大量生産・大量消費のコンビニ文化が、環境破壊を促進する。コンビニでの買い物を一回減らすことがもたらす、あなたと環境への嬉しい効果とは?
大量生産・大量消費のコンビニ文化が、環境破壊を促進する。コンビニでの買い物を一回減らすことがもたらす、あなたと環境への嬉しい効果
みなさんは、コンビニでどれくらいお買い物をしますか?
出勤前に、朝ご飯のパンとコーヒーと、あとペットボトルのジュースを買って、ついでにおやつも・・・
なんて、次々と商品を手に取っているのは、今や朝のお馴染みの光景ですよね。
3食すべてコンビニで済ませてしまうという方も、よく見かけます。
都市部だと、100mくらいの感覚でコンビニがあるんじゃないかと思うほど、
今や私たちの生活に密着した、コンビニエンスストア。
私自身、毎朝コンビニに行き、ペットボトルの水とテイクアウトのコーヒーを買い、
日中に一度、ペットボトルの飲み物を買い、帰宅時に、サラダやサンドイッチを買って帰る…という生活を繰り返していました。
ある日、いつものコンビニの帰り道、ふと思ったのです。
「私はコンビニでできている!」と。
当時の私の体は、まぎれもなく、コンビニで買ったパンや、お弁当や、飲み物で作られていました。
自分の体のこと、心のこと、地球のことを、考え知っていく中で、自然とコンビニから足が遠のいていき、今ではめったに行くことはありません。
今回は、私の「コンビニ病(自称)」からの脱却エピソードも交えて、お手軽で簡単な消費活動が心と体、そして地球環境に及ぼす影響をご紹介していきます。
大量生産・大量消費のコンビニ文化が、環境破壊を促進する
「24時間365日、いつでも、好きな時に利用できます!」という謳い文句で登場したコンビニ。
その名の通りの便利さから、日本国内におけるコンビニの店舗数は、2018年7月末時点で、5万5431店、この10年間で約1万6000店舗増加というスピードで、私たちの生活に浸透してきました。(※1)
※1.出典:日本フランチャイズチェーン協会:
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
廃棄物が多いほど優良店!?環境保全の時代と逆行するコンビニ経営
コンビニの売り上げを支えているもの、それは食品です。
日本フランチャイズチェーン協会が発表したデータによると、売り上げの約7割を食品が占めています。
そのうち、お弁当やサンドイッチなど、
毎日入荷をする食品:36.6%
カップ麺やお菓子などのその他食品:29.9%
それだけ食品購入のためにコンビニを利用する人が多い中で、コンビニの廃棄物は増える一方。
食品ロス問題専門家の井出留美さんのリポートでは、某コンビニでは、一日平均2万、1か月で60万(商品売価)の廃棄はいい経営をしている証拠だと、オーナーたちに伝えています。(※1)
消費者が食品の鮮度に敏感になりすぎた結果、お弁当やおにぎりなどは期限が時間単位で指定され、
数時間前に棚から撤去され、カップ麺などの日持ちのする商品でも、賞味期限の4か月前に販売は終了、廃棄されている現状。
いくら容器と中身を丁寧に分別しているといえど、毎日大量に生まれるごみを承知の上の表面上の対策ですから、環境に配慮した経営とは言えません。
そこまでの余剰在庫を前提に経営しなければならないほど、わたしたち消費者は、「食品鮮度」にこだわりすぎてしまいました。
数時間でも新しい期限のものを買おうとする、その消費者の意識は、次々に食品廃棄を生み出しているのです。
※1 出典:『「月60万の廃棄はいい経営」コンビニオーナー2名が語る』:
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20180417-00084086/
コンビニは、環境を壊し続けるプラスチックごみの宝庫
海洋汚染をはじめ、プラスチックごみの及ぼす地球環境への悪影響が、大きな問題となっていますよね。
各国で様々な規制が始まる中、コンビニの店内を見まわしてみて下さい。
プラスチックを使っていない商品を見つける方が難しいのではないでしょうか?
ペットボトル飲料と、プラスチック容器に入ったサラダとサンドイッチと、お菓子。
レジに持って行けば、プラスチックのフォークとスプーンをつけて、プラスチックの袋に入れてくれる。
日常的なランチの一場面だけでも、一回でこれだけのプラスチック製品が使用され、そして捨てられます。
日本で年間消費されるレジ袋の量は700億枚を超えると言われています。
これは一人当たり、約600枚のレジ袋を一年間で使っていることになります。だいたい一日2枚です。
国民の一人一人が、一日一回のコンビニレジ袋をやめれば、それが半分になります。
ペットボトルにおいては年間で約57億トンもの量が販売、そして廃棄されています。
国民の一人一人が一日一本、ペットボトルを減らせば、年間で200万トン近くのペットボトルごみが減らせます。(※1)
どうでしょうか?
毎日の何気ないコンビニでの買い物が、これほど地球環境に影響しているのです。
※1.日本の人口:1億2000万人×ペットボトル40g/1本×365日にて概算
出典:PETボトルリサイクル推進協議会:http://www.petbottle-rec.gr.jp/qanda/sec8.html
あなたの体=地球環境
You are what you eat.
(あなたは、あなたの食べたものでできている)18世紀の有名な美食家、ブリア=サヴァランが残した言葉で、聞いたことのある方も多いと思います。
自分の食べたものは、心と体を作ります。そして今、私たち人間の「食べる」行為は、この地球にも大きく影響しています。
生態系の環境にも影響。食品添加物の恐怖
食品添加物が及ぼす、人体への様々な影響は、各メディアでも頻繁に報じられていますよね。
美味しそうな見た目や、味、食感を保つために、コンビニの食品にそれらの添加物が多く含まれていることは、ご存知の方も多くいらっしゃると思います。
これらの添加物が人体に及ぼす影響は、発達障害や生殖の機能不全をはじめとする、体の各臓器・器官への障害と、うつなどの精神疾患や、脳機能障害など、心を蝕むリスクがあります。
そんな化学物質を食べている生物が人間以外にもいるのです。
それは、家畜や家禽、そして野菜たちです。
コンビニ各社のHPを見てみると、店舗で売れ残った食品ロスは、飼料や肥料へと作り変えられ、
自社製品用の農家などで再利用されています。そして、そこで育った肉や野菜を、再び自社製品の材料として使用するというサイクルを回しているのです。
残念ながら、飼料/肥料化の詳細なプロセスが明らかとされていないため、
食品内の添加物がどれほど残っているか、そして、その飼料で育った牛や豚、
さらにはその鶏から生まれた卵にまで、どれほどの影響が及ぶのか、現時点ではわかりません。
しかし、思い出してみて下さい。
全世界で猛威をふるったBSEも、原因は飼料でした。
人間本位に生態系を引っ掻き回すようなことは、未知数な部分がまだまだ多く、怖いとしか思えません。
残留農薬ならぬ、残留添加物についても、今後大きな問題として、直面していかなければならないでしょう。
人体にも環境にも爪痕を残す、プラスチック毒
プラスチックの原料となる、ビスフェノールA(以下BPA)。
この物質の恐ろしさは、以前もご紹介しました。
BPAは、熱、酸、油分に弱く、容易に溶け出すことから、
食品のパッケージや食器類から、知らず知らずのうちに体内へ侵入しています。
人体に蓄積されていくことで、神経系や生殖系に大きな障害を及ぼしてしまいます。
コンビニのお弁当、プラスチックの容器に入っていますよね。
店内にはご丁寧に電子レンジがあって、レンジでチンして、温かいお弁当を食べることができます。
その行為は、温かい食事に自らBPAを添加していることになってしまうのです。
ペットボトル飲料も、BPAの侵入経路です。
毎日、お弁当を買って、ペットボトル飲料を飲んでいれば、BPAが蓄積してくことは、目に見えています。
そして、プラスチック容器やペットボトルは、資源ごみとして回収された後も、その処理方法により、大気・海洋・土壌汚染の一因となってしまいます。
コンビニ卒業がもたらした、私と環境への変化
冒頭に、以前私自身がコンビニの常用者であったことをお話ししました。
自然と足が遠のいていくまでの間、様々な反応が心身ともに見られましたので、いくつかご紹介します。
■大デトックス反応.その1
コンビニ食を辞めてから、体中に湿疹ができ、顔(特にあごや口回り)にひっきりなしに吹きでものができました。半年近く、断食など色々した結果、すっかり消えてしまいました。
■大デトックス反応.その2
同時期、月経時のだるさが異常なほど強い状態が続きました。最初は経血もどす黒く、塊のようなものがドバーっと出て、恐ろしいほどでしたが、
2か月、3か月と経つうちに、塊はなくなり、経血量も減り、月経痛やだるさも以前より随分軽くなりました。
■イライラや不安が減った
当時を振り返ってみると、イライラしたりした時にコンビニへ駆け込むことが多くありました。中毒性があるという話を聞いたことがありましたが、まさに中毒状態で、普段もなにかと心が落ち着かない状態にありました。
■ごみが激減した
これはかなりはっきりと、しかも短期で表れました。以前は一週間で45Lのごみ袋がいっぱいになるほどありました。
しかも、プラスチックごみとペットボトルで一袋ずつ!一人暮らしのほとんどのごみがプラスチックだったのです。
自身の消費行動による、地球環境や生態系への影響や山積みの問題に直面し、コンビニを卒業しました。もちろん不便だと思うことはたくさんあります。
それでも、ずいぶんと減ったごみの量や、きれいになった肌を見て、よかったなと思います。
ひとつの便利さを手放すことで、ひとつの何かが救われているような、そんな気持ちです。
この記事を読んで、ちょっと今日はコンビニじゃなくてマイボトルを持って行こうと思ってくれたら、うれしい限りです!
すこしずつ、一歩ずつ、アクションし続けましょうね!
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パパイヤの葉は、パイナップルの約6倍の酵素総量があり、赤ワインの約7.5倍のポリフェノールを含む、今注目の食材です。
カンボジアの自社農園で無農薬栽培されたパパイヤとレモングラス、タイで無農薬栽培されたキャンドルブッシュを使っています。
直接お湯を注いで飲むお茶、無農薬で大切に育てられた原材料を使っているので、安心して飲むことができます。
この2種類のお茶のベースとなるパパイヤの葉には、驚くべき成分がたくさん含まれています。
パパイヤの葉を乾燥してお茶にしたものは、タイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、オーストラリア北部などで、昔から民間療法で使われてきました。
パパイヤの青い果実や葉にはたくさんの酵素が含まれ、免疫力が高まる成分も豊富に含まれています。
珍しいパパイヤのお茶を飲んで、体の中からスッキリしてくださいね!
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