日本の野菜の農薬使用基準は世界ワーストクラス!危険な日本の野菜の実態と、体にいい食べ物の選び方。
「海外産の野菜、、なんか悪いもの使ってそう。」
「やっぱ高くても日本のものよね」
最近は福島原発の件もあったので少し状況が変わりはしていますが、このような会話をした経験、みなさん1度はあるのではないでしょうか。
えっ日本の野菜は危険!?日本の野菜は世界ワーストクラス
農薬を世界一使っている野菜を食べたいと思いますか?
ほとんどの方はNOでは無いでしょうか。
しかし実は農薬を世界で最も使っている国の一つ、それが日本なのです。
これは農林水産省の平成28年のデータです。
農薬の量は常にトップをキープしています。
比較的農薬使用量の少ないノルウェーと比べると、なんと約22倍の量の農薬が使われているというのです。EUではなぜ今、オーガニックが広まっているのか?その決定的事件とは。日本でオーガニックが定着する日は本当に来るのか。添加物や残留農薬に関わる規制に阻まれた日本製の食品の数々。
「飲む農薬」とも称される日本茶の残留農薬基準値は一般の農作物と比べて数100倍。知られざるお茶の実態
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農薬使用率世界3位以下をキープし続ける農薬大国日本。崩れ去る国産野菜の安全神話。
なぜ日本ではたくさんの農薬が使われ続けているのか・・・
日本は温暖多雨な気候であるため、病害虫が発生しやすく
、病害虫による減収、品質低下等を防ぐため、欧州各国に比べて農薬使用量が多い。
というのが一般的に言われている理由のようです。
しかし、実際には農薬を使わなくても栽培している農家があるのも事実ですから、あくまで表面的な理由でありその他にも
・農薬を使わないと基準に合わなくて卸せない(売れない)
・農薬と肥料をセットで売っているから買わざるを得ない状態
・昔から農薬を使うのが当たり前だったから、使わないと他の農家(派閥)にいじめられる
・安いものが売れるから農薬を使って大量生産している
等細かいことを言えば、色々な事情はあるのでしょう。
しかし、果たしてそれだけの農薬を使うことで弊害は無いのでしょうか?
農家の方も農薬で困っている?
これだけ多量の農薬を使っていると経営費の中の農薬の費用の割合もかなり高くなってしまうのが実際のところだそうです。
その経営別で差はあるようですが、経費の7〜11%を農薬代にかけているという事実があります。
一概には比べられませんが、例えば自分の家庭で殺虫剤や除菌アイテムに支出の約1割を割いていると思うと決して少なくはないですよね。
金額だけではわかりにくい 実際私達の口に入るものにはどのくらいの農薬が使われているのか?
50ー60回も農薬散布される食品も・・・
膨大な金額を農薬に使っているのはわかっていただけたと思います。
では実際私達の口に入るまでにどの位の農薬が使われているのかご存知ですか?
これは2017年の福岡県の発表です。
場所や農家さんによって差はあるので、参考にしてもらえればいいかと思います。
きゅうり56回
なす59回
いちご63回
これが私達の口に入るまでにかけられる農薬の回数だそうです。
農薬代がかさむのもわかる気がしますよね。
何気なくスーパーで私達が手に取ってる野菜は2重、3重どころでは無い膨大な農薬のベールを纏ってきているのです。
多量に農薬を使われたものを口にしているけど農薬って実際、安全なの?
安全性に関する議論は様々あると思います。
今回はこのデータがあったので載せてみようと思います。
これは農林水産省のグラフからとったものですが、毎年色んな理由で農薬を使用している人にも被害が出ているのです。
これを原因別で分けたものもあるようです。
原因としては装備不十分や、農薬の飛散によるものなど色々あります。
まとめると、
逆に読み取ると防護を完璧にしないと人間に害を及ぼすものを散布している。
そういうものを何十回と撒かれたものを私達が食べている。
そういうことではないでしょうか。
この事実を知った上でみなさんはどう感じますか?
安全と言われるものも、いつまでも安全ではない
どの業界も歳を重ねるごとに技術は進歩していきます。
現在殺虫を目的とした農薬であれば主流なのはネオニコチノイドです。
これは1990年代にそれまで主流だった有機リン剤に変わって出てきたものです。
有機リン剤は毒性が強く、人体にも環境にも影響が大きいものでした。
その為「農薬=悪」とされることが強い時代です。
それを改善すべく毒性の弱いネオニコチノイドに変わったと言われています。
ネオニコチノイドは分解速度が速く、尿中に出て行きやすいもので従来のものよりも優れているとのことで一気に主流になりました。
しかし時間と共にネオニコチノイドも身体にも環境にも悪影響がでるのではないかということが明確になってきました。
安全かどうかの答え合わせは何十年が過ぎてから
安全と言われていたものが、のちに安全では無かったと言われる可能性があるのは農薬だけではありません。
例えば有名なものであればアスベストなんかもそうだと思います。
アスベストって何者
アスベストは繊維状、綿状の鉱物です。
古代エジプトではミイラを包むために使われ、各種の資料に残されている燃えない布とされているものはこれでは無いかと言われています。
繊維が細く、摩擦、熱、火に強いうえ、熱や電気、音も通しにくい特徴がある上安価なので様々なものに使われていました。
これがアスベストを吸ってから長い時間をかけて悪性中皮腫、肺がん、アスベスト肺などの重大な症状を引き起こします。
それが有名なアスベスト問題です。
実はアスベストは最初はわからなかったものの途中からその危険性も示唆されていました。
しかし使用によるメリットが大きいこと、即時的な症状がでずに長い時間たってから症状が出ることなどがあり長い間使用されてきました。
長い時間をかけ身体に症状が出る人が多く出てきた為使用の制限をするようになったという、流れなのです。
危険かどうかは、最後は自分で判断するしかない
このように安全である・安全でないという情報が流れている上で、
メリットデメリットも知り、それでも使うかどうか・・・・
特に化学的な恩恵を受けて作られたものは
便利さや安さというメリットがある一方、使うかどうか迷うリスクもあるものが、世の中ほとんどではないでしょうか。
農薬も例外ではありません。
もちろん悪意があって農薬を使用している訳ではない農家が多いと思います。
色々な背景があるので、「誰が悪い」とは一概には言い難い根深い問題がたくさんあります。
そして現在それを食べていても今日明日で、特に気になるような症状や病気になることは、免疫力が高い若者であれば、ないかもしれません。
しかし長い時間が経った後、やっぱり身体に良くなかったというデータが出ることも珍しくはないのです。
自分になんらかの症状がでるかもしれない可能性は充分にあるのです。
もしこれを知ってても「別に良い」「と感じる方はそれでも良いと思います。
これを知って今のうちからできれば避けておきたいと思うのであれば対策をするのは早いに越したことはないでしょう。
それでは私達はどんな対策を取ることができるのでしょうか。
私達が残留農薬から自分の身を守るためにできる対策とは
もちろんベストはオーガニックの野菜を食べるようにするというところでしょう。
最近はオーガニックフェアやマルシェなどもあるので、そちらに足を運んでみても面白いと思います。
栄養たっぷりの安全な野菜が手に入るのもメリットですし、各販売や生産をしている方からお話を聞くこともできるかもしれません。
私もよくお店の人と話をするのですが、オーガニックに対するこだわりやその野菜などの良いところなども教えてもらえるのでとても勉強になります。
美味しい食べ方なんかも教えてもらえることがあるので、とても実りのある時間を過ごせたりします。
しかし、どうしても今すぐオーガニックが手に入らない等、やむを得ない時にはどうしたらいいでしょうか?
流水で洗うだけだとあまり意味がない
「野菜を使う前に洗っていますか?」と聞けば洗っている人がほとんどでしょう。
野菜はしっかり洗えば表面の農薬を減らすことができると思われがちですが、
実は簡単に洗っただけではなかなか農薬が落ちないどころが、さらに有害物質が浸透するリスクさえあります。
下記をご覧ください。
水で洗っても食材の汚れのほとんどは取れず、むしろ有害物質が浸透する可能性も。世の中に蔓延する有害物質・大気汚染による食品汚染の危険性と対策について考える。
私は流水で洗う以外にはホタテ貝の貝殻から作られる粉で野菜を洗っています。
水に溶かして野菜を付けておくだけでかなりの油状のものが浮いてくるので面白いですよ。
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これはホタテ貝の粉を水に溶かしただけなので白っぽい水になっています。
5分~10分後 油や農薬が浮かんでくるのがわかるでしょうか?
他にも今は農薬を落とすための製品もたくさんあるのでプラスで活用してみてください。
皮を剥く
効果的でわかりやすいのは野菜の皮を剥くことです。
これが一番早く確実に農薬を除去できます。
葉物であれば一番外側の葉を剥いてあげるだけで全然違います。
ただし皮や皮の近くにある栄養素を多く含む部分をとってしまうことで栄養価が下がるのが、デメリットでしょう。
マクロビオティックでは一物全体といってオーガニック野菜を丸ごと食べることを推奨しています。
となると、やはりなるべくオーガニックを選ぶに越したことはありません。
調理する
一般的な加熱調理でも農薬は減ります。
中でもゆでこぼしは効果大です。
さっと茹でてその茹で汁を捨てるだけで農薬の減る量は変わります。
食材を切ってからやると断面が増えるので更に効果がでやすくなります。
しかし、加熱をしすぎると、野菜の栄養価が減るケースが多いので、オーガニックのものを優先的に買いましょう。
健康な身体を維持するために
賛否両論ある農薬の安全性。
「野菜をたくさん食べれば健康!」など、自分のイメージだけで何が安全かを決めるのは危険です。
もし危険な事実を知ってもなお、「このままでも問題ない」と思うなら、そのままでもいいのかもしれません。
3年後、5年後の健康を作るのは今日の選択です。
実はちょっとの工夫と選び方を考えれば回避できるリスクはいくらでもあります。
是非、今すぐ始められることから初めてみてください。
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