ピュアシアバターの知られざる魅力。 産地から学ぶシアバターのマルチな活用法をお伝えします。
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まだまだ空気が乾燥しているこの時期、
スキンケアは重要ですよね。
皆さま、どのように保湿をしておられるでしょうか?
今回は、私自身が一番気に入っている天然の保湿クリームである「シアバター」について、
その知られざる魅力をお伝えしていきます。
実は保湿以外にもいろんな活用法があるんですよ。
シアバターとは?
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シアバター(別名 カリテ)とは、シアという木の実の胚の部分から得られる天然の植物脂で、
ナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、ガーナなどの
西アフリカから中央アフリカにかけての国々でほとんどを女性たちによる手作業によって作られています。
アフリカの強い日差しや乾燥の中で育ったシアの木の実なので、
その過酷な環境にも強い働きを持っていることが特徴です。
スキンケアによいことを始め、
ヘアケア、紫外線ケア、傷のケアにまで幅広く活用できる素晴らしいものなのです。
シアバターの成分は?
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シアバターの成分組成
オレイン酸(不飽和脂肪酸) 38〜50%
ステアリン酸(飽和脂肪酸) 34〜45%
パルミチン酸(飽和脂肪酸) 3〜9%
リノール酸(不飽和脂肪酸) 5〜8%
アラキジン酸(飽和脂肪酸) 1〜2%
微量成分 2〜11% (トリテルペンアルコール・プロビタミンA・ビタミンE・アラントイン他)
出典 アロマコーディネーター協会テキスト
全体の半分ほどが飽和脂肪酸ですが、
これがシアバターが常温で固形である理由です。
(私たちが日常で使う乳製品のバターや牛脂なども飽和脂肪酸で固形ですよね。
温めると液状になるのも同じです。)
もっとも多く含まれるオレイン酸は、肌を柔軟にし保湿する働きがあります。
同じく多く含まれるステアリン酸は、人の皮脂にも含まれている成分なので、
なじみやすく浸透しやすいです。
プロビタミンA、ビタミンEは抗酸化作用、
アラントインは、皮膚や粘膜を保護して傷を修復させる働きがあります。
シアバターには未精製と精製のものとありますが、
未精製の方が栄養価が高く、おすすめです。
酸化しにくく保存がきくことが魅力のシアバター
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油の酸化のしやすさは、飽和脂肪酸がどのくらいの割合で含まれるか、
そして不飽和脂肪酸の比率がどのようになっているかなどで決まってきます。
植物オイルでオレイン酸が多く酸化しにくいオイルでは、
スイートアーモンドオイルやオリーブオイルなどがありますが、
それでも開封後6ヶ月以内に使い切ることが望ましいです。
食用であってもスキンケアに使用するのであっても、もっとも体によくないのが油の酸化です。
そうと分かってはいても、そんなに早く使い切ることが難しい、というかたには
シアバターはとてもありがたいものです。
シアバターは植物脂といって、飽和脂肪酸を多く含むため常温では固形ですが24度以上で溶け、液体になります。
この性質のおかげでシアバターはとても酸化に強いのが特徴です。
温度や光などの適切な条件のなかで保管されたシアバターは、
2年間はもつと言われています。(実際はもっともつと言われます。)
私自身、アロマセラピストでもあるので、植物オイルを使う機会は多いのですが、
自宅でセルフケアに使う際には、徐々に出てくる酸化臭が気になっていました。
タオルや衣類が油の酸化した臭いで臭くなってしまうんですよね。
これがシアバターでは全然感じたことがありません。
就寝前に顔にたっぷり塗っておいても、寝具が臭くなったことがないんです。
自宅のセルフケアにはシアバターが私の定番となっています。
こんなシアバターは気をつけましょう
アフリカを出てから経由地を何ヶ所か経ているもの、
空気に直接触れる機会が多い(蓋の開け閉め)など、
取り扱いによっては酸化が進んでしまいます。
また、容器が缶のものは半年くらいしかもたないそうです。
酸化の要因が少ない直輸入のものや、
容器が化粧品クリームジャーであることが、品質を見る上で大切な要素です。
シアバターの活用法
スキンケア
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通常のスキンケアでの保湿クリームとして使うことができます。
寒い時期はシアバターが固く、暑い時期は緩くなります。
(溶けて液体になっても品質に問題はありません。)
固いときは、手のひらで温めて緩めてから使用します。
化粧水の後、小指の先くらいの量のシアバターを取り、
手のひらで緩めてから顔に塗布します。
量が多いとべたつくので、朝のスキンケア時には気をつけてくださいね。
口に入っても問題ないのでリップケアにも使えます。
ハンドケア
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スキンケアやヘアケアで塗った残りや、手のひらで伸ばして、ハンドケアにも使えます。
保湿はもちろん、
微量成分のビタミンAやE、アラントインなどが、
肌荒れした皮膚の修復をしてくれます。
ヘアケア
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ヘアケアにも使えるのがシアバターのいいところです。
小指の先ほどの量のシアバターを手に取り、
軽く手のひら緩めたあと、髪のセットに使います。
軽くつまむように毛先につけたり、
手のひら全体で流すようにつけたりすると、
市販のヘアワックスのような感じで使うことができます。
(量が多いとべとつくので少量を心がけてください。)
お風呂あがりに顔に塗った残りを
髪に軽くなじませるようにすれば、ドライヤーの熱からの保護にも役立ちます。
UVケア
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産地であるアフリカでは、強い日差しから肌を保護するために使われているように、
軽い日焼け止めとして日常使いすることができます。
肌が赤くなったりシミやそばかすの原因となる、紫外線B波から肌を守ってくれます。
SPA3〜6相当といわれるので、1〜2時間くらいのお出かけなら大丈夫ですね。
日焼け後の乾燥をケアするにもシアバターは最適です。
しっかり化粧水で保湿をしたのち、シアバターを塗ってください。
保湿力、ビタミンE(抗酸化力)でシミができにくい肌に整えてくれます。
傷のケア
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産地であるアフリカでは、薬の代わりとしても役立っているシアバター。
傷や火傷などから皮膚を回復させるので、
適切な処置をしたのち、シアバターを塗ってください。
打ち身にもよいというのは驚きですが、
私にシアバターを教えてくれた業者さんが実際に体験したことだそうです。
強くぶつけて腫れそうなところにたっぷり塗ってあげるとひどくならず早く回復します。
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傷や火傷のお手入れや生まれたばかりの赤ちゃんの保湿クリームとして。薬剤精製をしない、伝統製法で作られた本物のシアバター 1〜3個セット
¥ 3,200 ~ ¥ 7,700 (税込)
> 商品の詳細はこちらベビーケア
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ガーナでは産まれたばかりの赤ちゃんに紫外線から肌を守るために
たっぷりのシアバターを塗るそうです。
私も子どもが赤ちゃんだったとき、乾燥した肌に塗っていたことがあります。
赤ちゃんへの日焼け止めとしても使えますね。
(肌に合うかどうかは一概に言えませんので、
赤ちゃんの肌の状態をよく見て使用してくださいね。)
マタニティケア
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妊娠中のボディケアにもシアバターはおすすめです。
大きくなり始めた頃からお腹に塗っておくと、
皮膚の柔軟性を高めてくれるのでつっぱり感を和らげ、妊娠線を予防してくれます。
また、乾燥による痒みも和らげてくれますよ。
産後の慣れない授乳で乳首が傷ついてしまったときも、
シアバターを塗って保護してあげてください。
ピュアシアバターなら、赤ちゃんの口に入っても大丈夫なので安心です。
呼吸器のケア
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風邪の季節、咳が出て胸が苦しいときには、
温めたシアバターを胸元に塗ってみてください。
ユーカリの精油があれば、少し混ぜるのもおすすめです。
花粉症の時期、鼻の粘膜が敏感になっていますが、
鼻腔内にもシアバターを塗っておくとくしゃみが出にくくなるという技もあります。
食用にも?口に入っても安心できるシアバター
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現地では食用としても活用されているシアバター。
カカオバターの代わりにチョコレートに使われることもあるそうです。
日本ではシアバターを食用にすることはありませんが、
クリームを塗った手や顔を赤ちゃんやペットが舐めることもありますよね。
食べられるくらい安全で害のないものだということは嬉しいですね。
ひとつ良質なシアバターを持っていると、いろんな活用ができるんです。
私も以前は、スキンケア用のクリーム、ボディ用クリーム、リップクリームとそれぞれ購入していましたし、
市販のヘアワックスなどは匂いやテクスチャーが体に悪そうで気に入るものに出会えませんでした。
それが今はピュアシアバター1つでケアできるのでとても助かっています。
個人的には、髪の毛からかかとのケアまで体中に使える活用の範囲の広さ、
添加物が一切ないのに保存性が高いこと、
食用されるほど安全なので、小さい子どもがいても肌に塗りやすいことなどが気に入っています。
ぜひお気に入りのシアバターに出会って、
生活の中で活用してみてくださいね。
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