気血水から見た薬膳診断|あなたは6つのタイプのうちどれ?あなたが毎日どんなことに気をつけたらいいのか教えます。
皆様は東洋医学の気・血・水という言葉を耳にしたことはおありでしょうか。
これは身体の構成の主体を、見えないエネルギーである「気」、名前通り血液を意味する「血」、
血液の他の水分を意味する「水」を要素とする『液体』でできていると考える理論のことで、この3要素の循環の停止は死を意味するとされています。
この理論は漢方やセラピーなどにおいて大きく役立てられていますが、実は西洋医学にも類似しているものなのですが、それぞれの要素の不足や停滞によりしつこく日常へ不調や支障をきたします。
今回はこの気血水がいかに大切なものであるかやタイプを簡単にチェックする方法、不調への具体的な対策方法などをお教えしたいと思います。
気血水理論とは何かを深く追及すると
前置きにてざっと説明させていただいた気血水理論ですが、それぞれを以下のようにより深く説明させていただきます。
気
血と水を操り生命のエネルギーとして体温や代謝・ホルモンなどのバランスを整えてくれるもの。
血
私たちの体のすべてを活性化してくれる栄養素であるとともに栄養の運搬をもこなすもの。
水
血液を除いた様々な水分を意味しており、その潤いにより沢山の機能をなめらかに導くもの。
しかし気になるのが、私もそうだったのですが血や水だと言葉通りに理解できるものですが、
「気」に関しては目に見えないものともありいまいち受け入れ難いという点ではないのでしょうか??
なので次の項ではより多くの方が理解しやすいように、この「気」についてどう考えればよいかをお話しさせていただきますね。
気血水を本などで調べてもピンとこなかった気について解説!!
気がきく・気性・気持ち、それに天気・空気…と心身についてのみならず自然界を示す言葉にまで広く使用される「気」ですが、
『エネルギー』という言葉を記事や情報番組などで目にしても、日本人には馴染みのない言葉である分に何となく信憑性に欠けるイメージを持たれがちです。
しかし、このように考えてみてはいかがでしょうか??
私たちは空気(気)を吸うことで呼吸をし、食事により食物の持つ元気な力(気)を得て、
呼吸や食事によって体内へ得たこれらの「気」は脈を通って体内を流れていきます。
そして新たな「気」を得るために最終的には排泄により古い「気」を出しますよね。
このような体内の循環の他にも、私たちは寒気(気)や熱気(気)により調子を左右させられ、瞑想などでは気持ち(気)を集中させます。
それに他人の温かな気遣い(気)により力が湧いてきたりもしますよね。
こう見ていくと、「気」というのが生命のエネルギーだと言われる理由が何だか理解できる気がしませんか??
さて、この「気」とうものは血や水を操りコントロールするものということですが、次は具体的にどのような関係や作用によりこの2つの要素に影響を与えるのかを見ていきましょう。
気血水のイラストを見ながら関係性をご説明!!
イラストからも解るとおり気は血にも水にも作用して力を与え、これにより血や水は体の循環ができます。
これは血や水の後の循環の全てをこの「気」が握っているということを意味しています。
つまり「気」が弱まれば血と水の流れが停滞した結果、
・疲れやすくなる
・臓器が活力を失う
・冷えやすくなる
このような『陰(陰性)』の状態に傾きます。
そして反対に「気」が強くなりすぎると血や水の流れが急になるため、
・興奮状態になりやすくなる
・臓器に刺激による負担がかかる
・熱気を増す
という『陽(陽性)』の状態に傾きます。
要するに「気」は弱すぎることも強すぎることもない、そこそこの状態でなければどちらに傾いても健康に影響を及ぼすということなので、難しいところですよね。
しかし更に東洋医学は更に奥深いもので、陰と陽以外にも状態を数タイプに分ける様々な方法があるのです!!
気血水をサプリメントやハーブ選びの参考にするためのタイプ診断!!
東洋医学での状態の判別方法は様々ですが、ここでは気血水の『不足』と『停滞』にスポットを当てた6つのタイプ分けの方法をお教えしますね。
診断結果を生薬・サプリメント・ハーブ・精油などを一覧表から選ぶときの参考などにするのもよいでしょう。
以下の6つのチェック項目を見ていき、自分に当てはまるものが一番多いものがどれかによりタイプが決まります。
気虚(ききょ)タイプ
□食事をするとよく胃が重たくなる
□肩こりは朝に比べてタ方の方がひどい
□すぐに疲れが溜まる
□肌がくすんでつやがない
□よくため息が出る
気滞(きたい)タイプ
□どちらかというと肥満寄りである
□偏った食生活をしている
□だるくて体の重さを感じる
□水分を頻繁に摂る
□痔や肌門のかゆみ・膀胱炎になりやすい
血虚(けっきょ)タイプ
□ストレスが溜まってイライラしやすい
□肩や腰の張りがひどい
□体の節などが痛くなることがある
□よく興奮する
□気持ちの浮き沈みが激しい
淤血(おけつ)タイプ
□体が固くなった気がす
□髪の毛やお肌が乾燥しがち
□手や足の裏によく汗をかく
□ホルモンバランスの乱れが気になる
□たまに腰痛がある
津虚(しんきょ)タイプ
□顔の血色が悪いと
□ふらふらしたりと貧血ぎみ
□食に関してわりと不摂生
□体力はない方だと思う
□まれに動悸や息切れがある
水滞(すいたい)タイプ
□体が冷えやすい
□体を丸めて寝ることが多い
□これといった怒りや興奮がない
□体は弱い方である
□どんなものを食べようとあまり太らない
もしも2つのタイプのチェックが同じくらいの数になった場合は2タイプの複合型として考えるか、
より気になる症状を含むタイプとして考えるとよいでしょう。
では、次はいよいよタイプ別の原因や対策をお伝えしていきますね!
更年期には気血水の津水タイプの症状がよく見られる!?
ここからはいよいよタイプ別の詳しい症状などをお教えしていくので、原因を私生活と照らし合わせるなどして毎日の生活習慣の見直しに役立ててみてくださいね!!
気虚(ききょ)タイプ
心臓のポンプの力が弱まり血行が悪くなっていて代謝がよくないため、疲れやすく免疫が低下したいわゆる『元気がない状態』です。・時間に追われて多忙な方
・胃腸が弱っている方
このような方に多く、疲れが溜まったときや胃腸が負担を抱えたときに特に肩こりや倦怠感が強く出やすいので心身を休め胃腸を労ることが大切です。
●おすすめの食材…イモ類・豆類・穀類・キノコ類、牛肉・羊の肉、らっきょう・にんにく・ニラ・玉ねぎ
●おすすめのライフスタイル…長時間睡眠と運動を意識すること
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気滞(きたい)タイプ
ストレスや緊張状態が長らく続くことが原因で「気」がうまくめぐらないためイライラしており、胸や脇などの筋肉や体の血管も張りつめている状態です。血流障害による様々な体の不調や、生理前の精神不安定や体の凝り・乳房の痛みや張りがひどく、
生理不順に陥ることでより強く不調や生理痛の重みが出る傾向にあるようなので、頻繁にリラックス状態を作るようにすることが大切です。
●おすすめの食材…ラベンダー・ジャスミン・ローズ・カモミールなどの香りが豊かなハーブ、くこの実、パセリ・三つ葉などの薬味食材、レバー類
●おすすめのライフスタイル…運動や入浴で汗を流すこと
血虚(けっきょ)タイプ
酸素や鉄分を含む血液の不足により、血が薄まり全身に充分な血が届かないために血流も悪くなっており、思うように力が出ない上顔色も悪いという貧血のような状態で、立ちくらみなどの他にも月経の量が減ったり、髪の毛や肌のかさつきが目立ちます。
粗食やダイエットが続くことなどによる栄養不足が原因で心身に負担がかかり、
動悸・血流障害による体の凝りや冷え・頭痛・生理痛や、劣化した血管壁への老廃物の付着を起こしやすくなるためバランスの取れた食事を心がけましょう。
●おすすめの食材…緑黄色野菜・赤身の肉・鶏肉・レバー・牡蠣などの血や肉をつくる食材、ベリー類、あずき・黒豆
●おすすめのライフスタイル…ウォーキングなどの負担が少なく軽い運動
淤血(おけつ)タイプ
体内に貯蓄された老廃物が血管に付着することで血液の流れが阻害されていて、
そばかすやシミが出やすく肩こりや頭痛・疲労感などで体が重く感じたり、湿気や水分過多でも体調が悪くなるほどに敏感な状態でもあります。
暴飲暴食により胃腸を痛めつけつづけていることが原因になり、消化や吸収・排泄の働きが不調をきたすと中性脂肪やコレステロールなどになりやすくなりこれが老廃物になってしまうため、胃腸に優しい食生活や水分の取りすぎに気をつけましょう。
●おすすめの食材…黒酢や山椒・しょうが・にらといった薬味など新陳代謝を促す食材、発酵食品、鯖・鯵
●おすすめのライフスタイル…湯船につかる、適度な運動の心がけ
津水(しんすい)タイプ
水分が不足することにより肌・髪などの他にも血の中の水分も減少するため粘りがあるドロドロとした血液になって流れが悪く、手足がほてったり顔や頭皮に汗をかくといった熱症状が出やすくなった状態で、更年期の不調もこれによるものです。
加齢などにより失われる水分量や油っこいもの・辛いものを取りすぎること、
多量の汗をかくといったことも原因になるため、様々な生活習慣の細部の見直しや工夫が必要です。
●おすすめの食材…アワビ・はまぐり・あさり・スッポン、杏仁・トマト・スイカなど水分を沢山含む食材、山芋やめかぶなどのネバネバ食材、酸味や甘味がある食材
●おすすめのライフスタイル…深夜0時をまわる前の就寝の心がけ
水滞(すいたい)タイプ
筋肉や血管などが冷えや寒さにより収縮してしまって血のめぐりも悪くなっているため、
体が凝り固まったり血液が末端まで届かずに更なる手足の冷えを招いている状態で、凝りや生理痛などは冷えより更にひどくなる傾向にあります。
元々の冷え性体質の他に、薄着で冷房に当たったり冷めたい食べ物や飲み物の取りすぎも原因となるため、
上着を常備したりと日頃から体を温めることを心がけましょう。
●おすすめの食材…あさり・なす・鳩麦などの利尿作用がある食材、玄米・雑穀米・黒豆、海藻類・こんにゃく・ごぼう・キャベツなどの食物繊維が多い食材
●おすすめのライフスタイル…汗をかいたり排泄をすることでのデトックスの心がけ
気血水はツボの刺激などでも調整できる!!
今回は気血水で不足と停滞による6つのタイプに分けての診断方法や原因・対策などをお話ししてきましたが、
ぴったりと当てはまるタイプはありましたか??
気血水の循環は、周囲をツボ押しやお灸・ヨガなどで刺激することによっても整えることができるため、
寝る前のリラックスタイムや日課の運動として意識的に取り入れてみるのもおすすめです。
中でも万能なツボとして効いている感じが解りやすい、
手の甲の親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)のツボは、いつでも刺激できる場所なので、
ぜひともマメに刺激してぜひ流れの調整に役立てていただきたいです!
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