あなたの気はどれだけ足りている?薬膳から見たチェックリスト。気を補う食べ物と方法。
疲れが取れない・・やる氣がでない・・あなたの気はどんな状態??
今年の夏は暑くなるそうです。
身体に違和感を覚えたら、それがどんな状態か自分が見つけて、なおかつ、過信せずに認めてあげることが未病を防ぐ一歩です。
厳しい夏がくる前に氣を補って、夏バテの予防をしましょう。
今日は薬膳の考え方に基づいてチェックリストと、対策方法についてお伝えしたいと思います。
まずは下記のチェックリストをご覧ください。
あなたの氣は足りている?かんたんチェックリスト
□ | 何をしてもすぐ疲れる |
□ | 朝起きた時に疲れが取れていない |
□ | 立ちくらみがする |
□ | めまいがする |
□ | ごはんを食べたらすぐ眠くなる |
□ | ちょっとした動きで息切れがする |
□ | 風邪を引きやすい |
□ | だらだらと汗をかきやすい |
□ | 食欲がないもしくは食べたくない |
□ | 病気をしたばかり |
□ | 出産をしたばかり |
□ | 授乳中である |
□ | 精神的なストレスを抱えている |
□ | 睡眠時間が短い |
上記のチェックリストのうち、
どれだけチェック入りましたか?
チェックが入れば入るほど、氣が足りない状態です。
この状態を、東洋医学では氣虚証といいます。日本人は、世界で一番『氣を使う人種』!?
氣を使うとは、相手に『氣を配ることができる』ということです。
たとえば、電車に乗ったとき、隣の人の邪魔にならないように自分の荷物を膝の上に置くとか、
雨の日に濡れた傘を人に当たらないように注意して持つとか、相手に氣を使うというシチュエーションってよくみかけますよね。
外国人の方が、朝のラッシュの時間に満員電車に乗って一番驚くことは、
日本人がまわりを氣使う姿勢だそうです。
とても快適とはいえない状態だけど、となりの人にぶつからないようにする。
電車の中で、静かにしていることは、外国人からすると『奇跡』のような光景だそうです。
私達は、毎日の生活の中で『氣を配る』ことをしています。
だから、
一番氣を補充しないといけない人種
ともいえるでしょう。氣を補うために一番おすすめしたいのは、食材はズバリ!お米!!
氣という漢字にも含まれているので、一番わかりやすいのではないでしょうか?
それは、
お米
です。日本人は農耕民族だったので、先祖代々お米を主食にしてきました。
お米は、日本人にとって身体に刻みこまれている氣をつくる一番の食材です。
私自身、お米がないと生きていけないくらいお米が大好きです(笑)
私が個人的に選ぶお米は、先祖代々種を受け継がれている改良されていない古い品種のお米を選んでいます。
先祖が作ってくれた古い品種が、絶やされないようしたいという思いと
私自身はお米アレルギーではないですが、現在日本では米アレルギーの方が40万人もいらっしゃるそう。
原因の一部として、残留農薬や日本人がもちもちした食感を好む傾向にあることから『低アミロース米』が出始めたことで、米アレルギーの方が多くなったという統計があります。
米アレルギーの方の一部が、食べるお米を『高アミロース米』『低たんぱく』である古い品種に変えることで、
アレルギー症状があらわれないことがあることから、古い品種を守ることはとても重要だと考えています。
古いお米の品種は、生産量が少なく、育てるのにも手間暇がかかり大変です。
育てにくいけど、先人の残してくれた品種を大事に守っている農家さんが作ったお米を食べることで、
先人の残してくれた品種を守ることにつながると思い、あえて選んでいます。
もちろん、『食べておいしい、だから食べ続けたい!みんなに紹介したい!!』ということも根底にあります。
私の主宰する薬膳工房あすごはんの薬膳講座や食べる会でも、みなさんに食べていただいて、『お米がおいしい!』というお声をいただき、このお米は古い品種で食べることで農家さんを支えることができるよとお伝えしています。
お米以外でも雑穀なども氣を生むので、上手にあわせて食べるとさらによいと思います。
● IN YOU推薦の無農薬米
疲れた時にあえてお肉を食べる?
氣を作るには、食べた物を消化器(脾 ひ)で消化し吸収することで、『氣』が生まれます。
氣の生成については、前回ご紹介していますので、こちらをご覧ください ⇒
こちらの記事
お肉やお魚をはじめ、農作物もすべて命を持って生まれた物は、『氣』を持っています。
お肉の中では、特に鶏肉が消化吸収さやすいことから、『氣』を生みだしやすいと考えます。
私は時間があるときに、鶏のガラとくず野菜を煮て、スープを取って冷凍しておきます。
これをストックすることで、とってもラクちん。
疲れた時やちょっと体調が悪い時は、料理するのも億劫になるので、このスープでごはんを煮てお粥にします。
これだけで、氣力を補うお粥ができあがり。
余力があれば、お肉やお野菜をたっぷり入れてポトフにしても。
大事なのは疲れている時に無理にお肉や油っぽいものを食べるより、
消化器に負担をかけないように軽めに食べて、あとは、いつもより早めに就寝して疲れをとることのほうが効果的です。
韓国料理で有名なサムゲタンは、丸鶏のお腹の中にもち米を入れた何時間も煮た料理。氣を補うのに、ピッタリです。
疲れている時や夏バテしている時におススメです。
お米と鶏肉が氣を生みだしやすいだけではなく、身がホロホロと崩れるくらいやわらかく煮ていることから、
消化吸収されやすいので、消化器に負担がかからず氣を作りだしてくれます。
お肉を選ぶ際は、必ずオーガニック・抗生物質・ホルモン剤不使用のものを。
氣を補うためにお魚をえらぼう!
オススメするお魚
□ | 鯛 |
□ | カレイ |
□ | 鱈 |
□ | キス |
□ | アユ |
□ | ヒラメ |
□ | ハモ |
□ | タチウオ |
□ | イシモチ |
□ | スズキ |
お魚も命をもって生まれているので、すべて氣をもつ食材です。
特におすすめしたいのは、
白身のお魚。
消化吸収されやすいので、氣を補うなら赤身よりの白身の魚を選ぶことをおすすめします。
ただし、お刺身(生)で食べるより、火を通して食べるほうが消化器に負担が少ないので、
蒸すか焼き魚してお召し上がりください。
お魚を選ぶ際は天然でなるべく汚染の少ないものを選んでください。
氣を補うために選びたい お豆ときのこ類
お豆は蒔くと発芽します。小さいながらも大地からのエネルギーを次世代につなげるパワーを含み持つ『氣』の力はとても強いです。
ただ、お豆の外皮は固いので、消化力の弱い方は豆乳を使ったり、お豆をペーストした『フムス』にしてもいいでしょう。
私は消化しやすいように自然発酵乳酸菌をつかったヨーグルトと一緒に調理して食べることで消化に負担をかけないようにしています。
きのこ類も消化器の働きをアップしてくれる食材です。
食物繊維が多いので、腸内環境を改善して便秘の解消を促してくれます。
その他にも、免疫力を高めてくれます。
乾燥させたきのこ類は、食物繊維が数倍以上多くなっているだけではなく、氣の力も上がっていますので、おすすめです。
● きのこ入りの生蜂蜜
氣を補うために選びたい食材
キャベツ
かぶ
さつまいも
じゃがいも
やまいも
とうもろこし
かぼちゃ
カリフラワー
ブロッコリー
いんげん
はちみつ
など
食べ物から氣を補うことはもちろん必要ですが、その他にも自然の中に身をおいて、自然からの氣のパワーをもらったり、
消化器に刺激を入れるために、呼吸を意識したヨガやお腹周りのストレッチを行うことも大切です。
氣が不足していると、リンパの流れが滞りやすく、老廃物をためていくことに繋がります。
日頃から軽く額に汗をかく位の軽い運動と、バスタブにお湯はって入浴し、
体温を上げるようにすることで、代謝のいい身体も手にいれましょう。
次回は、氣の滞りをなくして、全身に氣を巡らすことをテーマにします。
ストレスを受けると、氣の流れが滞ってしまい、痛みが生じることも。
氣の滞りをなくすための生活のヒントや食材についてお話しさせていただきますね。
気を高めるのにおすすめなオーガニック食材
1 無農薬米
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