あなたのくるぶし、チェックしてみよう。女性ホルモンと「足首」との不思議な関係性。
なかなか生理痛が改善しない。
長年冷え性で、冬がつらい。
温活、妊活、色々試したけれど、いまいちしっくりこない。
こんな悩みを何年も抱えている方は多いと思います。
女性にとって生理、つまり女性ホルモンは生命線であり、人生の良きパートナーでもありますが、
現代に生きる私たちにとって
女性ホルモンとうまく付き合っていくには、いろんなコツが必要になります。
なかなか子宮にまつわるトラブルから解放されないなら、
ちょっと違った視点からアプローチしてみませんか?
この記事では、女性ホルモンの活性化のためにできる
意外で、しかも簡単なケアの方法をお伝えします。
女性ホルモンの力
まずは基本のお話。女性ホルモンの働きについて、
そして今ではよく耳にするようになったPMSについておさらいしましょう。
エストロゲンとプロゲステロンとは
卵巣は、排卵が起こる場所であり生命誕生の始まりの場です。しかしその排卵が起こる機序は、今の時代でも解明されていないことが多いのだそうです。
卵巣の内分泌機関の働きとして、エストロゲンとプロゲステロンを分泌します。
エストロゲンは女性ホルモンとも呼ばれ、女性らしさを作りだしたり、
近年では、骨、血管、脳、筋肉に作用したり、糖や脂質の代謝にも関与していると言われています。
更年期障害の主な原因と言われているのもこのエストロゲンで、
エストロゲンが大きくゆらぎながら低下していくことが、原因と考えられています。
一方で、プロゲステロンの働きは、
妊娠維持が主たる作用であることはわかっていても、その全体像はいまだ謎が多いのだそうです。
これらのホルモンバランスが崩れることで、生理不順、動悸、冷え、胸が締め付けられる感じ、
疲れやすさ、気分の落ち込み、情緒不安定などいわゆる女性特有の不定愁訴が引き起こされるのです。
PMS(月経前症候群)とは
月経前3~10日の間続くイライラ、抑うつ、不安、食欲不振又は過多、乳房の張りなどの精神的、身体的症状で、生理開始とともに軽減していく症状のことです。
その発生原因は、排卵から生理開始までの期間(黄体期)にエストロゲンと
プロゲステロンが多く分泌されますが、
この黄体期の後半に2つのホルモンが急激に低下することで引き起こされると考えられています。
ただし、それだけでなく脳内ホルモンや神経伝達物質が影響するなど、
さまざまな因子が関わっている可能性もあるようです。
日本の生理のある女性のなんと約70~80%が、月経前に何らかの症状があるといわれています。
特に思春期の女性ではPMSがより多いという報告もあります。
参考:日本産婦人科学会
PMSや生理痛で薬に頼る前に
私もPMSかも。生理痛がきつくてしんどい。どこかからだの具合が悪いのかな。
と思ったらあなたはまずどうしますか?まず病院に行きますか?
不快症状を取り除くための第一選択は医学の力でしょうか?
例えば、一般的な病院でPMSの治療を行う際に使用するのは何か知っていますか?
そもそも女性ホルモンの大きな変動が症状の原因と捉え、
排卵抑制剤(低用量ピルなど)などを処方されます。
排卵抑制剤のからだへの影響
排卵抑制剤とは、低用量であれば排卵を止めても副作用はなく、服用をやめれば生理は回復し、その後の妊娠には影響しないとされています。
しかし一方で、長年使い続けることで何かしらの影響があるとする見解もあります。
生活がままならないほどのPMSに苦しむ女性は、
生理のある人の中でも5.4%程度と言われています。
重度の子宮内膜症の場合にも排卵抑制剤が処方されることがありますが、
そのような状況になる手前であれば、できれば排卵抑制剤は使わずにいたいですよね。
鎮痛剤のからだへの影響
生理痛を経験した人なら1度は飲んだことがあると思いますが、一般的な痛み止めの体への作用はご存知ですか?
もうIN YOUでも何度も取り上げているものですが、少し説明しましょう。
痛みの原因は、プロスタグランジンという物質(体内にある生理活性物質)にあります。
生理中は、プロスタグランジンが体内から作り出されます。
なぜならプロスタグランジンが子宮を収縮させ、子宮内膜を血液とともに押し出す作用があるからです。
これが生理痛が起こる仕組みなのですね。
さらにここに冷えが重なると、子宮が硬くなることでスムーズに血液などを排泄できなくなり、
プロスタグランジンの分泌量が増えてしまい、痛みも増す、という悪循環が生まれるのです。
ここで痛み止めを使ったらどうなるでしょう?
プロスタグランジンの作用は、子宮の収縮だけではありません。
胃粘膜の保護、血液が固まるのを助けたり消化器管や腎臓の血流を維持するなど、
からだ全体に作用している働き者です。
それらの働きまで抑制されてしまうとなると、胃粘膜障害、血液が止まりにくくなる、
疲れやすい、解毒作用の低下、など、様々な状況を引き起こしかねません。
痛み止めを飲んだら生理痛から解放される。
でも、その薬剤の代謝を担う消化管や解毒を担う腎臓に負担がかかるとしたら。
その痛み、これからも薬で解決し続けますか?
参考:IN YOU記事
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足首は骨盤のバロメーター
ヨガの準備運動に、座位で両足を投げ出し、足首を回す。という動きがあります。
私は単純すぎて気にしていませんでしたが、
インストラクターの一言で意識がガラッと変わりました。
「足首の柔らかさは、骨盤、ひいては子宮の柔軟性とリンクしています」
確かに、その姿勢で足首を内まわし、外回しをしていると、足首だけでなく股関節や
骨盤にまで動きが連動しているのがわかります。
からだの末端になればなるほど、体内の様子を表すとも言われています。
足首が柔らかければ骨盤も柔軟性が高く、
子骨盤内臓器(子宮や卵巣など)の血流もよいということになるのです。
くるぶしをチェックしてみよう
あなたのくるぶしは骨が出っ張っていますか?それとも、皮下脂肪やしわなどで、関節が覆われているでしょうか。
かかとからふくらはぎにかけて、アキレス腱はしっかり筋が通っていますか?
それとも、ふくらはぎとかかとの境界線が短くなっているでしょうか?
くるぶしやアキレス腱は子宮の表れといわれるほど、その状態を知る手立てになります。
関節がくっきり見えること、アキレス腱の筋が通りくるぶしとの間にくぼみができること。
東洋医学的には、これらが健康な骨盤や子宮の状態を表しているのだそうです。
そうやって改めて見てみると、たしかに冷えやむくみの強い方になるほど、
ふくらはぎとかかとの境界線が短くなっているのが多いようです。
また、ハイヒールを履く機会が多い人も、
アキレス腱が収縮してしまい弾力性がなくなりやすいので要注意。
出典:女性ホルモンを整えて幸せになる! ぽかぽか子宮のつくり方
ぜひあなたの足も、チェックしてみてくださいね。
足首周辺をケアしよう。簡単ケアの方法
足首の体操は一見地味ですが、骨盤に作用していると思うとやりがいを感じますよね。
ここでは、本当に簡単なケアの方法を2つご紹介します。
1、足首回し運動
両足を投げ出して座り、右足首が左太ももに乗るようにします。右足首を左回り、右回りどちらからもできるだけスムーズに回します。
そのままの体勢で、左手指を右足の指に根元から絡ませて、左回り、右回り
どちらからもできるだけスムーズに、大きく回します。
反対の足でも同様に行います。
ゆっくり、呼吸を止めないように。まずは5回ずつ回してみてください。
2、くるぶしマッサージ
あなたのくるぶしをよく、見てみてください。内くるぶしと外くるぶしとでは、どちらが床に近い位置にありますか?
O脚気味の方は外くるぶしが低く、内くるぶしが高い位置に。
逆にX脚気味の方は外くるぶしが高く、内くるぶしが低い位置になる傾向があります。
両くるぶしの位置が平行である方が骨盤のゆがみも少なく、足首への体重の負担も軽減されます。
高さの差が大きすぎる、くるぶしがしわや皮下脂肪、むくみなどで凹凸がはっきりしない、
などの場合、子宮頚のトラブルを感じている人が多い傾向にあります。
これも、簡単ステップでケアできますので紹介します。
まずは自分のくるぶしの位置を確認します。
床に近いくるぶしを上方向へ。
遠い方を下方向へ、両手でそれぞれ包み込むように撫でていきます。
ポイント:力を入れなくても大丈夫。自分の顔をマッサージするように優しくなでるだけでOKです。
簡単・単純すぎてびっくりしますよね。
でも、いかがですか?
優しくなでるようにさすっただけで、
くるぶしの色がワントーン明るくなり、高さも改善されているのではないでしょうか。
これも、寝る前など、1日1回でも取り入れてやってみてくださいね。
最後に
からだ全体を支えてくれる足首。支えるだけでなく骨盤や子宮のバロメーターと思うと、
ちょっと優しく接してあげたくなりますね。
直接見たり触れたりすることのできない子宮ですから、
その反射区である足首やくるぶしを大事に触れていたわる時間が増えれば、
より女性ホルモンとうまく付き合っていけるのではないでしょうか。
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