできない。」
そんなことは、ない。
今日からできます、
砂糖なし生活。まだまだある!
甘みたっぷりの発酵調味料
私も病院で管理栄養士料理でも砂糖を抜いて美味しく作れるわけがないと思っていた時代がある。
だから、マクロビオティックの料理教室で
砂糖を使ってないのに、
甘くて美味しいきんぴらごぼうや切り干し大根の煮物を味わった時に、
すごく感動して、それ以来、砂糖をはじめとする、甘味料をすべて絶った。
他にもポイントはたくさんあるけれど、
あらゆる料理本を見て、どんな料理も、こうやってアレンジした。
ただ、全部こってり味つけした味から、
食材の味を生かした味に慣れるのには時間もかかる。
「家の味つけ」は、今までの味つけと天と地の差があれば、
いくらレストランで美味しいと思える味でも、美味しいと感じられないことが多い。
今までの味つけとギャップがありすぎるようだったら、
本みりん、甘麹、醤油麹、塩麹、酒、切り干し大根の戻し汁
などを使って、味のバリエーションを増やしましょう。「美味しい」って思う基準は記憶と慣れ。
であれば、記憶をリセットすればいい。
「美味しかった思い出」=「楽しかった思い出」であることは、誰もが納得出来ると思う。
それが、「○○がやめられない」理由になることが多い。
脳と身体にしみついた「美味しかった記憶」
が「食べたい」という感情を呼び起こす。
だから
記憶のリセットをしましょう!
「砂糖なしに挑戦!」って時は、いつもと違うテーブルセッティングしてみる。
盛り付けをいつもより丁寧にする。
大好きな音楽を流す。
楽しい雰囲気で食事をする。
など、味つけ以外のエッセンスが順調なスタートダッシュとなるかもしれない。
嗜好は変えられる!
自分で選べる舌を持って、健康もグルメも楽しもう!
そうやって、毎日の食事を変えてみると、
いつの間にか、今まで大好きだった、お菓子や市販のソース類、レストランの味付、、、
色々なものが「甘すぎる」と感じるようになるかもしれない。
それはすごい変化!
今まで気にしていたカロリーや糖分のことを、
何も考えなくても、自然に今までより健康的なものを選べるようになるということ。
もしかして、我慢していたケーキも、
たまには食べても、今までよりも良い状態になるかもしれないということ。
マクロビオティックを味方につけて、心も身体も健康に
参考:
砂糖」をやめれば10歳若返る! (ベスト新書)”
“砂糖病―甘い麻薬の正体”
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Marketマクロビを味方につけて健康生活!IN YOU厳選オーガニックアイテム
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