間違った方法でキャベツを食べてカラダを冷やしていませんか? 薬膳から見た、春のキャベツの効果的な食べ方。
みなさんは「薬膳」という言葉を聞いたことがありますか?
「薬」という文字が入っていると、難しそうなイメージを持つ人も少なくないでしょう。
実は、薬膳は漢方のように特別な材料が必要ではありません。
スーパーでいつでも手に入る材料が「薬膳」になります。
ここでは、その中でも「キャベツ」に注目をしたいと思います。
キャベツは体を冷やしも温めもしない
普段、何気なく食べているキャベツが薬膳ではどのような働きをしているのでしょうか?
まずは、薬膳の視点からみた「キャベツ」を見てみましょう。
冷やしても温めてもバランスは崩れる
体を冷やすのは良くないということを知っている人もいると思いますが、かと言って、温めすぎるのも良くありません。
冷やしすぎると体の節々が痛くなったり、
逆に温めすぎると吹き出物の原因になったりします。
そのため、温めるのも冷やすのもやりすぎたりしてしまうと、
バランスが崩れ、不調の原因になってしまいます。
薬膳でいうと「平性」
では、冷えている体質の人は、体を温める食材を、
温まっている体質の人は、体を冷やす食材が適しています。
冷やすと言っても、程よく冷やす「涼性」と極端に冷やす「寒性」があるように、
温めるほうにも程よく温める「温性」と極端に温める「熱性」があります。
そこで、この温と冷の中間にある、「温めも冷やしもしない」のが「平性」といい、
キャベツは「平性」に分類されます。
「平性」の性質は、他の性質の邪魔をしないため、どんな食材に合わせることができます。
温める食材だけを食べる、冷やす食材だけを食べるといった食事ではなく、
そこに「平性」の食材をプラスすることで、別の働きを加えることができるといううれしさがあります。
キャベツは食べる薬
身近なキャベツを薬膳として難しく考えるのではなく、身近な野菜として食べて、
良い方向に体調が変化してくれることは、とてもうれしいことです。
では、実際にキャベツを食べることでどんな変化があるのでしょうか?
キャベツにはビタミンが豊富
とっても身近なキャベツですが、キャベツにどのような栄養が含まれているか知っていますか?キャベツの特徴は、ビタミンCが他の野菜と比べると多く含まれていたり、
特に、ビタミンUやビタミンKといったビタミンが豊富に含まれています。
ビタミンUやビタミンKの働きは、粘膜を修復してくれるという働きがあるため、
例えば、虚弱体質の方や胃痛、胃もたれなどに有効です。
特に粘膜にダメージを受けやすい胃にうれしい栄養素です。
他にもうれしい働きがあるキャベツ
また、そのほかにも体調を整えてくれる働きがあるため、積極的に摂取したい野菜の一つです。例えば、糖尿病や便秘、吹き出物などにも期待できるキャベツです。
女性であれば、便秘になって吹き出物や肌荒れなどのトラブルを経験したことがありませんか?
便秘が解消されることで、吹き出物やお肌の調子も整ったり、体調も整うため、一つの調子が良くなれば、
連鎖して他の不調を感じている部分もスッキリします。
キャベツの簡単調理方法
これからの季節は春キャベツが旬になるため、
柔らかくて甘いキャベツが食べることができる時期になります。
キャベツを食べたほうがいいことはわかっても、
調理に手間がかかると憂鬱になったり、長続きしませんよね。
私もワーキングママの時期があったので、いかに簡単においしく調理するかが毎日のテーマでした。
そこで、キャベツの簡単調理方法をご紹介します。
時間に余裕があるときは、もちろん、手間のかかるキャベツ料理を作って、
楽しみながらおいしく食べることが続けるコツです。
そんなお財布にも優しいキャベツですが、忙しい毎日の中でも簡単に調理できる方法をご紹介するため、
キャベツ生活をするための参考にしてください。
キャベツのせいろ蒸し
これは簡単。せいろにキャベツと好きな野菜、肉や魚といったたんぱく質を入れて、蒸すだけ。栄養素も逃げないし、せいろに入れてタイマーをセットしておくだけでできる料理です。
せいろがなければ、フライパンに野菜を並べて蒸す方法もあります。
ポトフ
キャベツの料理の王道、ポトフ。ポトフもキャベツと好きな野菜やベーコンなどを入れて、コンソメで味付けするだけ。
ポトフは少し多く作ると、カレーやシチューのルーを入れれば、味を変えることができます。
キャベツの簡単チョレギサラダ
温野菜が苦手な人には、サラダがおすすめ。キャベツを適当な大きさにちぎって、キュウリやトマトなどを入れ、ごま油と塩で味付けをするだけ。
ごま油のうまみで、箸が止まらない一品です。
また、ごま油と塩で味付けをしているので、ドレッシングの酸味が苦手な方でも、どんどん食べることができます。
実際、私もドレッシングの酸味が苦手ですが、
ごま油と塩でシンプルに味付けをしたサラダであれば、無限に食べることができます。
キャベツを食べるときの注意事項
キャベツはいろいろな食べ方ができますが、ちょっとした気を付けるポイントがあります。
毎回、気を付けていると疲れてしまうため、緩く気にすることがコツです。
熱に弱い
キャベツに含まれているビタミンUは、熱に弱いという特徴があります。そのため、理想の食べ方は生で食べることです。
ビタミンUを摂取したい場合は、生か軽く湯通しする程度がベストです。
ただ、胃が痛い場合や不快感があるなど、胃の状態がいまいちのときは、生の状態や生に近い状態だと、
胃に負担がかかるため、スープにしてまずは、胃に負担がかからない形状で食べるようにしましょう。
体が「冷」や「寒」の方は、生の状態で食べると体が冷える
当然のことながら、冷たい状態で食べれば、体は冷えます。キャベツ自体は「平性」ですが、キャベツの温度が冷たければ、体を冷やしてしまいます。
体を温めたいのであれば、温かい料理にすることがおすすめです。
キャベツを買うときのポイント
キャベツを買うときに何を基準に買っていますか?
新鮮なキャベツの見分け方をご紹介するので、買うときの参考にしてください。
持ったときにずっしりと重い
あまりいろいろ触るのは気が引けますが、私は持った時にずっしりと重いキャベツを買うようにしています。持った時にずっしりと重いキャベツは、葉がしっかり巻かれていて、中が詰まっている証拠です。
茎の切り口が変色していなくて、割れていない
キャベツの底を見ると、茎があるのは知っていますか?キャベツを買うときは、重さも大切ですが、茎を見ることで鮮度もわかります。
新鮮なキャベツは、茎が茶色などに変色していなくて、割れていない状態です。
売っているキャベツは、新鮮なキャベツばかりですが、
重さを見るついでに、茎もチェックしてみましょう。
また大前提として、農薬不使用のものを選ぶ事が重要です。
発達障害との関連性が指摘されるなど、
残留農薬の危険性が最近ではよく騒がれていますよね。
農薬大国のこの日本において、
食品中に残る残留農薬について意識しないという選択肢はありません。
最近では残留農薬の量を調べることのできるツールもあるので、
活用されてはいかがでしょうか?
只今、キャンペーン中!チェルノブイリ原発事故を経験したロシアの科学者が開発、農薬や空気中放射線量を測る「有害物質チェックマシーン」8種
¥ 14,312 ~ ¥ 23,384(税込)
> 商品の詳細はこちらまとめ
薬膳は難しく考えると、なかなか手に入らない食材や、
普段、家にない特別な食材というイメージを持っている方も少なくないでしょう。
実際、私も「薬膳=自宅にない食材」というイメージでした。
でも、実際は、自宅にある食材が薬膳であって、
調理方法も食べ慣れている方法ということを知り、とても身近に感じました。
その中でも、年中、スーパーなどで売っている「キャベツ」は、粘膜を修復したり、
体調を整える手助けをする働きがあります。
キャベツはどのような味付けにでも馴染むため、毎日でも食べることができる食材です。
身近な食材だからこそ、特別に意識をせずに食べることができ、
いつの間にか体調が整っていることは、うれしい連鎖です。
これからは、春キャベツが旬になります。
甘くておいしい春キャベツを堪能してみてはいかがでしょうか?
キャベツ料理のお供をIN YOU Marketで!
この記事を読んだあなたにおすすめの記事
「遺伝子組み換えでない」の表示を信じてはいけない!日本の食品業界が規制厳格化に反対する理由日本人は「白米」に依存し過ぎている!白米が健康を損なっているかもしれない原因とは
カゼインフリーとグルテンフリーを実践したら、なんと6年間悩まされた主婦湿疹が一ヶ月で完治した話
年間読者数3000万人日本最大のオーガニックメディアの読者に発信しよう!
IN YOU Writer 応募はこちらから
この記事が気に入ったら
いいね!しよう