ファーストフード食品添加物で人生台無し!実例から学ぶ8つの特徴
ファーストフード食品添加物に潜む危険!不妊や子供の発育に影響
1.ファーストフードとは
2.様々なリスク
- 2−1.週2回以上のファーストフードで心臓病死のリスクが56%も高まる
- 2−2.妊娠中にジャンクフードを食べていると赤ちゃんが過食症に
- 2−3.フライドポテトで人を殴る
- 2−4.パンケーキで死ぬ
- 2−5.カップケーキで心臓発作
- 2−6.ドーナッツ、ハンバーガーがうつ病のリスクを上昇させる!?
- 2−7.ファーストフードやインスタント食品などの過剰摂取も不妊の原因
- 2−8.生まれてくる子供にアレルギーができるのはジャンクフード
4.コラム:マクドナルドが従業員に「健康のためファストフードは食べないように」
5.まとめ
1.ファーストフードとは
アメリカ式のファーストフードは、1970年代初頭に日本に流入してきた。1970年(昭和45年)に英国のウィンピーをはじめ、ケンタッキーフライドチキン、ドムドムハンバーガー、1971年(昭和46年)にマクドナルド、ミスタードーナツ、1972年(昭和47年)にロッテリア、モスバーガーが出店を開始した。なお、米軍統治下の沖縄県では、1963年(昭和38年)に北中城村にA&Wの1号店が開店している。牛丼、ラーメン、カレーライスなど、近代になってから日本で展開されるようになった食文化もファーストフードチェーンとして営業している。ファミリーレストラン、定食屋、回転寿司のような店内で座席に座るものから、弁当、菓子パン、惣菜などを売る軽食産業は広がっている。 また、かつて屋台で食べられていた安価で手軽な軽食も、常設の料理店で提供されるようになったものが多く、これらの料理全てがファーストフードとひとくくりにされることは無い。
ファーストフードは「安さ」が1つの売りである場合が多い。
2.様々なリスク
2−1.週2回以上のファーストフードで心臓病死のリスクが56%も高まる
少なくとも週に2回以上、定期的にファーストフードを食べた場合、アジア人でも糖尿病と心臓病のリスクが高まることが、米国ミネソタ大学公衆衛生学科のAndrew O. Odegaard博士らの研究で明らかになり2012年7月2日のオンライン版Circulationに発表されました。
この研究はシンガポールに在住する45歳~74歳の男女63,257人の中国系シンガポール人を対象に1993年~1998年に実施されたSingapore Chinese Health Studyと呼ばれる大規模な疫学調査で、ファーストフードに関しては1999年~2004年の間に52,584人(Singapore Chinese Health Studyの被験者の中から抽出した)を対象に電話調査を行いました。調査内容は、ファーストフードを食べる頻度、種類、量などで、ファーストフードの種類としては、ハンバーガー、フライドポテト、ピザ、フライドチキン、ホットドック、サンドウィッチなど。さらに中国風のスナック菓子や点心などの消費量についても調べました。
その結果、2,252人が糖尿病を発病し、1,397人が冠動脈心疾患でなくなっていることが明らかになりました。分析を進めると、週に2回以上ファーストフードを食べる人は、ファーストフードを全く食べない人よりも27%も糖尿病になるリスクが高く、56%も心臓病で死亡するリスクが高いことが明らかになりました。
さらに週に4回以上、ファーストフードを食べる人が811人おり、そのうち17人が冠動脈心疾患でなくなっており、週4回以上ファーストフードを食べると、ファーストフードを食べない人に比べて、80%も心臓病で死亡するリスクが高くなること
2−2.妊娠中にジャンクフードを食べていると赤ちゃんが過食症に
オーストラリアの大学の研究によると、妊娠中にジャンクフードを食べていると、胎児の脳においてオピオイド(モルヒネ様物質)の信号経路の発達に変化が生じ、生後の赤ちゃんが過食体質になるリスクがあります。オピオイドとは、脂質と糖質を豊富に含む食事をしたときに放出される化学物質のことで、ドーパミンという快楽物質(気分が良くなる物質)を放出させる作用があります。
今回の研究では、マウス実験により、妊娠中にジャンクフードを与えられていた母マウスから生まれた赤ちゃんでは、普通のエサを与えられていた母マウスから生まれた赤ちゃんよりも、内在性の(体内で生産される)オピオイドの一種であるエンケファリンをエンコードする遺伝子の発現量が多い(つまり、エンケファリンの生産量が多いということでしょう)という結果になりました。
このことから、胎児のときにジャンクフードに暴露された(母親を介して間接的にジャンクフードに接触した)赤ちゃんにおいては、(オピオイドの一種であるエンケファリンが大量に存在するために)オピオイドの信号経路が鈍感になっていると考えられます。
オピオイドに対して鈍感であるということは、ドーパミンの効果(食事の満足感と言っても良いでしょう)を得るために通常よりも多くの脂質と糖質を摂らなくてはならないということです。
つまり、妊娠中の女性がジャンクフードを食べていると、生まれる赤ちゃんが過食体質になるリスクがありというわけですね。 体にとっては十分なだけのカロリーを摂取しているのに、そのカロリーでは脳が満足しない(快楽物質が放出されない)ので、まだまだ食べたがるというわけです。
2−3.フライドポテトで人を殴る
イギリスのブラックプール出身のアラン・グレニーはとにかく”フライドポテトのチーズソースがけ”が好きだった。だかそれが、彼が殺人者となった原因でもある。
2012年5月、グレニーはあるファストフード店でいつものようにフライドポテトのチーズソースがけを注文した。
海外のチーズソースは粉末状のものをお湯に溶かしてソースとするのが一般的だ。
ところがこのチーズソース、よく溶けていなかったそうで、それに腹をたてたグレニーは、この料理を運んできた店員のリッキー・ゲスト-ビンズと喧嘩となり、パンチを繰り出した。当たり所が悪かった為、ゲスト-ビンズは死亡、グレニーは懲役3年の刑となった。
2−4.パンケーキで死ぬ
日本でも最近ではアメリカから上陸したおいしいパンケーキ専門店が人気となっているが、パンケーキが死を招いた例がある。アメリカの19歳の青年は、パンケーキが大好きで毎日ガツガツと食べ続けていた。ところがある日、青年は謎の死を遂げることとなる。その原因は当初不明だったが、検視官の解剖結果で明らかとなった。
青年の死因は賞味期限が切れたパンケーキの粉による強いアレルギーであることが判明した。少年が最後に食べたと思われる、食器棚に入っていたパンケーキの粉はカビが生えており、賞味期限が2年以上経過していた。解剖した青年の彼の両肺と喉は粘りけのある液体に満ちていたそうだ。
2−5.ベイクドビーンズ&トーストで血が流れる
若気の至りというか学生時代の過ちで、屈辱的な伝説を作り出してしまった男性がいる。
2008年、当時グラフィックデザイン学校の学生だったアダム・ディーリーは、とあるバーで”口の中にカップケーキを何個詰め込めるか?”という競争をしていた。彼はハムスターのごとく頬を膨らませ、カップケーキを口の中に詰め込んだ結果、それが喉に詰まり心臓発作を起こしてしまった。5個のカップケーキが窒息死を招いたのだ。
2−6.ドーナッツ、ハンバーガーがうつ病のリスクを上昇させる!?
ラスバルマス大学とグラナダ大学の研究チームが約6年間、9,000人ほどを対象に、ハンバーガーやホットドッグなどのファストフードをどれくらいの頻度で食べたか、という調査を行いました。調査当時、うつの症状が見られなかったのに対し、調査が終わる頃には、約500人もの人にうつの症状が見られたのだそうです。
2−7.ファーストフードやインスタント食品などの過剰摂取も不妊の原因
London’s Royal Veterinary College のStephanie Bayol博士とNeil Stickland博士らのチームは、妊娠、授乳期間を通じて、ラットを2つのグループにわけ、一方には、 通常の食事だけを与え、もう一方には、通常の食事に加えて、ビスケットやマシュマロ、ドーナツ、チョコレートマフィン、バターピーナッツ、ポテトチップス等を与えました。そして、出産した後、10週間にわたり、子のラットの食生活を観察しました。
全ての子どもはジャンクフードを好きなだけ食べることが出来るようにしたところ、妊娠授乳期にジャンクフードを食べた母親の子は、通常の食事をした母親の子に比べて、よりジャンクフードを好んでたくさん食べることで肥満になる傾向が確認されました。
このことから、母親の妊娠授乳期の食生活の傾向は子に受け継がれるとして、妊娠授乳期には、バランスのとれた正しい食生活を送るべきであるとしています。
2−8.生まれてくる子供にアレルギーができるのはジャンクフード
763組の日本人の母親と子ども(生後16~24ヶ月)を対象に、妊娠中の食事内容についてのアンケートを実施し、子どもの健康状態との関連性を調べました。その結果、妊娠中に緑黄色野菜や柑橘系くだもの、ベータカロチンの摂取量の多い母親の子どもは、湿疹にかかるリスクが、それぞれ、59%、47%、48%低く、妊娠中のビタミンEの摂取量の多い母親の子どもは、小児ぜんそくを発症するリスクが46%低いことが分かりました。
このことから、妊娠中に緑黄色野菜や柑橘系くだもの、ベータカロチン、ビタミンEを多く摂取することは、子どもの湿疹やぜんそくなどのアレルギーの予防になるのではないかと結論づけています。
3.なぜジャンクフードはやめられない?
3−1.ダイナミック・コントラスト
ダイナミック・コントラストとは、1つの食べ物に異なる感覚を組み合わせて持たせることです。Witherly氏の言葉を借りれば、ダイナミック・コントラストを備えた食べ物は、「外側にカリッとした歯触りの部分があり、その下に、味を感じさせる成分がたっぷり含まれた、柔らかい、あるいはクリーミーな物が入っています。この規則は、例えばクリームブリュレのキャラメリーゼされた表面や、ピザ、そして「オレオ」のクッキーなど、人が好むさまざまな食べ物に当てはまります。脳は、こういう物をかじると、珍しくて刺激的だと感じるのです」
3−2.唾液分泌反応
唾液の分泌は、物を食べる体験の一部です。唾液を多く分泌させる食べ物ほど、口の中に広がって味蕾を刺激します。例えば、バター、チョコレート、サラダドレッシング、アイスクリーム、マヨネーズといった乳化食品は、唾液分泌反応を促し、味蕾を心地よく刺激してくれます。多くの人がソースやシロップのかかった食べ物を美味しく感じる理由の1つがこれなのです。唾液の分泌を促す食べ物は脳を喜ばせ、こうした作用を起こさない食べ物よりも美味しく感じられるわけです。3−3.口の中で「とろける」食べ物と、「消えるカロリー密度」
素早く溶ける、もしくは「口の中でとろける」食べ物は、「実際よりも食べている量が少ない」と脳に伝えます。言い換えると、こうした食べ物は、相当のカロリーを摂ったとしても、脳に対して「まだ満腹ではない」と伝えるのです。結果として、あなたは食べ過ぎてしまうわけです。ベストセラー『Salt Sugar Fat』の著者Michael Moss氏は、Witherly氏と対談したときについて次のように紹介しています。カロリー密度が消えてしまうことをわかりやすく説明する文章です。
4.コラム:マクドナルドが従業員に「健康のためファストフードは食べないように」
みんな大好きハンバーガー! みんな大好きマクドナルド!! そのマクドナルドが、従業員に「健康のためにファストフードを避けるように」と助言していたそうだ。
だが、マクドナルドこそ、ハンバーガーやポテトを提供する「ファストフード」の代名詞。このちぐはぐなアドバイスが、インターネット上で物議を醸している。
・マクドナルド従業員専用ウェブサイトで助言
英国メディアDailyMailによると注目の助言がされたのは、米国マクドナルドの従業員専用ウェブサイト『マックリソース・ライン』であるという。このサイトには、従業員に対し健康、日常のちょっとした知恵、教育など様々な分野のアドバイスをするコーナーがあるそうだ。
5.まとめ
ファーストフードは早くて安いが健康面を考えたら明らかにやめたほうがいいだろう。完全にやめるというよりかは頻度を減らすことから取り組んでみよう。
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