材料3つ。砂糖不使用!自家製ジンジャーシロップの作り方|初夏〜真夏も「冷え」対策を。
材料3つ。砂糖不使用!
自家製ジンジャーシロップの作り方
初夏〜真夏も「冷え」対策を。
寒い季節は冷えを気にする機会が多いですが、夏になるとついつい忘れがちです。
屋内は寒く、屋外は涼しく、、という環境の中で、
体は目まぐるしい温度の変化を感じて強いストレスを受けています。
知らないうちに冷えの影響を受けてしまう季節こそ、冷え対策が必要なのです。
今回は、冷えが招く体への影響と、
冷え対策に取り入れてほしい自家製ジンジャーシロップをご紹介します。
冷えは万病の元もと
昔から「冷えは万病のもと」と言いますね。体を冷やしてしまうということは、単に体温が下がってしまうだけではなく、
廻り回って体のさまざまな機能に影響を及ぼします。
自律神経が乱れて胃腸が弱ったりなんとなく体がだるかったり、
免疫力が落ちてしまって病気にかかりやすくなったりします。
風を引くと熱が出て体温が上がるのは、
細菌に抵抗するための機能が働きやすくするためだといいますが、
このような体の仕組みからも、
体温が下がることで私たちの体にとって良くないことが起こるのは明らかです。
上京1年目、冷房で体調を崩しました
大学に進学した年の夏、私は人生で初めて生活に支障をきたすほどの体調不良を経験しました。
はじめはなんとなく体がだるく、軽い夏バテだろうと思ってやり過ごしていました。
しかしそのうち食べ物を口にするとどんなものでも吐いてしまうようになり、同じ状態が2週間ほど続きました。
さすがにこれは何かがおかしいと感じて医療機関で診察を受けましたが、
検査をしても特に異常はなしと言われ、とりあえずの胃腸薬を処方されて終わってしまいました。
その後処方された薬を飲んでみるものの一向に体調がよくならないため、
気休めに大学の医務室で相談してみることにしました。
医務室の方に言われたのが「自律神経がみだれているのではないか」ということでした。
検査をしたわけではないので正確なことは言えないけれど、
病院で検査をしたのに器質的な異常がなかったことや東京の猛暑を初めて経験していることから、
自律神経が乱れてしまって原因不明の不調が続いている可能性があるのではないか、と言われました。
その方は、当時の私のような涼しい地方から上京してきた新入生何人かに同じことを相談されたそうです。
以外な体調不良の犯人
大学の医務室で相談した後に自分の生活を見直して気がついたことは、
今までの夏よりも「冷え」にさらされる機会が増えていたということでした。
私の地元では真夏でも気温が30℃に達する日はほとんどなく、
自宅に1台しかないクーラーはひと夏に一度使うか使わないか、
学校にはクーラーはもちろん扇風機すらないという環境でした。
そんな環境で18年間過ごしていたにもかかわらず、
35℃の外気温から20℃前後の電車内や室内に出たり入ったり・・・という生活を始めてしまった為に
一日に何度も体が急激に冷やされて夏だというのにいつも手足が冷えていました。
「冷え」と意識した生活で徐々に回復
体調不良の原因は「冷え」ではないかと思い立ってからは、夏でも体を冷やさない生活を意識しました。冷房対策として常にカーディガンを持ち歩き、
お弁当はスープジャーに入れた温かい汁物、できるだけ湯舟につかって入浴し、
寝る前には冷えによいという漢方素材を使った薬用酒を飲みました。
このような生活を続けて数週間後、徐々に体調が回復して普通にごはんが食べられるようになりました。
私はこの経験から、冷えが招く体の症状は服薬などの対処療法ではなかなか治りづらく、
根本的に体の状態を底上げしなければ回復が難しいということに気づかされました。
ショウガは手軽に取り入れられるあったか食材
体を冷えから守るために、口にするものはとても大切です。
体を温めるものは漢方の材料から食材までたくさんありますが、
中でも手に入りやすく気軽に取り入れられるのがショウガです。
冷えに効能が期待できるショウガの成分
ショウガにはシンゲロールという辛味成分が含まれており、
シンゲロールは加熱されるとショウガオールという成分に変化します。
このショウガオールという成分には毛細血管の拡張を促す作用があるため、
血流が良くなり結果的に冷えへの効果が期待できるのです。
ちなみに、加熱してショウガオールに変化する前のシンゲロールという成分には解熱の作用もあるため、
生のショウガよりも加熱したショウガのほうが冷え対策にはお勧めです。
自家製ジンジャーシロップを作ろう
ジンジャーシロップはショウガを加熱しているので、生のショウガよりも冷え対策に効果が期待できます。
また、素材を煮詰めるだけで簡単に作れ日持ちがするので、
自宅はもちろん職場の冷蔵庫にもストックをしておけば気が付いた時にいつでも取り入れることができます。
ご紹介しているジンジャーシロップのレシピは少し甘めなので、
お好みではちみつの量を調整してください。
定番レシピに飽きたらはちみつ黒糖やメープルシロップに変えると味に変化がでます。
材料(中瓶1本分)
・有機ショウガ 200g
・水 300g
・有機はちみつ 200g
作り方
※保存用の瓶を煮沸消毒しておきましょう➀ショウガを1㎜の薄切りにして水と一緒に鍋に入れて火にかける
➁沸騰しないように気を付けながらとろ火でゆっくりと煮詰める
➂30分以上煮てとろみが出てきたらはちみつを加え、さらに10分ほど煮て出来上がり
取り出す際に使用するスプーンなどの清潔に気を付けていれば、
冷蔵庫で2週間ほど保存が可能です。
ジンジャーシロップのおすすめ活用法
自家製ジンジャエール
炭酸水で割れば、市販のものよりもショウガのピリッとした刺激や、爽やかな風味がより感じられる
自家製ジンジャーエールの出来上がりです。
炭酸水はあまり冷やしすぎないように注意しましょう。
レモンやカイエンペッパーを加えれば他にはないオリジナルジンジャーエールに。
ジンジャー豆乳ラテ
ホットがおすすめ!
ジンジャエールと同じく、こちらもシナモンやグローブなどを加えれば、
チャイ風のアレンジが楽しめます。
しいたけの生姜焼き
お料理にも活用できます。
具材を焼く前にジンジャーシロップを絡めて30分ほど置いておけば、
素材のえぐみも消え、柔らかく仕上がります。
冷え対策は積み重ねが大切
私は、自分がおそらく冷えが原因で体調を崩したときに、健康を維持するためには日々の積み重ねで冷えを予防することが重要だということに気づかされました。
頭が痛いから頭痛薬を飲む、お腹が痛いから腹痛止めを飲む、
という対処では根本的に解決することはできません。
表面上に現れている症状だけを見るのではなく、
自分の不調はどこから来ているのかを体の声に耳を傾け、じっくりと対策をしていくことが必要です。
最近なんとなく調子が悪いという方は、
もしかしたら日々の冷えが影響しているかもしれませんよ。
冷房が強くなり冷たいものを口にする機会が増える前に、
ジンジャーシロップを備えて体の調子を底上げしておきませんか?
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