日本の伝統料理おせちまでも汚染している添加物。TPP11発効済みの日本で、日本の大型食料品店の取り組みはどうなるのか??
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
2018年に発効されたTPP11
こんにちは。今年は暖冬の信州も昨夜は大分冷え込んで、部屋にいても息が白くなりました。毎年冬になると、冷え症の私は日中も暖房のそばで、過ごしがちになります。
こうして執筆する時は、なるべく公共施設で過ごすようにしていますが、
灯油代も馬鹿になりません。
最近は、「来年は薪ストーブにしたいなあ」と思いながら、毎日を過ごしています。
IN YOU読者の皆さんは、この冬をどのように過ごされますか?
今年は、どんな一年でしたか?
健康的に過ごせたでしょうか?
おせち料理の準備は万端ですか?
おせち料理といえば、伊達巻や黒豆、昆布巻きなどを思い浮かべますが、
最近は家庭で手作りする機会は減っています。
忙しい師走に準備する年末年始の食材は、お店で購入して済ませる方が多いのではないでしょうか。
またそのメニューもお寿司やオードブルなど、多様化しています。
幅広いおせち料理のメニューは選ぶだけでも楽しいですよね。
でも、その分心配になるのが、添加物の使用です。
新型コロナウイルスに翻弄された今年は、皆さん、例年より何倍も食の安全を意識して、
おせち料理の準備をされたのではないでしょうか?
「年末年始くらい、添加物や農薬の危険性を気にせずに楽しみたい。」
そう思いながらも、やはり心配になりますよね。
ご自身は勿論、お正月に食事を共にご家族や親戚の健康にも多大な影響を与えかねないTPP11。
そして、これまでもアメリカやEUなどに遅れをとってきたオーガニック後進国の日本。
今後は更に食の安全を意識せざる得ない事態が待ち構えています。
TPP11については、以下の記事をご覧ください。
年内発効が決まったTPP11最新情報。とうとう日本食の市場や主権が海外へ全て明け渡される日が近づいています。アメリカと日米物品協定の交渉が進む中、EUとの経済連携協定まで国会で承認か!?
そんな絶望的な状況の日本ですが、実は先日、少し希望を感じられる出来事がありました。
よく買い物に行くスーパーでこんな貼り紙をみつけたのです。
「〇〇店では地域の皆様に健康で安全な商品をご提供するため、
合成着色料であるタール系色素を使用した食料品の販売を出来る限り中止致します。」
この貼り紙を見た瞬間、思わず嬉しくなりましたが、
日本ではこうした食品添加物の自主規制はまだほんの一部。
まだまだ多くの食料品店で販売されているのが実状です。
今回は、こうした私たちの身近な大型食料品店の添加物に関する取り組みについて、
チェックしていきます。
TPP11により、日本の伝統料理おせちまでもが添加物まみれに
石油が原料のタール色素は、お菓子や漬物、魚の練り物、ジャムなどなど幅広い食品に着色料として、使用されています。
日本で使用されているタール色素には、以下の12種類があります。
赤色:2号、3号、40号、102号、104号、105号、106号
黄色:4号、5号
緑色:3号
青色:1号、2号
出典:食品衛生の窓 東京都の食品情報安全サイト 用途別・主な食品添加物 着色料
普段から食の安全にこだわっているIN YOU読者のみなさんは、
タール色素が健康に与える影響について、既にご存知かと思いますが、
念の為、もう一度おさらいしてみましょう。
タール色素は、発がん性やじんましん、発達障害から染色体異常まで、
様々な影響が指摘されている危険性の高い食品添加物です。
特に子どもの健康への影響は大きく、アメリカやEU加盟国では、
使用禁止や使用制限の措置が行われています。
このタール色素、1991年までは、赤色40号が禁止されていましたが、
アメリカやカナダの意向で日本国内での使用が許可されました。
参照:2018.11.22 NEWSポストセブン 「食品は海外産より国産が安全だ」は必ずしも正しくない
このタール色素、おせち料理では、数の子やたらこ、
伊達巻、紅生姜など多くの食品に使用されています。
自然栽培のお漬物【4種から選択可!(赤かぶ漬・たくあん漬・赤大根漬・野菜のきざみ漬)】|農薬不使用・無添加!古式乳酸発酵法でつくられた昔ながらのお漬物の味!
¥ 420 (税抜)TPP11が発効済みの日本での無添加食品の広まり
皆さんは「オーガニック」という言葉を聞いて、どんな企業やお店をイメージしますか?自然食品メーカーや自然食品専門店、生活クラブ、生協・・・。
こうした食の安全にこだわりをもったお店や、企業をイメージする方が大半ではないでしょうか。
これまで、無添加の食品を購入するには、
こうした一部の限られたお店や企業の商品を利用するしかありませんでした。
それが今、少しづつ変わり始めています。
例えば、大阪で製造されている自家製酵母・国産小麦・添加物不使用のパンは、
全国のダイエーやセイユー、イオンなど大型食料品店で,
取り扱われるようになっています。
また山梨には、化学調味料や香料、合成着色料など添加物不使用の
オリジナルブランドを持つチェーン店があります。
以下の記事をご覧ください。
2016.12.08 まぐまぐニュース 合成着色料をなくせ。地方スーパー「いちやまマート」のブレない信念
安全性の高い食品を、世の中に広めていく為に私たちができることは?
大型スーパーや量販店が、少しずつ安全で質の高い食品への取り組みを始めていること。私たち健康志向の高い消費者にとっては朗報ですよね。
でも、この流れ、このまま順調に続いていくとは限りません。
今年、何度もお伝えしてきたTPP11やTAG(日米物品協定)など外国との自由貿易協定は、
日本のオーガニック市場に大きな影響を与えています。
これらの自由貿易協定は、
日本の農産物を始めとする食糧事情や市場の形を大きく変化させるものです。
私たち日本の消費者が少しでも気を緩めれば、
日本の安全性が高い食品の原材料も、
多国籍企業の影響により奪われていく可能性が高いのです。
まさに今が、この日でオーガニックが広がるか衰退するかの分かれ目といっても過言ではないでしょう。
今まさにオーガニック過度期を迎えた日本で、
私たちが自分や身近な人の健康を守るために出来ることはなんでしょうか?
来年は、添加物不使用のお店を活用する一年に。
既に、おせち料理やお年取りの準備も終わった皆さんは、来年の抱負などを考えながら、この記事を読んでくださっているかもしれません。
是非、あなたの来年の目標や抱負に、
「食の安全食材への取り組みを積極的に行なっているショップの利用」を加えてみては、
如何でしょう?
日本の食の安全が窮地に立たされている今、あなたの勇気ある決意が、
これまで利益優先だった食品店の姿勢を変えていくかもしれません。
地域の伝統的なおせち料理を見直そう。
年々、全国どこでも同じような食品で作られる傾向が強くなっている日本のおせち料理ですが、家地域の気候や風土によって、食べるものが違います。
例えば、私の住む信州では、ブリや野沢菜などをいお正月に食べる習慣が残っています。
海がない信州は、昔は隣県の富山で捕れる出世魚の寒ブリを、
車のない時代に人力で仕入れに行き、塩や粕に漬けて持ち帰ったと言われています。
こうした昔ながらの保存の知恵を活かせば、添加物に頼ることなく健康的に暮らしていくことが出来るのです。
今年の年末年始は、あなたも是非、
お住まいの地域の伝統的なおせち理料理を一品だけでも食卓に並べてみませんか?
年末の年始の食卓で、家族と食の安全について考えてみませんか?
これからも日本の食を取り巻く環境はガラッと変わっていくでしょう。これまで日本の食は、大企業や貿易相手国の利益や効率最優先で、
私たち消費者の健康は蔑ろにされてきました。
その結果、ガンや成人病、アレルギーなどが増加した日本が生き残る為には、
食の安全について、一人一人が考えていく必要があるのではないでしょうか?
この年末年始は、大切な家族や親戚の方たちを楽しく食卓を囲みながら、
自分たちが望む食のあり方について語り合ってみませんか?
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