女性の不調に!世界中で使われてきた万能ハーブ「よもぎ」を使った温活セルフケア3選

女性の不調に!世界中で使われてきた万能ハーブ
「よもぎ」を使った温活セルフケア3選

肌荒れや体調不良などの悩み、
もしそれらの改善に一つだけでマルチに使えるアイテムがあったら最高ですよね!
現在、日本全国が感染症で自粛ムードとなる中、体の不調や肌などの調子が落ちた時に、
病院で診察が受けられなかったり、お店が営業していなかったりして、
むを得ず何も出来ないという方もいるのではないでしょうか?
そんな時に、一つのアイテムで様々な内臓機能や肌のトラブル、低体温や免疫力の低下、花粉症、
体内毒素などによる
沢山の症状に対応出来る物ってあるの?と探した結果…
ありました!!
数千年以上前から世界各国で使われていたという長い歴史を持つ薬草、
「よもぎ」です!
今回は、そんな万能の効果が期待出来るよもぎを他のハーブと組み合わせ、
様々な悩みのセルフケアに活用する方法についてお伝え致します。
よもぎの歴史
よもぎは数千年以上前から、全世界で自然療法や民間療法における薬草として、体の病気や外傷等への様々な治療効果が認められ、使われて来ました。
「艾葉(がいよう)」とも呼ばれており、これには「病を艾(おさ)める葉」という意味があります。
その効能が多岐に渡ることから、
韓国では「よもぎ蒸し」として妊娠前後の女性の体作りや出産後の母体の回復のケアのために、
中国では漢方として利用され、
またフランスでも「エルプ・ロワイヤル(王の草)」と呼ばれて、様々に使われて来ました。
日本でも飲み物や外用薬、内服薬等として、多岐に渡って使われてきたことは
皆さんもご存知でしょう。
【出典】『若杉ばあちゃんのよもぎの力(若杉友子/著)』
『からだに効く和の薬膳便利帖(武鈴子/著)』

女性特有のや悩みを抱える現代女性の救世主!
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¥ 132,000 (税込)よもぎの効能
よもぎには、次のような効能があると言われています。・血液浄化 ・血行促進 ・体温を上げる ・浮腫や体に溜まった水分の排出
・生理痛の緩和 ・肩凝りや腰痛の改善 ・デトックス ・抗癌
・止血や外傷の治療 ・活性酸素除去 ・抗炎症 ・抗菌
・美肌や皮膚炎への有用性 ・リラックス効果(自律神経調整・ストレス緩和)
・睡眠促進 ・造血作用 ・婦人科系疾患の改善 ・アトピー性皮膚炎の症状緩和
・抗アレルギー
【引用】『若杉ばあちゃんのよもぎの力(若杉友子/著)』
『いつもの食材漢方 効能&レシピ帖(早乙女孝子/著)』
また、『中医学』の世界では、
腎(水分代謝・腎機能・生殖器等)
脾(消化器系や胃の働き・食べ物の吸収・活用)
肝(感情の調整や解毒)
を強化する作用があるとされています。
【引用】『いつもの食材漢方 効能&レシピ帖(早乙女孝子/著)』
様々な症状に応用出来る幅広い効能を持っているよもぎは、その土地に根差した民間療法の中で、
多彩に活用されてきたようです。
おすすめ!よもぎを使った3つの温活セルフア

それでは、自宅で出来る、よもぎやハーブを始めとする民間療法のアイテムを使って
免疫力を上げたり、素肌を綺麗にするための治癒力を高めていく方法をご紹介していきましょう。
特に今回は、日本で一般的だった民間療法の「よもぎ風呂」や「腰湯」「足湯」に
焦点を当ててご説明いたします。
よもぎの入手方法について
よもぎは主に、自然食品店やオーガニックスーパー、オーガニック食品を扱っているオンラインショップ等の通販で手に入れることが出来ます。
また、旬の春の時期であれば、住宅地や建物が無い山林で自生しているものを採取したり、
無農薬野菜を育てている農家の農業イベント等でも採取出来る場合があるようです。
【参考】『若杉ばあちゃんのよもぎの力(若杉友子/著)』
①入浴によるセルフケア「よもぎ風呂」

乾燥させたよもぎを浴槽に入れる、もしくはよもぎを煎じたエキスの汁を浴槽に入れる「よもぎ風呂」は、
アトピー性皮膚炎やアレルギーの症状改善、皮膚の再生作用や体温の向上等の効果が得られます。
このような場合、通常は、よもぎ入りの入浴剤を使う方が多いと思いますが、
国産の入浴剤の中には、海外基準では使用が禁止されている発がん性がある着色料や、
体に大きなデメリットをもたらす添加物等が配合されている場合が多く、
たとえ安全な有効成分が配合されている場合であっても、
かえって体や皮膚の状態を悪化させてしまうケースが多々あります。
そのため、よもぎの入浴剤は、市販品では無く、御自身でブレンドしたものを使うようにすると、
添加物や化学物質のリスクが防げるだけでなく、効能や香りを自分の好きな物にカスタマイズも出来て
おすすめです。
続いては、効果効能別に、よもぎ入浴剤のおすすめのブレンドを幾つかご紹介しましょう。
■「よもぎ風呂」用入浴剤/血行促進効果のあるブレンド
・レモングラス
・ジンジャー
・エプソムソルト
等をよもぎを煎じたエキスにブレンドして下さい。
レモングラスは、血行促進効果に加え、爽やかな柑橘系の香りが気分を上げてくれます。
良質なオーガニックの精油を入れてください。
また、ジンジャーとは皆さんがお馴染みの生姜のこと。
これは、粉末やすりおろした物を浴槽に入れると、血行が促進され、体温が上がり、
短時間で大量の汗をかく事が出来るので、体に溜まった沢山のアレルゲンを始めとする
体内の悪い毒素を排出したい方におすすめです。
エプソムソルトは、粗塩などで代用しても問題ありません。
肌の荒れがある場合は、多めの量を入れ、定期的な追い焚きで湯温を41-42℃位に維持しながら入浴します。
場合によっては、塩分がしみる方もいると思うので、様子を見ながら量を調整しますが、
エプソムソルトの量が多い方が効果は出やすくなります。
【引用】『心と体にもっと優しく深く効く!自然のお守り薬(森田敦子/著)』
『自然療法で「乾癬」を治す(ジョン・O・A・パガノ/著 林陽/訳)』
■「よもぎ風呂」用入浴剤/むくみを改善し、水分代謝を上げるブレンド

・ジュニパー
・サイプレス
・ローズマリー
の精油は、水分代謝を上げてくれる効果があります。
これらは水分を尿として排出してくれる役割があるので、
体の中に水が過剰に溜まってしまって浮腫(ふしゅ、むくみ)が生じた際や、
デトックスまたダイエットにも有効です。
また、サイプレスやローズマリーは、呼吸器や肺の働きを高めてくれるので、
呼吸器系の働きと関係している花粉症を改善し、ウイルスに対する抵抗力を高めます。
■「よもぎ風呂」用入浴剤/妊娠しやすい体作りのためのブレンド
よもぎ自体には元々、妊娠前の女性の体の体温を上げたり、妊娠しやすい体を作ってくれる働きがあります。主にホルモンバランスを整えて体温を上昇させ、子宮をクリーンにしてくれ、汚れを体外に排出してくれます。
これに加えて、
・クラリセージ
・ゼラニウム
という相乗効果が期待出来る精油をブレンドして下さい。
これらには、女性ホルモンと似た働きや、ホルモンバランスを正常にする働きがあります。
また、クラリセージには、よもぎと同様に子宮の状態を良くしてくれる働きもあります。
また、
・クローブ
・ジャスミン
・イランイラン
といった精油もおすすめです。
これらは、性機能を高めながら、気分を高めて精神的な活力を与えてくれるなど、
神経系の症状にも働きかけます。
特にクローブは、成分中の「オイゲノール」に抗酸化作用があり、
生薬としても使用される程、抗菌作用も強いハーブです。
【引用】『心と体にもっと優しく深く効く!自然のお守り薬(森田敦子/著)』
また、イランイランは皮膚からの分泌を抑制してくれる効果があるので、
皮脂量が多い体質の方や、
頭皮のケアにもお勧めの精油です。
アロマやエプソムソルト、よもぎ等の良質なアイテムの入手のための情報がなかったり、
時間が無い方は、予めこれらが加えられているアイテムを使用しても良いでしょう。
②足湯によるセルフケア
体調不良の際や、免疫力が低下している時に手軽に取り入れたい「温活」が足湯です。あまり気負うことなく、椅子に座り、何か別の作業をしながら気軽に行うと良いでしょう。
足は重力の影響で老廃物が最も溜まりやすい部分なので、
そこを暖めて血液循環と体温を上げると、効率的なデトックスが促されます。
足湯で血行が向上すれば、足の浮腫(むくみ)のみならず、
全身の血液循環が良くなることで、
(粘性が強くなった血液が滞ったり、よどんだりしたりする「瘀血(おけつ )※」が原因で起こる)
頭痛や肩こり等の身体的不調や、倦怠感やうつ状態といった精神症状の改善にも役立ちます。
※「瘀血」は、手の血管が青く浮き出ていたり、舌の裏側に青や紫色で血管が浮き出ていることでわかります。
現在の高カロリー・高血糖・高脂質かつ添加物が多い食生活により、 かつてより瘀血が発生しやすい状態にあると言えます。
よもぎを活用した足湯のやり方
①鍋を使ってよもぎを水で煮出し、20分程沸騰させて煎じ汁を取り出す。
②塩分を補う梅醤番茶を飲む。
③①のよもぎの煎じ汁を足湯をする容器に入れ、自分が容器に入った時に耐えられる位の湯の温度に調整し、
塩を加えて足をつける。
④冷めてきたら、熱い煎じ汁を入れて温度を調整しながら行う。
⑤25分程行ったら足を出し、水気を拭いてから生姜油でリンパマッサージとツボの指圧を行う。
【引用】『若杉ばあちゃんのよもぎの力(若杉友子/著)』

③腰湯によるセルフケア
内臓の神経が集まっている腰を直接温めると、体内の臓器の働きを効率的に高めることが出来ます。入浴や足湯と比べると準備のハードルは少し高めですが、非常に大きな効果が期待される民間療法です。
皮膚よりも吸収率が高い泌尿器から、直接よもぎのエキスを吸収出来るため、
効率的な体内浄化にもうってつけです!
【出典】『家庭でできる自然療法(東城百合子/著)』
よもぎの腰湯の効能
よもぎを使った腰湯には、次のような効能があるといわれています。・腎臓病の改善 ・膀胱炎の改善 ・腸疾患の改善
・内臓機能の向上 ・血行不良の改善 ・肝機能の向上
・体温を上げる ・前立腺トラブルの改善
・生理痛や婦人科系疾患の改善 ・更年期障害の改善
腰から泌尿器という、吸収率が特に高い部分に直接働きかけられるので、強い効果が見込めます。
仕組みとしては、「よもぎ蒸し」に似ていますね。
そして、解毒効果(毒素の排出効果)がとても高いため、3日に1回ほど、
コンスタントに行えば十分です。
腰湯のやり方
①干したよもぎ100gを25分前後、お湯で煮出し、エキスを抽出する。②腰が沈められる位の洗濯タライ等の容器に、ぬるめのお湯を入れ、①のよもぎの煎じ汁と、粗塩を入れる。
(水温は40℃前後で調整する。)
③梅醤番茶を飲んで塩分を補う。
(※汗をかくため、腰湯の前に梅醤番茶で塩分を摂取します。)
④大型のビニール袋に手と首が出られる様に、ハサミで穴を開ける。
④上半身はTシャツ等の洋服を着、下半身は靴下のみになり、腰から容器に入る。
ビニールは足等の全身が全て入る様にかぶり、20~30分間、腰湯をする。
※湯の温度が下がってきたら温かい湯で差し湯をし、温度が下がりすぎないように調整する。
⑥その後、生姜油を使って腰周りを中心にリンパマッサージする。
【参考】『若杉ばあちゃんの伝えたい食養料理(若杉友子、若杉典加/著)』
■よもぎの腰湯用入浴剤/ 肌を美しくするブレンド

腰湯におすすめなのが、美肌効果のあるブレンドです。
よもぎの腰湯は、子宮等から直接よもぎや生薬の成分を吸収することができ、
「アトピー性皮膚炎」にも高い効果を期待出来ます。
さらに、よもぎにハーブを組み合わせることで体の内部から皮膚までをきれいに出来るのです。
そんなブレンドとは、よもぎに
・カモミール
・ローズ
・ラベンダー
等の花弁等を混ぜるというもの。
アレルギーの鎮静効果や皮膚の再生効果に加え、香りによるリラックス効果が得られます。
また肌荒れには精神状態が影響するケースもあるため、間接的ではあるものの、
美肌効果も期待出来ます。
また、ラベンダーは睡眠導入効果も高いハーブです。

ローズからは、
・高揚感(不安感の解消)
・子宮機能や更年期障害の改善
・ホルモンバランスの調整
・女性特有のボディラインを作る
等の効果が得られます。
ローズの成分は、皮膚粘膜から特に吸収されやすいため、農薬や産地等をしっかりと確認し、
体に取り込んでも問題無いグレードのものを使用しましょう。
【引用】『心と体にもっと優しく深く効く!自然のお守り薬(森田敦子/著)』
これからの時代を生き抜くのに必要なのは、セルフケア力

これからの時代、充実した暮らしをするためには、かつてのように
「家庭や自分で、ケア出来る知識や技術」が身についていると、
ちょっとしたトラブルに動じなくなる精神が得られ、問題解決に向けて自分が出来ることの
選択肢も増える、と私は考えました。
例えば今の時期(執筆当時の2020年4月現在)は新型コロナウイルスによる影響で、
自由に外出出来ず、行動出来る範囲も限られます。
ある程度の事については自己解決しなくてはいけない必要性を感じているおられる方も
多いことでしょう。
健康と美容は表裏一体という部分があります。
例えば「肌のここが調子悪いな…」と思った時には、体の内部でも何らかの不調が
起きているの場合があるのです。
そんな時、症状がまだ軽い初期段階で御自身による対処が出来ると、
それが大きな問題に発展する可能性はかなり低くなります。
今回ご紹介したような自然療法は表面的な問題のみならず、人体の様々な問題にも応用出来ますので、
ぜひ実践して頂けたら幸いです!
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