アレルギー、心疾患、動脈硬化を引き起こすリスクのあるサラダ油の実態。薬剤抽出や高温処理で栄養無しの「悪魔の油」!?健康を無視したサラダ油製造方法の裏側とは。油は絶対に安全で体にいいもの選ぶべき理由。
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みなさんはどんな油を使っていますか?
料理に欠かすことができない油。
IN YOU読者の皆さんはすでに油の危険性についてはよくご存知のことと思いますが、
もしかしたらコスト重視!でまだ安価なサラダ油を使っている方が、いるかもしれませんね。
実際に日本でいちばん使われている油はサラダ油だといわれていて、世間ではこれまで動物性の油脂よりも
ヘルシーで体にいい!と思われてきました。
ですが市販されているサラダ油のほとんどは安全では絶対にありません!
なぜ体に悪いのか、過剰摂取するとどうなるのか。知らないと怖いサラダ油の真実をお伝えします。
サラダ油の原料とは?
「サラダ油」を名乗ることが許されるのは、日本農林規格(JAS)によって定められているいくつかの条件を満たしている場合に限られ、
原材料についてもJAS規格に基づく特定の原材料でなくてはなりません。具体的には以下の9種類から採れる油がサラダ油と定義されています。
□菜種
□大豆
□トウモロコシ
□ひまわり
□綿実
□ごま
□米
□落花生
これらのいずれか1種類が含有されていれば〝サラダ油〟、2種類以上だと〝調合サラダ油〟と呼ばれています。
またJAS規格はサラダ油である条件に、〝定められた低温の条件下で一定時間放置しても凝固や白濁の無いこと〟を挙げています。
問題は製造工程にある!サラダ油が危険な理由とは
日常的によく使われる菜種油やごま油も、サラダ油の一種ですから、
サラダ油がいかに家庭料理に欠かせないか、言うまでもありませんよね。
そんなサラダ油が危険かもしれないだなんて…
一体どうしてでしょう?
理由は、大きく3つ考えられます。
❶遺伝子組み換え原材料
❷高温や薬剤による抽出法
❸過度の精製工程
サラダ油はどのように作られるのか、主な製造方法からお伝えしましょう。
どうやって作られる?サラダ油の製造方法
サラダ油を作るには原料から油を取り出し、加工する必要があります。
1.原料の受け入れ
原料は世界各地から船によって運ばれてきます。2.搾油
原料から油分を取り出し、油と油粕に分離します。油はタンクに貯蔵され、油粕は乾燥・粉砕といった工程を経て、飼料や肥料として有効活用されます。3.精製
保存された油は不純物を多く含み、強いニオイを有しています。そのため脱臭や脱酸、脱色をして食用に適したサラダ油に仕上げます。ごま油は独特な香りが好まれるため、精製が行われない場合もあります。
4.充填と配送
油は家庭用ボトルや商業用の一斗缶への充填が行われます。その後卸売業・小売店・外食店に配送され、ようやくわたしたちが買ったり、食べたりすることができるようになります。
原料の多くは海外から輸入され、油分と油粕に分離、一部を除いて人工的な処理を加えることで、
食べやすいサラダ油が出来上がっている!というわけですね。
サラダ油が危険な理由①原材料は遺伝子組み換えかもしれない?!
サラダ油の製造方法が分かったところで、今度は原材料について迫ってみましょう。
油の原材料のうち菜種・大豆・トウモロコシ・綿実は特に輸入に頼っている作物で、アメリカやカナダ、ブラジルなどから輸入しています。これらの国では遺伝子組み換え農産物の栽培が認可されていて、原料として日本に輸入する際は遺伝子組み換え作物かそうでないかの分別は行われていません。
遺伝子組み換えの表示はどうなってる?
通常、遺伝子組み換え食品には〝遺伝子組み換え〟や〝遺伝子組み換え不分別〟の表示が必要です。しかしながらサラダ油の場合は、こうした表示は必要ありません!
なぜ、表示をしなくてもよいのでしょうか?
結論をお伝えすると、油にはタンパク質が含まれていないからです。そもそも遺伝子組み換え食品とは、作物が細胞内でつくるタンパク質を人為的に変化させ、
冷凍耐性や薬剤耐性をもたせたもの。つまり食品中のタンパク質を操作し、機能を付与しているのです。
サラダ油の場合、精製工程でタンパク質は取り除かれます。
だから体に影響を与えるはずはない、表示する必要はない!と考えられているのです。
ですが遺伝子組み換え食品は以下のような危険性があると指摘されています。
■内臓疾患
■発ガン性
■白血病
■不妊
にも関わらず表示が不要だなんて、驚きとともに不安を感じてしまいますよね…。
サラダ油が危険な理由②高温や薬剤による抽出
サラダ油は原材料から油分を抽出するために、おおむね以下3種類のいずれかの方法を採用しています。・圧搾法(圧搾による抽出方法)
・抽出法(溶剤による抽出方法)
・圧抽法(圧搾と溶剤の両方を用いた抽出方法)
これらの製法のなかには、油の品質劣化を招く恐れがあるとして問題視されているものが…!
風味や栄養価が減少?サラダ油の高温圧搾法とは
圧搾法には〝高温圧搾法〟と〝低温圧搾法〟の2種類ありますが、一般的なサラダ油には高温圧搾法が用いられています。
高温圧搾法は高温・高圧力により油を抽出する方法で、原料中の油分約70%を搾り取ることができます。
低温圧搾の場合は油分20%〜30%しか採取できませんから、とても効率が良いやり方でしょう。
しかし高温・高圧力処理には、原材料の風味や栄養価を失わせてしまい、食品としての質が大きく損なわれるという一面も。
まるでガソリン!有機溶剤ノルマルヘキサンとは
油をより多く採取する目的で使われるのが、揮発性有機溶剤です。
溶剤ノルマルヘキサンを用いれば、原料中の油分99%を取り出すことができます。抽出力が非常に高いため、含油量が少ない大豆や米からも簡単に油分を引き出すことが可能
製造メーカー側からすれば短時間で大量の油を手に入れることができる、とても便利な薬品です。
一方でわたしたちにとってはどうでしょうか?
ノルマルヘキサンは石油系の薬剤で、いわばガソリンのようなもの。現に灯油のようなニオイもするのだとか。
なんだか想像するだけで恐ろしいお話ですが、体に悪影響はないのでしょうか?
ノルマルヘキサンは、食品添加物として製造過程での使用が認可されているものの、工程内で必ず除去されなくてはなりません。
そのため脱臭作業時の高温によって蒸発処理されるので、商品となったサラダ油のなかには存在していない、のだとか。
とはいえ原材料をガソリンのような薬剤に浸すことに個人的には抵抗を感じてしまいます。
さらに言うならば脱臭が行なわれる際に、薬剤のニオイとともに油のビタミンやカルシウム、マグネシウムといった健康機能成分まで取り除かれています。こうしたことを考え合わせても、サラダ油はもはや自然な成分からはかけ離れてしまっていると言えるのかもしれませんね。
サラダ油が危険な理由③もう食べ物ではない?…サラダ油の過剰な精製工程
抽出の工程を終えたとしても、原油にはガム質・遊離脂肪酸・色素・有臭物質が依然として含まれています。
サラダ油として販売するためにはまだ精製加工が必要というわけですね。
脱ガム
泡立ちの原因となる成分レシチンをリン酸やシュウ酸によって取り除く。
脱酸
原油中の遊離脂肪酸を苛性ソーダを使って除去する。
脱色
硫酸で活性化させた白土を加え、クロロフィルやカロチノイド系の色素を吸着させる。
精密ろ過
脱酸・脱臭を終えた油を高温・真空の状態にし、有臭成分を取り除く。
このほか商品によってはクエン酸や消泡剤が添加されているものがあります。
人工的な処理を幾度も繰り返すサラダ油は、とても〝不自然な油〟….
もしかしたら食べてはいけないものなのかもしれません。
ドロドロ血やアルツハイマーの原因に!サラダ油の危険な成分
市販されているサラダ油のほとんどはノルマルヘキサン抽出や高温処理が行なわれています。
実はこれらの加工が原因となって、サラダ油にはさらなる問題が発生しているのです。
…それはトランス脂肪酸とヒドロキシノネナール!
サラダ油の危険な成分①トランス脂肪酸
〝トランス脂肪酸〟とは脂質の構成成分である脂肪酸の一種で、食品に含まれている天然のものと、油脂を加工・精製する中でできるものの2種類があります。サラダ油のトランス脂肪酸は後者に当てはまり、好ましくないニオイを取り除く高温処理の際に発生し、製品に含有されます。
加工によってトランス脂肪酸を含む商品にはほかにも、マーガリンやショートニング、それらを原料とするケーキやパン、クッキーが挙げられます。
IN YOUの読者さまなら、全米とカナダがトランス脂肪酸の添加禁止に踏み切ったことも、デンマークやスイス、シンガポールといった各国で規制・表示の義務化が進められていることも、もうご存知ではないでしょうか?健康への影響を簡潔におさらいしておきましょう。
【トランス脂肪酸の体の害】
・心筋梗塞
・脳卒中
・循環器系疾患
・動脈硬化
・脳機能の低下
・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
近年ではトランス脂肪酸の摂取を減らすと、健康保持に役立つという研究結果が報告されていて、
イェール大学医科大学院のエリック・J・ブラント博士によると、トランス脂肪酸の食品への添加が禁止された地域では、規制から3〜4年後に心臓発作の報告件数が7.8%減ったとの見解を示し、「半硬化油*を少しでも含んでいる食品は、一切避けたほうがいい」と明言しています。
日本では諸外国と比較して食生活におけるトランス脂肪酸の摂取が少ないことから、特に禁止や規制はなされておらず、さらには表示義務の措置すらとられていません。
わたしたち自身でトランス脂肪酸を避ける行動をとらなくてはならないのです…!
(半硬化油*…人工のトランス脂肪酸を含む部分水素添加油)
サラダ油の危険な成分②ヒドロキシノネナール
サラダ油は製造過程で幾度も高温にさらされます。その工程で発生するのが〝ヒドロキシノネナール〟。
脳学科専門医の山嶋氏はヒドロキシノネナールは認知症を進行させる毒性物質だと考えています。
ヒドロキシノネナールが体内に侵入すると、細胞膜を構成するリン脂質を酸化させ、まるでドミノ倒しのように次々に細胞を破壊します。
酸化が進むと脳の神経細胞や他の臓器の細胞が死滅してしまい、最終的には脳の一部である〝海馬〟を萎縮させるのだとか。
海馬とは記憶や空間学習能力に関わる器官で、その萎縮はアルツハイマー型の認知症患者に見受けられる症状のひとつ。
つまりサラダ油を摂取することで侵入したヒドロキシノネナールが細胞を傷つけ、やがては認知症を引き起こす恐れがある!ということ。
そのうえヒドロキシノネナールには、体内で分解されにくく、少しづつ蓄積されていくという特徴があります。
ということは… いかに子どものうちから摂取しないかが重要!というわけなんです!
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粗悪な油を避けるには?良質な油の選び方
有害なトランス脂肪酸とヒドロキシネノールを含んでいることから、サラダ油は一部の人たちのあいだで〝悪魔の油〟とも呼ばれています。
この事実を知ってもなお、あなたはサラダ油を摂り続けますか?
粗悪なサラダ油ではなく、良質な油を選ぶにはどうしたらいいのか。
おすすめの油の選び方をまとめてみました。
おすすめの油の選び方①低温圧搾(コールドプレス製法または非加熱とも言う)
原料に熱を加えず、圧力をかけてオイルを取り出すのが〝低温圧搾〟です。
長時間かけてゆっくりと圧をかけることで摩擦熱が起きにくく、食材の栄養素が残りやすい特徴があります。
また低温圧搾の一種である〝伝統製法〟も優れた抽出方法です。
伝統製法とはほとんどの場合〝玉締め圧搾法〟のことを指していて、玉締め機という専用の機械を使用し、低圧力・常温で時間をかけて油を搾り取ります。非常に手間がかかる製法ですが、そのぶん上質な油に仕上がります。
おすすめの油の選び方②化学溶剤・添加物不使用
〝化学溶剤不使用〟と表記してあるものを選びましょう!商品によっては同じ意味合いで〝化学物質不使用〟または〝薬剤不使用〟などと記載されています。溶剤不使用の油なら無添加であることが多いのですが、念のため原料表示を確認しておくといいですね。
おすすめの油の選び方③無農薬や自然栽培
原材料の質も大切なポイント。農薬や化学肥料を多用していないものが体に優しく好ましいです。
無農薬・自然栽培・有機JASといった厳選原料を使用したオイルを選ぶと、安心です。
おすすめの油の選び方④国内産原料または有機JAS
先ほどもお伝えしましたが、食用油には遺伝子組み換え表示義務がありません。
それでは消費者が遺伝子組み換えの原材料が使用されているか否かを見極めるには、どうすれば良いのでしょう?
日本国内では遺伝子組み換え作物の生産は認められていません。
そのため商品に〝全て国産原料使用〟と書かれていたら、遺伝子組み換え作物の含有はないと言えます。
一方、有機JAS規格においても遺伝子組み換え技術の利用はできない規則があり、有機JASマークが付与されている製品も信頼性が高いでしょう。
ちなみにごまに関しては、現在のところ遺伝子組み換え品種は開発されていないため、ごま油も遺伝子組み換えの心配はありません。
〝厳選された原材料を用い、低温圧搾製法によって作られた無添加の油が、おすすめのオイル〟ですので、この機会に覚えておいてくださいね!
絶対避けてほしい!サラダ油のまとめ
薬剤による抽出や過剰な精製…。
心筋梗塞や動脈硬化、アルツハイマー型認知症を引き起こす可能性のある成分の含有…。
「サラダ油」の安全性を揺るがしかねないショッキングな事実が次々と登場しましたね。
食用油は調理においてなくてはならない必需品。
毎日使うものですから、ぜひ原料・製法にこだわってつくられた最高の油を選んでくださいね。
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